よくあるご質問
FAQ
暮らしについて
田舎で不便に感じることは?また、その不便をどのように解消しましたか?
コンサートや芝居、歌舞伎など、東京で享受していたものがほとんどありません。しかし、キャンプやゴルフ、温泉など、東京ではできないレジャーも田舎には沢山あります。自分の人生にとって何が重要かをしっかり検討することをオススメします。
田舎暮らしにマイカーは必要でしょうか?
移住する地域によっては車がなくても事足りる場合もありますが、基本的にはマイカーはあると便利でしょう。公共交通機関の便数が少なく、路線が行き届いていないエリアもあるため、マイカーがあれば生活の自由度が上がります。公共交通機関を交通手段として生活する場合には、就労時間に合った便があるのか、季節による運行状況の違いなど、十分に下調べを行いましょう。
十分な医療が受けられるか不安です。
専門性の高い持病を抱えている方は、念入りに移住検討先の医療機関をチェックしましょう。
病院の情報はどのように調べれば良いですか?
移住に力を入れている自治体には、移住者向けのパンフレットがあり、病院の情報は必ず記載されています。病院の規模の大きさや、救急搬送の対応をしているかなど、詳細を知りたい場合は、自治体の移住担当者に問い合わせましょう。
携帯電話やインターネットなどの通信環境は揃っていますか。
よほどの過疎集落ではない限り、地方で圏外になってスマホが使えなくなるということはありません。移住先が通信エリアサービスエリアかどうかを、事前に使用しているキャリアの公式HPでチェックしておくと良いでしょう。
インターネットで買い物した商品は届きますか。
住所があれば届きます。
地域の方との交流は都会の人と比べて多いと聞きますが、人間関係が不安です。対策や心構えを教えて下さい
地方における人間関係が濃いことをネガティブに捉えずに、ポジティブに考えましょう。地方暮らしで解らないことは近隣の人に聞けば解決することも多いですし、場合によっては仕事の紹介など人脈が広がっていくことも考えられます。
住まいについて
家探しはどのように行えば良いですか
田舎物件はネットの掲載情報が極端に少ないため、現地へ直接行き人脈を作ることをオススメします。近年、「空き家バンク」(地方自治体が間に立って、空き家を貸したい人と、空き家を借りたい人、買いたい人をつなげる制度)も注目されています。
海の近くに住む対策を教えて下さい。
津波や台風などの災害時に備えて避難経路なども確認しておくことが重要です。潮風にさらされている物はサビやすいので、外に置いてあるエアコンの室外機や車、自転車などは、日頃からこまめに水拭きやオイルをさすなどのメンテナンスをすることをオススメします。
居住地を探すのに良い季節はありますか。
すべての季節を実際に体験し、移住先を決めることがベストです。無理な場合は、移住先の地域の人に、いちばん大変な季節の過ごし方などの話を聞いておきましょう。
古民家暮らしで快適に過ごすコツは?
入居前に、水回りや屋根などを確認し、改修することをオススメします。冬は隙間風で寒いので、ストーブを置いたり、ファンなどを回すなどの工夫をして過ごしましょう。
仕事について
仕事は、首都圏とはどのような違いがありますか?
会社員や公務員などの仕事もありますが、絶対数が首都圏より少ないです。地方ではいくつか仕事を持っている方が多く、季節によって異なる仕事をしている方は少なくないです。農業が盛んな地域では、農家の繁忙期のパートなどは事欠きません。冬の間の仕事を確保しておくと、収入は安定します。スーパーなどの商店のお手伝いや役場の臨時職員、地域おこし協力隊など、地域に密着した仕事が主になります。
具体的にどのような仕事がありますか。
「地方の仕事をお手伝いする」という名目で移住すると、国から給料が支給される「地域おこし協力隊」という制度があります。地域おこし協力隊についてはこちらに詳しく掲載されています。また、農業・林業・漁業・畜産業などの一次産業も仕事の1つです。他にも、古民家カフェや民宿、ヘアサロンやエステサロンなどを運営する移住者や、起業する方、プログラミングやライター、デザイナーといったパソコン一台あればできる場所を選ばない仕事も地方でできる仕事です。また、高齢者のサポートや福祉介護の仕事は、地方でかなりのニーズがあります。
就職に対する支援制度はありますか。
各自治体によって就職に関する支援制度が異なるため、希望移住先でどのような支援が用意されているのか自治体のホームページを確認し、支援制度を活用しましょう。
移住後、農業や林業、漁業に就くにはどうしたら良いですか。
農業や林業、漁業などの一次産業は初心者が始めるにはハードルが高いため、すぐに仕事にありつけるわけではありません。免許を取得する必要もあるため、自治体による就農支援や林業就業支援、業業就業支援などの制度で必要な研修や助成金支給を受けながら仕事を始めるのがオススメです。
起業するのに支援金はありますか。
地域の課題解決を目的とした起業を目指す人に対し、最大200万円の助成金が支給される「起業支援金」という制度があります。地域の課題解決を目指しているかなどの条件があり、無条件で支給されるものではなく、地域によっても条件が異なります。詳しくは「地域創生」の「起業支援金」のページを確認してください。
子育てについて
田舎で子育てをするメリットとデメリットを教えて下さい。
自然豊かな場所でのびのびと遊び回れる公園や広場などが多くあります。保育園は比較的入園しやすく、待機児童問題は見られません。一方で、小学校、中学校・高校の私立が少ないため、学校の選択肢は限られてしまいます。また、習い事や塾などの教育施設も限られてきますが、近年では、都内の進学塾の授業をオンラインで受講するという選択肢も増えています。
どのような子育て支援がありますか
・北海道南幌町→子育て支援米を最大10㌔支給
・山梨県丹波山村→保育費無料、小中学生の教材・給食費
・修学旅行費無料
・島根県知夫村→赤ちゃん2人目まで50万円、3人目は100万円支給
・鹿児島県瀬戸内町→島の外からの留学生に毎月5万円支給
学校の情報をどのように知ることができますか。
各自治体が作成している移住者向けのパンフレットに、学校情報が記載されています。移住者用のパンフレットは、移住イベントや各自治体のホームページから閲覧できるものもあるので、気になる地域があればホームページを確認しましょう。移住を推進している自治体は、子供のいる世帯を歓迎しますので、学校の教育方針や課外活動、子育て支援など、より詳しく掲載されているものが多いです。子育てを第一に移住をお考えの方は、学校の教育方針などから移住先を決めていくご家庭もいます。小・中・高校などの進学を見据えて学校情報を確認することが重要です。
お金について
地方移住の費用について教えて下さい
地方移住の際にかかる費用は、主に住居費用、引っ越し費用、食費や光熱費、交通費などの生活費です。住む地域やどのようなライフスタイルや暮らしを選ぶかで、出費の内容や額は大きく変わります。寒冷地であれば光熱費は首都圏よりかかる場合もありますし、自動車を購入すれば購入費や維持費用、燃費もかかります。収支のバランスを考えて、想定外にかかる費用がないように、念入りに検討しましょう。
住居費はどのように変化しますか?
都会に比べ、家賃の安さが特徴です。空き家バンクで住居を購入した場合、購入費やリフォームで初期費用がかかります。事前に移住先の支援制度をチェックしましょう。
食費はどのように変化しますか?
物価は首都圏と大きく変わりませんが、お米や野菜などを自給自足したり、ご近所の方からおすそわけを頂戴する機会がある場合は、食費を抑えられます。また、首都圏住まいと比べると、飲み歩く機会が減るため、交遊費は下がる方が多いです。
光熱費はどのように変化しますか?
水道光熱費は、移住する地域によっては上がる可能性があります。ガスは都市ガスではなくプロパンガスが基本です。プロパンガスは基本料が4,000円くらいするので都市ガスよりも高いです。水道料金は自治体によって異なりますが、都市部よりは若干上がることもあります。電気代は変わらないです。
人間関係について
ご近所付き合いについて教えて下さい。
首都圏の生活では、隣近所の顔や名前も知らないことがほとんどですが、田舎ではご近所付き合いがとても重要です。協力し合い、助け合って共に生活するスタイルは、昔も今も変わりません。地域のお祭りや農作業や冠婚葬祭などのイベントが頻繁にあるので、なるべく積極的にご近所付き合いを図りましょう。もし、人付き合いをあまりしたくないのでしたら、別荘分譲地などを検討されるのも一つの方法でしょう。
地域の慣習などに疎いので不安です。
分からないことは自治体の移住担当者やご近所の方などにどんどん聞きましょう。頼ってもらえると地域の人たちも嬉しいですし、地域に馴染もうとしている姿勢に好感を持たれます。
友達はできるのでしょうか。
同じ年齢層や、同じ価値観の人の絶対数は減りますが、そのぶん、一人一人の人との付き合いの濃さは濃くなります。地域の行事やイベントなどに積極的に参加することでコミュニティーの輪が広がります。田舎でも都会でも共通することですが、人と人との適切な距離感は人それぞれ異なります。自分がどう人と付き合いたいかを明確にしておき、頑張りすぎないことが大切です。
トラブルが起きたとき、相談できる人はいるのでしょうか。
移住者がある程度いる地域では、だいたいのトラブルに前例があり、先輩たちも対処法をわきまえていることが多いです。移住前に、相談窓口の有無や他にどんな移住者がいるのかを確認しておくといいでしょう。移住者同士の横の繋がりは強力です。
移住にまつわる自治体のサポート体制について
移住検討中はどのようなサポートがありますか。
「移住お試し住宅」や「週末移住体験」、「移住検討者への滞在費やレンタカー代の補助」など、自治体によって様々なサポートがあります。ある程度地域が決まってきたら、各自治体の相談会などに参加し、移住検討者へのサポートについても自治体の移住担当者に聞いてみましょう。
移住後はどのようなサポートがありますか。
「家の新築・購入費用に対しての補助」や「リフォーム、空き家の片付け費用の一部助成」、「移住先で新たに起業したときにその費用を助成」、「移住から一定期間の家賃補助」などがあります。Iターン・Uターン対象者に一律で奨励金が出る地域もあります。自治体の助成金は年度ごとに変化するので、各自治体にこまめに確認しましょう。