地方移住に役立つ11のスキルと、6つのお役立ちアイテム

田舎暮らしをする上で身に付けておいたほうが良いスキルと、お役立ちアイテム

コラム

地方移住をする上で必要なスキルや役立つアイテムを知っておくことで、スムーズに移住後の生活を送れるようになります。
この記事では、地方移住する際に役立つスキルとアイテムを紹介します。移住を検討している方は、ぜひチェックしてみてください。

地方移住で役立つスキル

都会とは異なるライフスタイルが魅力の田舎暮らし。特別難しいスキルが必要という訳ではありません。
しかし、田舎暮らしをする上で、身に付けておいたほうが良いスキルはいくつかあります。一つずつチェックしていきましょう。

  • 運転スキル(自動車運転免許証)
    都市部では車がなくても十分生活できますが、地方では車は必需品。
    家に何台も所有している家庭も珍しくありません。交通機関が都市部のように発達していない地域が多いため、地方で車を運転できるのとできないのとでは、生活の便利さが違うからです。そのため、普通自動車免許は取得しておいた方が良いでしょう。
    また、農業や林業などに従事する予定がある人は、必須という訳ではありませんが、大型トラクターなどを運転可能な大型特殊自動車運転免許などの取得も視野に入れておくと良いでしょう。
  • 草刈りスキル
    移住先で農業に携わる人や、庭付きの家に住む予定なら、草刈りのスキルは必須です。田舎では電動の草刈機を使う場合が多いため、この草刈機を使いこなせる能力も必要になってきます。
    でも、電動草刈機を使用したことがなくても大丈夫。雑草が伸びてくるのは驚くほど早いので、最初はうまくできなくても数をこなすうちに慣れるものです。草刈りが日常生活で必要になるということは覚えておきましょう。
  • DIYスキル
    DIYスキルもあると便利なスキルです。都市部ではDIYは好きな人がやるものという認識の人が多いかと思います。しかし田舎では、古い家ならではの修繕が定期的に必要になります。
    探せば修理をしてくれるサービスもあるでしょうが、地方ではだいたい自分の家の修理は自分で行なっています。
    DIYスキルがあれば、さらに田舎暮らしを楽しめることでしょう。

移住先の仕事に役立つ資格

移住先の仕事に役立つ資格やスキルを勉強しておくと、移住後にスムーズに仕事探しや準備に取りかかれます。ここからは、地方でできる仕事に必要な資格をご紹介します。

  • 就農予定の人に役立つ資格
    移住を機に就農する予定の人は、前もって農業について学んでおくと良いでしょう。日本農業技術検定は、作物の栽培や管理、食品加工から農業経営にいたるまで、本格的な知識を身に付けられます。また、毒物劇物取扱責任者の勉強をしておくと、農業をする人には必ずと言っていいほど知識が必要になる農薬について学べます。
    他にも、農業簿記検定農業機械士農薬管理指導士などさまざまな資格があるので、移住する前に農業の知識を身に付けておきたい人におすすめです。
  • 飲食店の開業に役立つ資格
    移住先では、カフェなどの飲食店を開業したいという人もいるのではないでしょうか。飲食店の場合、必ず取得しなくてはいけない資格が、食品衛生責任者防火管理者の2つ。前者は食品衛生上の管理運営を行い、飲食店を営業する場合には必ず1名置かなければなりません。後者は、収容人数が店舗スタッフを含めて30名以上の店舗だと、防火管理者を選任する必要があるため、講習を受講しなくてはなりません。
    この2つの資格は役立つというよりも必須の資格のため、開業前に取得しておきましょう。
  • 観光や旅行に関する資格
    移住先でその土地の魅力を伝える観光や旅行業に就業したいと考えている人は、旅行業務取扱管理者という資格が役立ちます。ツアーなどの手配を行う業者は、旅行業者としての登録をしなければなりません。
    その登録を受けるための条件に、営業所に旅行業務取扱管理者という国家資格者を置くことが義務付けられているのです。この資格を持っていると、観光や旅行関連の企業に応募する際には有利になるかもしれませんね。
  • 山での仕事に役立つ資格
    日本の山々では野生鳥獣が増加しており、それに伴い農作物の被害も増えています。この問題を解決するためには、野生鳥獣を駆除できる狩猟従事者が必要とされています。害獣を狩猟するには狩猟免許が必要で、狩猟をする地域の都道府県知事に狩猟者登録の申請をします。
    狩猟一本で生活しているのはなかなか難しいようですが、週末の副業として地域のために狩猟をしている人もいるようです。

移住先の仕事に役立つリモートワークのスキル

移住を考えた時に、移住先に仕事があるかどうかは多くの人が気になる点ですよね。ところが、パソコンがあればどこでもできる仕事なら、移住先で無理に仕事を探す必要はありません。移住を考えていて、何かスキルを身に付けたいという人は、以下のようなスキルを学んでみては?

  • プログラミング
    オンラインで仕事ができるスキルの筆頭にあがるプログラミングスキル。フリーランスで仕事を請け負い、自分の好きな場所で働いている人も多いですよね。さらに、エンジニアやプログラマーなどの職種は、今後も需要が高まるとされており、仕事の単価が高く設定されているものも多いのが特徴です。
  • Webデザイン
    Webデザインもパソコンが一台あればどこでも仕事ができるスキルのひとつ。また、移住先でも、ホームページを作成して欲しいという企業や個人は案外といるものです。そのスキルを移住先の人々のために使える可能性も大いにあります。
  • Webライティング
    Webライティングの仕事もリモートで完結することが多いため、身に付けておくとなにかと役に立ちます。自分でブログを立ち上げて記事を執筆して、アフィリエイトなどで稼ぐという選択肢もあります。文章を書くのが好きな人や、自分の生活を発信したい人などは、チャレンジしやすい職種ですね。
  • 動画編集
    ここ10年ほどで動画配信サービスが人々の暮らしに浸透し、動画編集者の仕事も増加しています。遠隔でも素材と編集ツールがあれば作業が完結するので、リモートワークに適したスキルです。

地方移住の必須アイテム

住む場所が変われば必要なものも変わるもの。地方に移住する際の必須アイテムとはどのようなものがあるのでしょうか。ここからは、一般的に地方に住む際に必要とされているアイテムを紹介します。

  • 自家用車・自転車・バイク
    地方に住む時の必須アイテムとしてまず思い浮かぶのが、車ではないでしょうか。地方は都市圏に比べると電車やバスなどの公共交通機関が少なく、整っていない地域も多いため、車がないと生活に支障をきたすことにもなりかねません。
    家族の人数にもよりますが、一家に一台では足りない場合もあります。2台以上の車を持つ家も珍しくありませんが、車を買うにも初期費用やガソリン代などにお金がかかります。その場合は、自転車やバイク、原付自動車など、他の移動手段を検討してみましょう。
  • パソコンなどの電子機器
    パソコンはどこに住んでいても持っておきたいアイテムの一つ。仕事で使う人はパソコンに加えて、インターネット回線の導入も必須です。もしパソコン作業が不要な仕事で、プライベートでも使う予定がなければ、タブレットやスマートフォンなどのデバイスでも代用できます。
  • DIY用品
    地方の築古物件に移住すると、日常的に住居の修復が必要になることも珍しくありません。本格的な修理が必要な場合は専門の人にお願いするとしても、小さなメンテナンス程度は自分で対応できるよう、基本的なDIY用品は持っておくといざという時に安心です。
  • 長靴
    田舎での長靴の活用方法は、雨の日以外にもたくさんあります。畑仕事や草刈りの際はもちろんですが、山に行くときや雪かき、地域のゴミ拾いなど、さまざまなシーンで長靴が必要になります。水や汚れから足を守る以外にも、虫や危険な生物から身を守ってくれる役割もある長靴は、一人一足家に置いておくようにしましょう。
  • 草刈り機
    都心に住んでいると気に留めることも少ない草刈りですが、田舎では1年を通して庭や田畑の草刈り作業が発生します。また、コミュニティで草刈りを行う地域もあり、移住先のコミュニケーション手段としても草刈りが絡んでくることがあるのです。自分の手で草を刈るのは意外と重労働なので、草刈り機が一家に一台あると重宝します。
  • その土地の気温に合う電化製品
    北海道をはじめとする寒さが厳しい地域は、暖房器具が必須です。エアコンはおおかたの家に設置されているかと思いますが、石油ストーブやファンヒーター、こたつ、床暖房など、併せて他の暖房器具も取り入れた方がよさそうです。
    一方、沖縄では湿度が高く、梅雨の時期などは一日中除湿機をつけっぱなしという家庭もあります。その地域の気候に合った電化製品を備えるようにすると、より快適な暮らしができるようになりますね。

移住前から仕事に必要なスキルや資格を取得しておきましょう

運転と草刈り、DIYのスキルは、地方に移住するならどこに行っても役立ちそうですね。同じく、リモートワークできるスキルを身に付けておくと、たとえ移住先で仕事が見つからなくても遠隔で仕事ができるので便利。移住先で農業やカフェなど、やりたいことが決まっている人は、移住前からそれぞれの仕事に必要な勉強や資格を取得しておくと良さそう。移住後は地域に見合った必須アイテムを備えて、快適な地方暮らしを楽しんでくださいね。

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