<figure class="image"><img src="https://www.mitake-gurashi.jp/story/img/story01_p01.jpg"></figure>御嵩町への移住のきっかけを教えてください。以前は、大手自動車メーカーと取引のある金型メーカーで、設計職に就いていました。仕事は充実していたし、給料も良かったのですが、日付が変わる前に帰宅するほうが稀という生活を続けていたら、ある時から大きく体調を崩してしまいました。そんな私を救ってくれたのが家庭菜園。たまたま近所の方から分けてもらったナスの苗が花壇で花を咲かせ、実を付けたんです。植物の生命力に感動し、農園を借りるほど野菜作りに夢中になりました。そして、自分の手で野菜を育て始めたら、食の安全に興味を抱くようになり、本当の豊かさ・幸せとは何かを考えるように。かつては、一生懸命働いてお金を稼ぐことが人生の目的だと思っていたけれど、結果として私は満たされなかった。不自由なく暮らしていけるだけの仕事と収入を得つつ、自然に寄り添いながら家族と過ごす時間を大切にして暮らしたい。その希望を実現するための手段のひとつが、都市部に通勤することもできる“ほどほどの田舎”に移住することだったのです（ご主人）。<figure class="image"><img src="https://www.mitake-gurashi.jp/story/img/story01_p02.jpg"></figure>御嵩町を選んだ理由を教えてください。可児御嵩インターチェンジから車で約20分、山道を奥へ奥へと進んでいくと、豊かな緑をたたえた里山の景観が広がります。その一角に建つ一軒家にひと目惚れしました。無垢材がふんだんに使われた平屋造り、窓の外に広がる美しい田園風景はまさに思い描いていた理想通り。しかも、以前のオーナーが諸事情から築10年ほどで手放されたという物件だったため、家の状態がとても良かったんです。広い庭や倉庫も付いて、これ以上の物件にはなかなか出会えないだろうと思い、見学した日に移住を決めました。2013年春のことです。引っ越してすぐの頃はひとり暮らしということもあって、寂しさや心細さがありましたが、同じ年の秋に結婚と同時に妻が移住してきてからは、にぎやかな毎日に。翌年の夏には長男が誕生し、現在は3人暮らしを楽しんでいます（ご主人）。<figure class="image"><img src="https://www.mitake-gurashi.jp/story/img/story01_p03.jpg"></figure>御嵩町のいいところ私たちが住んでいる集落はたった10世帯の里山ですが、車を10分も走らせればスーパーや病院、図書館もあって、不便を感じません。美しい自然に囲まれた場所に住みながらも、山奥の生活スタイルを強いられるわけではない・・・そんな“ちょうどいい“感じがとても気に入っています。それから御嵩町の山は全体的に標高が低くて日当たりのいい場所が多いことや、広葉樹が多くて緑が淡いことも特徴。赤・黄・緑・茶に山を染める秋の紅葉も見事です。そんな明るい山の雰囲気も、私たちが御嵩町を選んだポイントでした。（ご主人）。 地域の方々が親切だということも大きな魅力。子どもとお散歩に出れば、近くのおじいちゃんやおばあちゃんをはじめ、ご近所さんが声をかけてくれます。子どももすっかりなついていて、面倒をみていただくこともしばしば。採れたての野菜を分けていただけるのもありがたいですね。世帯数は少ないけれど、みんなに見守られているような安心感があります。（奥様）。<figure class="image"><img src="https://www.mitake-gurashi.jp/story/img/story01_p04.jpg"></figure> これからの暮らし方について季節の変化を体で受け止め、自然を慈しみ、土地でとれた食材をいただく。御嵩町に移住して、毎日の暮らしが以前より丁寧になった気がします。でも、やりたいこと、楽しみはまだまだこれから。家族が食べる分の野菜づくりやシイタケ栽培にもチャレンジしたいと考えています。 また、移住してから気づいたことがあります。それは、御嵩町のすばらしい里山の景観は、山林や田畑に寄り添って暮らす方々の弛みない営みによって維持されているということ。私たちは未熟者だけれど、地域の皆さんに教えていただきながら、この里山の景観を守る一助を担っていきたいと思います。ずっと、御嵩町の里山で自然に寄り添う暮らしを続けていくために。（ご主人）。<figure class="image"><img src="https://www.mitake-gurashi.jp/story/img/story01_p05.jpg"></figure>移住を考えている人へのメッセージ移住に際して心配ごとのひとつに「その土地になじめるかな」ということがあるかもしれません。確かに田舎は街なかと比べると、お付き合いが濃厚で、町内会に祭事、草刈りと共同イベントも目白多しです。でも、そうしたイベントこそ、地域に溶け込むチャンス。地域の方たちは、私たちが知らない生活の知恵や知識をたくさん持っていらっしゃいます。自ら心を開き、コミュニケーションに努めることで、そうした情報が手に入り、田舎暮らしはもっと楽しくなりますよ。 &nbsp;

御嵩町

職場を変えることなく、憧れの里山暮らしを実現させたＭ・Ｋファミリー。
美しい自然と人の温かさを感じながら過ごす毎日とは？

岐阜県

御嵩町に移住したＭ・Ｋさんファミリー
出身地　ご主人：岐阜県、奥様：愛知県
移住年　2013年

Ｍ・Ｋ

みたけで理想の田園風景を見つけたＭ・Ｋさんファミリー

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2>バックパッカーや自転車旅行をしているときに、田舎で暮らしたいなぁと思っていました。田舎で暮らすためには生活力が必要で、地域おこし協力隊の任期中に地域の方たちの生きた知恵や技術を学び、ネットワークを作りたいと思っていました。また、子どもの教育環境を考えたときに、日本の原風景が残る場所で自然と向かい合って遊んで成長してほしいという思いもありました。2016年に上石津出身の友人の紹介で、移住者を募集しているということで上石津町を訪れました。素敵な地域だったので移住も検討していたのですが、鍼灸院の経営が軌道に乗り移住の話は保留となりました。2022年にコロナ禍で患者様が減っていき、鍼灸院の経営をどうしようかなと思っていた時に、ちょうど上石津地域で地域おこし協力隊の募集があったので応募しました。<h2>岐阜県大垣市を選んだ理由について教えて下さい。</h2>閉鎖的な田舎ではなく移住者を多く迎え入れていて、移住者も紹介して頂き、その方達がみんないい場所だと言っていたので、暮らすにはいい場所だと感じました。昔から伊勢街道や江州街道などがあり、人が行き来していたため移住者を迎え入れる文化があるのだと地域の方から教えて頂きました。実家にも近く、学生時代によく上石津地域を通っていて親近感もありました。移住先は山間にあり近くに綺麗な牧田川があり、季節や時間帯で変る山の表情や虫や動物の鳴き声など、自然の中にいるなぁと日々実感できるのでここに来てよかったなぁと思います。<h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2>伝統文化である時山炭（ときやまずみ）製炭の継承が主な任務です。地元住民によって発足された時山炭保存会に支えられ、師匠に教わりながら時山炭を作っています。その他に、広報・販売などもしています。2023年には炭窯造りもしました。もともと炭づくりに興味があったわけではなく、師匠達の勇姿に刺激を受け、憧れになりました。やっていくうちにだんだんと時山炭の魅力にハマっていきました。第一目標は、一人で炭を作れるようになり自活できること。第二目標は、２4時間燃え続けるチンチン炭をつくること。第三目標は、択伐し山に風と光を入れて元気な森にすること。また、活性炭・炭染め・炭石鹸作り・炭ポイなどいろいろなことができるといいなと思っています。まだまだ長～い道のりの途中です。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/01/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/FkwqE738qw3yGiAyMnR6J.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/01/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/jlvrc8Jk61wpoH4NNG3GW.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2>一番のやりがいはいろんなことが学べることです。炭づくりは木を切って、割ったり整えたりして、木を並べて、火を焚いて、煙を観察して蓋をします。たくさんの工程があって奥が深いのでやっていて面白いです。今までナタも使ったことがありませんでしたが、ヨキやチェーンソーの扱いなど、ナメクジのようなスピードですが、ゆっくりと成長していると実感できることも嬉しいです。地域の方から、古くから続いている町での昔の様子や生きた話が聞けることも歴史を感じられてとても興味深いです。時山炭のお客様や応援してくださる地域の方がたくさんいて助けられてばかりです。このままでは地域おこし協力隊ではなく、地域おこし助けられ隊です・・・。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/01/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/jRwnEG-QsMZy1IZfGK12Q.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2>80歳を超えた師匠たちが元気すぎてついていけないことです。今までの仕事では年配の方を労わる立場でしたが、心配される側になりました。山登りも登山道しか歩いたことがなく、斜面での仕事では私だけ転んでいます(笑)。伐木作業や仕事の向き合い方など、技術から精神面までいろんなことを学ばせてもらっています。着任して1年と4カ月が経ちましたがまだまだついていくのにいっぱいです。ついていけているのかも疑問です。早く一人前になりたいと思っていますが、一人前になるには10年も数十年もかかると聞いているので、焦らず安全に成長していきたいです。田舎の暮らしというと、言い方が悪いかもしれませんが、村社会というイメージがあましたが、暮らしてみて「見守られているんだなぁ」と感じました。会う人会う人が皆知り合いという安心感はとても得難いものだと思います。想定外に良かったことの一つです。<h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2>卒隊後は、今やっている製炭と鍼灸をやっていこうと考えています。製炭は択伐で環境保持に貢献できる他、炭そのものの魅力もあります。時山炭はその火持ちの良さから尾張の御用炭で地元の人たちからも愛されているので、続けていきたいと思っています。また、炭焼き職人が少しでも増えたらいいなぁと思います。そのためにも広報活動や販路開拓にも力を入れていきたいです。お百姓さんが百の仕事をこなしていたという説があるように、これからは複業の時代に移り変わっていくと思います。今までやってきた製炭と鍼灸の他にも社会貢献と稼業と興味が重なることをやっていけたらいいなぁと思っています。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/01/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/SrEQH6B1ffOsVtfQPctuU.webp"></figure><h2>大垣市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2>着任当初は、師匠たちの会話が同じ日本語であるのに理解できないことが多々ありました(笑)。今はだいたい分かるようになりました。三人称に「大将」と使うのは面白味と温かさがあるので気に入っています。師匠と車ですれ違う時に、お互い窓から顔を出して話をしていました。田舎あるあるの一部に自分がなっていることに気付いて一人で笑ってしまいした。着任して数カ月が経ってから、よくしてもらっていた方から「本当は都会の人が炭焼きなんてできるのかと見守ってきたけど、だんだん山男らしくなってきたね」と言われたときは初めて認めてもらった感じがしてとても嬉しかったです。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/01/20/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/f81zcCO1RJ7yKiry_xYVj.webp"></figure><h2>大垣市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2>人だと思います。地域のイベントも地域住民が協力し合って実施しています。清掃も気づいた人が行っていてそれを当たり前のことのようにやっています。自治会の清掃やお祭りの準備など皆率先してされているのでやる気がでます。製炭はゼロからのスタートだったので、支えられ教えられて少しずつ仕事がこなせるようになってきました。生活面でも野菜や花やしいたけなど頂いたり、子どものための道具やおもちゃを頂いたり、雪の対策など生活のアドバイスを頂いたりいろんな面でとても助けられています。日本の支えあう文化が根付いている感じがします。「まじめが損しない」いい環境だと思います。広告ついでに、炭窯はとても風光明媚なところにあるのでオススメスポットです。<h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2>移住者が多い地域は、他所の人を受け入れる体制が整っていると思うので一つの目安になるかもしれません。移住者を紹介してくれる地域は、移住政策に自信を持っているはずなので、先輩移住者さんの話を聞いて、自分がその地域に合いそうかどうかの参考にしてみてください。どこでも何でも一長一短ですが、いいところにスポットライトを当てられる余裕を持てれば好きになっていけると思います。私は地域の方のサポートのおかげでその余裕が生まれました。今はサポートされっぱなしですがいずれはサポートする側に回れたらいいなぁと思います。自然を感じながら自分らしく暮らしたい方には移住はオススメです。きっとどこかであなたの力を必要としています！地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓ <a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a> &nbsp;

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第97回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、岐阜県大垣市の中村明弘さんです。

大垣市

岐阜県大垣市の地域おこし協力隊、趣味・特技：はり師・きゅう師、ファイヤーポイ

中村明弘

#97 岐阜県大垣市の伝統文化「時山炭（ときやまずみ）」製炭を継承していきたい

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2>地域に入って、地域づくりの活動に関わっていく仕事を探していて、地域おこし協力隊の制度を知りました。地域貢献が仕事になればいいなという想いで地域おこし協力隊の募集を見ていたところ、岐阜県白川町の協力隊ミッションである「人をつなぐひと」の募集に惹かれて応募をしました。今現在、白川町でこの「人をつなぐひと」のミッションで地域おこし協力隊を募集しているので、ぜひご応募ください！リンクはこちら↓ <a href="https://www.town.shirakawa.lg.jp/bosyu/kyouryoku__bosyu.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.town.shirakawa.lg.jp/bosyu/kyouryoku__bosyu.html</a><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/11/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/MmJUZyKxploaWDQm_LHCB.webp"></figure><h2>岐阜県白川町を選んだ理由について教えて下さい。</h2>岐阜県白川町は山と清流に囲まれた自然がとても気持ちいい町です。白川町では日常茶飯事のようですが、世界遺産の「白川郷」こと白川村とよく間違えられ、私もその一人でした。しかし、訪れてみたら、町内を流れる清流の綺麗さとその周りの岩盤の迫力に目を奪われました。環境的な魅力が白川町を選んだ理由の一つです。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/11/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/SKop19bkAFBuQJOCW49oS.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2>現在、白川町移住交流サポートセンター（以下、サポートセンター）で勤務しています。サポートセンターの仕事と、白川町役場から依頼される地域の仕事をしています。サポートセンターの仕事では空き家と移住に関する業務があり、その関連事務や空き家調査、管理するゲストハウス（まちやど在所・晴耕雨読とみだ）の宿泊業務などを主に行っています。最近では、グリーンツーリズム関連のお仕事にも関わっています。地域の仕事は、白川町に縁ある子供たちが里山体験をする「まごまご里山留学」のスタッフや町内で頑張る人たちを紹介する「My Wonderful Neighbors」というコラムの担当をしたりしています。また、「白川町の人や農産物の魅力を料理を通して伝える・再認識してもらう」というミッションで大学・大学院生と「白川まるっとカフェ」という活動をしています。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/02/20/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/SqFo37RFX_rXAYK7dt3-H.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2>地域での取り組みや活動を直接見て、関わる事が出来ることです。過去の仕事では、まちづくりに間接的に関わったことしかありませんでした。そのため、実際に地域にどれだけ貢献ができているかわかりませんでした。地域に入って仕事をするのは大変な面もありますが、地域の人から直接感謝してもらえたり、やりがいを感じる部分は多くあるように感じます。<h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2>あまりないように感じます。地域おこし協力隊の初任者研修に参加して、先輩方の経験談を聞いたり、自分自身の任期中のロードマップをつくったりして、地域で活動する上である程度精神的・知識的にも準備ができたと思います。<h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2>卒業後は白川町のお茶産業と観光産業に貢献ができたらいいなと思っています。特にお茶に関しては、「白川茶」という特産品があります。山間部の短い日照時間によりお茶の葉がゆっくり育ち「旨み」と「甘み」が特徴的なとてもおいしいお茶です。ペットボトル茶の消費が多くなるにつれ、お茶の売り値が大きく低下してしまい、放棄されている茶畑も少なくありません。生産者も高齢化し、山間部の急斜面での作業も厳しくなってきている状況です。私のよそ者の勝手なエゴかもしれませんが、段々茶畑の景観も、このおいしい白川茶もなくなって欲しくない。そのために、後継のマッチングや、白川茶の販路の拡大などをお手伝いできたらいいなと思っています。<h2>白川町の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2>白川町の方々はあったかい方が多い印象です。初めの頃は特に、新しい地に来た私の生活の事などをよく気にかけてくださいました。空き家に住んでいた時は、追いつかない草取りを手伝ってくださったこともありました。また、地域の方から野菜やお菓子を分けて頂いたり、時には町内に流れる清流でとれた鮎をもらったりします。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/11/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/wgUKy5PgmVi5GvgrdjgLv.webp"></figure><h2>白川町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2>白川町の推しポイントは山と川と食です！町内を流れる5つの川があり、どこにいても近くに川があります。けれど、どの川も表情が少しずつ違い、川を眺めるゆったりした時間が私はとても好きです。また、山に囲まれている為、山登りを楽しんだり、暑い日に目の前の川に飛び込めるのは本当に最高です！特に佐見川でとれた鮎は「清流めぐり利き鮎会」で準グランプリを受賞しており、絶品です。赤川はつるつるの岩盤が特徴で、岩盤を滑ってウォータースライダーがとても楽しいです。更に白川町では、東濃ヒノキの間伐材を使ったバレルサウナがあり、プライベートサウナ体験なども楽しめます。白川町といえば白川茶！低い温度で淹れる事でまろやかで、うまみと甘みがしっかり感じられて、とても美味しいのでお勧めです。岐阜の郷土料理の「鶏ちゃん」や最近できたクラフトビール「農LAND　BEER」も格別です。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/11/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/mpuNhdbMlCNMH_6Isr5bT.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2>白川町は観光地のような目立った場所ではないけれど、住んで、地域の人と知り合ってこそ最高な町だと思います。白川茶の一番美味しい入れ方を教えてくれる人から、川や山の遊び方を教えてくれる人まで、地域の魅力を白川の人に見せてもらっています。なので、暮らし始めてからもっともっと良いところを発見していくことができています。 また、田舎での暮らしは、何事も一回やってみようという気持ちでいると新たな発見や体験があり、とても面白いと思います。都市部には無い地方ならではの人と人の距離の近さや地域活動への参加などもありますが、地域への貢献をしながらつながりも増えます。このようにして生きがいを感じながら暮らしたい方は移住をお勧めします！ぜひ白川町にも遊びにきてください。地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓ <a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a> &nbsp;

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第78回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、岐阜県白川町の樋口彩さんです。


白川町

岐阜県白川町の地域おこし協力隊、趣味・特技：スポーツ・山登り・料理

樋口彩

#78 卒隊後は、岐阜県白川町の特産品「白川茶」の魅力を広げたい

<h2>中津川市へのUターンはいつ頃からどのようなきっかけで考え始めましたか。</h2>舟橋拓児さん（以下、舟橋）：2020年5月、自宅でリモートワークをしている時です。大学の期間も含め20年の間、何度も両親・兄弟家族・友達のもとに帰れないかと考えていましたが、色々な理由をつけて決断を先延ばしにしていました。世の中が混沌とする中、何か始めなくてはという気持ちに駆られ、色々ネット検索をし始めた時からです。新型コロナウイルス感染症の影響で、仕事がオンラインにシフトし、SNSを通じて全国の方々とコミュニケーションが取れる機会が増えていきました。「家にいて仕事ができるなら、実家に帰っても仕事はできるじゃないか」と時代の変わり目とともに、ちょっとした気付きから大きく方向性が変わっていきました。<h2>中津川市にUターンを決めた理由はなんですか？</h2>舟橋：2つあります。&nbsp; 1つ目は、オンラインで仕事をし、成果が出た時です。それまでは不安な気持ちのままでしたが、中津川に帰っても仕事ができると分かりUターンを決意することができました。&nbsp; 2つ目は、母親の本当の悩みを聞いた時です。私は人の話を深く聞き、本当の気持ちを引き出すことを得意としています。2021年に帰省した際に母親の話を聴いた時、「家を守っていく責任が重い」という本当の悩みを聞きました。歴史ある家系で育ち、家や土地を守りたいという想いと重責を感じていることを初めて聞き、高齢の母親から、責任という重荷を少し担がせてほしいと思ったため、Uターンを決意しました。 <img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/23/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/al9-mrAy9_v2VB0rUSuc_.webp"><h2>中津川市へUターンしたら何をしたいと思っていましたか？</h2>舟橋：20年間離れていたので、まずは家族とたくさん話をしたいと思っていました。あとは、中津川市や東濃地区を、歩いて回りたいと思っていました。学生時代に訪れた場所、見てきた風景は、今、見渡すと全く変わっています。今まで感じてこなかった魅力を感じることができています。<h2>中津川市でやりたかった事は、どんな形で実現しましたか？</h2>舟橋：実家で全国の方とオンラインを通じてビジネスをするということが実現できました。現在は、オンライン8割、リアル2割で活動しています。 <img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/23/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/v-wWeC02y3Sn4KbFbUFIL.webp">&nbsp;また、中津川や岐阜の名所をSNSで発信することが実現しました。&nbsp; そして、もう一つは今回のインタビューです。何か中津川に貢献することを1年に1つ実現したいと思っていました。現在は、移住サポーターとして活動しています。 <img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/23/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/p_ak4_AR_i5aXUq--G9p5.webp">&nbsp; &nbsp;移住して1年弱ですが、実現できていないことがたくさんあります。その一つとして、中津川市で店舗を構え、コワーキングスペースと起業塾を開くことがあります。中津川から全国に向けて「ビジネスや魅力」を発信できる人を増やし、リアルとオンラインでビジネスネットワークが広がる場所を提供する活動をしていきたいと思っています。&nbsp; また、経営者・個人事業者・行政・学生らがコラボし、チームを組んでまちづくりを盛り上げていきたいと思っています。&nbsp; 一つ一つ実現させていきたいと思います。<h2>Uターンで生活はどんな風に変わりましたか。</h2>舟橋：毎日のイライラが減り、ワクワクが続くようになりました。&nbsp; 神戸や東京での生活は、環境に依存する部分が大きかったので、ちょっとしたことでイライラすることがありましたし、怒っている人や2度見してしまうような人をよく見かけて嫌な気持ちになっていました。例えば、電車が時間通りに来ることが当たり前で遅れるとイライラしたり、満員電車にぎゅうぎゅう詰めにされることがありました。人の行き来が多いため、常に危険も隣り合わせなので町に出るたびにドッと疲れが溜まっていました。それが中津川に帰ってきて、美しい自然に囲まれ、人も温かいので、のびのびと生活ができています。1日の嫌な疲れがない分、夜の眠りも改善され、朝の目覚めも良くなりました。この環境が当たり前ではないことに感謝しながら、毎日過ごすことができるようになりました。<h2>Uターンして良かったことは何ですか？</h2>舟橋：神戸や東京などでは味わえない体験をしています。例えば草刈りですね。最初は重労働なのでイヤイヤでしたが、やってみると案外楽しくって。草を刈っている間、無心になって作業するので、脳を休ませているような感覚があります。作業が終わった後は達成感もありますし、部活が終わったような清々しい気持ちになるので、実は今ハマっていることの一つです。あとは健康体になって、肌が綺麗になりました。毎日吸い込む空気が変わったのか、毎日飲む水が変わったのか、ストレスがなくなったのかよく分かりませんが、今まで悩んでいた体の不調な部分が良くなっています。特に肌が荒れていたのが綺麗になったのは良かったと思っています。<h2>Uターンして苦労したことは何ですか？</h2>舟橋：一つは移動についてです。私は中津川市苗木地区というところに住んでいますが、中津川駅まで車で15分かかります。移住する前までは、シェアリングレンタカーを使っていたので車を所有しない生活を送っていましたが、中津川では車がないと不便なので車を購入しました。 バスの本数もそこまで多いわけでもないし、タクシーは料金も時間もかかってしまいます。&nbsp; ですので、Uターン後は、ふと思ったことでも「やっぱり行くのを止めよう」と選択してしまうことが増えた気がします。もう一つは、映画館が遠いことです。私は映画が好きで、移住前はよく映画館でリラックスして映画を見ていました。Uターンしてきて中津川や周辺にも映画館がないため、4ヶ月間一度も映画館へ足を運んでいません。それ以外は全く困ることはありません。むしろ良い方が多いです。<h2>Uターンして、楽しんでいること、または、これからしたいことは何ですか？</h2>舟橋：これからしたいことはたくさんあります。特にオンラインでの活動が多いため、リアルで人と接する機会を増やしていきたいと思っています。&nbsp; 地元の経営者の方や、「中津川をもっと素敵な町にしたい」という思いの強い人たちと触れ合う機会を増やし、マルシェやイベントを開催していきたいと思っています。<h2>移住にあたり、利用した制度等はありますか。</h2>舟橋：該当する制度がなかったため利用はしておりません。私は利用しておりませんが、さまざまな制度が用意されているので、移住を考えている方は直接市役所にお聞きした方が良いかと思います。<h2>これから移住をお考えの方へのメッセージをお願いします！</h2>舟橋：移住を考えているフリーランスの方は中津川に来てください。中津川はおすすめです。&nbsp; 海は残念ながらありませんが、雄大な恵那山をメインとした山並みが圧巻です。そして都会では見られない空の広さに感動することがあります。 <img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/23/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/OXkbuZJ98WgHvagOGDbL5.webp">どこまでも続く青空と緑の稜線が、刻々と変化し色合いを変えていくので、デジタルに疲れた頭をほぐしてくれる景色は最高です！&nbsp; そして、もう一つ。今後数年で大きく町が変化します。大きな転換点はリニアが通る時です。東京まで1時間弱、名古屋まで15分です。関東圏で比較すると千葉・埼玉・神奈川の同範囲内の時間です。&nbsp; こんな好立地な場所はありません。今後発展が期待される町で、オンラインとリアルで活躍していくことができます！心豊かになれる自然に溢れた土地と、将来への期待が大きい町で、私と一緒に町を盛り上げる活動に協力してくれませんか。&nbsp;出典:&nbsp;<a href="https://www.nakatugawa.com/iuturn/14124.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">中津川市定住情報ポータルサイト 「中津川に住もう！」</a>&nbsp;

岐阜県中津川市出身の舟橋拓児さんは2022年5月に兵庫県神戸市から故郷の中津川市へUターンしました。
高校を卒業後、名古屋市の大学に進学、大学卒業後はアパレル業界に進み、約15年間アパレル業界に身を置きました。仕事の関係で、これまで愛知、東京、大阪、埼玉、千葉、兵庫の6都市で、計12回の移住を経験された舟橋さんに、故郷である中津川への移住についてお話をお聞きしました。

中津川市

出身地：岐阜県中津川市、前住所：兵庫県神戸市、現住所：岐阜県中津川市、職業：「ONGIFT」代表

舟橋　 拓児

ふるさと中津川に戻ってきて1年が経ちました

<h2>移住のきっかけは？</h2>
伊東絵美さん（以下、絵美）：私たちは共に勤務していた大垣市にある枡の製造・販売会社で知り合い、結婚しました。夫が昨年9月、古川町のヒダカラへ就職したことをきっかけに移住しました。
<h2>お仕事について教えてください。</h2>
伊東大地さん（以下、大地）：インターネットを通じて飛騨地域の特産品の販売や、販促支援などを行う株式会社ヒダカラ（古川町）に勤務しています。弊社が楽天市場上で出店している「ヒダカラ商店」の情報更新や問い合わせへの対応などを担当しています。
販売だけでなく、さまざまなお店などを回り、新たな商材の情報収集も行うこともあります。
絵美：私は地域産品・伝統工芸などを用いたオリジナルの手芸小物などのブランド「Cohana（コハナ）」のウェブサイトの運営やメルマガの発行をしています。本社は東京にありますが、古川町のコワーキングスペースを借り、リモートで仕事をしています。
<h2>飛騨市の暮らしはいかがですか？</h2>
大地：移住してすぐは、飛騨での暮らしに慣れるためアパートを借りました。車がないので職場に近いところで探しましたね。
毎朝歩いて職場へ向かいますが、山に囲まれて景色が良く、リラックスできます。夏は緑、秋は紅葉、冬にふわふわの雪を踏みしめる感触。これが『おすすめスポット』です。
絵美：地場産市場へよく行きます。野菜が新鮮で、食べたことのない野菜が売っているので、いろいろ挑戦しています。食に関しては最高です！
<img class="alignnone wp-image-34534 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/257bda11-.jpg" alt="「地場産市場ひだ」の店内の様子" width="600" height="400" />
<h2>飛騨市の移住支援については？</h2>
絵美：市の移住者支援施策については、さるぼぼコインの支給、ペーパードライバーの講習費用や除雪道具購入の補助が役立ちましたね。飛騨市ファンクラブやヒダスケなど、いろいろな人と関われる仕組みを自治体がやっているのがすごいなと思います。
知らない土地へ移住する中で、地域のことを知るのにとてもありがたい。知りたいことを気軽に教えてもらえたりして安心感がありました。
大地：何かしら飛騨の人とつながりがあったので、移住においても不安が少なかったです。横のつながりがあって紹介してもらえるのが良かったですね。
<img class="alignnone size-full wp-image-34536" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/f99a4ea0-.jpg" alt="" width="1200" height="900" />
<img class="alignnone wp-image-34538 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/c2d00922-.jpg" alt="ヒダスケ！での集合写真" width="600" height="450" />
<h2>今後の目標を教えてください。</h2>
大地：今は仕事で、飛騨地域の特産品を扱っていますが、今後は飛騨市の新たなイメージともなる商品の開発や掘り起こしに挑戦したいです。
絵美：仕事で英語を使っていたので、英語を話す機会があればいいなと思っています。気軽に集って英会話を楽しむ会などを開けたらいいですね。
出典: <a href="https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/52164.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">市民とのつながりに安心感</a>

伊藤大地さん・絵美さんご夫婦は、ご主人の転職がきっかけで岐阜県飛騨市へ移住しました。
飛騨市の移住支援の充実や人と関われる仕組みのおかげで、移住への不安は少なかったと話します。都会にはない「自然を身近に感じる生活」をとても気に入っているお二人に、飛騨市への移住についてお話を伺いました。

飛騨市

伊藤大地さん、前住所：岐阜県大垣市、現住所：岐阜県飛騨市、職業：「株式会社ヒダカラ」勤務、伊東絵美さん、前住所：岐阜県大垣市、現住所：岐阜県飛騨市、職業：「Cohana（コハナ）」サイト運営

伊藤 大地さん・絵美

充実の支援制度と市民とのつながりに安心を感じた飛騨移住

<h2>移住のきっかけを教えてください。</h2>
井関貴文さん（以下、貴文）：飛騨市への移住を決めたのは、有機農業に取り組む飛騨市在住の仲間と知り合い、仲良くなったのが理由のひとつです。
また、住居を探していたところ、たまたま見つかった物件が、今住んでいる河合町稲越の物件だったこともありました。 物件を決めたポイントは「水が良かったこと」です。
農業や暮らしにおいて、水の大切さを第一に考えています。 広葉樹の多い森からもたらされる水は水量も豊富で、上流に人家がないこの地は受ける影響も少ないこと、日当たりがよいことなどの条件にぴったりでした。 昨年4月に引っ越しました。
井関美穂さん（以下、美穂）：子どもを外で自由に遊ばせたかったんですよね。以前住んでいた家の近くは、道路に車の往来が多く、なかなか自由に遊ばせられる環境ではありませんでした。
今は周囲が自然豊かで、安心して子どもを遊ばせられます。アカベロや虫など生き物をつかまえて遊んだり、かまくらを作ったり、子どもにも良い経験になっているのではないでしょうか。美しい紅葉や雪景色を間近に見られるのもお気に入りです。 
 

<img class="alignnone wp-image-34548 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/0e5c4630-.png" alt="ご自宅のリビングで過ごす井関貴文さんご家族" width="1200" height="797" />
<h2>地域の方との交流はありますか？</h2>
貴文：周囲の方々が良い人で、ありがたいんです。子どもが一緒に移住してきたことも喜んでくださいます。
今は 雪で閉ざされ、またコロナ禍で祭りや寄り合いがなく、近所の方と交流する機会が少ないのが残念ですが、それでも、市長や市職員との距離感が近いのも魅力の一つですね。
<img class="alignnone wp-image-34550 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/bbb72fca-.png" alt="井関貴文さん・美穂さんとお子さん" width="1288" height="898" />
&nbsp;
<img class="alignnone wp-image-34551 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/0eacb648-.jpg" alt="栽培しているトマトの手入れをする井関貴文さん" width="1200" height="800" />
<h2>今後の目標を教えてください。</h2>
貴文：ここは集落の奥にあたるので、ここに人が来るようになれば、地域全体が活気づくようになるのではと考えています。
今後は水や太陽、自然エネルギー、木や土など森の地域資源を有効に活用、循環させる試みをしていきたいと考えています。 循環型の農業、暮らしを実践し、その取り組みを見学してもらったり、農業体験やワークショップを行う目標があります。
今年はピザ窯をつくり、自分で収穫した作物をトッピングしたピザを焼くワークショップを始めたいですね。これから良い意味で、この土地に良い根を張っていきたいです。
<img class="alignnone size-full wp-image-34552" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/14f49d44-.jpg" alt="" width="1200" height="800" />
<a href="https://iseki-farm.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener">井関農園ホームページ</a> 
 
出典: <a href="https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/52033.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">人と水に誘われて決めた移住</a>

「元々ものづくりが好きだった」という井関貴文さんは高校卒業後、木工の勉強のため高山市へ。木工会社に勤務しましたが、9年前にアルバイトで農業を手伝ったことがきっかけで新規就農へチャレンジします。その後、飛騨の人と水が気に入り、2021年4月にご家族で高山市から飛騨市に移住しました。今後は地域資源を活用したワークショップをしていきたいと話す井関さんご夫妻に、お話をうかがいました。

前住所：岐阜県高山市、現住所：岐阜県飛騨市、職業：農家

井関 貴文

「人と水」に誘われて決めた飛騨市への移住。その魅力とは？

<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/ea6b04d6-1.jpeg" alt="チェーンソーで丸太を切る作業をする藤田憲一郎さん"><h2>飛騨市へ移住されたきっかけは？</h2>藤田憲一郎さん（以下、藤田）：飛騨市にある妻の実家が空いたので、移ってきました。元々、飛騨市のほうがメローな感じでいいなと思ってたし。<h3>メロー、mellowですか？</h3>藤田：そうです。“やわらかで美しく、豊かな感じ”がします。<h3>なぜ銀行を辞められたのですか？</h3>藤田：僕は岐阜県多治見市出身で、地元で就職したのですが、2年目に高山支店に転勤になりました。そこで雪の降る様子に心を打たれ、スノーボードにはまりました。でも、高山支店勤務3年目に、再度多治見に転勤と言われてしまったんです。会社の命令なので仕方ないですが、「どうしてもこの地を離れたくない」と思っていました。親は大反対しましたが、退職してこの地に残る道を選びました。仕事については場所柄、“農業か林業”だと思っていました。投資が少なく済みそうなのと、体一つでできる林業を選びました。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/6440d669-2.jpeg" alt="飛騨の雪山で趣味のスノーボード、大きくジャンプする藤田憲一郎さん"><h2>林業の魅力はどういうところですか？</h2>藤田：正直言うと、蜂や熊の危険もありますが、それよりも、“自然を相手にしている楽しさや奥深さ”のほうが大きいですね。冬が忙しくないのも、スノーボードが趣味の僕には最適です。それに、大きな会社では、なかなか自分の自由にはならないし、ユーザーの顔が見えません。会社を作ったことによって、様々な可能性が広がったと思っています。例えば、今は伐採した木を薪やパルプチップにして販売していますが、「自分が切った木でスノーボードを制作して直接販売する」なんてことも可能です。それが現在の“僕の夢”です。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/8c6ab9d8-4.jpeg" alt="丸太に腰掛け、友人と語らう藤田憲一郎さん"><h2>飛騨市に移住しようと考えている人にアドバイスをお願いします</h2>藤田：ゲストハウスなどにしばらく滞在して、「現地を体験」してみてほしいです。雪の多さや、都会のようにお店がそろってないとか、大変だと感じることもあります。地元の人たちとのお付き合いもあります。草刈りや神社の掃除などの行事があります。そのかわり、皆さん親切なので、野菜やおかずをくれたりします。その土地に染まれる人なら大丈夫でしょう。そして最後は、「自分の夢や直感を信じることが大事」です。多くの方々に育てられて、経験やスキルを得ることができました。飛騨で育てられたことに対し、自分ができることで恩返ししていきたいと思っています。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/fe9c9582-3.jpeg" alt="木材グラップルと呼ばれる重機で丸太の束を持ち上げる藤田憲一郎さん">出典:<a href="https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/49455.html"> https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/49455.html</a>

岐阜県多治見市出身の藤田憲一郎さん。銀行員時代、同県の中でも積雪の多い高山市に赴任。雪の降る様子に心を打たれ、この地に残りたいと銀行を退職しました。その後、“mellow”な暮らしを求めて、飛騨市へ移住し、林業へ転職。民間林業会社、森林組合、一人親方等を経て、2014年1月に仲間3人と山林施業会社（株）バルステクノロジーを設立しました。そんな藤田さんに、飛騨市への移住の経緯、飛騨市での暮らしについて、お話を伺いました。

出身地：岐阜県多治見市、現住所：岐阜県飛騨市、山林施業会社（株）バルステクノロジーを設立。

藤田 憲一郎

飛騨市は「mellow」やわらかで美しく、豊かな感じ

<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/4833aa96-1.jpeg" alt="育てているトマトのビニールハウス内でお話くださる松永宗憲さん"><h2>農業をやりたいと以前からお考えだったんですか？</h2>松永宗憲さん（以下、松永）：私の場合、『30歳で方向転換したい』という思いがまず強くありました。何をするのか考えた時に、“農業”という選択肢は昔から頭のどこかにあったように思います。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/e23a6675-2.jpeg" alt="育てるトマトを背に、奥様とお話くださる松永宗憲さん"><h2>なぜ飛騨市で始められたんですか？</h2>松永：気候の良い静岡でという気持ちもありましたが、なかなか農地が空かないんです。その時に、“祖父母が暮らしていたこの土地”が頭に浮かびました。飛騨というブランド力がありますし、飛騨市の「農業支援制度」は充実していました。<h2>農業について特別な勉強はされたんですか？</h2>松永：岐阜県の農業大学校で基礎を４ヵ月間学びました。その後、飛騨市に斡旋してもらい、一年間トマト農家で研修をさせてもらいました。栽培するものへのアドバイスなど、「飛騨市や岐阜県の支援制度」には本当に助かっています。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/97cd8c99-3.jpeg" alt="奥様とビニールハウスへの道を歩く松永宗憲さん"><h3>奥様に伺います。いきなりメーカーを辞めて、四方を山に囲まれた土地での農業に反対ではありませんでしたか？</h3>奥様：主人は野菜嫌いだし、ちょっと驚きましたが反対はしませんでした。実際に来るまであまりよく分かっていなかったというのが正直なところです（笑）。移住後の驚きはたくさんありました。雪の多さや、集落の人との距離感の近さも。でも、その周囲の目が防犯に繋がっていたりするんです。<h3>ご主人、野菜嫌いなんですか（笑）</h3>奥様：はい。あ、でもトマトは好きです（笑）<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/217bbf4f-4.jpeg" alt="山間にあるビニールハウスの横にタープを張り、仲間と共に談笑する松永宗憲さん"><h2>これから飛騨市に移住しようと考えている人にアドバイスをお願いします</h2>松永：この自然の美しさは住んでみないと分かりません。四季をはっきりと感じることができます。紅葉は「山から下りてくる」、新緑は「麓から上がっていく」と表現するなど、地元の人は自然と共に生きています。集落の人とのお付き合いもすぐ慣れると思います。野菜をくださったり、皆さん親切です。農業は確かに大変ですが、12月～3月半ばまではオフ。夫婦で節約海外旅行に行ったりしています。昨年はトルコでした。そんな生活パターンもいいものですよ。出典: <a href="https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/49438.html">https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/49438.html</a>

高校まで岐阜県美濃地方で生まれ育つ。静岡の大学卒業後、メーカーに8年間勤務した後、2010年に飛騨市内でも最北端の宮川町に移住。30歳を機に、高校の後輩である奥様とトマト農家を始めた松永宗憲さんにお話を伺いました。

前住所：静岡県、現住所：岐阜県飛騨市、トマト農家。

松永 宗憲

30歳で方向転換。飛騨市の農業支援制度に支えられて

<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/38c47cb3-1.jpeg" alt="飛騨市に購入したご自宅と山田昌司さん">山田昌司さん（以下、山田）：私は奈良県で育ちました。妻の実家が飛騨市でしたので、「より近い所がよかった」というのが引っ越しの理由です。趣味のスノーボードにも行きやすくなりました。また、子育てはのんびりした地域のほうがいいと思っていました。初めは賃貸住宅に住んでいましたが、中古ながらも、2008年に念願の一戸建てを購入することができました。“仕事と趣味の両立”にこれ以上ない環境で、子どもたちにとってもいい選択だったと思います。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/c24d3b5f-2.jpeg" alt="職場の自動車整備工場で整備士として仕事をする山田昌司さん"><h2>スノーボードには行きやすいですが、毎日の通勤は大変ではないですか？</h2>山田：自宅から職場まで車で30分なので、全く問題ないです。飛騨かわいスキー場やひだ流葉（ながれば）スキー場までも30分くらいなので、「オンとオフのバランスがちょうど良くとれる」理想的な場所です。子供達もこの環境のお陰でのびのび育っています。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/f33e5efe-3.jpeg" alt="趣味のスノーボードを楽しむ山田昌司さん"><h2>これから飛騨市に移住しようと考えている人へメッセージをお願いします</h2>山田：私がこちらに来て良かったと思うのは、“つながりを大事にする人”や、“義理人情の厚い人々”にたくさん巡り合えたことです。「あ、○○さんの知り合い？」という感じですぐにつながっていく。そうでありながら、一方で田舎にありがちなベタベタした関係はありません。本当に暮らしやすいと思います。ただ、やっぱり苦労もあります。雪かきは大変だし、関西出身の私の場合、言葉の壁が最初は大きかったと思います。でも、それは仲間ができて解消しました。最初苦労があっても、時間が解決してくれると思いますよ。出典:<a href="https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/49393.html">https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/49393.html</a>

自動車整備士養成大学を卒業後、岐阜県高山市の自動車整備工場で整備士として働きながら、2005年に同県飛騨市に移住した山田昌司さん。職場は高山市、住まいは飛騨市。自身と家族の生活を考え、移住を選択した山田さんにお話を伺いました。

出身地：奈良県、現住所：岐阜県飛騨市、自動車整備士。

山田 昌司

オンとオフのバランスがちょうど良くとれる理想的な場所

<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/12924c79-1.jpeg" alt="2002年に飛騨市に移住し、念願だった工房とカフェの開店を実現した堅田恒季さんと奥様"><h2>飛騨とのご縁は元々ありましたか？</h2>堅田恒季さん（以下、堅田）：いえ、大阪の出身なのでありませんでした。大学で経済学を学んでいたのですが、子どもの頃からインテリアや模様替えに興味があり、「家具作りを職にしたい！」という思いは強く持ち続けていました。大学卒業後、気が付いたら『日本一の家具作りの地・飛騨』へと車を走らせていました。そして、大手の家具製造会社に勤務して「木工職人の道」を進むことになったんです。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/39174278-2.jpeg" alt="木工職人の夢を実現した堅田さんの作業場"><h2>独立を決意されたきっかけはありますか？</h2>堅田：前の会社時代、プライベートの時間を使って、フェスやイベントに赴き、仲間とキャンピングカーでカフェの移動販売などをしていました。しかし、ある時から副業禁止になり、つまらなくなって。だったら、自分で独立して楽しいことをやろうと思いました。それで自宅で「工房とカフェ」をやるという夢に向かい始めました。家探しには本当に苦労しましたね。そんな時、事情を知っていた友人が、飲みに行った先で今の大家さんにたまたま出会い、話をしてくれたんです。飛騨の人の、“外の者も受け入れてくれる風土”に感謝しています。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/cb427738-3.jpeg" alt="木工細工が美しいカフェでお客様と談笑する堅田さん"><h2>飛騨古川のしっとりした町並みになじんで、木工細工が素敵なカフェですが、工房やカフェはどれくらいで軌道に乗りましたか？</h2>堅田：最初は苦労ばかりでしたよ。食べていく必要がありますから、何でもやりました。アパレルでも靴でもラジカセでも何でもオークションで売りました。あとトレーラーの平台を買って、隣町でカフェ＆牛玉焼きをやりましたね。工房が軌道に乗ってきたのは、ここ3年です。2014年の1月には念願のカフェも開けました。妻には苦労をかけっぱなしですけどね。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/d34500d6-4.jpeg" alt="カフェの看板横で笑顔を浮かべる堅田さんご夫妻"><h2>これから飛騨市に移住しようと考えている人にアドバイスをお願いします</h2>堅田：通り一辺倒の旅ではなくて、ゲストハウスに泊まってみるとか、（株）美ら地球（ちゅらぼし）という市内の会社が実施している「里山サイクリング」に参加して“エリアを実感”してみるといいと思います。地元の主婦がよく行くスーパー「ママショップうえの」に行ってみるのもいいでしょう。飛騨という町に、一歩踏み込んでみると、町の人の優しさに触れることができると思います。意外な出会いやご縁が待ってるかも知れません。私たちも先人として、もっともっと住みやすい飛騨市にしていきたいですね！出典: <a href="https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/49387.html">https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/49387.html</a>

大阪府出身の堅田恒季さん。「家具作りを職にしたい」というかねてからの夢を叶えるべく、2002年、日本一の家具生産地・岐阜県飛騨市に移住を果たしました。念願だった工房とカフェの開店を実現し、奥様と二人三脚で歩む堅田さんに、移住の経緯や飛騨での暮らしについて、お話を伺いました。

出身地：大阪府、現住所：岐阜県飛騨市、職業：木製家具職人、カフェ経営

堅田 恒季

日本一の家具生産地・飛騨で木工職人を目指して

<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/5adc4612-1.jpeg" alt="ラグビー合宿で人気の宿「館弥兵衛（やかたやへい）」を経営する徳原裕治さん"><h2>飛騨市で宿泊施設を始められたきっかけは？飛騨市には何かご縁があったのでしょうか？</h2>徳原裕治さん（以下、徳原）：いいえ。実は飛騨市には縁もゆかりもなかったんです。でも、昔から自然が好きで、アルプス縦走などの経験もあります。それで2～3年前から田舎暮らしを検討していたところ、この宿泊施設経営の話に巡り合ったんです。これも何かの縁と、“運と恩”を感じています。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/cbec98fe-2.jpeg" alt="数河（すごう）高原でのラグビー合宿の様子"><h2>新たな生活は大変ではありませんでしたか？</h2>徳原：厳しい冬は初体験でしたので、やはり苦労しましたね。雪おろし、雪かき、水道管の凍結に破裂・・・（笑）。でも、1年間暮らしてみて、「経験が自分を育ててくれた」気がしています。また、同業で地域の身近な方にはとても親切にしてもらっています。例えば、ビニールハウス作り（夏にバーベキューをしたり、洗濯物を干すスペースとして使います）を手伝ってもらったり、他にもいろいろ教えてもらっています。仕事を通じて知り合えた方々にも大変お世話になっています。協力して暮らしていくことは大切ですよね！それに、何より、合宿の子どもたちを見ていると、可愛くてこちらまで楽しくなれるんですよ。<h2>飛騨の好きな所を教えてください</h2>徳原：水がおいしいところです。近所の湧水はよく汲みに行って、料理やコーヒーなどに利用してます。あと、野菜の美味しさにも驚きました。ほうれん草、トマト、山菜。都会で売っているものとは全然違います。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/2e9cfff2-3.jpeg" alt="流葉スキー場にもアクセスしやすく、豊かな自然に囲まれた数河高原"><h2>今後の目標はありますか？</h2>徳原：合宿だけではなく、一般の観光客の方々にもっと来ていただきたいと思っています。宿と飛騨市のファンを増やしたいです。そのためにはどんな料理を出したら喜んでいただけるかな、なんて考えるのが楽しいです。<h2>これから飛騨市に移住しようと考えている人にアドバイスをお願いします</h2>徳原：まだまだチャレンジ中なので、僕のほうがアドバイスをもらいたいくらいです。でも、皆さんもチャレンジしたいことがあったら、まず“失敗を恐れずやってみる”ことをお勧めします。やってみないと分からない事のほうが、人生には多いはずですから。やってみてダメだったら、再びチャレンジすればいいのですから。出典: <a href="https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/48900.html">https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/48900.html</a>

神戸市出身の徳原裕治さん。2015年春頃まで大阪でサラリーマンとして勤務後、ラグビー合宿などで人気の飛騨市数河（すごう）の宿泊施設「館弥兵衛（やかたやへい）」の経営のために、2015年7月に移住。豊かな自然に囲まれ、“運と恩”を感じながら暮らす徳原さんに、移住の経緯についてお話を伺いました。（2016年6月取材）

出身地：神戸市出身、現住所：岐阜県飛騨市、宿泊施設「館弥兵衛（やかたやへい）」経営。

徳原 裕治

合宿施設経営「子供たちが可愛くてこちらまで楽しくなる」

<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/d89d980b-1.jpeg" alt="わらび粉職人を目指し,2016年に飛騨市山之村地区に移住した前原融（まえはら・とおる）さん"><h2>なぜ、わらび粉作りを目指したんですか？</h2>前原融さん（以下、前原）：大学時代から、わらび粉には興味があって学んでいました。わらび餅も大好きでした。特に飛騨市は最高品質のわらび粉が採れるということで知っていました。でも、生産が途絶えかけているのが現状でしょう？だから、自分がやるしかないな、と思いました。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/0beac4a5-2.jpeg" alt="良き指導者であり、先輩移住者の石橋智（いしばし・さとし）さんと和やかに話す前原さん"><h2>わらび粉のビジネスは順調にいきそうですか？</h2>前原：飛騨は、最高品質のわらび粉が採れます。でも、それだけで1年食べていけるほど甘くはないことも分かっています。今は、ほうれん草の収穫の手伝いもしています。今後は、山之村の特産品である寒干し大根作りの作業も手伝う予定です。できることは何でもやって、ここでの農業を学びながら生活してる感じです。<h3>飛騨で修行中ということですか？</h3>前原：まさに「修行」です。でも、移住の先輩方がいろいろ教えてくれて頼もしい限りです。人生の良き先輩、とも言えますね。毎日、成長感があります。こういった方々への“恩返し”という意味でも、わらび粉の生産と販売、ビジネスとしての成功を実現させたいと思っています。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/0246677c-3.jpeg" alt="同時期に移住してきた須藤彩子さんと、仕事後に談笑する前原さん"><h2>移住してきてからの苦労はありましたか？</h2>前原：ここに住んでいると、家に車が置いてあると「あ、いるね！」なんて気軽に声を掛けてくださる方もいますし、寂しくありません。私は料理があまり得意ではありませんが、皆さんから野菜を頂いたりして徐々に自炊も上手になってきました。あとは、苦労っていう程ではありませんが、私はお酒があまり強くないので、意気込んで飲み会に参加すると、いつも潰れて辛い・・・それぐらいです。<h2>飛騨の方々はたくさん飲むそうですよね？</h2>前原：本当に強いです。潰れながらも楽しんでます！<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/08/e51df1d5-4.jpeg" alt="自慢のわらび粉を手に、笑顔を浮かべる前原さん"><h2>これから飛騨市に移住しようと考えている人にアドバイスをお願いできますか？</h2>前原：私は考えてから行動に移すのが少し遅かったと思います。みなさんは、まず早めに体験をしてみるといいと思います。飛騨は、住んでみれば不便ではない、ということがよく分かるはずです。そして「チャレンジ」してください。ダメだったらまた考えればいいんだから。また自分のやりたいことをハッキリと周囲に伝えておくことは大事です。そうすることで的確なアドバイスも、嬉しいサポートももらえるのですから。出典: <a href="https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/48887.html">https://www.city.hida.gifu.jp/site/iju/48887.html</a>

群馬県桐生市出身の前原融（まえはら・とおる）さんは、2016年、わらび粉職人となる夢を実現するべく、飛騨市に移住をしました。岐阜県内の「森林文化アカデミー」で2年間林業技術を学んだのち、前原さんが移り住んだのは、飛騨市内でもかなり奥地の山之村地区。そんな前原さんに、「移住秘話」をお伺いしました。

出身地：群馬県桐生市、現住所：岐阜県飛騨市山之村地区、職業：わらび粉職人

岐阜県

岐阜県の移住体験談一覧：12件