<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>地域おこし協力隊として秋間梅林に関わる機会があり、2年間広報や国の補助金事業のお手伝いをさせていただいたことで秋間梅林の現状を知りました。</p><p>秋間梅林観光協会に所属している梅農家は10軒ありますが、どこも後継者がいない状況です。先輩方が60年守り続けてきた梅林がなくなってしまうことはどうしても避けたいと思ったので、秋間梅林で活動することを決めました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/09/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/-hm9cj8e5kubzIavgWHwV.webp"></figure><h2>群馬県安中市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>上記と同じ理由です。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>以下が主な仕事内容になります。</p><ul><li>梅の栽培・出荷</li><li>イベントへの出店</li><li>秋間梅林祭運営</li><li>秋間梅林マルシェ運営</li><li>観光キャラバンへの参加</li><li>HPやSNSなどの情報発信</li><li>ライトアップ運営</li><li>企業、ボランティア、サポーター、地元小学校の受け入れ</li><li>研修に参加</li><li>環境整備</li><li>移住促進イベントへの参加など</li></ul><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/09/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/H80VhhU_l8JEzGWaCp0t5.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>梅の栽培については、毎年の剪定や肥料の施しなどの手入れを続けることで、梅の木が目に見えて元気になっていくのを実感できます。新しい芽がたくさん出て、梅の実が豊富に収穫できると、もっと頑張ろうという気持ちが湧いてきます。</p><p>また、多くの方に楽しんでいただけるように、秋間梅林観光協会のみなさんと一緒にイベントの準備を進めています。たくさんのお客様が秋間の梅を楽しんでいる姿を見ると、それが大きな原動力となります。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/09/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/WuvXnvJqByDlGjb6dcILs.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p><span style="color:rgb(23,43,77);">地域おこし協力隊の活動内容については、梅の栽培だけではなく観光分野や情報発信などの募集となっていましたが、予想以上に梅の栽培をガッツリ学べる3年間でした。</span></p><p><span style="color:rgb(23,43,77);">他にもイベント出店や地域の小学生との交流もあり、多くのことを学べました。梅の栽培を3年間しっかり学び、実践できたことによって、梅栽培の可能性や楽しさを知ることができましたし、卒業後も梅農家として独立したいと思えました。</span></p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>以下の活動を考えています。</p><ul><li>梅農家</li><li>梅農家がやる梅ドリンク専門キッチンカー</li><li>梅の枝などを使用したアクセサリーブランドの立ち上げ</li><li>梅作業×宿泊「ゲストハウス」</li><li>集落支援員</li></ul><h2>安中市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2><p>新しく地域に移住してきた私を、喜んで受け入れてくださったことが一番嬉しく、移り住んで良かったと思いました。住居のある地域では「どんどん焼き」などの地域のイベントに積極的に声をかけてくれ、多くの方に顔を知ってもらう機会を作ってもらえました。</p><p>また、活動エリアの秋間梅林では梅の栽培だけではなく、道具の使い方、新規就農した場合の補助金や確定申告方法など細かいところまで教えていただきました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/09/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Rx4I2UR3qMJv450QAnFhY.webp"></figure><h2>安中市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>私が活動している秋間梅林をはじめ、安中市には鉄道文化遺産や磯部温泉、碓氷製糸など歴史ある魅力的なスポットが数多くあります。</p><p>安政遠足廃線を使用した廃線ウォーク、また大型店舗が少ない分個人店が多くあります。飲食店だけではなくお菓子屋さんも多いため、市内だけでも十分楽しめます。お土産品を買うときはどこで買うか迷うくらいです。</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。&nbsp;</h2><p>移住を検討している方は、何らかの「意思」があるからこそ検討しているのではないかと思います。自分の「意思」を叶えられる場所を丁寧に探してほしいと思います。</p><p>移住を検討している場所がどんな場所なのか、下調べや下見をぜひしていただきたいです。その上で飲食店などのお店を訪れてみたり、市役所に相談して移住を支える人から話を聞いて決めてもらえたらいいと思います。</p><p>そうすれば「思っていたのと違う」ということが減るのではないかと思います。</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第141回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、群馬県安中市の黛若葉さんです。

安中市

群馬県

群馬県安中市の地域おこし協力隊

黛若葉

#141 秋間梅林を未来へ繋ぐ。群馬県安中市の地域おこし協力隊の挑戦

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>私はかつて、青年海外協力隊としてインドで活動していました。現地では養蚕農家と一緒に仕事をする機会があり、その経験を通じて養蚕に深い興味を抱き、自分でも挑戦してみたいという思いが芽生えました。</p><p>帰国後は一度元の職場に復職し、サラリーマンとして働いていましたが、養蚕への思いを捨てきれず、日本で養蚕を始める方法を探していました。そんな折に、富岡市が養蚕農家の後継者として地域おこし協力隊を募集していることを知り、これこそ自分が探していた道だと感じ、応募することにしました。</p><h2>群馬県富岡市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>私が富岡市の地域おこし協力隊に応募した大きな理由は、養蚕業の後継者として募集があったことです。富岡市には、蚕の餌となる桑畑がしっかりと残っており、新規就農者への支援体制も整っていたため、養蚕や農業が全く未経験の私でもチャレンジできる環境が整っていました。</p><p>また、青年海外協力隊としてインドに行く前に日本の養蚕について勉強していた際に、富岡市の農家を紹介してもらい、実際に訪問したことがありました。すでに知り合いの農家がいたことも、富岡市を選んだ大きな理由の一つです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Fh1DPDfEXxDkKMVNQDYbT.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>私は将来、独立して農家として自営することを目指し、年間5回の養蚕を行いながら、技術や知識の習得を図っています。1年目は地域の農家で研修を行い、2年目からは自宅での養蚕を開始しました。</p><p>また、安定した年間収入を得るために、冬季期間にはネギの栽培も行っています。さらに、養蚕関連のイベントや地域の保育園での繭細工作りの講師を務めるなど、地域との交流にも力を入れています。これらの活動は、養蚕業の魅力を広く伝えるため、SNSを通じても積極的に発信しています。</p><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>富岡市では、かつてほとんどの農家が養蚕を営んでおり、養蚕業は地域の伝統産業であり、主要な産業でもありました。しかし、近年では従事者が激減し、産業は衰退の一途をたどっています。</p><p>そんな状況の中で養蚕を続けていると、かつて養蚕を行っていた地域の方々から「がんばってね」「まだ養蚕を続けているんだね、応援しているよ」と温かい言葉をかけてもらえることがあります。こうした地域の方々からの応援が、私にとって大きなやりがいとなっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Lsg7THnarNXs3Rs5kablB.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>特に想定外だったことはありません。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>卒隊後は、富岡市内で養蚕農家として独立し、この地で農家として生きていきたいと考えています。全国的に、そして富岡市内でも養蚕業は急速に衰退しており、製糸業や織物業も同様の状況にあります。日本の蚕糸業がどれだけ続けられるかは不透明ですが、私はこの歴史ある産業を少しでも長く守り続けたいと考えています。</p><h2>富岡市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>富岡市では、養蚕業が衰退してしまったとはいえ、地域の方々は養蚕に対して非常に深い愛着を持っています。私が養蚕をしていると、その愛情を感じる場面が多々あります。たとえば、桑畑で桑を取っていると、散歩中の年配の方が「うちも昔はお蚕をやってたよ」と声をかけてくださったり、「家に使わなくなった道具があるから、持っていくかい？」と近所の方から道具を譲っていただいたこともありました。地域の皆さんの応援と支えが、日々の活動の励みになっています。</p><h2>富岡市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>富岡市は、町の中心部に行けば大体のものが揃い、大きな病院や飲食店もあり、非常に便利です。一方で、少し中心から外れると豊かな自然が広がり、静かで暮らしやすい環境が整っています。</p><p>特に小さな子どもへの支援が充実しており、児童館や支援センターではさまざまなイベントが開催されています。私の娘も、富岡市内にお気に入りのスポットがたくさんあり、日々楽しんでいます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/oSfjhEdnwu6WReYb_JDoo.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>移住は、自分や家族の人生にとって大きな転機となり、不安も多いかもしれませんが、それ以上に新しい挑戦ができる大きなチャンスです。</p><p>都市での生活を経験してきた私にとって、地方で過ごす穏やかな日々は、思いがけないほど豊かな時間となっています。ぜひ、新しい環境に飛び込んでみてください！</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

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「地域おこし協力隊に聞きました！」第134回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、群馬県富岡市の市川素さんです。

富岡市

群馬県富岡市の地域おこし協力隊、趣味・特技：ランニング

市川 素

#134 再び賑わう養蚕の町へ！富岡市で地域とともに歩む道

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>妙義山に魅了され、地域おこし協力隊に応募しました。</p><p>妙義山は、古くから山岳信仰の対象として多くの人々が手を合わせ、山伏たちが修行を積んだ神聖なお山です。しかし、明治時代の廃仏毀釈運動が特に激しかった北関東に位置する妙義山では、その痕跡がほとんど失われ、現在では山伏も存在しません。</p><p>地域の人々の記憶からも、「妙義山は神聖な山」という概念が薄れつつあります。</p><p>私は修験道の寺で得度をした行者（山伏）ですが、一人の山伏として、どうしても妙義山の文化の風化を食い止めたいという強い思いがありました。そこで、昨年募集された富岡市地域おこし協力隊に応募しました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/pDbDj0RVd47-WNEDxCTKW.webp"></figure><h2>群馬県富岡市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>ちょうど私が応募した2023年は、富岡市が「妙義山名勝指定100周年」を迎え、妙義山の観光振興に力を入れている時期でした。</p><p>募集がかかった協力隊のミッションは、「妙義山を中心とした妙義地域の観光振興」というもので、これは私が望んでいた「妙義山の信仰文化を多くの人に知ってほしい」という想いを実現するのに理想的な内容でした。</p><p>実のところ、富岡市がどのような自治体かはほとんど知らなかったのですが、妙義山に導かれたかのように応募することになったのです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/EvfdlB8pLP0e9WfN9_tPA.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>『妙義山を中心とした妙義地域の観光振興』というミッションに取り組んでおり、地域の皆さんと協力しながら、妙義の文化、歴史、自然について発信し、イベントの企画・実施を行っています。</p><p>また、私は山伏でもありますので、妙義山内での修行を通じて「ここは山岳信仰の山であり、神聖な場所である」ということを、言葉を介さずに伝えることができます。そのため、お山に入る際は、できる限りきちんと装束を着用して臨んでいます。</p><p>「妙義山に連れて行ってほしい」という方がいらっしゃった場合には、私たちが「峰入（みねいり）」と呼ぶ、単なる登山ではない神聖な山歩きの先達も務めています。</p><p>さらに、私のデスクは昨年オープンした妙義ビジターセンターにあり、そこで展示物の作成にも携わっています。大人から子供まで、妙義を分かりやすく知ることができるよう、そしてものの見方が変わるような展示方法を工夫しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/38sog-58F_xC5LvZv5Yom.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>地域の方々との交流を通じて見えてくる、皆さんの気持ちの変化が、私にとって何よりのやりがいです。山伏なんて聞き慣れないし、見たこともない妙義の方々にとって、最初の頃、私は『変なやつ』に映ったと思います。</p><p>移住したばかりの頃は、茶化されたり、距離を置かれたりすることもありましたが、それでも少しずつ、理解を示してくださる方が増え、手を合わせてくださる方も増えてきました。</p><p>最近では、私がお山から下りてくると、「お疲れ様。法螺貝の音が聞こえたから、ふーちゃんが下りて来たかなと思って迎えに来たよ」と、お家から出てきてくださる方もいます。</p><p>本当に少しずつではありますが、妙義本来の「妙義山の自然に感謝し、手を合わせる」という文化が戻ってきているように感じます。それが私にとって何より嬉しいことであり、一番のやりがいです。</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>想定外だったことは特段ありません。もちろん「アチャー」と思ったり、「困ったなぁ」と思うことはあります。ただ生きるとはそういうものだと思うので、想定外ではありません。</p><p>敢えてその「アチャー困ったなぁ」なことを挙げますと、一つは妙義はヤマビルがものすごく多いということです。いや、山ですからヤマビルくらい多少いるものなのですが、「思ったより多いな…」という感じです。</p><p>夏の妙義山では、うかうか休憩もできませんが、それもまた修行の山！という感じでいいですよ！（笑）</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>宿泊施設をオープンしたいと思っています。宿坊のようなイメージをしていただけると分かりやすいかもしれません。もともと移住前も『山伏女将』として宿泊施設を6年半ほど運営しておりました。</p><p>山に興味がある方、自然に興味がある方、山伏に興味がある方、修行がしたい方…そんな方が気軽に来られる施設です。そして知的好奇心や自分の中の鬱屈とした何かを言葉と体験の両方で満たし、気付くことができる宿を妙義山の麓で作っていくつもりです。</p><p>聖地で一晩過ごす、という体験はそれだけで特別なものですから。</p><h2>富岡市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>妙義の人々は驚くほどオープンで、そのあたたかさに本当に驚かされました。積極的に声をかけてくださり、イベントにも積極的に参加してくださいます。皆さん、いろんなことを気にかけてくださり、私がSNSやメディアで発信した内容も「見たよ！」「読んだよ！」とわざわざ伝えてくださるんです。これまでに話したことがある方だけでなく、話したことがない方もです。本当に素敵な地域だと思います。</p><p>今年の春、お山に入る前に山伏装束を着ていたところ、たまたま通りかかったご婦人が「あっ、あなた妙義の山伏の方？記事読んだよ。いつも楽しみにしてるよ」と声をかけてくださいました。</p><p>つい先日も、近くにお住まいのおじいさんが通りすがりに「行者にんにくの種が採れたけどいるか？じゃあ、今度ポストに入れといてやるよ」と声をかけてくださったんです。もしかして、私が行者だからでしょうか？（笑）</p><p>翌日には、きれいに紙に包まれた行者にんにくの種がポストに入っていました。おかげさまで、移住者である私ですが、毎日少しも寂しさを感じることなく、充実した日々を過ごしています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Tif3kDaEkbv9YZ7dR-kdA.webp"></figure><h2>富岡市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>やはり、何よりも心惹かれるのは妙義山です。他では見たことのない、独特のお山です。妙義山は、標高こそ高くはありませんが、その山容は群を抜いて奇抜で、他に類を見ないものです。</p><p>かつて、妙義山を見た文人が「これは山ではなく、岩だ」と言い残したほど、妙義山は切り立った岩壁が連なる峩々たるお山です。</p><p>この峩々たる妙義山を登れとは言いませんが、一度、間近でその姿を見に来てください。一度見れば、その圧倒的な存在感を全身で感じることができるでしょう。全身の細胞が一斉に「これはヤバい」と訴えかけるはずです。この感覚こそが、山岳信仰の根源だと私は信じています。</p><p>さらに、そのお山の麓にある妙義神社には、今も天狗が祀られています。山伏の姿をした厳めしい天狗。その姿こそが、妙義山の山岳信仰を今に伝える象徴です。</p><p>ぜひ皆さん、妙義に足を運んで、この特別な場所を感じてください。</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>自分の気持ちにしっかりと向き合い、行きたいと思ったら迷わず行く、何か違うかもと感じたら無理に行かない。まずはそこが一番大切だと思います。自分自身で決断することが重要です。</p><p>そして、移住は「一方通行ではない」ということを覚えておくことが大切です。移住してみて「やっぱり違った」と思うこともあるでしょう。</p><p>その時は、また元の場所に帰ればいいんです。「ただいま！」って、帰れる場所に帰ればいい。そういう気持ちでいれば、プレッシャーに押しつぶされそうになった時、寂しさに耐えられなくなった時、焦りから何をすべきか分からなくなった時、そんな苦しい瞬間にも、「大丈夫、だめだったら帰ればいいんだから」と思えます。</p><p>そうすることで、冷静な自分に戻れるんです。矛盾するようですが、私にとってはそれこそが、「その土地に根を下ろすコツ」だと思っています。</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

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「地域おこし協力隊に聞きました！」第124回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、群馬県富岡市の片山文恵さんです。

群馬県富岡市の地域おこし協力隊、趣味・特技：登山・自然観察

片山 文恵

#124 妙義山に導かれて。観光振興と信仰文化の継承

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>「群馬県に移住したい」と何年も前から考えていました。しかし、生まれも育ちも東京であるため、降雪に慣れておらず、まずは雪の少ない地域が良いと考えていました。</p><p>そんな中、オール群馬のイベントに参加し、そこで地域おこし協力隊という制度を知りました。知らない土地に移住するよりも、地域の人々と深く関わりたい、そしてせっかく移住するなら地域に貢献したいと思い、応募を決意しました。</p><h2>群馬県安中市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>過去に安中市を訪れた際は、磯部温泉に行ったことがあるだけで、長野県に向かう途中の通り道という印象しかありませんでした。</p><p>私の趣味が登山であるため、群馬県北部や長野県へのアクセスが良く、温泉地が近くにある場所を希望していました。また、新幹線の駅やJR駅、高速道路のインターチェンジがあり、都会へのアクセスも便利な場所を探していました。</p><p>地図を見ながら調べた結果、安中市が良さそうだと思い、オール群馬で安中市を選んで話を聞くことにしました。他の自治体とも話をしましたが、私が知りたいことをきちんと説明してくれたのは安中市だけだったため、最終的にここに決めました。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>私のミッションは「移住コーディネーター」としての役割を果たすことです。まだこのポジションが設置されていない自治体であるため、まずは安中市の魅力を見つけ出すことからスタートしています。</p><p>都会からの移住者は、都市では得られない体験を求めて移住を検討することが多いと考えています。そのため、複数のニーズに応じた案内ができるよう、パンフレットやロードマップを作成し、移住者が安心して新たな生活を始められるようなサポートができる土台作りをしていきます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Ioy1w0PlrfM_wPa5rHRle.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>新しいものを作り出すためには、まず自分自身が十分に理解していないと情報を発信することができません。そのため、詳しく調べることが必要ですが、それは非常に大変な作業です。しかし、協力隊の研修会や県主催の研修に参加することで、人との繋がりが広がり、その結果、お金では手に入らない貴重な情報が多く得られるようになります。</p><p>まだ「やり甲斐」という境地には到達していませんが、今後もどんどん新しいことを吸収し、成長していきたいと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/ACYF1GvRYXx6DadqVw2bI.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>今のところありません。過去の職務とは全く異なる分野に挑戦しているため、行政に関する理解にはまだ戸惑いを感じることがあります。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>趣味を活かして、キャンプ場を経営し、その施設内にサウナと自然農園を設置することを考えています。自然を愛する大人たちが集まれる、癒しの場所を作りたいという思いがあります。</p><p>また、これから安中市に移住してくる方々のサポートも積極的に行っていきたいと考えています。</p><h2>安中市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>引っ越してきた直後に、地域の集落へ挨拶に行くことにしました。地域には班長さんがおり、その方がすべての家に付き添って挨拶をしながら、私を紹介してくださいました。</p><p>そのおかげで、私が移住者であることを近隣の皆さんに知っていただくことができました。それ以来、道で出会えば挨拶を交わし、家庭菜園の野菜やお菓子をいただくこともあり、地域の人々の親切さ、あたたかさを感じています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/07/31/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/FUJ9Dq5os8GhcaMO_dlTK.webp"></figure><h2>安中市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>妙義山や浅間山、そして広がる田園風景は本当に美しく、豊かな自然の中で鳥やカエルの鳴き声が響いています。</p><p>さらに、ところどころに残る城下町の風景もまた、この地域の大きな魅力です。新鮮で美味しい野菜やお米が手に入り、松井田町にある焼き肉屋さんは、絶景を眺めながらとても美味しい食事を楽しむことができます。</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>車が無いと少し不便な面もありますが、市内の中心を国道18号が通っており、スーパー、薬局、電気屋、ホームセンターなど、日常生活に必要なものはほとんど揃っています。</p><p>医療に関しても、クリニックが各所に点在しているため、緊急でなければ十分な対応が可能な体制が整っているようです。</p><p>都会に出る際には、新幹線の安中榛名駅にある無料のパーキングを利用できるので、とても便利です。総合的に見て、移住するにあたり生活面で大きな不便を感じることはないと思っています。</p><p>ただし、徒歩圏内に酒場や飲食店が少ないため、飲み歩きの楽しみは少し減るかもしれません。その分、都会に出たときに存分に楽しんでいただければ幸いです。</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

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「地域おこし協力隊に聞きました！」第123回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、群馬県安中市の平間麻衣子さんです。

群馬県安中市の地域おこし協力隊、趣味・特技：キャンプ・サウナ・家庭菜園

平間　麻衣子

#123 群馬県移住の夢を実現！東京生まれ・東京育ちが選んだ安中市の魅力

“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けしています。

第67回目の先輩移住者は、群馬県みなかみ町で「農園民宿かかし」を営む村田幸男さん・久美子さんご夫婦。

ともに東京出身のお二人は、今から約35年前に、群馬県北部に位置するみなかみ町に移住。桑畑に覆われた土地を切り拓き、無農薬野菜と鉱泉のお風呂にこだわった「農園民宿かかし」を開業しました。

東京での会社員時代を経て、自然と共生する暮らしを選んだ村田さんご夫婦に、幾度の苦難を乗り越え、たくましく生き延びてきたこれまでの足取りを伺いました。

みなかみ町

出身地：東京都、前住所：東京都、現住所：群馬県みなかみ町、職業：民宿経営

村田幸男・久美子

【後継者募集中】みなかみに移住して35年。有機野菜で“幸せ”を届ける「農園民宿かかし」のこれまで

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>東京での転職活動が上手くいかず、実家での不和もあり、生きづらさ・世界の狭さを感じていたところ、TV番組の「前橋市移住特集」を観て、関東圏の行ったことのある範囲より先で、拠点になりそうなので行ってみました。</p><p>前橋市役所に連絡したところ、移住コンシェルジュの鈴木正知さんを紹介され、田口町のアリスの森で面談を受けました。前橋市の自動車アクセスの良さ、空の広さ、気持ち良い風、前橋の東京からの距離感、アリスの森から見た田園風景で滞在を決めました。</p><p>そこから地域おこし協力隊のインターンとなり、本隊と合流し、現在に至ります。</p><h2>群馬県前橋市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>自然の面では、空が広く、山の景色が良くて、気持ち良い風が吹くところです。文化の面では、東京にない地域の文化（前橋祭りや富士見の産業祭や稲荷祭り）が生きているところです。</p><p>生活の面では、スーパー・ドラッグストア・コンビニエンスストアなど生活・趣味に必要な施設が揃っているところ、実家が東京にあり、家族の体調が思わしくないとき、東京へ行き来しやすいところです。</p><p>東京では関わらなかった地域活動を近くで見られ、すぐに参加できたところが理由です。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>仕事内容としては、主に下記のような内容に取り組んでいます。</p><ul><li>前橋移住コンシェルジュと移住相談に同席しながら、移住希望者を支援し、移住者を増やすための知識・アイデアを学び、生み出すこと。</li><li>移住希望者の前橋市に対する理解を深めるために観光地・居住地候補を案内すること。</li><li>定住した方々の生活サポート（除草、生活設備改修、荷物運搬、粗大ゴミ運搬）。</li><li>群馬県内外の移住促進イベントに参加し、移住に興味を持ってもらうように促すこと。</li><li>地域活動（イベントへの参加、古民家活性化活動を支援、地域清掃）への協力。</li><li>前橋市主産業の一つである農業の活動体験。</li><li>SNSを使った前橋市のPR。</li></ul><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/AixFAeeQk9li2flocWYmT.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>今まで知らなかった前橋市のスポット・イベントを知ることができるところ、そこに行かなければ出会えなかった人々（イベント主催者・従業員・参加者）に出会えるところです。</p><p>また、前橋市の地域について文化やイベントや新規出店などの情報を知ることができるところ、今まで前橋市を知らなかった相談者に前橋市に興味をもってもらえるところなど、多くのやり甲斐があります。</p><p>相談者にもユニークな経歴を持つ人が多いので出会えることはありがたいです。自分自身も移住者なので移住を内側の視点から見られるのは重要なやり甲斐だと考えます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/BYy_Eh_wD6a7MXMssxOtN.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>前橋市は裾野が広く、移動に時間がかかります。車でしか行けない場所もあるので運転時間が長くなって疲労してしまうことがあります。</p><p>また、地区に分かれていて町名がたくさんあるので、戸惑いました。地区ごとにイベントがあるので、スケジュールが被ることがあり、招待されても行けない場合があることが想定外でした。</p><p>活動に行かなければ出会えなかった人々（イベント主催者・従業員・参加者）に出会えるところや、相談者にもユニークな経歴を持つ人が多いので、そういった方々に出会えることは良い意味で想定外でした。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/3-VCzuPO40_bZ858zh4V-.webp"></figure><h2>&nbsp;卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>移住希望者の話を聞くと、前橋市に移住し、家庭菜園や農業を始めたい人は多いですが、知識・技術が足りない、本格的に農業を始めたくて求人を出しても応募がなく、人手不足の状態で開始することになってしまっているなどの問題があることが現状だと考えています。</p><p>そのため、地域おこし協力隊の活動から得た農業の知識を用いて、経験がない人を支援したり、農業を始める人にそれを支援したい人材のマッチングを行ったりしてみたいと考えています。</p><p>また、移住コンシェルジュの仕事や地域とのつながりを維持できる仕事をしていきたいと考えています。</p><h2>前橋市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2><p>地域おこし協力隊になった後、前橋市河原浜町にある古民家で行われた稲荷祭りに参加しました。稲荷様を奉っている社やご神体をきれいにして、お供えをして、作業をした人達でご飯を食べました。</p><p>急に来た自分も仲間に入れていただき、楽しい、ゆっくりとした時間を過ごすことができました。東京にはない昔からの行事が現代にもつながっている、伝統や土着神を大切にしている、稲荷祭りの作業やご飯を食べることで人同士のつながりを大切にする地域性なのだと印象を受けました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/JO9874xfLq26uCEegFwIH.webp"></figure><h2>前橋市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><ul><li>空が広く、気持ち良い風が吹きます。</li><li>県庁がある街並みと田園風景が広がる景色が近くにあります。</li><li>スーパー・ドラッグストア・コンビニなど生活・趣味に必要な施設が揃っているため、生活がし易いです</li><li>実家が東京にあり、東京から離れられないので行き来しやすいのはありがたいです。</li><li>興味があれば前橋市の地域活動を近くで見られて、参加できます。</li><li>スポットとしては温泉・温浴施設が好きなので道の駅にはよく行きます。</li><li>特によく行くのは道の駅まえばし赤城・道の駅ふじみ・道の駅赤城の恵です。</li><li>犬が好きなので名犬牧場に犬を見に行きます。</li><li>赤城山山頂の大沼は夏には避暑地になり、冬には氷上ワカサギ釣りが楽しめます。</li></ul><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/OLkoSt2upjZ_gri0zSPkl.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><ul><li>県庁所在地都市での生活・趣味に必要な施設が揃っているため、生活はし易く、物価が安いです。</li><li>県庁は高くて大きいので、実際に来て一度見て欲しいです！</li><li>東京と違い、高すぎる建物が存在しないし、電線の地中化が進んでいるので、空が広く風が気持ちいいです！</li><li>街から少し山道を登れば、田園風景も満喫できます！</li><li>保育園～大学院まで教育機関が揃い、多数存在するのでお子様のために出来る選択肢が多いです！</li><li>東京への出勤も2時間以内に出来ます！</li><li>色々なイベントが開催されていて前橋市内観光は飽きません！</li></ul><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第71回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、群馬県前橋市の上原裕介さんです。


前橋市

群馬県前橋市の地域おこし協力隊、趣味・特技：魚釣り・キャンプ

上原裕介

#71 卒隊後も、協力隊の活動から得た知識を用いて群馬県前橋市の課題解決に向き合いたい

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>移住前は群馬県前橋市で会社勤めをしていました。30代前半の頃、半年ほど農家さんのお手伝いをしたことがあり、以来、会社勤めをするより、自分で農業をやりたいと考えるようになっていました。</p><p>といっても、どうしたらいいのか分からない状態でした。農業ができる手立てや場所はないかと探していました。</p><p>そんなとき、インターネットで地域おこし協力隊の制度を知り、下仁田町で農業の協力隊員を募集していることを知りました。自分の年齢を考えると、最後のチャンスだと思いましたし、後悔するよりやってみようと応募しました。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/a2a48000-2.jpg" alt="下仁田ネギの手入れをする澤祐介さん"></p><h2>群馬県下仁田町を選んだ理由について教えて下さい。 　</h2><p>群馬県内で農業をさせてもらえる場所を探しており、下仁田町で農業振興の地域おこし協力隊を募集していました。 農業を学びながらいろいろな農家さんと知り合うチャンスだと思いました。</p><p>また、下仁田ネギは全国的にも有名です。下仁田ネギを基盤に農家として独立できると考え、下仁田町を選びました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/09/11/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/NOP_4oQV-hKTp4fk3eptc.webp"></figure><h2><br>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。 　</h2><ul><li>下仁田ネギの栽培方法を習得していくことです。<br>1年目から下仁田ネギを自分でも栽培し始め、徐々に圃場を広げています。 　</li><li>農家として独立していくためにレタスやキャベツなど様々な野菜を栽培しています。</li></ul><h2><br>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？ 　</h2><p>たくさんの農家さんと知り合うことができ、栽培のコツなどを皆さんから教えていただいています。 　</p><p>また、耕作放棄地の開墾を1年目からしています。耕作放棄地だった土地を、野菜を育てられる状態にしていくことがとても嬉しいです。<br>&nbsp;</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/b7f3ad9a-.jpg" alt="ねぎぼうず"></p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。 　</h2><p>下仁田ネギを中心に据えた農家になることです。<br>&nbsp;</p><h2>下仁田町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。 　</h2><p>耕作放棄地を開墾する際に、近隣の牧場の方が「下仁田を選んで来てくれたんだから、頑張ってほしい」と、サブソイラーという大型トラクターに取り付けられた農具で、何度も耕起してくださいました。 　</p><p>また、「下仁田を選んでくれてありがとう。応援しているよ。何か分からない事があったら何でも聞いてね」と、いろいろな農家さんが声をかけてくださいます。</p><p>そういったお言葉をいただき「この土地に来て良かった」と心から感じます。<br>&nbsp;</p><h2>下仁田町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど） 　</h2><p>下仁田町は世界遺産「荒船風穴」や「下仁田ジオパーク」など、とても自然豊かな土地です。</p><p>下仁田ネギの伝統栽培は唯一無二のものだと思っています。下仁田という名前は全国的にも知られており、農業を始めるにはとても入りやすいと思います。&nbsp;<br>　</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。 　</h2><p>「農業は楽しいですか？」と聞かれますが、辛いことも多いです。 農業は炎天下の作業など辛いことも多く、決して楽ではありませんが、とてもやりがいがあります。</p><p>自分の作ったものを買ってくださる人がいた時、食べてくださる人がいた時「やってきて良かった」と、とてもやりがいを感じます。</p><p>もし、農業に興味を持っている方は、まず体験から始められてはいかがでしょうか。</p><p>&nbsp;</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener">https://warp.city/features/2</a></p><p>&nbsp;</p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第52回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、群馬県下仁田町の澤祐介さんです。

下仁田町

群馬県下仁田町の地域おこし協力隊、趣味・特技：読書

澤 祐介

#52 下仁田ネギを基盤に農家として独立するため、群馬県下仁田町の協力隊に

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>私は東京生まれで、両親とも東京出身でした。父の転勤による引越しで、長野県諏訪市（小6から中2）長崎県佐世保市（中2〜中3）で暮らしたことがあります。転校を伴う地方への引越しは、当時の自分にとって大きな出来事でしたが、小学校高学年から中学生にかけて自然に囲まれた環境で生活したことが、その後の自分に影響を与えたと思います。</p><p>高校、大学、社会人と基本的に東京在住でしたが、地方での生活を経験したくて6年前に大分に仕事を見つけ単身移住しました。昨年60歳以降の生活を検討し、いったん家族のいる東京に戻り、数時間で移動できる関東甲信越の地方都市を生活の拠点候補としていました。</p><p>その中で地域おこし協力隊制度を知り応募しました。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/25b97750-.jpg" alt="地域おこし協力隊の山口真吾さん"></p><p>&nbsp;</p><h2>群馬県沼田市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>スノーボードを趣味としていることもあり、沼田市には何度も訪れていました。とはいえ、日帰りでのスノーボードの通過点として食事、温泉に数時間滞在するのみ、にとどまっていました。</p><p>地域おこし協力隊に応募するにあたり調べたところ、雪山、食文化等の大きな可能性があると思い、またそれを活かしていくことが今後の沼田市に必要なことだと思いました。</p><p>また、東京の自宅からも片道2時間で移動ができることも選択した大きな理由です。活かすべき資産が眠っているものの、それを活かすためのヒトが必要と思っており、私の今までの経験が活かせるのではないかと思い応募しました。</p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>群馬県で唯一、つなぐ棚田遺産に認定された石墨棚田を中心として活動する「薄根地域ふるさと創生推進協議会」の事務局を中心に活動しています。地域の方たちの努力、協力により農作業だけでなく、年間を通じて様々なイベントを開催しています。</p><p>市県内外からの認知度は、徐々に上がってきており、来訪者も増えてきています。そのような状況下、収益事業である農作業等の体験イベントを実施して、収支計算を正確に行い、補助金に頼らず自立できる組織作りを進めていくことを考えています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/c7488dbe-.jpg" alt="地域おこし協力隊の山口真吾さんと友人"></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>棚田での農作業が活動の中心となりますが、今まで全く経験したことがない農作業をすることが非常に面白いです。2年目以降は、戦力として加われるように1年目はいろいろと教えてもらいながら勉強しています。</p><p>草刈り作業一つとっても、やればやった分だけ目に見えるところがやり甲斐になっています。 これまでは、民間企業の管理部門で効率化を進める仕事をしてきましたが、体験事業については、効率化は基本的に不要と考えており、管理運営について効率化を進めていきたいと考えています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/0700fd66-.jpg" alt="ドローンで撮影した田園の風景と山口真吾さん"></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>現在までのところ特にありません。</p><p>&nbsp;</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>任期の終わる3年後には、60歳になります。今まで子供を中心に考えていた生活を、任期中の様々な活動を通じて、自分、妻との今後の生活についてゆっくり相談しながら考えたいと思っています。</p><p>&nbsp;</p><h2>沼田市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>地域活性化のための地元有志の会合にも参加させていただいていますが、参加している方々が夜遅くまで真剣に話し合いをされているのに驚きました。地域に対する思い入れを感じます。</p><p>拠点としている古民家近くを散歩していて、近所のおばあちゃんと知り合いになりました。何度か会ううちに、一緒にお茶を飲みながら話をするようになり、車で15分程度の温泉に連れて行ってあげたところ、大変喜んでいただきました。</p><p>その後は、夕食も何度かごちそうになっています。採っていったフキノトウ、タケノコも料理してもらいおいしくいただきました。</p><p>&nbsp;</p><h2>沼田市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>沼田市は、東京から車で2時間に距離にあるとは思えないほど、自然が豊富だと思います。海以外の自然環境は豊富なので、様々なレジャーが楽しめます。</p><p>また独特の河岸段丘の地形は急坂が多く、自転車は走りごたえがあります。 東京近郊からの距離が近いことで日帰りの観光客が多いと思われますが、ゆっくり滞在することで、リンゴ、ブルーベリー等の収穫体験、田んぼでの農作業体験もできます。</p><p>汗をかいた後は、温泉も楽しめます。源泉かけ流しの素晴らしい温泉が点在しています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/1b86ee70-.jpg" alt="山口真吾さんの趣味の自転車"></p><p>&nbsp;</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>私自身も地域おこし協力隊として、今年1月から沼田での生活を始めたところです。単身で来ており、家族は東京にいます。私が1カ月に1～2度帰京、家族は休みに沼田に遊びに来るというようなスケジュールで二拠点生活を楽しんでいます。</p><p>協力隊の任期後については、まだ白紙状態です。家族と相談しながら考えたいと思っていますが、移住しなくても、地域と関わっていくことは考えています。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2">https://warp.city/features/2</a></p><p>&nbsp;</p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第40回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、群馬県沼田市の山口真吾さんです。

沼田市

群馬県沼田市の地域おこし協力隊、趣味・特技：スノーボード・自転車

山口 真吾

#41 東京から車で2時間！群馬県沼田市の雪山・食文化等の可能性を活かしたい

住む場所が変わると生き方も変わる。

環境が変わると自身も変化し、人生までもが変わっていくーー。
都会の喧騒を離れて、地方で“自分らしい生き方”に憧れを抱く人は少なくないだろう。

しかし、いざ真剣に移住を考えると、移住に大きな期待を持つ反面、不安も計り知れない。

現実的に自分の思い描く理想の暮らしが実現できるのかーーー。

“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けする。

第53回目の先輩移住者は、群馬県前橋市に住み「桑原いちご農園」を営む桑原佑樹さん。

農業未経験者の桑原さんは東京での会社員生活を経て、群馬県前橋市にUターンして農家に転身。彼が作るいちごは、就農1年目にして「群馬県いちご品評会」で金賞を受賞、その後も4年連続で賞を獲得するなど、華々しい活躍を遂げている。

会社員を辞め、移住してゼロから就農し受賞にまで至った経緯や、その成功の秘訣についてお話を伺った。

出身地：群馬県前橋市、前住所：東京都、現住所：群馬県前橋市、職業：いちご農家


桑原 佑樹　

農業未経験からいちご農家に 。「地元に帰ったら負け」ではなかった

<h2>移住のきっかけと沼田市との出会いを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高津修さん（以下、高津）</span>：</b>私は東京で生まれて東京で育ちました。幼い頃に田舎で遊んだことが忘れられず、大人になったら田園風景の広がる中で暮らしたいと考えていました。仕事も安定し、精神的にゆとりが出てきた頃、妻とバスツアーで沼田を訪れました。その時に車窓から見た風景が印象的で、いい所だなと思いました。</p>
<p>その翌年、妻から「今度はゆっくり沼田を訪ねてみよう」と話があり、ローカル線で3時間ほどかけて来て、周辺をのんびり観光しました。その後も毎年訪れるようになりました。玉原の星空観察会には毎回参加しています。</p>
<p>そうしているうちに、ペンションや食事に行くレストランのご主人など、徐々に人間関係も深まってきて、沼田に縁を感じるようになりました。</p>
<h3>どのようなタイミングで移住に踏み切ったのですか？</h3>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高津</span>：</b>沼田への移住は、妻が仕事を辞めるタイミングでと思っていました。ですが「沼田から都内へ通勤するから行こうよ」と妻が提案してくれました。</p>
<p>そして、移住生活を体験できるトライアルハウスを借りた際に、市役所の担当者から〝地域おこし協力隊〟への参画を勧められたことが、決め手となりました。</p>
<p>私の職域であるITの知識が、地域の発展に生かせればと申し込み、採用していただきました。</p>
<h2>地域の方々とのコミュニケーションについてはいかがでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高津</span>：</b>最初、地域の人からは、都会から来たことを珍しがられました。名刺代わりにと、猪や熊の肉を持って来てくれた人もいます（笑）。</p>
<p>高齢者ばかりの地域なので、50代の私が一番年下。考え方に世代の壁もありますが、そこはしっかり話し合いながら、乗り越えていきたいです。地域の皆さんの志は素晴らしいです。</p>
<p>この地域の未来のために自分の時間をすべて捧げるってなかなかできることではありません。私も何とか力になりたいと思い取り組んでいます。</p>
<p>出典: <a href="https://numata-kurashi.com/immigrate/interview/interview_takatsu" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://numata-kurashi.com/immigrate/interview/interview_takatsu</a>/</p>

東京都出身の高津修さんは、2019年に奥様と群馬県沼田市へ移住しました。生まれも育ちも東京、生粋の江戸っ子である高津さんは、幼い頃に田舎で遊んだことが忘れられず「大人になったら田園風景の広がる中で暮らしたい」と憧れていたそうです。現在は地域おこし協力隊として地域の活動に力を入れています。そんな高津さんに沼田市との出会いを中心にお話を伺いました。

出身地：東京都、前住所：東京都、現住所：群馬県沼田市、職業：地域おこし協力隊員


群馬県

群馬県の移住体験談一覧：10件

#141 秋間梅林を未来へ繋ぐ。群馬県安中市の地域おこし協力隊の挑戦

#134 再び賑わう養蚕の町へ！富岡市で地域とともに歩む道

#124 妙義山に導かれて。観光振興と信仰文化の継承

#123 群馬県移住の夢を実現！東京生まれ・東京育ちが選んだ安中市の魅力

【後継者募集中】みなかみに移住して35年。有機野菜で“幸せ”を届ける「農園民宿かかし」のこれまで

#71 卒隊後も、協力隊の活動から得た知識を用いて群馬県前橋市の課題解決に向き合いたい

#52 下仁田ネギを基盤に農家として独立するため、群馬県下仁田町の協力隊に

#41 東京から車で2時間！群馬県沼田市の雪山・食文化等の可能性を活かしたい

農業未経験からいちご農家に。「地元に帰ったら負け」ではなかった

沼田市で叶える、江戸っ子が憧れていた田舎暮らし

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