<h2>信州・松本で働き、暮らす楽しさを発見しよう！</h2><p>松本市内に事業所を構える大手～優良企業の約40社がオンラインで集結します！幅広い業界・職種がそろっているので、今まで興味がなかった分野の新たな魅力にも出会えるチャンスです。<br>自然豊かで歴史と文化が息づく松本市は、働きやすさと暮らしやすさが魅力のまち。<br>松本で働くことで、四季折々の美しい自然を楽しみながら、充実した暮らしが実現できます。松本へのUIJターンを目指す皆さん、理想の働き方・暮らし方を見つける第一歩をこの説明会で踏み出してみませんか？<br>未来の可能性を広げるきっかけが、きっとここにあります！</p><h3>実施日時</h3><p>オンライン合同会社説明会2025チラシは<a href="https://matsumoto.city/cms/wp-content/uploads/2024/12/4ec9a19b7e5b03ffa03a17827934a89e.pdf">コチラ</a>から</p><figure class="image image_resized" style="width:1%;"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/12/26/hmwDSJraKvfwRsdDcESWn/K1AXl-iQoxKACMl28mdsg.webp"><figcaption>&nbsp;</figcaption></figure><p>2025年3月5日(水)13:00～16:00（12時45分入室開始）<br>開始前に簡単なオリエンテーションを行います。<br>12時50分までにご入室いただき、13時ちょうどから企業ブースを訪問できるようご準備ください。</p><p>対象者<br>2026年3月卒業予定の学生<br>在学生（2027年以降卒業）<br>第二新卒者、既卒者（卒業後3年以内）</p><p>対象学歴<br>大学院・大学・短期大学・高専・専門学校</p><p>参加費<br>無料</p><p>実施方法<br>1.オンラインミーティングツールzoom®(※1)での開催となります。<br>2.運営側でブレイクアウトルームの機能を使い出展企業のルームを用意いたします。<br>3.学生の皆さんは興味のある企業のルームへ自ら操作し移動していただきます。<br>4.各回は企業からの説明と質疑応答(※2)で25分となります。（※3）<br>5.終了後一旦全員がブレイクアウトルームからメインルームに戻り、<br>次の会で聞いてみたい企業のルームへ移動していただきます。<br>6.3～5を6回繰り返しますので最大6社の説明を聞くことができます。</p><p>※1.事前に環境をご準備（最新版をダウンロード）ください。<br>PCでのテスト接続（外部リンク）（インストール不要）<br>iOS版アプリケーション（外部リンク）<br>Android版アプリケーション（外部リンク）<br>※2.質疑応答は、ZOOMのチャット機能を通じてリアルタイムで行います。<br>※3.説明中のルームの移動はご遠慮ください。</p><p>・カメラは常時オン、マイクのオンオフは各企業の指示に従ってください。<br>・当日の開催のURLは、お申込み済み後にメールでご連絡いたします。<br>・途中参加、途中退席可のイベントです。（説明中の退席はご遠慮ください。）</p><p>詳細・申し込みはこちら</p><p><a href="https://matsumoto.city/event/20250305jobfair-students/">https://matsumoto.city/event/20250305jobfair-students/</a></p><p>&nbsp;</p>

松本市

長野県

2025年3月5日(水)｜学生向けオンライン合同企業説明会

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>もともと「移住すること自体」が目的だった私にとって、この制度は理想的だと思い、応募を決意しました。</p><p>東京で新卒から2年間、IT企業に勤務し、某企業のネットワーク構築を担当していましたが、ふと将来について考えると、「今どきの若者にありがちな達観した感覚」から、自然と移住への思いが強くなっていきました。</p><p>よく「移住して〇〇をやりたい！」といった移住体験記を見かけますが、私の場合は移住そのものが目標であり、他の移住者のように具体的な「やりたいこと」が明確にあったわけではありません。</p><p>そんな私にとって、3年間の仕事とお給料がある程度保証されている地域おこし協力隊は大変魅力的でした。また、移住後に「やりたいこと」が見つかった時には、活動費の使い道にある程度自由がきく点も魅力のひとつでした。</p><p>現時点では、協力隊に応募して本当によかったと思っています。</p><h2>長野県松本市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>松本市安曇・奈川エリア（以下「アルプス山岳郷エリア」）に移住したのは、偶然が重なって実現しました。</p><h3>登山をしたいならやっぱり長野</h3><p>まず、長野県に移住したいという思いがありました。登山が趣味であり、これからも挑戦を続けたいと考えていたからです。日本百名山や3,000m級の山々が連なる長野県なら、登山の環境として理想的だと思いました。</p><h3>タイミングが重なり実現した移住</h3><p>移住の決め手となったのは、前職をやめたいと思ったタイミングと、松本市の地域おこし協力隊の募集が重なったことです。当時の環境から抜け出し、新しい生活を始めるには絶好のチャンスだと感じました。</p><h3>アルプス山岳郷エリアは理想の環境</h3><p>アルプス山岳郷の一部は中部山岳国立公園に指定されており、学生時代から国立公園に惹かれていた自分にとって、この場所はまさに理想の環境です。</p><p>「少し考えたいことがある」と思ったときに気軽に国立公園に足を運べる—そんな日常が送れる贅沢さを、移住した今、実感しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/13/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/CGr9j91LkGp49m5GdSeEH.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>松本市と委託契約を結び、主に松本市安曇エリアや奈川エリアを担当しています。業務の大半は、地域の観光振興や地域づくりを推進する一般社団法人「松本市アルプス山岳郷」にて様々なプロジェクトに携わらせていただいています。</p><ul><li>観光振興：ツアーの企画・造成や大学との連携プログラムの実施を通じ、地域の魅力を発信する活動を行っています。</li><li>地域づくり：地域住民向けのサステナビリティに関するセミナーや「乗鞍高原ゼロカーボンラボ」などの取り組みを通して、持続可能な地域社会の実現を目指しています。</li><li>その他：地域のイベントの運営サポートなど、多岐にわたる活動に取り組んでいます。</li></ul><p>エリアは広く観光事業者も多いため、1年をかけてようやく地域の方々に顔を覚えていただけるようになりました。「鈴木くん、どこにでもいるね」と言われることも増え、地元の皆さんと少しずつ距離を縮めていることを実感しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/13/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/bCI9je_Fk_LXrWntv3bXg.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやりがいはなんですか？</h2><p>何よりも、地域の方から直接「ありがとう」と言われる瞬間に大きなやりがいを感じます。自分の活動が地元の役に立っていると実感できるのは、本当にこの仕事ならではの魅力です。</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>田舎の生活でよく言われる「噂がすぐに広がること」や「町内会の付き合い」が、意外にも自分には心地よく感じられたことです。移住前は少し面倒かもしれないと思っていたのですが、実際に暮らしてみると、むしろ温かさを感じるようになりました。</p><p>長野に移住する前は都内に住んでいましたが、当時は近所の人たちのことをほとんど知りませんでした。今振り返ると、近所付き合いがない生活のほうが不自然だったのかもしれません。</p><p>今では、近所の方々と交わす立ち話も楽しみのひとつです。地域全体で住んでいる場所を守り、整えていく姿には、田舎らしい人間らしさがあって、すっかり気に入っています。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>将来的には、乗鞍高原で妻と一緒に宿を営みたいと考えています。</p><p>かつて別の自治体での移住ツアーに参加した際、宿のオーナーと交わした会話や、宿の落ち着いた雰囲気に触れたことで、移住の決意が深まりました。今度は、自分がそのような場を提供し、移住や地域とのつながりを考えるきっかけを作れたらと思っています。</p><p>また、宿泊される方々にアルプス山岳郷エリアの魅力を発信し、この地域に恩返しをしていきたいと考えています。そのためにも、協力隊としての活動を通じて、地域の素晴らしさをさらに知り、深く理解していきたいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/13/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/qo3xK7YRN1uFP94GqRwmH.webp"></figure><h2>松本市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2><p>松本市の住民の方々は環境意識がとても高く、その姿勢に驚きました。あるイベントの運営に関わった際、終了後の片付けで、会場にほとんどごみが落ちていなかったのです。地域の方々は「自然が汚れることは、自分たちの生活が汚れることだ」と理解していて、それが日常的な行動に表れているのだと実感しました。豊かな自然がいつも身近にあるからこそ、自然を守る気持ちが根付いているのだと感じました。</p><p>この経験を通して、自分自身の日常生活における環境意識も大きく変わりました。また、松本市安曇エリアにある乗鞍高原は、日本初の「ゼロカーボンパーク」として環境省に認定されています。自然環境の豊かさだけでなく、住民の方々の日々の環境に配慮した行動が評価された理由の一つなのだと感じています。</p><h2>松本市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>松本市には、豊かな自然、美しい星空、歴史ある温泉、そして独自のグルメが満載です。以下、私のおすすめスポットをいくつかご紹介します。</p><h3>上高地</h3><p>松本市を代表する観光地ですが、ただの有名観光地と思ってはもったいない場所です。特に小雨の日の散策は木々の色が鮮やかに映え、観光客も少ないため静かな雰囲気を楽しめます。</p><h3>乗鞍高原</h3><p>北アルプスの麓に人々の生活がある素晴らしい地域です。日本百名山の乗鞍岳ももちろん綺麗ですが、乗鞍に流れる3つの滝や地元の方が大好きな一の瀬草原も癒しスポットです。</p><p>何よりも夜には満点の星空が広がり、独り占めできる日も少なくありません。</p><h3>白骨温泉</h3><p>「3日入れば3年風邪をひかない」とも言われる名湯で、その秘湯感に初めて訪れたときの感動が忘れられません。日本の温泉100選で長野県内のトップにも選ばれ、静かに浸かるには最高の温泉です。</p><h3>沢渡温泉</h3><p>上高地の乗り換え地点として知られる沢渡ですが、実は透明でとろみのある温泉が魅力の隠れた名所です。紅葉の時期には、ドライブが爽快で、周囲の色彩がより一層引き立ちます。</p><h3>奈川</h3><p>国立公園の外にあるため、キャンプや川遊びを自由に楽しめるエリアです。野麦峠から眺める乗鞍岳は絶景で、自然との距離がとても近く感じられます。そして、このエリアの名物である「とうじ蕎麦」はぜひ味わってほしい一品です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/11/13/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/fFZorZCC7txyq3vfG0m6E.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><h3>移住するか悩んでいる方</h3><p>今の状態から逃げるための移住であっても全然いいと思います。地域「おこし」協力隊という名前から、特別なスキルや何かを提供しなくてはと思うかもしれませんが、最初はできることを少しずつ見つけていけば大丈夫です。自分のペースで地域と関わるうちに、自然と地域の一員として受け入れてもらえると思います。</p><h3>アルプス山岳郷への移住を検討している方</h3><p>アルプス山岳郷エリアは、標高が高く国立公園に隣接し、場合によってはその中にも住むことができる、全国的にも珍しい地域です。コンビニがない場所もあり、光回線がないエリアも少し前までは残っていました。このように大自然に囲まれ、都市部とは距離を感じる環境ですが、松本市街地までは車でアクセスできるため、必要なときには都市機能を利用できる便利さもあります。</p><p>この自然豊かな土地を一度訪れてみていただけると嬉しいです。</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第155回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、長野県松本市の鈴木健作さんです。

長野県松本市の地域おこし協力隊、趣味・特技：登山・カメラ・googlemapを眺めること・駐車・長距離運転

鈴木　健作

#155 “移住したい”から始まった。山岳の麓で育む地域の絆

<h3>Q.　松本に移住するまでの経緯を教えてください。</h3><p>　出身は大阪で、高校まで暮らしました。</p><p>　大学進学で神奈川に行きましたが、卒業後は自分が生まれ育った町に関わるような仕事がしたいと思って大阪に戻り、就職して11年ぐらい暮らしました。</p><p>　妻とはその時の職場で出会って、いま結婚して10年程経ちます。</p><h3>Q.　移住を考えたきっかけは何ですか？</h3><p>　山が好きというか登山が趣味なので、松本に住みたいと思って。</p><p>　登山をしようと思ったらどこでもできるんですけど、松本に住むことによって、登山がライフスタイルになるというか、山登りとか山っていう、その文化の中に自分の身を置くみたいなイメージがある。</p><p>　ただ、大阪に対する関心が薄れたわけでは実はなくて、就職した当時の大阪に対する関心が10だったら今も10のままなんですけど、それと同じように、松本で暮らすことにも関心が出てきて、それが大きくなってきたということですね。</p><h4><strong>ー　山がきっかけであれば長野県内だけで見ても選択肢は多くある中で、なぜ松本市？</strong></h4><p>　今まで自分が登山をするために何回も来ていたっていうのが大きいんですけど、その経験があったので直感的に候補に挙がってきたということだと思います。</p><p>　登山を始めたのは社会人になってからで、中高時代の同級生に誘われたのがきっかけなんですけど、最初は奈良とか和歌山の山に行っていて、同じ年の夏にまとまった休みが取れたので、北アルプスの縦走（※1）に来ました。楽しかったし、「こんな景色があるのか」って感動したっていうのはかなり大きかったですね。</p><p>　あと、登山者の方々にとって憧れの場所だっていうのもあります。</p><p>　例えば槍ヶ岳がありますけど、そこはもう登山を始めた人なら誰でも登ってみたいところで、登るためにトレーニングを積んだり準備したり1年、2年、3年かけるような人もいっぱいいるので。そういう登山者の皆さんが憧れて目標地点としてやってくるような街だからこそ行きたいと思ったっていうのはあります。</p><p>　だから言ってしまえば、そのブランド力みたいなところに惹かれた。</p><p>（※1　登山の方法のひとつであり、一般的には山頂に立ったあと下山せずそのまま次の山へ向かうことを指します。ルートによっては山頂を重視せず稜線を歩いて行くことも縦走と呼びます。）​</p><h3>Q.　移住の下見はしましたか？</h3><p>　登山で何回も来てはいましたが、本格的に考え始めてからも2、3回は来ました。考えるために来たっていう感じ。</p><p>　自分の家とか大阪のどこかで考えるんじゃなくて、松本に来て身を置いてから、カフェでも何でもいいと思うんですけど、考えた。</p><p>　例えばアルプス公園（※2）でぼーっとしたりとかそういうことですね。散歩してみたりとか。</p><p>　実際に住んでみた先をイメージするのって難しいとは思うんですけど、それでも離れたところで考えるよりは、実際住むところで考えた方がいいと思ったので、その考えのもとに松本市に来て、実際に何かをしたわけじゃないんですけど、本当に散歩するとかそれぐらいの話。</p><p>　移住してからの日常生活でどこで買い物したりとか、どこで夜ご飯食べてとかそんなことまでは考えてなかったんですけど、「自分はここで住むことになるのか」を考えて、特に違和感がなかったっていう感じ。</p><p>　あと、単純にそれにかこつけて山登りしに来ていた。十分考えたなと思ったら山に行ったりしていました。</p><p>（※2　松本市蟻ケ崎にある公園。園内には博物館や小さな動物園、アルプスドリームコースターなどがあります。<a href="https://toybox-net.jp/alpspark/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">ホームページはこちら</a>）</p><h3>Q.　移住については誰に相談しましたか？</h3><p>　妻、両親、兄はもちろん、前の職場の人とか仲がいい上司とかにも相談しましたね。あと学生時代の友人にも相談しました。</p><p>　みんな基本的には肯定的に捉えてもらってましたね。僕が山が好きっていうのはみんな知っていましたし、行き先が松本ということについても納得感あるような感じ。惜しまれることはあっても「やめとけよ」っていう人は1人もいなかったですよ。</p><p>　みんな松本のことは観光地として知ってる。上高地とかもありますし、そういう意味であの山の町だっていうイメージを持ってる人も結構いるんで、話をした時にさほど驚かずにいてもらえたっていうのはあるかも。</p><h4><strong>―　特に、奥様の反応はどうでしたか？</strong></h4><p>　行って成功するか失敗するか分からないじゃないですか。「行ったものの、合わなくてうまくいかないこともあると思うから、自分（妻）は大阪に1年残って仕事をしていれば、戻ってきても暮らしは何とかなる。2人一緒に行っちゃって、2人とも合わないっていうとリスクが高いから時間差で。」っていうような話をしてもらいました。</p><p>　僕がお願いしたわけじゃなくて、向こうにそれを言ってもらえたので、ありがたかった。</p><p>　妻は山に登らないし、松本に興味があった訳でもないので、妻自身が行くかどうかっていうのを1年かけて考えるっていう意味合いもあった。</p><h4><strong>―　奥様と離れて暮らす間は、どんな過ごし方をしていましたか？</strong></h4><p>　妻を何回か松本に連れてきて、槍ヶ岳に一緒に行ったりしました。</p><p>　僕が人生を決めたって言ったら大げさですけど、移住を考える一つのきっかけになった景色を見てもらった方がいいんじゃないかと考えて。途中で天候が悪くなって諦めて結局見られなかったんですけど…</p><p>　その結果、妻が言ってくれたのが、僕が楽しそうにいきいき暮らしているのが一番嬉しいから、自分（妻）も行くっていうことでした。​</p><h3>Q.　物件探しはどのようにしましたか？</h3><p>　大手の不動産屋さんに行きました。</p><p>　今は賃貸の戸建てに引っ越しましたが、その前はマンションでした。</p><p>　都会暮らしが長かったので、駅から遠いのが怖かったんですよ。松本駅から徒歩15分以内で探しました。</p><p>　あとマンション以外に住んだことがほとんどなくて、しかも大阪ではオートロックがあるマンションに住んでいたので、同じようなところを探していたんですけど、そんな物件あまりないんですよね。オートロックは諦めたんですけど、マンションで駅から15分以内で、2階以上とかで探しました。</p><p>　不動産屋さんに行く日程が限られているので、事前に連絡取って条件をお伝えして、探しておいてもらいました。</p><p>　最初はリモートで担当者の人とお話をして、見る物件をあらかじめ絞っておいて当日見に行き、その日にもう決めました。</p><p>　1月頃探し始めて、2月ぐらいには決めていたと思いますね。それで松本に転入したのは3月末です。</p><h4><strong>―　物件探しで苦労したことはありましたか？</strong></h4><p>　物件の選択肢が大阪に比べて圧倒的に少なくて。いろんな条件を付けて探すからなんですけど。ある程度こだわりがあったんで、選択肢が少なくて苦労しました。</p><p>　あと、地方都市の割には家賃が高いんですね、松本って。</p><p>　そういう意味でも条件からして選べるところが少なかったんですけど、そこは事前にリモートでいろいろ紹介してもらって条件を絞ってたんで効率的に内見することができて良かったです。当日ぶっつけ本番で来ていたら、1回じゃ決まらなかったかもしれない。</p><p>　やっぱり事前に相談したからそれは良かったなって思います。</p><h4><strong>―　中心市街地にお住まいとのことですが、山へのアクセスはどうですか？</strong></h4><p>　松本に来たからといって松本の山だけに登るんじゃなくて、他のところにもいっぱい行くので。</p><p>　松本インターや松本駅、バスターミナルに近くて、他の地域に行くにも便利なところが良かったんです。</p><p>　テレビとかでよく見る移住っていうと、山の中に住んでいるって感じですけど、そういうわけではないですね。</p><h3>​​Q.　事前に調べておいて良かったことはありますか？</h3><p>　移住者の方のブログとかは、本腰入れてリサーチしたっていうわけじゃなくて、なんとなくぼーっと見てました。</p><p>　大阪では車を持っていなかったので、買わないといけないなと思っていて、四駆がいいとか基本的な話なんですけど、そういうところは役に立ったかな。その辺はやっぱり現地の人に聞かないと分からないことなので。</p><p>　ちなみに、車が届くまでは買い物が不便だったので、カーシェアを使っていました。大阪でも使っていて、その会員登録のまま使えたので。</p><p>　ただ、わざわざステーションまで車を借りに行って、重いものを買って1回自分の家に置いて、車返してみたいなことがあるんで、それは面倒くさかったです。</p><p>　僕が移住を考え始めた頃に、ちょうど松本でいくつか新しいカーシェアのステーションができ始めたのかな。</p><p>　下見のときとかも、レンタカーじゃなくてカーシェアを使いました。会員カードを持っていたので、ネットで申し込んで、30分とか短い時間でも気軽に借りられる。</p><p>　当時松本ではまだ馴染みが無かったのか予約が結構空いてたので、そこは良かったです。</p><h3>​Q.　移住後にギャップを感じたことや、不満足ポイントはありますか？</h3><p>　覚悟はしていましたが冬が寒い。もうちょっと冬に下見に来ても良かったかなと。</p><p>　あと、渋滞するっていうのは移住前は意識していなかったんですけど、ここまでイライラするものなのかって。車に乗っていないと分からないですし、生活してみないと分からないと思うんですよ。観光に来ただけでは、「たまたま混んでいるだけかもしれない」って。慢性的に混んでいるとは思わなくて、そこはギャップでした。</p><p>　特に渋滞がひどいのは国道19号線（※3）ですね、鎌田から高宮（※4）とか。歩いた方が早い時もある。（※5）</p><p>　通勤時間も大阪にいる時と比べて増えました。</p><p>（※3　愛知県名古屋市熱田区から岐阜県東濃地方、長野県木曽地方、塩尻市、松本市を経由し、長野市に至る一般国道。）</p><p>（※4　【かまだ】【たかみや】松本駅から見て南側に位置する国道19号線をまたぐようにかかる地区。鎌田から高宮までは直線距離で約1km。）</p><p>（※5　松本市の渋滞調査結果についての<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/224/2908.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">詳細はこちら</a>）</p><h3>​​Q.　地域の方との関わりはありますか？</h3><p>　マンションに住んでいた時は特にありませんでしたが、戸建てに引っ越してからは、たまたま大家さんが町会長だったので、「町会（※6）に入ってほしい」って借りる前にちゃんと説明していただいたので加入しました。</p><p>　ゴミ当番もあるし、回覧板で一斉清掃とかのお知らせがあれば参加しています。でもそんなに頻度は高くないですね、半年に1回ぐらい。</p><p>　町会の活動については、ある程度想像はしていたんですけど、場合によっては1時間とか短い時間仕事を休まないといけないこともあって、夫婦で相談してやらないといけないなと。</p><p>　今まであまり経験してこなかったので慣れない部分はありますが、そこで暮らしていくには必要なことでもあると思っています。</p><p>（※6　松本市では「町会」と呼ばれる居住地区の区域内の世帯で構成される自治組織があります。町会ごとに特色ある活動が行われており、集会は月1回という町会もあれば、年1回という町会もあります。活動内容や頻度は、所属する町会により異なります。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/49/3576.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">町会活動の詳細はこちら</a>）​</p><h3>Q.　松本の好きなところ、お気に入りの場所はありますか？</h3><p>　市役所に「アルプスリゾート整備本部」っていう部署があったり、山に関する講座が開かれたり、街中に登山リュックを背負っている人がいっぱいいるっていうことも、山登りが当たり前の街だという意味で、文化が根付いているところがいいなと思う。</p><p>　あと水とか野菜が美味しいなと思って、きのことか安いし。</p><p>　スーパーで買い物するときも、長野県産があれば地場産品を買うようにしている。その方が美味しい気がする。</p><p>　スーパーの数が意外と多くてびっくりしました。大阪より多い気がします。</p><p>&nbsp;</p><p>　お気に入りの場所は、通勤で使う国道158号線（※7）です。道中で山並みが綺麗に見えるんです。虹が時期によっては毎週のように見られますし。景色がきれい。</p><p>　あと松本駅は好きですね。雰囲気が好き。いろんな人が来るじゃないですか。登山シーズン中とか、みんな楽しそうにしている。松本に来た人が楽しそうにしているのを見ると嬉しいです。</p><p>（※7　福井県福井市から岐阜県高山市を経由して、長野県松本市に至る一般国道。）</p><h3>Q.　これから移住する方にアドバイスはありますか？</h3><p>　下見に来るときは、ある程度住む場所をイメージして来てもらうのがいいかも。</p><p>　駅の近くに住むのか、車中心になってもいいから郊外に住むのか。</p><p>　駅の近くだったら、それこそ散歩してみてもいいでしょうし、郊外だったら市の西側か東側かとか、それぐらいは決めてきてもらって、車で見たり、降りて歩いたり。</p><p>　ある程度、住もうと思うエリアを見てもらうのがいいですかね。​</p><p>出典元：<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/matsumotogurashi/140054.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">移住・定住ポータルサイト「まつもと暮らし」先輩移住者の声</a></p>

登山好きが高じて松本市に移住してきた稲見さん。
奥様も1年の時間差を経て移住し、現在はお2人で暮らしています。
登山のことや、移住を決断された後の奥様とのやり取りなど、幅広くお話をお聞きしました。

稲見

移住者インタビュー（稲見さん）登山好きが高じて移住。奥様も1年の時間差を経て移住し、現在はお2人で暮らしています。

<h3>Ｑ．松本に移住をした一番のきっかけを教えてください。</h3><p>　松本で子育てをしたくて。平成27年の結婚当初から、子どもをじじばば（松本に住む旦那さんのご両親）の近くで育てたいという思いを持っていました。平成30年くらいに旦那の父親が病気になったことがきっかけで、旦那も「松本ありかな」って。</p><h3>Ｑ．移住前に特に準備したことは何ですか？</h3><p>　物でいうと電動自転車くらいです。坂もあるから電動がいいよって言われて買い換えました。</p><p>　あとは保育園の見学をしました。直接保育園に連絡してアポを取って。コロナ前でまだ見学ができたので、土日に来ていくつか回って。見学に行く中で、市内の立地もなんとなく分かっていきました。</p><p>　松本は旦那の地元で、「遊びに来る」という感覚だったので、それまでは観光地や外食に行くくらいでしたが、移住するってなってからは、「ここを通るんだな」とか「この公園連れていきやすいな」とか、観光よりは子ども中心の目線になったかな。</p><h3>Ｑ．情報収集はどのようにしましたか？　​</h3><p>　義理の母が結構情報を与えてくれるタイプだったので、イクジィ（※1）とか市民タイムス（※2）とかを取っておいてもらって、紙媒体で見ていました。主に家族で出かけられる地域のイベント情報、入園に向けての保育園情報、子連れで行けるお店の紹介をよく見ていました。</p><p>（※1　松本地域の子育て情報を発信するフリーマガジン）</p><p>（※2　松本地域を中心とした情報を発信する地域情報新聞）</p><h3>Ｑ．松本市で子育てしている感想を教えてください。</h3><p>　本当に子育てしやすいなっていうのは、来てからすごくわかりました。例えば、育休中につどいの広場（※3）があって本当に助かりました。どの地区でも参加できるので、今日は県（あがた）地区へ行こうとか山辺（やまべ）地区のほうへ行こうとか。利用料が無料だし、イベントもやってるし、親のリフレッシュになりました。</p><p>　あとは、小さい公園でも結構管理されているなっていう印象があります。そうすると選択肢が多いので「今日どこ行く？」っていう会話になるんですよね。親的にも多分子供的にもすごく楽しく過ごせています。</p><p>（※3　未就園の乳幼児と保護者が気軽に情報交換や交流できる場。児童館・児童センター等で実施。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/kosodate/2588.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">つどいの広場の詳細はこちら</a>）</p><h3>Ｑ．子育てに関するサービスを利用したことはありますか？</h3><p>　保健センターや福祉ひろばに保健師さんが来てくれてありがたかったです。ちっちゃい悩みを保健師さんに相談できる、ちょっと聞いてもらえる。遊びながら相談ができる場所があるというのがありがたかったです。</p><p>　福祉ひろばでベビーマッサージとかもやってました。公民館に行くと次のイベントのチラシがあったりして、またそれで知って。公式LINE（※4）も登録しました。</p><p>（※4　松本市公式LINEを登録した上で、受信設定（利用者登録）をすることで、年代やお住まいの地区等に合わせた情報を受信できます。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/216/55844.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">松本市公式LINEの詳細はこちら</a>）</p><h3>Ｑ．移住をしてみて、ギャップを感じたことや苦労したことはありましたか？</h3><p>　以前住んでた新潟と比べるっていうことになるんですけど、道が狭いなと思いました。新潟市は大きなバイパスがあることもあって、渋滞に悩まされることが少なくて。松本に来てからは、渋滞しやすい道は通らないようにするとか、自転車で行くようにするとかになっていますね。</p><p>　あとは、住みたいと思った地域のアパートがほぼプロパンガスだったっていうのがびっくりしました。移住した当初はアパートに住んでいたので、意外と光熱費が高くなったと思いました。家を建てる時はオール電化にしました。</p><h3>Ｑ．松本市に家を建てるにあたって、重視したことはありますか？</h3><p>　断熱のことはかなり言われました。寒くなるからと。トリプルサッシにして結露しなくなったので、やってよかったねって話しています。暖房とかも寒冷地仕様にして。エアコンとこたつを使っています。</p><h4><strong>ー　新潟市と比べて、松本市の気候はどうですか？</strong></h4><p>　乾燥にびっくりしました。もともと子どもにアトピーがあったので、松本に来てから肌荒れ対策が少し大変になりました。逆に冬に布団を干せるのは、良い意味でびっくりしました。松本に来てからは洗濯物が乾かないとか、カビとか、その辺の悩みが無くなったのが本当に良かったです。</p><p>　雪は新潟市と比べると楽ですが、氷点下になるので松本の方が寒いです。朝から晩までずーっと寒いじゃなくて、朝がめちゃくちゃ寒い。でも冬でも晴れの日が多くて、日中もしっかりと日差しがあるので、冬場に「外に出かけよう」と思えるのはとてもいいですね。新潟や地元の富山だと、「冬＝曇り」という少し暗いイメージだったので、松本では冬でも清々しく、気持ち良く過ごせています。</p><h3>Ｑ．移住前に知っておきたかったことはありますか？</h3><p>　私の場合は、旦那の実家がすぐ近くにあったこともあり情報がいっぱい仕入れられたんですけど、なかったら意外といろいろ失敗しているかもしれないって思いました。例えば、移住前は氷点下にならない地域だったから、水道管が破裂する心配はなかったけど、松本はお風呂の水抜かないほうがいいとか（※5）。</p><p>　あとは〇〇という八百屋は安くて物が良いとか、どこのガソリンスタンドが安いとか暮らしのプチ情報はありがたい。</p><p>（※5　追い炊き機能（ボイラー）が付いている浴槽は、循環器具が隠れるくらいに水をためておくことで、自動でポンプ装置が水を循環してくれるため、水道管の凍結を防止できます。）</p><h4><strong>ー</strong>　<strong>町会などの地域活動に参加していますか？負担はありますか？</strong></h4><p>　 住んでいるところの町会に入っているんですけど、そこまで負担ではないかなって。高齢化していて、人数も少ないので、活発ではないかも。子どもが少ないのと、コロナだったので、イベントも結構無くなったって聞きます。</p><p>　新興住宅街じゃない、昔ながらのところなので、「丸山さんの家ね」「帰ってきたんだね」って、疎外感は感じずです。近くに1，2軒新しい家があるんですけど、子どもがいて、会ったら話すし、近所づきあいは今のところストレスは無いです。</p><h3>Ｑ．最後に、松本のお気に入りの場所を教えてください。</h3><p>　アルプス公園、あがたの森、庄内公園、芳川公園、スカイパーク。家からの距離や遊具、水遊びするかどうかで行くところを選んでいます。アルプス公園はご飯を持って行くこともありますね。</p><p>　最近だと、村井の「あんさんぶる（※6）」に初めて行ったんですけど、意外と良かったです。5歳の上の子と2歳の下の子、両方が楽しめる場所でした。松本では子どもたちを連れて遊びに行ける場所がたくさんあるので、私も子どももどの公園もお気に入りの場所になっています。</p><p>（※6　令和5年7月、イオンタウン松本村井2階にオープンした多世代交流型子育て支援施設。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/225/112414.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">あんさんぶるの詳細はこちら</a>）</p><p>出典元：<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/matsumotogurashi/129355.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">移住・定住ポータルサイト「まつもと暮らし」先輩移住者の声</a></p>

地元の富山県から、学生・社会人として過ごした新潟県を経由して、松本市へ移住した丸山さん。
移住者として、また夫とともに、5歳と2歳の子どもを育てる保護者として、松本の暮らしについてお聞きしました。

丸山

移住者インタビュー（丸山さん）5歳と2歳の子どもを育てる保護者として、松本の暮らしについてお聞きしました。

<h3>Ｑ．<strong>松本に移住するまでの経緯を教えてください。</strong></h3><p>　出身は岐阜県です。就職を機に岐阜を出て、まず京都府に短期間住みました。その後、宮城県に1年近く住んでいました。その次は安曇野市（※1）に来て、最後に大阪府で3年暮らしました。同じ会社に所属して、転勤をしていました。</p><p>　松本市に移住したのは、令和３年です。</p><p>（※1　松本市の北西に位置する市。北アルプス連峰を望む雄大な景色が魅力。）</p><h3>Ｑ．<strong>移住を決めた一番の理由は何ですか？</strong>　​​</h3><p>　大きい理由が二つあります。</p><p>　一つ目は、奥さんの意思を尊重したためです。松本市内で働いていた奥さんとは、安曇野市に住んでいた時に知り合いました。奥さんはずっと松本市にいたいという想いがあったので、私の転勤についてきてもらうよりは、私が転職をしたほうが良いと考えました。</p><p>　二つ目は、人生設計を立てやすくするためです。就職してから数年で色んな場所に住んだので、なかなか人生設計をするのが難しいなという思いがありました。例えば家や車といった高価な買い物をする場合、都市部に行くか地方に行くか分からないため、本当に購入をしていいか決めきれずにいました。居住地が定まると、高価な買い物の失敗のリスクは低いです。</p><p>　また、転勤で奥さんについてきてもらうよりは、居住地を安定させて共働きをする方が、世帯収入はよくなるという考えもありました。</p><h3>Ｑ．<strong>移住するにあたっての準備はしましたか？また、実際移住してからギャップを感じたことはありますか？</strong>　​</h3><p>　引っ越しについては、移住する前年の１２月ぐらいに内見して、１月、２月に契約をして、３月頃に引っ越してきたという感じです。準備といっても普通の引っ越しとそんな変わらないです。松本市だから特別何をしたというのはありませんでした。ただし、安曇野市で働いていた頃も松本市には頻繁に来ていましたし、大阪に転勤になった後もよく訪れていたので、ある程度は土地勘があったからかもしれません。</p><p>　暮らしてみてのギャップも特にありませんでした。転勤が多かったこともあり、新しい土地に住むこと自体は、そんなにストレスにならなかったです。</p><h3>Ｑ．<strong>住むエリアはどのように検討しましたか？</strong></h3><p>　勤務先に自転車で行けるぐらいの距離がよいと考え、半径三、四キロぐらいの位置で家を探しました。加えて、個人的な趣味ですが、スポーツジムの近くということも条件としていました。現状、松本市はどちらかというと市の南側に民間のスポーツジムが充実しているため、松本駅より南側のエリアを候補にしていました。</p><p>　奥さんの条件も、職場への距離でした。奥さんはもともと松本市に住んでいたため、ある程度候補を絞ってもらってから、内見を踏まえて家を選びました。松本を知っている人に候補を挙げてもらったため、比較的苦労はなかったです。</p><h3>Ｑ．<strong>自転車通勤ということでしたが、車は持っていますか？</strong></h3><p>　１台持っています。ただし、通勤が自転車なので、休みの日や大きい買い物をするときくらいしか乗ることはないです。スポーツジムに行く際や、ちょっとした買い物では、自転車を活用しています。</p><p>　これまで転勤が多かったこともあり、松本に来るまでは車を所持していませんでした。８年ほどペーパードライバーだったので、当初は運転技術に不安がありました。地図アプリの経路検索機能等を活用しながら、運転操作や松本の道路事情にも徐々に慣れてきたところです。車が無くても生活はできますが、車があると行動の選択肢が広がると思います。</p><h4><strong>―　松本市は渋滞が話題になることも多いですが、動きづらさなどはありますか？</strong></h4><p>　時間帯によりけりだと思います。移住するまで車を持っていなかったので、松本の道路状況について渋滞だと感じたことはなかったです。</p><p>　個人の見解になってしまいますが、松本の渋滞については大した渋滞ではないと思っています。極端な例になりますが、首都高の渋滞なんかより全然マシだと思います。それに地図アプリの経路検索などは渋滞をある程度加味して時間を表示するため、事前の想定とあまり誤差は生じません。どうしても渋滞が気になるようであれば、公共交通や自転車という手段を活用すればよいと考えるため、動きづらさは感じないです。</p><h3>Ｑ．<strong>事前のアンケートで、松本暮らしの満足ポイントを「規模感」と答えてくれていましたが、もう少し詳しく教えてください。</strong></h3><p>　それなりに知名度もあるし、松本城みたいなブランドもあるし、という意味で、規模感と答えたと思います。全国の知り合いに「松本市に移住した」と話した際に、「それどこ？」とならないのは良いです。</p><p>　中核市という規模感のため、小売店や医療施設、飲食店等が比較的充実しているにもかかわらず、北アルプスや美ヶ原といった野外のアクティビティに容易にアクセスできる点も魅力です。</p><h3>Ｑ．<strong>不満足ポイントはありますか？</strong></h3><p>　一点目は、松本市だからというわけではありませんが、友達を新たに作ることが難しい点です。人のつながりが職場に限られてしまい、学生時代のような距離感の友人はなかなか作れないです。以前は勤務地を転々としていたので、そのたびに新しい人間関係を作る必要があったのであまり気にしていませんでしたが、いざ定住するとなると初めて寂しさを感じました。</p><p>　二点目は、まだあまり関わりはありませんが、町会（※2）等での人間関係とか、煩わしさはないのかなといった不安はあります。今まで転勤をしていたこともあり、自治組織に関わる機会がほぼなかったため、漠然と「大変そうだな」というイメージがありました。</p><p>（※2　お住まいの地区の区域内の世帯で構成される自治組織。松本市では、町会ごとに特色ある活動が行われており、集会は月１回という町会もあれば、年１回という町会もあります。活動内容や頻度は、所属する町会により異なります。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/49/3576.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">町会活動の詳細はこちら</a>）</p><h3>Ｑ．<strong>町会の話も出ましたが、今後、お家を建てたいという気持ちはありますか？</strong></h3><p>　家は建てたいですが、まだ決定ではないです。一軒家に憧れはありますが、賃貸の方が職場からの補助がでるし、フットワーク軽く動けるっていうメリットがあるので、その辺はもう少し周りの話を聞いて、見極めてから決めたいです。</p><p>　ただし、現実的に子供が大きくなってくると、賃貸では手狭になりがちなので、一軒家の必要性に迫られてきている部分もあります。</p><h3>Ｑ．<strong>移住前に松本市の公式ＳＮＳを活用してくださったと聞きました。</strong></h3><p>　松本市と移住推進課の公式LINE（※3）に登録していました。移住前に情報収集が必要だと思い、とりあえず登録をしてみました。あとは、移住推進課のYouTubeも見たと思います。オンラインセミナーとかは、少し敷居が高くて参加しなかったですね。</p><p>（※3　<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/216/55844.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">松本市公式ＬＩＮＥはこちら</a>、<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/matsumotogurashi/4077.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">移住推進課公式ＬＩＮＥ、公式YouTubeはこちら</a>）</p><h3>Ｑ．<strong>松本の好きな景色や、生活の楽しみはありますか？​</strong></h3><p>　山に登って見る景色も好きだし、松本市街地から見る常念岳も好きです。あとはビーナスライン（※4）ですね。バイクに乗るので。今は乗るときにレンタルしていて、何を買うか悩んでいるところです。大きくなったら子どもを乗せたいです。</p><p>　バイクは、松本に来てから乗り始めました。今までは、いつ転勤の辞令が出るかわからないので、免許を取りに行けなかったんですよね。バイクを買っても、あんまり使えないような場所だとせっかく買っても手放さなきゃいけないし、そういうやりたいことが、見通しが立たないせいでできなかった。松本に来てから安心してできるようになりました。</p><p>（※4　松本市のほか、上田市、茅野市、諏訪市、諏訪郡下諏訪町、北佐久郡立科町、 小県郡長和町にまたがり、高原地帯を走り抜けることで有名な道路です。）</p><h4><strong>―　ビーナスラインは、バイクで走りがいのある道ですか？</strong></h4><p>　そうですね。景色もいいですし、カーブが多くて、当然信号もないので、操作して走る喜びがありますね。バイカーの聖地と言われているので、初めて走る道が聖地だっていうのは、松本市に移住した特権かもしれないですね。</p><p>出典元：<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/matsumotogurashi/136437.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">移住・定住ポータルサイト「まつもと暮らし」先輩移住者の声</a></p>

移住前は、転勤で日本全国を転々としていたN島さん。
移住を決めた経緯から、松本移住ならではの趣味のバイクエピソードまで、幅広くお聞きしました。

N島

移住者インタビュー（N島さん）松本移住ならではの趣味のバイクエピソードまで、幅広くお聞きしました。

<h3>Q.　松本に移住するまでの経緯を教えてください。</h3><p>　出身が鹿児島県の離島です。高校まで離島にいて、大学で鹿児島市に移動して、大学卒業して就職のタイミングで東京に行って、その後転勤で千葉、群馬、長野に住みました。群馬と長野にはそれぞれ1年くらい居て、長野の時は岡谷市（※1）に住んでいました。</p><p>　岡谷市での勤務を最後にその会社を退職し、その後、ビールが大好きなので志賀高原（※2）にある「志賀高原ビール」の醸造元やビアレストランで1ヶ月半バイトをして、更にその後1ヶ月半、松本市の「tabi-shiro」（※3）というゲストハウスで住み込みで働きました。</p><p>　そして、その後フィリピンに3ヶ月語学留学し、更にその後台湾に2年間語学留学しました。コロナ禍はずっと台湾にいて、2022年の3月に帰国しました。</p><p>　松本市に転入したのは2023年の3月です。</p><p>（※1　松本市から南に30km程の距離にある市。）</p><p>（※2　上信越高原国立公園の一部である長野県下高井郡山ノ内町とその周辺一帯に広がる高原。松本市からは北に約100km程の距離。）</p><p>（※3　松本市城西地区にあるゲストハウス。「<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/matsumotogurashi/4080.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">移住者が営むゲストハウスMAP</a>」にも掲載中。）</p><h4><strong>ー　いろいろ気になることはあるのですが、「tabi-shiro」さんで働くことになった経緯を教えてください。</strong></h4><p>​　元々私は旅が好きで、旅先だとゲストハウスとかに泊まることが多くて、そこで旅行者の方とか地元の方と話すことが好きなんです。</p><p>　tabi-shiroさんって結構有名で、ゲストハウス好きの中では「行ってみたい」って思うようなところなんですけど、運よく夏の期間スタッフを募集していて…</p><p>　そのときは、自分が松本に移住するなんて考えていなくて、興味がある街なので「住んでみようかな」みたいな。</p><p>　2019年の8月～9月ですかね、フリーアコモデーション（※4）っていう形の1ヶ月半の枠で、住み込みで仕事は1日最大6時間ぐらいっていう働き方でした。</p><p>（※4　一般的に、無料でホテルやゲストハウスなどの宿泊施設に泊まるかわりに、業務の一部を手伝う仕組みを指します。）</p><h3>Q.　台湾から帰国した後、住む場所の候補はいくつかあったと思いますが、なぜ松本市に決めたのですか？</h3><p>　そろそろ台湾の生活が終わるなってなったときに、これから日本のどこで自分が生活をしようって考えたら、第1候補として松本が浮かびました。</p><p>　松本市が台湾の高雄市と交流を結んでいる（※5）ことが、一つの大きなきっかけです。</p><p>　実際に台湾にいたので、何か台湾に関わる仕事ができないかなって思っていたとき、たまたま松本市の職員の募集要項を見たら、「中国語・英語・ポルトガル語ができる方を募集しています」って書いてあったので、役に立てるかなって。</p><p>　地域に根ざして、地域の方と関われるような仕事、かつ中国語とか台湾に関われるんだったら、役所の仕事がいいかなと思いました。</p><p>　tabi-shiroさんで働いているときに、松本市の移住推進課が市内のゲストハウスを取り上げてインタビューとかしているのを知って、行政が民間や個人事業主の方を応援して、さらに移住者を増やそうとしているっていう取り組みが面白いなとも思っていたので…</p><p>　あと、松本の“人”がいいなって思いました。</p><p>　田舎から出て来たので、東京にいたときももちろん楽しくて、お金を稼いで好きなだけ自分の好きなように使えるみたいなところも魅力なんですけど、松本で地域の人と触れ合うことで新しい世界を見たというか、「東京行かなくてもいいじゃん」みたいな。</p><p>　松本は私の好きなものが全部完結する場所だなと思いました。</p><p>（※5　松本市と台湾・高雄市は、平成26年から交流に向けた協議を重ね、市民の健康の増進、福祉の向上、青少年の健全育成を目的として、相互の交流を推進するため、覚書を締結しました。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/6/3475.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">詳しくはこちら</a>）</p><h3>Q.　物件はどのように探しましたか？</h3><p>　ネットです。</p><p>　その時は台湾から帰国して一旦鹿児島県に帰っている時だったので、不動産屋さんとリモートでやり取りして、11月～12月頃に探し始めて、1月ぐらいには決めて3月に転入しました。</p><p>　一番の条件は、とにかく職場から近いところがよくて、自転車で動ける範囲がよかったので、もうそれだけですかね。</p><p>　元々転勤で引越しが多かったこともあって、そんなにこだわりが無くて、変なところじゃなかったらいいかと思って内見はせずに決めてしまいました。</p><h3>Q.　実際移住してからギャップを感じたことや、不満足ポイントはありますか？</h3><p>　想像より寒かったです。</p><p>　地元は基本的に10度を下回ることがなかったし、台湾でも南部に住んでいたので温かくて、松本に来るまではずっと温暖な地域に住んでいたので、準備しておけばよかったなと思いました。</p><p>　引っ越してから羽毛布団や電気ヒーターを買いました。</p><p>　それまではエアコンしかなかったので、部屋の中でダウンコートを着ていました。</p><p>　不満足ポイントは、公共交通機関が少し不便なことですかね。</p><p>　車があれば、近隣の市町村とか山とか川とか遊びに行けるようなところはいっぱいあると思うんですけど、私は車を持っていないので、なかなか行けない。</p><p>　今のところは、友達から誘ってもらって連れていってもらうことが多いです。</p><p>　免許は持っているんですけど、10年以上運転していないので怖くなっちゃって。</p><p>　この前、山形村（※6）に行きたいカフェがあったんですけど、公共交通機関だけだとどう行けばいいか分からなくて、結局友達の車で一緒に連れて行ってもらいました。</p><p>　運転しないと、地理感というか土地勘もつかみづらい。</p><p>（※6　東筑摩郡山形村。松本市の南側に隣接する村。）</p><h3>Q.　移住してから増えた出費はありますか？</h3><p>　前の会社では家賃補助が多かったりとか、あとは実家とかゲストハウスとかそういうところにいたのと、台湾も安い学生寮にいたので、それに比べると家賃は増えました。</p><p>　松本は家賃がちょっと高い気がしますね。</p><p>　あと光熱費も増えました。特に冬は電気を使って暖を取っているので電気代が高いです。夏に比べると倍以上違う。冬は一番高くて1万2,000円くらいで、夏は4,000円くらいでした。（※7）</p><p>　最近は自炊をするようになったんですけど、その分ちょっとだけ光熱費が上がるけど食費が抑えられています。</p><p>（※7　光熱費は、住宅や生活スタイルによって大きく変動しますので、参考程度にお考えください。）</p><h3>Q.　松本の好きなところ、お気に入りの場所はどこですか？</h3><p>　松本の人はすごくフレンドリーだなと思いますね。それを松本の人に言うと、「いやそんなことないよ、閉鎖的なところだってあるよ」って言われることもあるんですけど、それは全然私は感じないです。</p><p>　街がコンパクトだからこそ、コアな趣味を持った人とより深く繋がりやすいみたいな。</p><p>　例えば、クラフトビールとか、お酒が好きな人の中でも更にちょっとオタクっぽいというか、お酒のイベントに行くと、友達の友達が友達になる感じで、「名前は知らないけどよく会うね」みたいな人がいっぱいいて、友達ができやすい。</p><p>　もし東京でそういうイベントに行ったとしても、隣の人と友達にはならないかもしれない。</p><p>　あと、ゲストハウスが多いことで、特に移住者とか海外の方の受け入れ体制ができているのかなと思いますね。質が高いゲストハウスが市内に密集しているので、それは旅人にとって嬉しいんです。</p><p>　お気に入りの場所は、松本城がやっぱり好きですね。通勤のときに毎日見ているけど、いいなと思います。</p><p>　あと好きな飲み屋さんがいっぱいあります。</p><p>　銭湯に行って、近くのパン屋さんでパンを買って帰るとか。</p><p>　お店の情報は基本的に人から聞くことが多いです。出会った人におすすめのお店を聞いたり、ネットだけではたどり着かないような情報も、コミュニティの中でどんどん広がっていく。行った先でまた出会ってみたいな。それが松本のいいところですね。</p><p>出典元：<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/matsumotogurashi/141420.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">移住・定住ポータルサイト「まつもと暮らし」先輩移住者の声</a></p>

転勤や海外留学を経て移住し、現在は松本市役所の職員として働くSさん。
仕事のことから趣味のことまで、興味深いお話をお伺いしました。

移住者インタビュー（S さん）転勤や海外留学を経て移住。

<h3>Ｑ．<strong>移住を考えたきっかけは何ですか？</strong></h3><p>　主人が工芸の作家をしているので、住居兼工房とか、家と工房が隣あっているようなところを探していました。</p><p>　東京都内に住んでいたときは、住宅から作業場に電車で通勤している状況だったので。５，６年かけて、いろんな地域を見ていて、あわよくば蔵付きみたいな家を探していたら、たまたま松本市にそういう物件があるって聞いて。</p><p>　見に来た時は、まさにここだ、と思いました。２０２０年の４月上旬に見に来て、５月末には松本に移住しました。</p><h4>​<strong>ー　移住したきっかけは家との出会いが大きい？</strong></h4><p>　それもあるんですけど、東京都内のマンションで暮らしていた時、本当に近所付き合いがなくて。長女がちょうど小学校１年生になった時に、同じマンションにこんなに同級生がいたんだって初めて気がついたくらい。</p><p>　あとは、商店街の近くに住んでいたので、本当に人だらけで。大人だけで住む分には便利だし、全く問題なかったんですけど、いざ子供が産まれると…。</p><p>　人も車も自転車もバンバン通るし、ここでは育児ができないと感じていました。</p><h3>Ｑ．<strong>家はどのように探しましたか？</strong>　​</h3><p>　塩尻市（※1）に住んでいる主人の父親が、いろんな頼まれごとをされる仕事をしていて、今の家も、使ってくれる人を探してほしいって頼まれていたんです。コロナで娘の学校も休みで、私も主人も仕事が止まっちゃったので、見に行ってみるかって。</p><p>（※1　松本市の南に隣接するワインと木曽漆器で名高い市）</p><h3>Ｑ．<strong>松本市や入山辺（いりやまべ）地区のことは知っていましたか？</strong></h3><p>　知らなかったです。下見した家のある入山辺地区（※2）が松本市って認識もなくて、後で住所を見て、ここ松本なんだって。</p><p>　でも、意外と中心市街地に近いなって思いました。家の下見の後に中心市街地へ行って、食事をして、こんな時間でついちゃうんだって。ほぼ信号がないので、車で30分弱です。</p><p>（※2　美ヶ原高原を擁する松本市内東部の地区。山が近い高台であり、市内を見渡すことができます。）</p><h3>Ｑ．<strong>家は年季が入っていますか？元・空き家に住むにあたって、リフォームはしましたか？</strong></h3><p>　築63年なので、古民家ではないけど新しくもないです。</p><p>　リフォームはしました。床を張り替えたのと、内装も。壁のペンキは、主人の父親が塗って私も手伝いました。あと、おトイレが汲みとり式だったので、市の助成金を活用して、浄化槽をつけてトイレを水洗にしました（※3）。リフォームまで1年は我慢したんですけど、さすがにちょっと限界がきて…夏場は気が遠くなるぐらい臭くて、虫だらけだったから、みんなノイローゼになっていました。</p><p>（※3　松本市合併処理浄化槽設置整備事業補助金。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/benricho/2819.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">補助金の詳細はこちら</a>）</p><h3>Ｑ．<strong>移住前に準備しておけばよかったと思うことはありますか？</strong></h3><p>　想像以上に冬が寒かったです。雪も結構降りますね。街中では何ともなくても、帰ってきたら積もっていたりします。</p><p>　寒さには、本当に何の対策もしてなくて、ホットカーペットもなく、オイルヒーター１台だけでした。でも今隙間風だらけでオイルヒーターまったく役に立たなくて。灯油ストーブをつけたり、どんどん増やしていきました。３年目の冬に念願の薪ストーブを設置しました。費用は市の助成金を活用しました（※4）。</p><p>　また、薪は県の事業で奈良井川の伐採木をいただくことができました（※5）。</p><p>　あとは、ダウンジャケットを着て寝ています。子供も、外用の上着と家の中用の上着を使い分けています。</p><p>（※4　松本市薪ストーブ等購入事業補助金。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/74/3177.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">補助金の詳細はこちら</a>）</p><p>（※5　長野県奈良井川改良事務所 伐採木の無償配布。<a href="https://www.pref.nagano.lg.jp/naraigawa/bassaibokuhaifu.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">事業の詳細はこちら</a>）</p><h3>Ｑ．<strong>地域の方との交流はありますか？</strong></h3><p>　引っ越してきてあいさつしたときは、コロナ真っ只中だった時だったので、「東京から来ました」って言ったら村八分になるんじゃないかって覚悟していたんですけど、どの家に行っても「こんな小さい子連れてよく来た」って歓迎してもらえて。</p><p>　世帯数が少ないので、みんな顔見知りですごくよくしてもらっています。毎月町会（※6）が開かれるんですけど、町民ほぼ全員が集まっています。誰かが新聞の切り抜き持ってきて、「市長がこう言ってた」とか話してます。</p><p>（※6　お住まいの地区の区域内の世帯で構成される自治組織。松本市では、町会ごとに特色ある活動が行われており、集会は月１回という町会もあれば、年１回という町会もあります。活動内容や頻度は、所属する町会により異なります。<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/soshiki/49/3576.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">町会活動の詳細はこちら</a>）</p><h4><strong>ー　地域活動を楽しんでいらっしゃる。</strong></h4><p>　はい。負担に感じることはないです。草刈りが朝5時からって聞いて、初めは5時？と思いましたが、いわゆる出不足金とかもないし、来られたら来てね、そんな無理しなくていいよって言ってくれたりします。</p><p>　町会でうちしか子供がいないんですけど、三九郎（※7）をやってくれたり、三町会で一世帯ずつしか子供がいないけど、公園の遊具を新しくしてくれたり。</p><p>　公園に古い遊具があって、さびて落ちそうな遊具だったんですけど、新しくしてほしいって市に言ったら撤去されちゃって。一年後くらいに町会長さんがほかの方ともと話し合って、コロナ禍で使わなかった町会費があるから、それで遊具を作ってくださって。本当に子供に手厚くしてもらっています。</p><p>（※7　毎年１月１５日前後に行われる火祭り。「どんど焼き」とも呼ばれ、全国各地で類似の祭事があります。農閑期の田畑や河原に、正月飾り、だるま、藁などを高く組み上げ、火をつけて燃やします。）</p><h3>Ｑ．<strong>移住してから、お子さんの変化などはありましたか？</strong></h3><p>　すらっとしました。元々、運動は好きな方だったんですけれどより活発になった。</p><p>　東京の学校にそのまま行くっていう選択肢もあって、そのまま住むつもりではあったんですけど、電撃的に引っ越したので。上の子は、入学式と分散登校で1日だけ登校して、すぐ引っ越しになりましたが、給食も始まっていなかったし、ひたすらプリントやって、いわゆる小学校生活は送れていませんでした。</p><p>　保育園でも給食だったんですが、今小学校の給食が本当に美味しいって言ってます。牛乳も美味しいから毎日おかわりしている。食べ物が全部、松本の方が美味しいって。</p><h3>Ｑ．<strong>移住前の商店街の近く立地と比べて、移住後の立地に不便を感じたりはしませんか？</strong></h3><p>　逆に車で好きなものを好きなだけ買えるのが、すごい楽。移住前は、カートで買い物をする機会がほぼなかったです。お店が狭かったので。だから今は、売り場も広くて、スーパー行くのが楽しいです。買い物がちょっとしたレジャーのような。</p><p>　ツルヤ（※8）とかイオンモールによく行きます。主人があんまり添加物の入っていないものとか好きで、東京もそういう専門スーパーがあるんですけど、値段が高かったです。会田の卵とか、東京にいた時１パック今の倍くらいの値段で買っていました。</p><p>　食費も減りました。子供がバス通学で、バス停から家まで帰ってくる間に、ご近所さんからキャベツとか白菜とかいただいて。家庭菜園では、枝豆とか、ビーツを育てています。はじめはきゅうりとか育ててたんですけど、ご近所さんも同じ食材を育てて大量にいただくので、ちょっとニッチな野菜を育てています。</p><p>（※8　長野県および群馬県で展開するスーパーマーケット）</p><h3>Ｑ．<strong>山の近くで暮らしていることによる、鳥獣被害などはありますか？</strong></h3><p><strong>​</strong>　家庭菜園の野菜は結構食べられていて、出勤して帰ってくると、鹿が出てくるときがありますね。主人が1回子熊を見かけていて、長女も1人のときに猪に出くわしています。</p><p>　ご近所の若い方が狩猟の免許を持っていて、鹿を捕って捌くんですが、娘がそれを見て、生命についていろいろ考えたみたいです。近所で鹿が死んでいた時も、毎日通学路から、だんだん朽ちていくのを見て、子供ながらに、こうやって死んでいくんだって実感しながらいろいろ吸収しています。</p><p>　鹿肉はご近所の方に塊でいただいたことがあって、唐揚げにして食べました。</p><h4><strong>ー　もともと松本に住んでいても、なかなか経験できない体験をされていますね。</strong></h4><p>　便利を考えると確かにもうすこし中心市街地近くにいれば便利だと思うけど、でもこういう体験は絶対にできないから。どの桑の実が食べられるか、とか子供のほうがよく知っています。近所のおじいちゃんが教えてくれて。</p><p>　農家さんがいっぱいいるので、自分の家用にお米の稲刈りとか手伝わせてもらったこともあります。​</p><h3><strong>Ｑ．最後に、今後移住してくる方に、アドバイスをお願いします。</strong></h3><p>　住む地域で、全然地域性が違うので、自分が求めているものの優先順位で場所を選んだ方がいいかもしれない。どういう暮らしをしたいか明確にすればするほど、松本市の中で選択肢がたくさんある。どこの地域でもちゃんと受け皿があるので、求めているものはあると思います。</p><p>出典元：<a href="https://www.city.matsumoto.nagano.jp/site/matsumotogurashi/133664.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">移住・定住ポータルサイト「まつもと暮らし」先輩移住者の声</a></p>

年単位で移住を検討しつつも、松本市への移住は「電撃的」だと語ってくれた宮下さん。
空き家との出会いや、夫、１０歳・６歳の娘さんと過ごす里山暮らしについてお聞きしました。

宮下

移住者インタビュー（宮下さん）空き家との出会いや、夫、１０歳・６歳の娘さんと過ごす里山暮らしについてお聞きしました。

中部地方

松本市は、長野県のほぼ中央に位置し、北アルプス、上高地、美ヶ原など雄大な自然に囲まれた都市です。また、国宝松本城を中心とした城下町の風情を残す町並みの中には、交通網、商業施設、教育機関などが揃い、快適な都市機能も有しています。自然と都市が融合する街「松本市」で、多様な魅力を感じながら、理想のライフスタイルを松本で探してみませんか。

松本市（まつもとし）は、長野県中信地方に位置する市である。中核市、国際会議観光都市に指定されている。

■Iターン者・Uターン者も入居可能な市営住宅
■松本市空き家バンク"

■松本デュアルスクール
■小規模特認校

■松本市UIJターン就業・創業移住支援事業補助金
■オンライン移住相談を受け付けています！

■松本市内で移住者が営むゲストハウス
■松本市内で移住者が営むお店

庁舎住所	〒390-8620 長野県松本市丸の内3番7号
人口	237,970人 (2021年)
出生数	1,621人 (2020年)
学校数	幼稚園: 15 (2020年) 小学校: 32 (2020年) 中学校: 24 (2020年) 高校: 11 (2020年)
医療施設数	病院: 16 (2018年) 一般診療所: 228 (2018年)

松本市

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