こんな支援制度があるの!?全国「珍」支援制度10選!

知らなきゃ損!知って得する支援制度!

コラム

人口の減少が進む地方では、移住希望者に自分の自治体に移住してもらおうと、移住支援制度に力を入れている地域もあります。

なかにはあっと驚くようなユニークな移住支援制度もあり、移住希望者へうまくアピールしている自治体も。今回は、ユニークな支援制度を実施している各自治体と制度について紹介していきます。

 

各自治体も本気!ユニークな移住支援制度

ユニークな移住支援制度を実施することで、移住希望者の興味を引く自治体があります。他の自治体と似たり寄ったりな施策ではないところに、自治体の本気度が伺えますね。今回は、ユニークな支援制度を厳選しました。

移住はしたいけど、まだ移住先を決めきれていないという人は、ぜひチェックしてみてくださいね。

住宅取得奨励金

北海道歌志内市

  • 「自然あふれる広い土地に家を建てたい!」という方にぴったりな支援制度は、北海道歌志内市が実施する「住宅取得奨励金制度」。
  • 歌志内市では、定住人口の増加を図るために、市内に住宅を取得した人に奨励金を交付しています。特に、市が分譲・販売している住宅用地を購入した場合、最大で500万円が交付されます。

住宅取得奨励金について詳しくはこちら

 

氷見市移住者自動車運転支援補助金

富山県氷見市

  • 都市圏から地方に移住する際に大きく変わることの一つに、交通機関の変化があります。車の運転が得意な人もいれば、自信がないという人もいるでしょう。でも、車の運転が心配な人でも、こんな制度があれば安心。
  • 富山県氷見市では、氷見市に移住する人で、移住後の自動車運転に不安がある方、もしくは新たに自動車免許を取得される人に、市内の自動車学校での講習費用を補助しています。
  • 氷見市ではこちらの制度以外にも、一世帯あたり10万円の地域商品券又は電子地域通貨を支給する氷見市移住世帯生活応援金、最大で140万円が補助される定住マイホーム取得支援補助金や、最大100万円補助してもらえる住宅リフォーム支援補助金など、移住者向けの制度が整っています。

氷見市移住者自動車運転支援補助金について詳しくはこちら

 

ひたちテレワーク移住促進助成事業

茨城県日立市

  • 茨城県日立市では、日立市に移住してテレワークをしながら暮らす人を対象にした助成制度「ひたちテレワーク移住促進助成事業」を実施しています。
  • テレワーク助成として、通信機器整備費20万円、交通費相当額10万円、コワーキング施設利用料10万円などを助成するのが特徴で、住居費や水道代なども補助されます。
  • 茨城県は東京からもさほど遠くないので、テレワーク可能な職場に勤めていて、都内よりも自然あふれる地域で暮らしたいという人はこちらの制度をチェックしてみては?

ひたちテレワーク移住促進助成事業について詳しくはこちら

 

熊谷市新幹線定期券購入補助金

埼玉県熊谷市

  • 熊谷市では、市内に転入して新幹線通勤をする40歳未満の人に、月額最大2万円の新幹線定期の補助を行なっています。
  • 新幹線通勤なら、満員電車のように混雑することはありませんし、電車よりも時間が短縮できるので、長距離通勤の大変さはそこまで感じないという点も魅力的ですね。

熊谷市新幹線定期券購入補助金について詳しくはこちら

 

結婚新生活支援事業

京都府南丹市

  • 新婚世帯に対して嬉しい制度を実施しているのは、京都府南丹市。 新婚世帯に対して、婚姻に伴う住宅取得費や住宅リフォーム費、住宅賃借費、引越費を補助しています。
  • 住宅賃借費には敷金・礼金なども含まれ、引越費用は1世帯あたり30万円以内と、充実しています。

結婚新生活支援事業について詳しくはこちら

 

お試し移住支援制度

奈良県奈良市

  • 歴史的建造物が多く、大阪など都市圏とも近い奈良県。移住先として憧れはあるけれど、実際生活するとなるとどんな感じなのか予想がつかないという人は、お試し移住支援制度を利用してみては?
  • こちらの制度では、宿泊施設の宿泊経費や交通費などの一部を、1人1泊あたり2,000円、最大で2万円支援金として給付してもらえます。
  • 旅行ではなく、住むという目線で長期滞在することで見えてくるものもあるはず。移住前に移住先をよく知っておくことができると、不安感も少し和らぎますよね。

お試し移住支援制度について詳しくはこちら

 

二段階移住

高知県高知市

  • 高知県が実施する二段階移住とは、移住希望者に比較的都市部である高知市にまず移住・滞在(1ステップ目)してもらいます。そして、高知市内を拠点に高知県内を巡りながら自分に合った場所を見つけ、最終的に安心して移住(2ステップ目)してもらうという制度です。
  • この二段階移住を実施するにあたって高知市内への移住費用に最大20万円、県内を回る際にのレンタカー代最大2万円などもサポートしてもらえます。県や市町村とも連携してサポートしてくれるので、安心感があります。二段階にわたって、移住先をしっかりと知ることができるので、移住前の不安も少なくなりそうですね。

住宅取得奨励金について詳しくはこちら

 

30万円または子牛1頭(一人世帯の場合)支給

鹿児島県三島村

  • 三島村定住促進対策事業の一つに、一世帯に30万円または子牛1頭、2人世帯の場合は子牛1頭または50万円支給というユニークな施策があります。他にも、引越し費用の支度金とフェリーみしまの各種運賃の合計もしくは100,000円のいずれか、そして3年分の生活助成金など、充実した制度が整っています。
  • 自然あふれる島で農業をしたい方にとっては魅力的な移住先になりそうですね。

三島村定住促進対策事業について詳しくはこちら

 

乳児おむつ購入費を助成

茨城県常陸太田市

  • 子育てには何かとお金がかかるもの。乳幼児がいる世帯にとって、おむつの購入費は大きな出費となります。
  • 対象者は、乳児を養育する保護者。乳児1人につき2万円(おむつ購入費用が2万円に満たない場合はその額)を助成。申請方法は印鑑、おむつ購入の領収書原本、保護者名義の通帳等を持参の上、子供の1歳の誕生日前日までに申請が必要となります。

 

九州移住ドラフト会議

  • ユニークな名前のこちらの制度は、プロ野球のドラフト会議さながらに移住者を受け入れたい地域を「球団」、そして移住志望者を「選手」と見立てて、球団が選手を指名するマッチングイベントです。
  • 移住力強化キャンプ・指名会議・テナントレース・クライマックスシリーズを約半年間に渡って実施し、移住希望者と地域との交流を深めます。指名会議で指名が被ればくじ引きになるなど、ドキドキの展開も。
  • すでに過去に6回開催されており、約220名を指名、約35組が移住しています。二拠点生活や地域PR、課題解決の協働など、参加者がさまざまな形で関わり続けている点も特徴です。

九州移住ドラフト会議について詳しくはこちら

 

まとめ

こうして見てみると、各自治体、特色のあるユニークな支援制度を実施していますね。

車の運転は都会から地方に移住する際に不安要素の一つとなることもありますが、富山県氷見市の自動車運転支援補助金は、その不安要素をうまく払拭してくれます。

東京からも電車で行ける距離の茨城県日立市は、テレワーク事業促進助成事業で、近年増えているテレワーク人口にアピールしています。他にも子牛が支給される鹿児島県三島村や九州の移住ドラフト会議など、インパクトのある移住制度も目を引きますね。

気になる移住制度があったら、ぜひ自治体のホームページをチェックしてみてくださいね。

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