<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社ウイングビジョン</strong><br>所在地：長野県安曇野市<br>業種：精密機械製造<br>商品：画像検査装置・実装基板外観検査装置<br>会社URL：<a href="https://www.wvision.co.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.wvision.co.jp/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>安曇野市にあるPC製造会社の生産技術メンバーを中心に、2018年に設立された会社です。</p><p>独自の特許技術である「メッシュマッチング」を活用し、画像検査装置や実装検査外観装置（実装されたプリント基板を検査するための装置）の製造を行っています。また、これらの装置に使用されるソフトウェアの開発も手がけています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/f7haUHWK1KoExdCYdZTI2.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>現在主流の画像検査装置は、大型で高価格なものが多く、操作が複雑なため、多くの作業者には使いこなせないという課題があります。その結果、限られた人しか操作できない装置では、トラブルが発生した際に生産ラインを止めざるを得ない状況が生じることもあります。</p><p>ウイングビジョンの画像検査装置は、このような現場の課題を解決するため、「使いやすさ」を最優先に設計されています。製造現場での豊富な経験を活かし、ハードウェアに依存しすぎず、ソフトウェアを中心にした設計を採用しました。その結果、コンパクトで低価格、操作がシンプルで使い勝手が良い装置を実現しました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/st5BV09zF5TY1zzqUv3w9.webp"></figure><h2>お仕事のやりがいはなんですか？</h2><p>弊社は創業7年目を迎えますが、最近では展示会に出展した際、お客様から「〇〇さんの工場で御社の装置を見ました」とお声をかけていただく機会が増えてきました。</p><p>また、「この前、御社の機械のおかげで不良品の流出を防ぐことができた」「別のラインにも導入を検討したい」といった嬉しいお言葉をいただくこともあります。このようなお声を通じて、お客様の業務に貢献できていることを実感し、それが大きなやりがいにつながっていると感じています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/8uPQyxaRYbOjJayPDwkHV.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>特に大きな困難を感じることはありませんが、ウイングビジョンは他の画像検査装置メーカーと比べると社歴が浅く、規模も小さいため、やりたいことがあってもリソースが不足してしまい、計画を延期せざるを得ないことがあります。それは少し残念に感じる部分でもあります。</p><p>しかし、そうした課題を一つずつ乗り越え、実現していく過程が大きな喜びにつながっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/DQ-6rpFTYgXppY1-XogNB.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>基板実装の市場は、日本国内よりも海外、特にアジアにおいて非常に大きな規模があります。また、日本の多くの企業が、アジアをはじめとする海外に工場を進出させています。</p><p>弊社も数年前から日本企業の海外工場へ装置を納入しており、徐々に実績を積み重ねています。しかし、海外での営業活動やサービスサポート、認証の取得といった体制はまだ十分に整っていない状況です。今後は、海外のお客様へ効率的にリーチし、ビジネスを拡大していくことが大きな課題であり、次なる目標でもあります。</p><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>安曇野市は、わさびが有名で、水が美しく食べ物もおいしい地域です。さらに、個性的な温泉が点在し、観光地としての魅力も豊富です。夏は上高地や北アルプス、冬は白馬などのスノーリゾートが近く、四季折々の自然を楽しむことができます。</p><p>何よりの魅力は、朝の天気を見てからその日の計画を立て、気軽に山へ出かけられるという贅沢さです。天気が良い日は自転車で景色を眺めながら通勤する社員もおり、都会のような満員電車の通勤とは無縁の生活を送ることができます。</p><p>夏は暑いものの、湿度が低く比較的過ごしやすい気候です。冬は寒さが厳しく雪も降りますが、積雪が多すぎることはなく、住みやすい環境だと感じます。安曇野市は、美しい自然と快適な暮らしが両立した、魅力あふれる場所です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/ApJXGZoK8ijccZ9qUrT2P.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/15/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/nhp7m64pK5YTmzWLAfyDK.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>特急あずさで岡谷を過ぎ、トンネルを抜けて塩尻から松本平が開ける瞬間、ほっとした気持ちになるのを感じます。私は長野県の出身ではありませんが、山々の風景を見るとなぜか心が落ち着きます。それだけで安曇野にいる価値があると感じるほどです。</p><p>近年では、移住する・しないの二択だけでなく、多様な形で地方と関わる選択肢が増えています。リモートワークや短時間の関わりでも、都市で培ったスキルを求めている企業やボランティア団体が地方には数多く存在します。</p><p>もちろん、移住には人生や仕事、家族、親の問題など多くの変化が伴います。そのため、「移住できない理由」を探すのは簡単です。しかし、少しずつ好きな地方と関わりを持ち、「ここにいたい理由」を増やしていけば、やがて「移住する理由」が「できない理由」を上回る瞬間が訪れるかもしれません。</p><p>まずは、自分の心が落ち着く場所を見つけるために、ぜひ地方に足を運んでみてはいかがでしょうか。</p>

ワープシティ公式

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第141回目にご協力いただいた企業は、長野県安曇野市の株式会社ウイングビジョンです。

安曇野市

長野県

#141 安曇野市から世界へ！特許技術で現場課題を解決する画像検査装置メーカーの挑戦

<h2>プロフィール</h2><p><strong>有限会社イチヤマジュウ塩越商店</strong><br>所在地：青森県東津軽郡平内町<br>業種：ほたての養殖、及び加工業<br>商品：蒸しほたて<br>会社URL：<a href="https://hotateouji.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://hotateouji.com/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>日本一のほたて養殖の町「平内町」で、創業から半世紀以上、家族経営で美味しいほたてを養殖・加工しています。青森県には数多くのほたて加工業者がありますが、自社で養殖を行っているのは、弊社を含めて数社しかありません。</p><p>コロナ以前は各卸売市場のみが販路でしたが、2020年にインターネット販売を開始し、現在では売上全体の10％を占めるまでに成長しました。</p><p>おかげさまで、インターネットを通じて累計5万人以上のお客様に美味しいほたてをお届けできました（2024年5月末時点）。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/3Psdf2NC1s2RUtI4Vco6Q.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>弊社は「蒸しほたて（冷凍）」に全力を注いでいます。旬である5〜8月に水揚げされたほたてを、その日のうちにスチームボイルで蒸し加工しています。</p><p>蒸す際には、日々のほたての状態を見極めながら温度や加熱時間を調整し、火を通し過ぎないよう絶妙な加減で仕上げています。その結果、プリップリの食感を実現しています。加熱後はすぐに冷却海水で急速に冷やし、その後、一粒一粒丁寧に下処理を行い、急速凍結します。</p><p>このように鮮度を保ったプリプリの蒸しほたては、ご家庭で大活躍すること間違いなしです。生の殻付きほたては鮮度にばらつきがあることもありますが、弊社の冷凍蒸しほたては品質が一定で、しかも一粒ずつバラバラに冷凍されているため、使いたい分だけ手軽に使えるとご好評いただいています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/N1Nal2kSp2wH1qSihyAxL.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>気合と根性、そして真心を込めて養殖・加工したほたてを、インターネット販売を通じて全国の皆様に直接お届けしています。「何度目のリピートかわからない！」「我が家の冷凍庫に欠かせません」「スーパーではもう買えなくなった」「食べきるのがもったいない」「毎日の食卓で大活躍！」など、本当に嬉しいお声をいただくたびに、やり甲斐を感じます。</p><p>辛く大変な時もありますが、一生懸命に作ったほたてを喜んでいただける瞬間が、私たちの支えです。また、新しい販路を開拓し、さらに多くの方に喜んでいただける機会を増やしていくことも、私たちの楽しみです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Cph6MGGDQPQ_yDgUx5ge8.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>私たちは生き物と自然を相手に仕事をしているため、天候や自然災害、温暖化といった人間の力ではどうしようもない問題に直面することがあります。特に近年、皆さんも感じていると思いますが、気温の上昇が進む中で、海の温度も上がっています。</p><p>ほたては冷水性の生物であるため、海水温が上昇すると弱ってしまい、最悪の場合、死んでしまうこともあります。直近3年では、海水温の影響でほたてが死んでしまうケースが多く、毎年「今年こそは生き延びてくれ」と祈るような気持ちで見守っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/uZ2W7QSpbp_ukZJe-71QV.webp"></figure><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><h3>ほたて養殖</h3><p>私たちは50年前から続く方法で、今も陸奥湾全体でほたてを養殖しています。しかし、人手不足やより良いほたて作りのために、新しい技術を取り入れ、改善を図るべく模索中です。</p><h3>ほたて販売</h3><p>もっとインターネット販売の販路を拡大し、日本中、そして世界中の方々に美味しいほたてをお届けしたいと考えています。現在は自社のほたてのみですが、<span style="color:#14161a;">青森県産ほたて全体の売上アップ</span>にも貢献できればと願っています。</p><h3>新しい品種の養殖</h3><p>ハードルは高いですが、変わりゆく海の環境に適した新しい品種の養殖にも挑戦したいと考えています。環境の変化に対応するため、柔軟な思考を持ち続け、常にチャレンジを続けていきます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/ZI2sUeG1vkSCY_MNre0uB.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>なんといっても自然が豊かです。青森県の「夏泊半島」全体が平内町で、海はもちろん、山や川も揃っています。同じ一日でも、のんびりとした気持ちのいい時間を過ごせます。</p><p>町の若者たちは「新しいことが好きな人」が多い印象で、新しいことにチャレンジするのも大歓迎です。かといって田舎過ぎるわけでもなく、スーパーやドラッグストア、病院も揃っています。もしチェーン店の味が恋しくなったら、車で30分ほどで隣の青森市に行けば何でも揃っています（笑）。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/jcZcSDSeI8o6ocdhWIiOT.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>近年、平内町は青森県の県庁所在地である青森市のベッドタウンとして注目を集めています。一次産業が主体の町で、常に一緒に働いてくれる人を募集しています。</p><p>平内町で働くのも良し、お隣の青森市に通勤するのも良し、リモートワークで自然に囲まれた環境から都会の人と仕事をするのも良しです。釣り、自転車、スキーなど、自然を満喫する趣味を持つ方には特におすすめです！</p><p>子育て環境も充実しており、保育園は無料、医療費ももちろん無料です。一軒家の賃貸も多く、子どもたちが元気に遊んでも問題なく、とても住みやすい町です。</p>

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第109回目にご協力いただいた企業は、青森県平内町の有限会社イチヤマジュウ塩越商店です。

#リモートワーク

#リモートワークのお仕事一覧：2件

#141 安曇野市から世界へ！特許技術で現場課題を解決する画像検査装置メーカーの挑戦

#109 平内町産！半世紀の伝統と技術が生み出す自社養殖のプリプリ蒸しほたて