ペットと地方移住で暮らしを豊かに
withペット移住の準備や心構えについて解説!
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多種多様な暮らし方を選択できるようになり、地方移住も選択肢の一つとなっています。
新型コロナウイルス感染症の流行で在宅を余儀なくされ、ライフスタイルの変化によってペットを飼い始める人が増えたというニュースを目にしたこともあるでしょう。
もしペットと暮らしている方が地方移住をすることになった場合は、どのような準備や心構えが必要なのでしょうか。
地方移住で生活環境が変わるのは、ペットも人と同様です。
地方移住を検討する際、ペットを飼っている場合の注意すべき点について解説します。
ペットと地方移住する際に考えること
- ペットと暮らせる物件かどうか確認する
- ペットの輸送方法について考える
- 移住先の動物病院を調べておく
- 環境の変化によるストレスを考える
- 自治体への届け出方法を確認しておく
- 災害時のシュミレーションをしておく
- なるべくペットにストレスをかけない引っ越し方法を考える
ペットと暮らせる物件かどうか確認する
移住先の物件がペットの飼育可能物件かどうか確認する必要があります。物件だけでなく、ペットの種類によっては安全に飼育できるか周辺環境の確認も必要になります。
ペット可の物件が少ない場合、交渉次第によっては飼えることもあるため聞いてみましょう。
ペットの輸送方法について考える
移住先までペットを輸送する方法を確認します。主に3つの方法があります。
- 自家用車や公共交通機関を利用してペットを自分で輸送する。
- ペット対応可能な引っ越し業者に依頼して輸送してもらう。
- ペット専門の輸送業者に依頼して輸送してもらう。
飼っているペットによって輸送方法は変わります。特に熱帯魚などの魚類は長時間の水質管理などが難しいとされています。専門の引っ越し業者に依頼するのが無難です。
それぞれ、費用なども異なりメリット・デメリットがありますので、ペットの種類、移動距離、移動時間に応じて事前に確認が必要です。
移住先の動物病院を調べておく
ペットと安心して暮らすには、かかりつけの動物病院を探しておくことが必要です。大切なペットの健康がいちばんです。もしもの時のために、事前に動物病院のホームページを確認し、医療方針や診療内容、アクセス方法などは必ず確認しておきましょう。
また、ペットに持病があったり、治療の引き継ぎが必要な場合は、スムーズに引き継ぎができるように紹介状を書いていただきましょう。移住先の動物病院に病気の対応が可能かどうか、事前に問い合わせをしておくとさらに安心です。
環境の変化によるストレスを考える
住む環境が変わることによって、ストレスを感じるペットがいます。
人が地方移住する場合は、念入りな下調べをして環境の変化を事前に知ることができますが、ペットはそうはいきません。心の準備ができないまま、新しい環境に順応しなければならないのです。
住み慣れた家から急に住む場所、気温、においが変わることから、今までできていた「しつけ」ができなくなったり、ストレスから体調を壊してしまうことも少なくありません。移住後は安心して暮らせる環境を整えて、体調の変化、行動の変化に注意してあげましょう。
自治体への届け出方法を確認しておく
鳥や猫は必要ありませんが、国から指定動物に指定されているワニやヘビなどのペットは事前に申請を出し、都道府県に許可をとる必要があります。犬を飼っている場合は、引っ越し後に自治体に申請する必要があります。
これらは法律で決められており、申請を怠ると罰則、罰金があるので注意しましょう。
特に、犬には狂犬病の予防接種が義務付けられています。届け出の際には引越し前の所在地で発行された飼い犬の鑑札が必要です。必ず移住先の市区町村のホームページで手続き方法を確認してください。手続きを忘れると狂犬病予防接種の通知ハガキが届きません。
引用: 動物愛護管理法 特定動物リスト
※犬と猫は2022年6月1日からブリーダーやペットショップ等で販売される犬や猫について、マイクロチップの装着が義務化されました。それに伴い、環境省データベースへ所有者の情報を登録することになっています。登録が済んでいる場合、住所などの登録変更などは以下の「犬と猫のマイクロチップ情報登録」制度のウェブサイトから申請や届出を行う必要があります。必ず自治体の対応方法を確認しましょう。
引用: 動物の愛護及び管理に関する法律に基づく 犬と猫のマイクロチップ情報登録
災害時のシュミレーションをしておく
新型コロナウイルス感染症の流行により、ペットを飼う一人暮らしの方が入院した際のペットの飼育問題がニュースになったのを見た方もいるでしょう。
これだけではなく、大地震、台風やゲリラ豪雨などの風水害、豪雪など、これまで想像もしていなかった大きな災害があとを絶ちません。
そんな時に一緒に避難ができるのか、ペットと暮らす方は非常に心配になるでしょう。
自治体によってはペットも一緒に避難できる避難所を用意している場合があります。万が一、避難が必要になった際に、避難場所へ一緒に避難ができるのか、それとも飼い主自身がペットを守る必要があるのか確認しておきましょう。
なるべくペットにストレスをかけない引っ越し方法を考える
引っ越し中は業者の人や手伝いに来た人が頻繁に出入りします。それをストレスに感じるペットもいるでしょう。
また、家具の搬出、搬入の際に玄関ドアを開けておく場合、誤ってペットが逃げてしまうということがないように細心の注意を払う必要があります。
引っ越し作業中は、ペットホテルなどに預けるか、犬や猫などの小動物の場合、短時間ならキャリーバッグや脱走の危険のないケージの中で待機してもらいます。浴室などに隔離しておくのは高温多湿になりやすく、温度管理が難しいため避けた方が無難です。
また、猫は「家につく」とよく言われています。住環境が変わることが大きなストレスになります。普段から使っているお気に入りの寝床やおもちゃはそのまま同じものを使い、移住先では徐々に活動範囲を広くしてゆっくり慣らしてあげましょう。
ペットと地方移住で暮らしを豊かに
移住後、ご近所さんへのご挨拶の際はペットと暮らしている旨を伝えておきましょう。お互いの安心につながり、ご近所トラブルを防ぐ上で非常に大切です。
都市部から地方移住した飼い主の生活は時間に余裕が生まれることが多いので、ペットに関わる時間も増えるでしょう。ペットとのスキンシップが増え、お互いの信頼が深まる効果が期待されます。
また、散歩ができる犬は大自然の中で本能を刺激されます。鳥の鳴き声、アスファルトだけではなく土や草花の匂い、野生動物の気配までも感じられることがあるかもしれません。飼い主との散歩の時間を楽しみに待つようになります。
犬は環境適応能力が高いので、移住後の環境、自然との距離も上手に取れるようになります。大好きな飼い主と自然豊かな暮らしはペットにとって多くの幸せをもたらしてくれるでしょう。
ペットとの引っ越しで確認するべき事項
まとめ
ペットと一緒に地方移住する場合、ペットの種類によって対応が変わってきます。
移住先について念入りに情報収集するように、一緒に暮らすペットの環境についても下調べをする必要があります。
大切なペットのストレスを最小限にし、体調を壊すことなくスムーズに移住先で暮らせるように配慮してあげましょう。
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