移住者プロフィール
吉田 友一さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
「特捜戦隊デカレンジャー」で主要メンバーを演じた吉田さん。鍼灸治療で顔面神経麻痺が治った経験から、俳優から鍼灸師へとキャリアチェンジ。恩師が高知市内のクリニックの院長だったことなどから高知との縁を感じ、高知市の地域おこし協力隊となる。
高知は、やりたいと思ったことを実現できるまち。今後も住み続けるつもりです
“最後”と挑んだオーディションで合格、『デカレンジャー』に出演
高校時代、原宿で買い物していたところをスカウトされ、大学入学とともにモデルや俳優活動を始めました。大学卒業を前にさまざまなオーディションに参加したところ、まさかの全滅。就職も視野に将来の道を模索する中、“これが最後”と臨んだテレビドラマ『デカレンジャー』のオーディションに合格し、本格的に俳優の道に進みました。
同ドラマではデカブレイク・姶良鉄幹(あいらてっかん)役を演じ、全国各地をヒーローショーで巡るなど精力的に俳優活動をしてきました。初めて高知市を訪れたときには、お酒をたっぷり飲まされる“洗礼”を受けたことを覚えています(笑)
鍼灸治療での成功体験をきっかけに鍼灸師の道へ。そして高知へ
俳優を続けていた28歳のときに、顔面神経麻痺を発症したんです。幼いころから身体が弱く、鍼や灸で体質が改善された経験から再び鍼灸治療を取り入れたところ完治。この体験をきっかけに、俳優から鍼灸師へとキャリアチェンジすることを決意しました。
専門学校で資格を取得し、沖縄・伊是名島での2年間の研修を経て独立。2018年に京都で鍼灸院を開業しました。その後大学院に進んだのですが、恩師が高知市内のクリニックの院長をしていることもあり、弟子入りのタイミングで高知移住を決意しました。『デカレンジャー』で共演した妻(菊地美香さん・デカピンク役)の親戚が土佐市で、高知との縁を感じたことも後押しとなりましたね。
スーパー戦隊ヒーローから、地域を盛り上げるヒーローに
移住した頃、高知市が初となる地域おこし協力隊を募集していることを知り応募しました。メインミッションが“地域活動”ということで、沖縄での訪問施術を通して地域の方々に喜んでもらえた経験や、大学院で地域をフィールドとした研究をしていたこともあり、地域おこしに興味があったんです。
現在は、協力隊として高知市の中でも沿岸部に位置する長浜、御畳瀬、浦戸地域を拠点に、地域おこし学校「こうちみませ学舎」の企画や運営に携わっています。協力隊は兼業ができるので、時間外や休日の時間を使って本業の鍼灸施術をしたり、ときどき妻の経営するお弁当屋「十月一日」も手伝っています。
『デカレンジャー』20周年映画の高知ロケを誘致
2022年、高知大学の大学祭にゲスト出演させていただき、討論イベントで学生と一緒に意見を出し合う機会がありました。そのとき、『デカレンジャー』のファンだったという学生から「高知で映画を撮影し、地域活性化につなげては」との意見が出たんです。 自分としても”協力隊任期中の3年間で何ができるか”と考えていたので、得意分野を活かして高知市を盛り上げることができるかもしれない!と、早速番組放送20周年記念企画を考えていた映画制作会社にプレゼンテーション。さまざまな壁がありましたが、何とか誘致にこぎつけることができました。
誘致にあたって挑戦したガバメントクラウドファンディングでは、予想以上に多くのご支援をいただき、なんと募集開始当日にセカンドゴールを突破。最終的には当初の目標金額を大きく上回る寄付金額を達成することができました。
ロケは高知城、桂浜、はりまや橋、県立牧野植物園、日曜市、高知市役所、海洋堂スペースファクトリーなんこくで行い、高知でしか撮れない画が完成しました。これから映画公開に向けて本格化するプロモーションでは、作品のファンや観光客の方、地元の方が楽しめるようなイベントを企画中なのでぜひご期待ください!!
映画『特捜戦隊デカレンジャー 20TH ファイヤーボール・ブースター』は2024年6月7日公開!
テレビ放送20周年を記念した映画『特捜戦隊デカレンジャー 20TH ファイヤーボール・ブースター』は2024年6月7日(金)に公開。吉田友一さんと妻の菊地美香さんも出演しています。
高知県UIターンサポートセンターについて
当センターは、高知へのUIターンに役立つ最新情報を発信しているほか、各市町村で活躍する移住者のみなさんの活動も応援しています。
ご感想、ご質問は高知県移住コンシェルジュまでお気軽にお寄せください。
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