移住者プロフィール
前原 融(とおる)さん
出身地:群馬県桐生市、現住所:岐阜県飛騨市山之村地区、職業:わらび粉職人
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なぜ、わらび粉作りを目指したんですか?
前原融さん(以下、前原):大学時代から、わらび粉には興味があって学んでいました。わらび餅も大好きでした。特に飛騨市は最高品質のわらび粉が採れるということで知っていました。でも、生産が途絶えかけているのが現状でしょう?だから、自分がやるしかないな、と思いました。
わらび粉のビジネスは順調にいきそうですか?
前原:飛騨は、最高品質のわらび粉が採れます。でも、それだけで1年食べていけるほど甘くはないことも分かっています。今は、ほうれん草の収穫の手伝いもしています。今後は、山之村の特産品である寒干し大根作りの作業も手伝う予定です。できることは何でもやって、ここでの農業を学びながら生活してる感じです。
飛騨で修行中ということですか?
前原:まさに「修行」です。でも、移住の先輩方がいろいろ教えてくれて頼もしい限りです。人生の良き先輩、とも言えますね。毎日、成長感があります。こういった方々への“恩返し”という意味でも、わらび粉の生産と販売、ビジネスとしての成功を実現させたいと思っています。
移住してきてからの苦労はありましたか?
前原:ここに住んでいると、家に車が置いてあると「あ、いるね!」なんて気軽に声を掛けてくださる方もいますし、寂しくありません。私は料理があまり得意ではありませんが、皆さんから野菜を頂いたりして徐々に自炊も上手になってきました。
あとは、苦労っていう程ではありませんが、私はお酒があまり強くないので、意気込んで飲み会に参加すると、いつも潰れて辛い・・・それぐらいです。
飛騨の方々はたくさん飲むそうですよね?
前原:本当に強いです。潰れながらも楽しんでます!
これから飛騨市に移住しようと考えている人にアドバイスをお願いできますか?
前原:私は考えてから行動に移すのが少し遅かったと思います。みなさんは、まず早めに体験をしてみるといいと思います。飛騨は、住んでみれば不便ではない、ということがよく分かるはずです。
そして「チャレンジ」してください。ダメだったらまた考えればいいんだから。また自分のやりたいことをハッキリと周囲に伝えておくことは大事です。そうすることで的確なアドバイスも、嬉しいサポートももらえるのですから。