<h2>移住のきっかけを教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高橋麻紀さん（以下、高橋）</span>：</b>移住前は横浜市に住んでいました。2人の娘が独立して夫婦2人の暮らしになった時、これからの人生を考えてみました。</p>
<p>サラリーマンで働いていた主人は当時50代前半で、定年まで時間があります。</p>
<p>一方で、飯豊町で暮らす主人の両親は健在とはいえ80歳を超えています。横浜には持ち家がありましたので、今後のことを考えると、主人の両親を呼んで一緒に暮らすのが一番簡単な方法ではと一度は考えました。</p>
<p>でも、両親にとって、生まれて80年以上を過ごした飯豊町から離れて、横浜に住むことが幸せなのか…という疑問や迷いが私の中にありました。横浜に引っ越したら友達は一人もいない、方言が気になって無口になってしまうのではないか、家にこもりきりの生活になってしまうのではないか。</p>
<p>そう思う両親にとって、いいことは何もないと考え直しました。私達の方が新しいことを始める力があると思い、私達が飯豊町への移住を考えてみないかと主人に提案しました。</p>
<h2>移住までの道のりはいかがでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高橋</span>：</b>まず最初に主人が勤めていた横浜の会社を退職しました。次に横浜の持ち家を売却することにしましたが、なかなか売れず苦労しました。</p>
<p>移住前に移住後の主人の就職先を検討し、一旦はIT企業に就職しました。</p>
<p>住まいについてはもともと両親が住んでいた家がありましたが、雪の重みで大分傷んでいたので取り壊し、新しい家を建てました。飯豊町に移住すると決めてから実際に移住するまでは早かったです。</p>
<h2>現在の仕事について教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高橋</span>：</b>一旦IT企業に就職した主人ですが、「せっかく飯豊町に来たのだから、自分で何かやってみたい、町のために何かやりたい！」という思いがあり、会社を退職しました。飯豊町を含む西置賜の情報を発信し、地域の魅力を紹介して訪れる人が増えるようにと、「まいぷれ長井・西置賜」という地域情報サイトを立ち上げることになり、私も一緒に取り組んでいます。</p>
<p>移住者だからこそ新鮮に感じる景色の美しさ、この地域に暮らしてきた人たちが普段見慣れている町の魅力に、もう一度目を向けてもらえたら嬉しいという思いで情報発信しています。ランチ情報なども発信しているので、今まで行ったことがないお店を見つけていただけたら嬉しいです。</p>
<p>実は、置賜地域にはいろいろ美味しいお店が隠れていますよ。</p>
<h2>移住して困ったことやびっくりしたことはありましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高橋</span>：</b>方言については、困ったなと感じたことはあります。私の場合、結婚して約30年の間、毎年夏冬は飯豊町に来ていたので、地域の人達の顔も知っていましたし、方言を聞くことも大丈夫な状態で移住しました。</p>
<p>ただ、結婚した当初は、すでに亡くなってしまいましたが、夫の祖父母も交えた会話で方言を聞き取ることができない、何の話か分からなくて、みんなが笑っていることに全く笑えない…ここに住むのは無理だと思っていたのは事実です。</p>
<p>現在は当時より方言も柔らかくなってきているので、慣れてしまえば全く問題なく住むことができると思います。</p>
<h2>地域との関わりについてはいかがですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高橋</span>：</b>地域の事に関しては、毎月1回、公民館の掃除を兼ねて近所の女性が集まり雑談をしながら近況報告をしています。</p>
<p>また、地元のNPOに参加し、様々な職種の方たちと一緒に地域を活性化する活動をしています。</p>
<p><br />
<img class="alignnone wp-image-32922 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/03/43034ac2-2-2.jpg" alt="地元のNPO活動での高橋麻紀さん" width="1024" height="683" /></p>
<h2>今後の展望について教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高橋</span>：</b>今回、飯豊町唯一の「東京2020オリンピック聖火ランナー」として走らせていただきました。聖火のトーチを飯豊町の子供たちに持ってもらい、将来オリンピックを目指したいという子が一人でも出てくれたら嬉しいなというのが一つの思いです。</p>
<p>あとは移住者の先輩として移住してきた方の手助けができたらと思っています。<br />
<br />
</p>
<p><img class="alignnone wp-image-32923 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/03/70b8328e-2-3.jpg" alt="東京2020オリンピック聖火ランナーとして走る高橋麻紀さん" width="1024" height="683" /></p>
<h2>飯豊町の魅力を教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高橋</span>：</b>自然豊かでおいしいものがいっぱいです！都会から来た人間としては、四季を感じられるのが飯豊町の素敵なところだと思います。冬はたくさん雪が降り、一面の銀世界が広がります。</p>
<p>春になり雪解けが終わると、水を張った田んぼがキラキラと輝く。日を追うごとに苗が伸びて緑一色になった田んぼでカエルの合唱が始まり、暑い夏がやってくる。</p>
<p>秋になると稲穂が垂れて田んぼが黄金色に変わり、収穫の時期を過ぎると初雪がチラチラと降ってくる。季節の変化を目で、そして匂いで感じられるのが飯豊町だと思います。</p>
<p>移住の先輩がたくさんいます。何でも聞いてください！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://iide-iju.com/interview/interview-954/" target="_blank" rel="nofollow noopener">「私が移住を提案しました。」</a></p>

飯豊町

山形県

東北地方

出身地：神奈川県、前住所：神奈川県横浜市、現住所：山形県飯豊町、職業：情報サイト運営



夫の故郷への移住を決断。移住者だからこそできる飯豊町への地域貢献

<h2>移住前はどのような暮らしをしていましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田未帆さん（以下、池田）</span>：</b>横浜市の老舗ホテルや仙台市のお店でパティシエの仕事をしていました。中学生の頃から食べることや物を作るのが好きだったので、食に関わる進路に進みたいと考えていました。</p>
<p>高校では調理や栄養について学び、専門学校では特に興味のあったお菓子について学んでいました。</p>
<h2>移住しようと思ったきっかけは何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>はじめは、横浜のホテルの元同僚で大熊町の先輩移住者である、近藤さんに会いに大熊町に来ました。その時に近藤さんに連れられて、JR大野駅西口にある交流施設【KUMA・PRE】のイベントに参加しました。</p>
<p>そこでの出会いがきっかけで、後にKUMA・PREで開催されたキッチンカーでの販売イベント「くまカラ」でフランを販売することにつながり、大熊町へ移住することになりました。</p>
<h2>移住の決め手は何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b><mark>大熊町に来て3日目に、近藤さんが町内のアテンドをしてくれて移住定住支援センターや町の交流施設である「linkる大熊」に行きました。移住して半年もたっていないのに町の方と仲良くなっているのを見て「私も地域になじめそう」と感じたことが決め手になりました。</mark></p>
<p>また、チャレンジショップでコーヒースタンドをオープンしていた深澤さんから「コーヒーと一緒に提供できるお菓子を作って欲しい。」とお誘いがあったことも決め手になりました。</p>
<h2>どのように情報を集め、どのような支援や補助金を利用しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>大熊町に行くとなった時にツイッターやインスタグラムで大熊町について調べましたが、なかなか情報が出てきませんでした。ですので<mark>直接現地に行って自分の目で探したり、移住定住支援センターで民間のアパートの情報を聞いたり、大熊町サポーターズというオンラインコミュニティで求人や住まいの情報を収集していました。</mark></p>
<h2>どのようなプロセスで移住しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>大熊町サポーターズを使って移住についての情報や、物件情報を確認していました。linkる大熊の職員の方に町について聞いたり、深澤さん経由で楢葉町にシェアハウスがあることを聞いたりしていました。</p>
<p>また、<mark>大熊町を知るために、ふくしま12市町村移住支援センターが行っている移住サポーターのガイドツアーに参加し、農業体験や交流会を通じて大熊町を学びました。</mark></p>
<h2>現在はどのような仕事、活動をされていますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>大熊インキュベーションセンター（OIC）で、週5日施設の案内をしています。OICの業務を請け負っている会社で人を探しており、タイミングよく採用していただくことになりました。</p>
<p>土日は近隣市町村で出展のお手伝いや、楢葉町のシェアハウスでお菓子教室の先生やメニューの相談、お菓子の開発をしています。</p>
<h2>移住して良かったところと悪かったところを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>友達が増えたことが良かったですね。友達経由でどんどん友だちができて、交流の場が増えました。OICでの仕事では、今まで繋がっていた友達とは年齢などが違う交流の場ができています。</p>
<p>悪かったところは、街灯やバスが少なく、バスから降りると暗くて怖いところですね。</p>
<h2>大熊町の好きなところはどこですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>これから始まるワクワク感と地域の人の温かさの2つが好きなところです。「大熊町に移住してきました」とか「イベントの出展でこういった事をしたい！」など話すと、よく来たね、逃げないでね、など良く声を掛けてもらえます。</p>
<p>2022年は地域の方との交流が少なかったですが、2023年の年始から餅つきなどのイベントが盛りだくさんあるので、楽しんでいきたいです。</p>
<h2>移住を考えている人に一言お願いします！</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">池田</span>：</b>困ったことがあっても誰にでも相談できます。大熊町のことを知って、興味がわいて感性が動く方をお待ちしています。福島のことを知れば知るほど興味が湧いてきます。</p>
<p>風評被害といった風当りも考えましたが、実際に住んでみると震災直後の出来事やこれからの大熊町についてなど、ますます興味が湧いてきますね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.town.okuma.fukushima.jp/site/iju/23667.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">【移住者インタビュー】池田　未帆さん</a></p>

大熊町

福島県

出身地：秋田県、現住所：福島県大熊町、職業：「大熊インキュベーションセンター」勤務、お菓子教室講師


得意を活かしたパティシエの移住！大熊町の人の温かさが好きです

<h2>移住前はどのような暮らしをしていましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野雅夫さん（以下、高野）</span>：</b>大熊町へ来る前は、郡山市にある交流施設で接客やイベント・施設の管理運営といった今と似たような仕事をしていて、その経験が今の仕事へと繋がっています。元々は東京で生まれ、物心ついた頃には郡山市へ引っ越し学生生活を過ごしていました。</p>
<h2>移住しようと思ったきっかけは何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>私は復興の役に立ちたいと思い移住したわけではありません。産業交流館での任期が切れ「次どうする？」と考えた時に、たまたま大熊町にある交流施設「linkる大熊」の求人を見つけました。</p>
<p>新しくオープンする施設だったため、自分が培ってきた経験が存分に発揮できると思い応募する事にしました。</p>
<h2>移住の決め手は何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>仕事が決まった当初は大熊町へ移住する予定でしたが、民間のアパートが無かったため隣の富岡町に1年間住んでいました。今の仕事をしていく上で「地元の人とより関わっていきたい」と思いはじめ、また民間のアパートも増えてきたこともあり、最近改修が完了したアパートへ引っ越すことになりました。</p>
<p>単純ですが、「大熊町が好きだし、仕事がここにある」ことが決め手となりました。</p>
<h2>どのように情報を集め、どのような支援や補助金を利用しましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>郡山市在住の時は、大熊町と言えば原子力発電所の事故があった被災地域としか思っていませんでした。移住する前に大熊町の情報をインターネットで調べていましたが、いざ移住してみるとそれらの情報は全く役に立ちませんでした。</p>
<p><mark>大熊町で働き始め、Slackを使ったオンラインコミュニティ「大熊町サポーターズ」があることを知り、そこで住宅の情報や補助金の情報を集めました。このサイトを見ていると、大熊町に人を増やしたいという熱い思いを感じます。</mark></p>
<h2>現在はどのような仕事、活動をされていますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>「linkる大熊」や「ほっと大熊」という、町の中心となっている施設の運営を行っています。その中で、役職者として今までの経験を職員に伝えることも行っています。</p>
<p>私が働いている施設は、国道6号から離れておりアクセスが良いとは言えませんが、それでも来てくれる方が多くいらっしゃいます。私はその方達一人一人を大切にしたいと思っています。</p>
<p>例えば、施設の入り口にガチャガチャを置いていますが、ガチャガチャが目的ですぐに帰ってしまう人であっても「どこから来ましたか？」とコミュニケーションを図ったり、ガチャガチャでダブっている物があれば手持ちの物と交換したり、大熊町に長く滞在してもらえることを意識しています。</p>
<h2>移住して良かったところと悪かったところを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>良かったところは、大好きな大熊町の町民になれたこと。悪かったところは、スーパーや衣服を購入する場所がないので南相馬方面に買いに出かけなければいけないことですね。</p>
<h2>大熊町の好きなところはどこですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>人が好きです。町民も好きだしこの町に関わっている人はみんな好き。</p>
<p><mark>それぞれの人が色々な立場で復興に向けて頑張っています。自分が一生懸命に取り組んでいても、他の人が取り組んでいなければ寂しくなってしまいますが、この町ではそれがない。</mark></p>
<p>まだまだ居住者が少ない大熊町で、商売をはじめても利益を出すためには利用者を増やすことが必要です。その為には人脈を増やすことが重要だというところに行きつく。</p>
<p>同じ目的のために頑張っているみんなと互いに頑張れる環境を作りたいと思っています。</p>
<h2>移住を考えている人に一言お願いします！</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">高野</span>：</b>元町民に戻って来て欲しいと思っていますが、震災から約12年が経過し抱えている事情は人それぞれです。私としては、<mark>多くの人に「ほっと大熊」や「linkる大熊」で一息つき、ここに滞在して良かったと思える場所を作っていきたいです。</mark></p>
<p>良い意味で大熊町は変化しているので、町を一緒に盛り上げるため一緒にがんばりましょう！</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.town.okuma.fukushima.jp/site/iju/23668.html" target="_blank" rel="nofollow noopener">【移住者インタビュー】高野　雅夫さん</a></p>

出身地: 東京都、前住所：福島県郡山市、現住所：福島県大熊町、職業：「linkる大熊」「ほっと大熊」運営


変化する大熊町で仲間とお互いに頑張れる環境を作りたい！

<h2>移住のきっかけを教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">後藤武蔵さん（以下、武蔵）</span>：</b>私は飯豊町出身で大学進学をきっかけに町を離れましたが、育ててもらった町にいつか恩返しをしたいと思っていました。社会人になる際も地元に戻りたい気持ちがありましたが、帰郷し町に貢献できる自信がなく、愛知の民間企業に就職しました。</p>
<p>6年間働いて自信がついてきたことと、コロナ禍でなかなか祖父母に会えなかったため、2021年に山形に戻ることを決意しました。</p>
<h2>移住までの道のりは？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">武蔵</span>：</b>移住を決意しましたが、なかなか前職の仕事が片付かず、予定から4か月遅れの2021年10月に飯豊に戻ることができました。その間は新しい生活に向けた手続きと残務に追われ、とても辛かったですね。</p>
<p>しかし、妻にも手伝ってもらい、何とか飯豊に戻って新しい生活をスタートすることができました。</p>
<p><b><span style="color: #58cbb7;">後藤玲奈さん（以下、玲奈）</span>：</b>前職は海外赴任が多く、夫が海外赴任になると妻もついていくのが一般的で、私自身夫についていく気持ちだったので、移住にも抵抗はありませんでした。夫が入社した時から、いつかは地元に帰りたいとよく話していましたし、その素敵な夢を応援したいと思ったので、1週間くらいで結婚と移住の両方を決意しました。</p>
<p>あとは、プロポーズの時に「もし飯豊町が嫌になったら全部自分のせいにして長崎（私の地元）でも、どこでも行っていいし、会社員に戻って欲しければ戻るし、長崎に帰りたいなら漁師になるし、仕事はどこでもできるから」と言ってくれたのがすごく大きかったと思います。</p>
<h2>移住前に準備したことはありますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">武蔵</span>：</b>私の地元ということで、特に大きな準備はせずにUターンしました。</p>
<p>また、町が募集していた地域おこし協力隊に応募し、移住後は地域おこし協力隊として活動することを決めた上で移住できたので大きな困り事もなく移住することができました。</p>
<h2>住まい探しについてはいかがでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">武蔵</span>：</b>ネットで検索してアパートか一軒家という候補がありました。コロナ禍で現地での内見ができなかったため、私の両親の協力のもと、ビデオ電話でリモートで内見を行いました。</p>
<p>冬になると、一軒家では雪かきが大変という助言ももらい、アパートに決めました。</p>
<h2>移住して困ったことやびっくりしたことはありましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">武蔵</span>：</b>雪はなんとなく想像できましたが、11月ごろから晴れ間が極端に少ないのには驚きました。賃貸なので、乾燥機もなく洗濯物も乾かないし、近くにコインランドリ―もないことが、一番不便でした。</p>
<p>こんなに晴れの日が少ないとは…。飯豊町にもぜひコインランドリーを導入して欲しいです！！</p>
<h2>地域との関わりについてはどうでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">武蔵</span>：</b>地域おこし協力隊の活動を通じて、町内外の様々な方々と一緒に地域活動に取り組むことができました。よく「武蔵帰ってきたんか～！」などど声をかけてくださって、町内の皆さんの温かみを感じています。</p>
<h2>現在の仕事について教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">武蔵</span>：</b>地域おこし協力隊として、将来のエネルギー事業の起業に向けての準備と、町内の皆さんへSDGsを知ってもらう活動を実施しています。</p>
<p><br />
<img class="alignnone wp-image-32914 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/03/df5cbf56-1-22.jpg" alt="地域おこし協力隊の皆さんと武蔵さん" width="960" height="720" /></p>
<p><b><span style="color: #58cbb7;">玲奈</span>：</b>学校ICT GIGAスクール支援員として小学生にパソコンやタブレットを使った授業の支援を行っています。</p>
<h2>今後の展望を教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">武蔵</span>：</b>地域おこし協力隊の業務としては、小中学生ともっとSDGsの活動を実施していきたいです。プライベートでは、飯豊町でまだ行ったことのない「ぽたじぇ」（カフェ）に行ってみたいです。</p>
<h2>飯豊町の魅力とは？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">武蔵</span>：</b>一番は人の良さ！飯豊町には愛知では感じることのできない、とてもおおらかでのんびりした時間が流れていきます。</p>
<p>冬の雪は辛いですが、春の喜びを感じることができます。ぜひ飯豊町に来て体験して欲しいです！</p>
<p><br />
<img class="alignnone wp-image-32915 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/03/fb1d1bb8-1-2.jpg" alt="ピースする武蔵さんとガッツポーズの友人" width="650" height="866" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://iide-iju.com/interview/interview-1336/" target="_blank" rel="nofollow noopener">「地元に戻りたい！」</a></p>

後藤武蔵さん、出身地：山形県飯豊町、前住所：愛知県、現住所：山形県飯豊町、職業：地域おこし協力隊、後藤玲奈さん、出身地：長崎県、前住所：愛知県、現住所：山形県飯豊町、職業：小学校支援員



SDGsの理解をもっと広めたい！念願だった飯豊町へのUターン

<p><img class="alignnone wp-image-28696 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/332698ed-11.jpg" alt="大橋修吾さんのキッチンカー" width="1920" height="1920" /></p>
<p><img class="alignnone wp-image-28697 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/fb7c9225-12.jpg" alt="大橋修吾さんのキッチンカーの内部" width="1920" height="1920" /></p>
<h2>いつから男鹿市民になりましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋修吾さん（以下、大橋）</span>：</b>男鹿に移住してきた年は、 2018年9月です。</p>
<h2>男鹿市に移住した経緯を教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>大学を卒業しても秋田に住んでいたいという想いがあり、秋田県内で仕事を探していました。こっちゃけ(秋田県就活情報サイト Kocchake!)も見たりしていましたが、掲載されている職種だと、給料が額面18万円で手取りになると14万円の世界になってくるのを見ていました。</p>
<p>最初はそれでいいのかもしれませんが、3年、5年と経った時にどういうキャリアパスを歩んでいけるのか僕には見えなかったんです。いろいろと考えて厳しいなと感じ、違う形で仕事を探していました。</p>
<p>2018年にインバウンドが伸びていきそうなタイミングだったことで、大学で得たスキルや経験を秋田で活かしたいと考えました。自分にとって、地域の観光に携わることで成長できると思ったんです。</p>
<p>大学も秋田だったので恩返しまでもいかないですが、効果的に秋田へ還元ができるのではと考えましたね。</p>
<p>就職活動をしていた時、大学の先輩が男鹿の事業を受託しており、地域おこし協力隊という働き方を知りました。それがきっかけで応募し内定をいただき男鹿に移住することになりました。<br />
<br />
</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28695 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/19dee596-10-scaled.jpg" alt="青空と木々の風景" width="2560" height="1920" /></p>
<h2><br />
移住してから自分が変わったなと思うことはありますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>男鹿で就職し、学生の時より収入が増えたのでコンビニに行く機会が増えました。1人暮らしだと周りの目もなく、何を食べてても誰からも何も言われないこともあり、最初の頃はそういう感じの生活でしたね。</p>
<p>いきなり田舎での1人暮らしが始まると、気を付けるべき事が増えるということはあるかもしれません。</p>
<h2>初めての1人暮らしで戸惑いはありましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>ゴミ出しについては戸惑いました。実家などで共同生活をしていれば分担ができますが、1人暮らしとなると全部自分でやらなければいけない。「夜に出してはダメ、朝7時半から8時の間に出してください」など初めは注意を受けましたね。</p>
<p>町内によって違いはあるかもしれませんが、自宅前の歩道の雪かきなど地元にある暗黙のルールは、教えてもらって覚えていきました。</p>
<p>生活する上で電気やインターネット契約など新卒だったのではじめての経験が多かったですね。<br />
<br />
</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28699 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/6418feca-1.jpg" alt="雪が降った景色" width="591" height="443" /></p>
<h2><br />
移住する前の準備で1番大事なのは何でしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>免許は早く取ればよかったなと思いました。引っ越し後の買い出しも人に頼まないとできないし、移住してくる前に取得しておいた方がよかったなと思いました。</p>
<h2>地域おこし協力隊をしていた時のミッションを教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>応募時の内容は、某ブランドのキャンプ場の運営という募集内容でした。</p>
<p>しかし、そのプロジェクトが様々な面で折り合いつかず2～3か月で終わってしまいました。コンテンツ的には面白くインパクトがあることができそうだったので残念でしたね。</p>
<p>その時、男鹿市観光協会DMOで推進していたのが、なまはげのツーリズムとアウトドアのツーリズムでした。アウトドアの中の他の柱として自転車ツーリズムがあり、レンタサイクルの計画があったので、その立ち上げをすることになりました。</p>
<h2>勤務経験があまりない中で、事業の立ち上げなどは大変ではなかったですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>大変でしたよ（笑）。こうやって仕事をするんだなと思いました。</p>
<p>僕は大学生の時に起業創業するための勉強をインターン先で研修を受けた経験があるのですが、収支計画を作っていく中で疑問を感じていたし、自分がやりたい方向のやり方ではなかったですね。</p>
<p>僕がそもそも地域で働くことに面白さを感じたきっかけは、大学生の時にHLABという高校生対象のサマースクールに実行委員として関わっていたことがきっかけでした。先進的で面白いことをしていた自治体を近くで見て、地方は人が少ない分、1人で企画、運営、財務、渉外、広報などを幅広く全部やることになります。</p>
<p>そういうスキルを身に付けれるのはいいかなと思っていましたが、実際に自分の置かれた環境はいろいろ大変ではありました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28689 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/bb212fc2-4-scaled.jpg" alt="ハンバーガーの準備をする大橋修吾さん" width="2560" height="1920" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>途中でやめたいと思わなかったんですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>やめたいと思ったこともありました。</p>
<p>でも、何か成し遂げたわけではなかったし、辛かった時にいろいろと相談に乗ってくれた人達が周りにいました。男鹿でやらなければ意味がないと思っていたので協力隊を全うし、退任後も男鹿に残ろうと決めていました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28691 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/e3fd7318-6-scaled.jpg" alt="移住について話す大橋修吾さん" width="2560" height="1920" /></p>
<h2><br />
3年間の地域おこし協力隊で1番嬉しかったことを教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>ナマハゲがちょうどユネスコの無形文化遺産に登録される年だったのですが、英語でのライブ中継で翻訳をする仕事がありました。</p>
<p>その仕事をやらせてもらった時は、少しでも男鹿に貢献できたかなと思いました。</p>
<h2>逆に1番苦労したことや辛かったことはありますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>いっぱいありすぎて、、、言うのをやめておきます（笑）。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28692 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/518b20ee-7-scaled.jpg" alt="男鹿市の田園風景と大橋修吾さん" width="2560" height="1920" /></p>
<h2><br />
協力隊の任期を終え、住む家はどのように見つけましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>当時、トモスカフェでアルバイトをしていたので、オーナーの船木一人さんに、相談しました。</p>
<p>その時、一人さんの友人で移住者のレオさんという方がいて、彼の住んでいた家が広いので一緒に住めば？と提案してもらったんです。家賃を考えると僕も誰かと住んだ方がいいなと思っていたので、一緒に住めないかお願いして、住む家はすぐに決まりました。</p>
<h2>男鹿市に来て驚いたことはありましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>灯油代が高いことに驚きましたね。協力隊の時に住んでいた所はもともと空き家で暖房器具が備え付けられていなかったので、ストーブを使っていました。</p>
<p>秋田市に住んでいた時は電気ストーブを使っていたし、なるべく冬に家にいないようにしていました。公共施設に行ったり、学校の図書館やパソコン室に行けば暖房がついていたので利用するようにしていましたね。</p>
<p>親も静岡でしか暮らしたことがなかったので、冬場に出費が上がるとは想定していませんでした。冬場の灯油代でこんなに貯金が減るんだと驚きましたね。</p>
<p>他は、しいて言えば、周りの家も路駐しているのに、うちが路駐していると怒られるみたいなことはありましたね（笑）。</p>
<p>移住させたいのは行政、ちょっと持ち上げてくれるのも行政、だけど地元の人からすればどっちでも良いみたいなところはありますよね（笑）。僕もそうでしたが、優しくしてくれた人やきっかけになった人が優しかった、そういう人が1人でもいればイメージは変わりますよね。<br />
<br />
</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28690 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/0a9aea06-5-scaled.jpg" alt="道端に咲くほおずき" width="2560" height="1920" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>ご実家と比べ、男鹿での暮らしでいいところはどこですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>僕が住んでいたところは町中だったので、男鹿は自然へのアクセスが近いことがいいですね。車を持つと、お金はかかりますが車生活が好きなので、ドライブも楽しくて好きです。</p>
<p>あとは、人というか僕が関わっているコミュニティ、ひのめ商店やトモスカフェの人達がいるところがいいですね。</p>
<p>つい最近あった出来事で、コンビニで車を停めて降りた時、偶然知人に会ったんです。「大橋くん、おはよう」って声をかけてもらって、そこが男鹿っぽいなと感じました。</p>
<p>そういう感覚が、なんかいいなと感じました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28688 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/7255a668-3-scaled.jpg" alt="男鹿市の海の景色" width="2560" height="1920" /></p>
<h2><br />
男鹿のおすすめスポットを教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>五里合漁港、マリンパーク、男鹿の海岸線沿い。あとは寒風山から見る景色も好きです。五里合漁港は天候が晴れていて、なぎの時はとても水が綺麗です。</p>
<p>マリンパーク内の丘もそうですが公園としてのレベルが高いと思います。海岸沿いの露出された岩々が、海外の小型の国立公園の雰囲気を感じます。</p>
<h2>とてもわかります！男鹿って海外感ありますよね。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>もともと昔は島だったということもあり、植生というか植物の感じが圧倒的に内陸とは全然違うと感じています。</p>
<p>また、船越の水門を渡り男鹿大橋の道からは、正面に寒風山が見えます。車の運転をしながらの景色もとてもいいですよね。生鼻先トンネルの入る瞬間の上の丘(脇本城跡)の雰囲気もジュラシックパーク感があって好きです。</p>
<p>男鹿の景色が本当に好きです。住む場所としても綺麗ですし、ちょっと星空が見たいと思えば、八望台や鵜ノ崎に行けば綺麗に見えます。</p>
<p>ちょうどいい具合にコンビニもあり、そんなに不便だとは感じないです。車さえあればとても住みやすい所だと思います。<br />
<br />
</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28694 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/208fa517-9.jpeg" alt="男鹿市の海の夕焼け景色" width="2048" height="1536" /></p>
<div id="attachment-28687" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone wp-image-28687 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/b8b011f9-2.jpg" alt="船越にある恵比寿食堂" width="2048" height="1536" /></p>
<p class="wp-caption-text">船越にある恵比寿食堂</p>
</div>
<h2>男鹿でお気に入りの食べ物はありますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>恵比寿食堂のミニかつ丼ラーメンのセットが好きです。ラーメンがすごく優しい味がします。</p>
<p>ホルモンも人気のお店です。ラーメンとライスのセットがあるので、ライス少なめにしてもらって小鉢のホルモンを頼んでいます。ちなみにホルモンは持ち帰りも可能なんです！</p>
<p>あとは、レオズキッチンのカレーも好きです。急に食べたくなる味です。<br />
<br />
</p>
<p><img class="alignnone wp-image-28693 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/a54c656e-8-scaled.jpg" alt="男鹿市の海岸" width="2560" height="1920" /></p>
<h2><br />
男鹿に移住を考える人へメッセージをお願いします。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">大橋</span>：</b>夜飲みの文化を一緒に作りましょう！20代の移住者もたくさんいます。</p>
<p>若者も多いので和気あいあいと暮らせます。生活が不便な部分もあるけれど、それだけ挑戦する余白があると思います。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.city.oga.akita.jp/ijuteiju/interview/voice/ogajyu_interview07.html">挑戦する余白がある男鹿での暮らし</a></p>

男鹿市

秋田県

出身地：静岡県静岡市、前住所：秋田県秋田市、現住所：秋田県男鹿市、職業：ハンバーガー店オーナー

挑戦する余白がある男鹿での暮らし

<h2>移住を検討し始めたきっかけを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">國分洋平さん（以下、國分）</span>：</b>妻の実家が農業をしていたため、郡山産のお米を食べる機会がありました。それが本当に美味しくて。転職活動をしている中で、自営業という道も考えるようになりました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-22623 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/b060f072-2.jpg" alt="茶碗の白米を箸で持ち上げる様子" width="1080" height="1080" /></p>
<h2><br />
移住にご不安はありませんでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">國分</span>：</b>大学卒業後、自転車関連の会社に就職し車体の企画などにも携わりながら、自転車販売店へ営業、販売していました。前職で全国を回っていたので、移住することに不安はありませんでした。</p>
<p>ただ、移住する前には都内のふるさと回帰支援センターに相談したりして移住後のビジョンはできるだけ明確にしていきました。<br />
<br />
</p>
<p><img class="alignnone wp-image-22624 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/88fa041a-3.jpg" alt="郡山市の田んぼに青い稲が育っている様子" width="960" height="960" /></p>
<h2><br />
移住後の仕事についてはいかがでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">國分</span>：</b>結婚と移住を機に米づくりの世界に飛び込みました。農業を始めるにあたり、矢吹町の農業短期大学に通いながら1年目をスタートしました。それでも最初は、知識不足や言葉の壁を感じました。</p>
<p>さらに農業は人間関係が大切だと感じるようになり、礼儀やご挨拶は欠かさないように心がけるようになりました。<br />
<br />
<br />
<img class="alignnone wp-image-22625 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/823b2283-4.jpg" alt="自転車でジャンプする國分洋平さん" width="504" height="504" /></p>
<h2><br />
地域の方との交流についてはいかがですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">國分</span>：</b>3年前に田んぼの稲を枯らしかけたことがありました。米づくりには気候や水路の知識も重要なのですが、それは農業に関わる方との交流の中でしか得られない事だと、痛切に感じました。</p>
<p>それでも米づくりには大きな魅力を感じています。最近子どもが生まれたことで、自分たちが作っているものが子どもたちの口に入ること、成長に直結していることに、強い責任感とやりがいを感じています。</p>
<h2>今後について教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">國分</span>：</b>米づくりは毎年、そして田んぼごとに個性があり気を抜けません。</p>
<p>一方で、自転車業界に関わっていた経験から、自治体などから、まちづくりに活かしたいと声をかけられる機会が増えてきました。本業の農家を中心としながら、自分らしい生き方を実現していきたいと思います！</p>
<p>出典: <a href="https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/23562.pdf">お米の美味し さ に 惚れ て異業種に 飛び込む ！</a></p>

郡山市

出身地：神奈川県横浜市、前住所：兵庫県、現住所：福島県郡山市、職業：農家、造園業


郡山のお米の美味しさに惚れて異業種に飛び込む！

<h2>移住のきっかけを教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部景秋さん（以下、渡部）</span>：</b>現在、郡山駅からおよそ17分、磐梯熱海温泉駅から1分の場所で「温泉ゲストハウス湯kori」を経営しています。源泉かけ流しの温泉付きゲストハウスとして築60年以上の旧旅館をリノベーションし、2019年4月にオープンしました。</p>
<p>何度も日帰り入浴で磐梯熱海を利用していて、泉質がとても好きだったんです。自分がやりたいゲストハウスを表現できる物件にここで出会えた事が移住のきっかけです。</p>
<p>前職はアパレル会社で販売や店舗管理などを担当していましたが、ネット販売の発展とともにモノを売る形の変化に疑問を持ち始めました。そんなとき旅行や仕事で利用した“ゲストハウス"で体験した人と人との距離の近さやその魅力に興味を持つようになりました。<br />
<br />
</p>
<div id="attachment-22617" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone wp-image-22617 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/1c560b4c-2.jpg" alt="「温泉ゲストハウス湯kori」の宿泊客と地域の人が参加するイベント" width="989" height="1115" /></p>
<p class="wp-caption-text">宿泊客と地域の人が参加するイベント</p>
</div>
<h2>実際にゲストハウスを始めていかがでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部</span>：</b>自分の知らない世界や仕事の話が聞けたり、宿泊者同士や地域の方がバースペースで仲良くなる姿を見ると、この仕事の魅力を感じます。宿泊客の半数が海外の方という日もあるんですよ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>まちの魅力を教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部</span>：</b>まちの魅力については水が本当に美味しい。これにはびっくりです。あとはやっぱり温泉！スベスベお肌になれる優しい泉質で小さいお子様でも入浴しやすい温泉だと思います。</p>
<p>いろいろなものを見てきたからこそ、美人の湯で親しまれる磐梯熱海温泉に魅了されました。<br />
<br />
</p>
<div id="attachment-22618" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone wp-image-22618 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/1f20c9fb--2022-09-21-172256.png" alt="「温泉ゲストハウス湯kori」の源泉100％の大浴場" width="1324" height="919" /></p>
<p class="wp-caption-text">源泉100％の大浴場</p>
</div>
<h2><br />
地域の方との交流についてはいかがですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部</span>：</b>住民や旅館の方が交代で毎日足湯掃除をしていて、みんなで温泉街を作り上げているのだなと感じました。</p>
<p>また、郡山市は新しく何かを始めたることに協力的で働きやすい街だと感じています。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>今後の目標があれば教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部</span>：</b>定期的にイベントを開催しているので、宿泊者と地域の方が繋がることで新しい価値を発見してほしいと思っています。将来、福島県への観光の“ハブ”になれるよう盛り上げていきたいです。<br />
<br />
</p>
<div id="attachment-22619" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone wp-image-22619 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/b1eae47c-4.jpg" alt="会津学鳳高校の学生が描いた壁画" width="2000" height="1500" /></p>
<p class="wp-caption-text">会津学鳳高校の学生が描いた壁画</p>
</div>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/23515.pdf">ローカルでつながる新しい生活</a></p>

出身地：福島県耶麻郡西会津町、前住所：神奈川県相模原市、現住所：福島県郡山市、職業：ゲストハウス運営、イベント企画


郡山で夢だったゲストハウス経営を叶える！

<h2>Blue Bird apartment.について教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">佐藤哲也さん（以下、佐藤）</span>：</b>2019年2月、築45年の4階建てビルをフルリノベーションし、人が集まる新しいまちづくり拠点として「Blue Bird apartment.」をオープンさせました。単純に部屋があるからアパートという訳ではなく、ビル内が昔の団地の様に、人のエネルギーに満ち溢れ、活気が漲るようになれば良いなぁとの思いからアパートメントと名付けました。</p>
<p>入居する方々が作り出す創造性や遊び心から、また新しいコミュニティが生まれたり、それが仕事に派生したりと、ここが一つの社会になっているような場所にしたかったんです。<br />
<br />
<img class="alignnone size-full wp-image-22854" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/1c536fe3-1.jpg" alt="" width="1759" height="1173" /></p>
<h2><br />
東京と福島の2拠点生活と伺いましたが？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">佐藤</span>：</b>2拠点での活動については、東京も福島も関係ないと思っています。単純に活動するフィールドが広がっているという感覚です。</p>
<p>もちろん出身地の福島は必要な活動場所ですが、一日のスタートをどちらで切るかというだけです。<br />
<br />
<img class="alignnone size-full wp-image-22856" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/be154bba--2022-09-28-112225.png" alt="" width="1315" height="921" /></p>
<h2>なぜ福島へ戻ろうと思ったのですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">佐藤</span>：</b>昔は特に、「僕は福島県出身だ」とスッキリ言えない、モヤっとした感じがあったように思います。東京では差別化や新規性を求めて他者との違いをどう作るかだけを求めやってきました。</p>
<p>そんなとき、これから開拓すべき場所というか、まだ開かれていない場所で新しいことをするならとどこだろうと考えたときに、福島に戻ることを決めました。</p>
<p>やりたいこと、目指すべきビジョンを持って、地元の書店さんやパン屋さんに相談すると、じゃあ一緒にやろうよ”となります。これまでに培ってきた繋がりを、世の中の為にどう活かして、どう役立てられるか、というお互いの気持ちが突破口になるんです。</p>
<h2>移住を考えている方へメッセージをお願いします。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">佐藤</span>：</b>ここはいろいろなものが集まったチャレンジの場所です。それをブルーバード独自のスタイルに変えていくことにクリエイティブがあると思います。</p>
<p>少しずつですが、地域の人たちとみんなで何かをやっていきたい、開拓していきたいと考えています。まちづくりは、これで完成!という成果が見えにくいものですが、徐々に明確にしていけると良いですね。</p>
<p>地域の人たちが「自分も何かできるかも?」という空気を感じながら、住んでいる町をみんなで楽しくしていきたいですね!<br />
<br />
</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/23507.pdf">人と関わり自然と遊ぶ、新しい暮らし方</a></p>

出身地：福島県須賀川市、現住所：福島県郡山市、東京都（2拠点）、職業：一般社団法人ブルーバード代表理事（Helvetica Design株式会社 代表）


人が自然と集まる場所づくり・郡山市での挑戦！

<div id="attachment-22592" class="wp-caption alignnone">
<p class="wp-caption-text"> </p>
</div>
<h2>移住を考えるようになったきっかけを教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部裕樹さん（以下、渡部）</span>：</b>2016年の12月に郡山市に移住しました。東日本大震災当時、関西地方の大学院の学生で大手企業への就職は決まっていましたが、自身も阪神淡路大震災で被災したこともあって、何か復興に役立てないかと考えつつも、その後は技術者として働く 日々を送っていました。</p>
<p>そんな中、SNSでふくしまの方と知り合ったことがきっかけでふくしまを訪問する機会が増加しました。夢を持って県内で活動するたくさんの人たちとの出会いを通じて、移住を意識し始めました。</p>
<p>ある時知人に、「 郡山市の酒蔵である仁井田本家は、ふくしまの未来を考えた酒造りをしている。」と教えられました。それが転機となりました。<br />
<br />
</p>
<div id="attachment-22591" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone wp-image-22591 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/c44af7d5-3.jpg" alt="県内農家の田んぼでお手伝いをする渡部祐樹さん" width="960" height="1280" /></p>
<p class="wp-caption-text">県内農家の田んぼでお手伝い</p>
</div>
<h2>そこから、どのような経緯で移住されたのですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部</span>：</b>そこから早速、蔵の見学やイベントへ参加をしてみました。<br />
<br />
すると、知人の言葉のとおり、生産者として未来を見据えた酒造りをしていることを確認できました。「ここで働きたい」と強く心惹かれ、仁井田本家への転職と郡山市への移住を決意したという背景があります。<br />
<br />
郡山市は、都市と田舎のバランスが良く、 生活に便利でお米や野菜がとても美味しいです。すっかり郡山へ馴染みました。<br />
<br />
</p>
<div id="attachment-22595" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone wp-image-22595 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/c0e5b225--2022-09-21-170319.png" alt="大好評の「こうじチョコ」。 前職の経験を活かして高品質を追求中！" width="1344" height="864" /></p>
<p class="wp-caption-text">大好評の「こうじチョコ」。前職の経験を活かして高品質を追求中！</p>
</div>
<h2>これから移住を考えている方にメッセージをお願いします。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部</span>：</b>移住を検討するにあたっては、郡山市では沢山のイベントが開催されています。積極的に参加して、郡山市の素晴らしい魅力を体験したり、いろいろな方と交流してみるといいと思います。</p>
<h2>今後の目標はありますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">渡部</span>：</b>郡山市を観光地として発展させるお手伝いがしたいです。分野を問わず、 様々な生産者をつなぐことで、市内にたくさんの人を呼び込めるよう、今の仕事を通じて活動していきたいです。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>出典: <a href="https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/23500.pdf">新しい「しごと暮らし」、始めました。</a></p>

理系男子が郡山で「日本一の酒造り」に挑戦！

<h2>郡山市の魅力を教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">中潟亮兵さん（以下、中潟）</span>：</b>郡山は、首都圏とのアクセスに優れ、商業施設も多く生活が便利な一方で、郊外には豊かな自然環境が広がっている「都市と田舎のバランスが取れている」ところが大きな魅力の一つだと思います。</p>
<h2>移住のきっかけを教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">中潟</span>：</b>関東地方の大学に在学中、ゼミ活動の一環で郡山町を訪問し、農業体験や地域おこし活動を経験し、住民の皆さんとの交流が深まる中、同町への移住を強く意識することになりました。大学4年の春、特に将来の夢や目標を考えることもなかった自分を変えてくれた郡山で暮らそうと決意し、大学卒業後、間もなく移住しました。<br />
<br />
</p>
<div id="attachment-22579" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone wp-image-22579 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/3822b208-2　【仕事中の様子】.jpg" alt="仕事中の中潟亮兵さんの様子" width="1817" height="1821" /></p>
<p class="wp-caption-text">仕事中の様子</p>
</div>
<h2><br />
移住後のお仕事について教えてください。</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">中潟</span>：</b>移住するには、まず仕事。そこで、大学の仲間や郡山で知り合えた人たちの支援で、今の仕事を見つけることができました。</p>
<p>郡山だからできたことだと思う。仲間作りは大切です。</p>
<p>郡山市へ移住後、市の臨時職員として農業振興に関する業務に従事する傍ら、かねてから構想を練っていた「人や地域をつなぐ活動」をするため、「郡山逢瀬ふじみ野net文京スマイル」を立ち上げ、グリーンツーリズムや地域おこしのセミナーを開催などの活動をしていました。<br />
<br />
</p>
<h2>今後、取り組んでいきたいことはありますか？</h2>
<p><br />
<b><span style="color: #fe5782;">中潟</span>：</b>自然豊かで人情味のあるこのまちで、人や地域をつなぐ架け橋になりたいと思っています。<br />
<br />
</p>
<div id="attachment-22583" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone wp-image-22583 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/998a545c-3　【大学の仲間たちと】.jpg" alt="中潟亮兵さんと大学の仲間たち" width="1527" height="697" /></p>
<p class="wp-caption-text">大学の仲間たちと</p>
</div>
<p><br />
<br />
出典: https://www.city.koriyama.lg.jp/uploaded/attachment/23492.pdf</p>

出身地：東京都世田谷区、現住所：福島県郡山市


地方移住を考える人のお役立ち情報サービス

東北地方の移住体験談一覧：49件