2023年の働き方を調査!地方移住してテレワークは可能なの?
地方移住の意識調査や、テレワークと出社の働きやすさについて調べました!
近年働き方の多様化が進んだこともあり、地方移住を検討している人も多いのではないでしょうか。
今回は地方移住の実態や、地方移住したい理由を中心に記事をお届けします。
地方移住の実態
政府が2022年に打ち出した「デジタル田園都市国家構想」 によると、東京圏(東京都・埼玉県・千葉県・神奈川県)の1都3県からの地方移住者を2027年までに年間1万人に増やすことを目標にしています。
一方、総務省が発表した情報によると、2022年の東京都の「転入超過」(転入者が転出者を上回ること)は3万8023人で、2021年よりも3万2590人増え、3年ぶりに拡大しました。
東京圏(東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県)では9万9519人と、2021年と比べて1万7820人増えました。
地方移住の興味度
地方移住に興味を持っている人は実際どのくらいいるのでしょうか。
調査機関JOB総研が実施した調査によると、地方移住ワークに「とても興味がある」と回答した人の割合は17.8%、「興味がある」は17.6%、「どちらかといえば興味がある」は24.4%でした。約60%の方が地方移住ワークに興味を持っています。
興味を持っている年代は30代がいちばん多く、63.1%でした。
出典:PRタイムス Job総研による『2023年 地方移住の意識調査』を実施 興味あり6割 転職せず地方移住に魅力 多様化する働き方
地方移住に興味がある理由
続いて、地方移住に興味がある人は具体的にどのような理由があるのかを調べてみました。
- 自然に囲まれて暮らしたい
都会の生活は刺激的で便利ですが、ビルばかりで自然のない環境はストレスが溜まるものです。
地方は都会に比べ自然が豊かなため、開放感を感じることができます。また、時間がゆっくり流れるのを感じることもできるでしょう。
山、海、川、田んぼ、森などに囲まれ、四季の移ろいを満喫できるのは田舎ならではの醍醐味です。朝は鳥のさえずりで目覚め、夜は虫の音を聞きながら眠るといった生活に憧れている人もいるのではないでしょうか。
田舎は空気が澄んでいるため、満天の星空を眺めることもできます。なお人口数十万人のような中都市でも、数十分車を走らせれば自然豊かな環境が広がることが多いようです。
- 安くて広い土地に暮らしたい
都会は賃貸で暮らすにしても家賃も高く、一軒家を購入するのも土地代が高く住居費が占める割合が高くなりがちです。地方は都会に比べ家賃が安く、広い庭つきの一軒家を建てることも夢ではありません。
家庭菜園を楽しむことも可能です。家と家が離れているため、騒音トラブルになりにくいこともメリットです。
- 働き方、暮らし方を変えたい
都会で通勤する場合、通勤時間は長くなりがちです。通勤時間で往復3時間かかることも珍しくありません。また満員電車での通勤に疲れてしまっている方も多いのではないでしょうか。
地方では自動車通勤が多く、都会に比べ通勤時間は短い傾向があるので、ワークライフバランスを高めることができます。通勤にかかっていた時間を家族と過ごしたり、趣味の時間に充てることができるようになります。
- 人の少ない場所で暮らしたい
都会の満員電車や人混みにストレスを感じる人は多いでしょう。また飲食店に入る時やイベントなど、待ち時間が長いこともよくあります。
地方は都会に比べ人口が少ないため、人混みも少なく、待ち時間もそれほど長くありません。物理的に人と人との距離が離れているため、パーソナルスペースをゆったり取ることができ、心理的にも安心を感じることができます。
- ふるさとで暮らしたい
進学や就職で都会に移住したものの、やはり長年親しんだふるさとに戻りたいと思う方も多いようです。親が高齢になり心配になりふるさとに戻る人や、家業を継ぐためにUターンする人も一定数います。
- 新しい土地で暮らしたい
前出のふるさとで暮らしたいとは逆で、新しい土地で暮らしたいという理由で地方移住を考えている人もいます。同じ土地で暮らしていると日常や人間関係がマンネリ化してしまうことはよくありますが、新しい土地に暮らすということは心機一転、生活を変化させることができます。
- 趣味を楽しみたい
近年流行のキャンプや登山、サーフィンなどのマリンスポーツ、スキーやスノーボードなどのウインタースポーツを楽しむために移住する人もいます。
都会では重い道具を持って電車で移動したり、車で数時間かけて行っていたところを車で数十分程度走れば満喫することもできます。アウトドア好きには自然が近くにある環境はとても魅力があるようです。
- 自給自足の生活がしたい
近年都会に住んでいる人が週末に農業を行う「週末農業」もさかんですが、自分で食べるものを自分で作りたいと思う人には地方移住はぴったりです。
食の安全に関心があり有機農業を行っている移住者もおり、農業を通じて子どもに食育ができるという声もあります。
- 地方ならではの仕事がしたい
自給自足のみならず仕事として農業がしたい、ペンションを営みたい、古民家カフェを開きたい、その地方の伝統工芸に関わる仕事がしたいなどの理由で地方移住を検討している人もいます。
都会にはたくさんの仕事がありますが、その反面、地方ならではの仕事も存在します。自分のやりたい仕事が地方にあるのなら移住を考えてみるのもよいかもしれません。
- 子育て環境によさそう
子どもをのびのびを育てるには地方はとてもよい環境です。都会では子どもたちが外で遊べる場所は少ないですが、田舎では自然が身近にあり、また周りを気にすることなく子どもを遊ばせることができます。
毎週海に行ったり、山に行ったり、家族でアウトドアを楽しむことができます。
地方移住ワークのハードル
次に、地方移住ワークを検討するうえでのハードルの調査結果です。「環境が変化することへの抵抗」が35.9%で最多の回答となっており、次に「移住にかかる費用」が35.2%、「地方での生活がイメージできない」が30.8%と続きます。
出典:PRタイムス
移住に伴う転職・職務変更
実際に移住した人は仕事は変わったのでしょうか。移住に伴う転職・職務変更の調査によると、「転職していない」が53.4%と約半数の人が仕事はそのままで地方移住を実現していることが分かります。テレワーク化が進んだことも大きな要因であると考えられます。
テレワークと出社の働きやすさ
現在の働き方についての質問では、「フルリモート」が25.0%、「テレワークが多め」が33.9%、「出社が多め」が37.2%と全体の96.1%がテレワークを実施しています。続いて、テレワークと出社ではどちらが働きやすいかの質問では、「断然テレワーク」が34.1%、「どちらかといえばテレワーク」が28.9%と63.0%の人がテレワークが働きやすいと考えているようです。
出典:PRタイムス
年々テレワーク化の動きはすすんでおり、転職をしなくても地方移住をすることも可能になってきました。地方移住を検討する理由は人それぞれですが、自分にあった移住先や生活スタイルを見つけるのがよさそうです。
まずは少しずつ情報収集をするところから始めてみてはいかがでしょうか。
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