沼津市

静岡県

中部地方

沼津市（ぬまづし）は、静岡県の東部にある市。伊豆半島の付け根西側に位置する。施行時特例市の１つ。

詳しくはこちらをご確認ください
https://www.city.numazu.shizuoka.jp/shisei/iju/

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>これまで合計で8年間ほど海外に移住して不動産関係の事業をして暮らしていました。直近のウクライナに移住していたところ、ウクライナ侵攻があり、これまでに海外でやっていたことは一度断念して、帰国することになりました。</p><p>その後、日本での移住先とその土地での起業を考えていました。海外生活では人間関係が少ない状態でしたが、日本では地域と関わりをもつ活動をしたいと感じていました。</p><p>また、自分が移住したいと思う場所とやってみたいことが一致する可能性があると感じ、地域おこし協力隊に応募しようと思いました。</p><h2>静岡県沼津市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>移住場所の条件は、海や山などの自然が近く、温泉があること、そして、静かに暮らせるところがいいと思っていました。さらに、宿泊施設をやってみたいと思っていたので、ちょうど一致している条件の場所が沼津市でした。</p><p>興味を持ったので、早速現地に足を運んでみました。一度現地に来てみると直感的に、町の雰囲気が何となく合ってそうという気がして、面接を受けることにしました。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>戸田地区の空き家を宿泊施設として利活用し、地域の活性化を行うという内容です。透き通る海や、3方山に囲まれた離島のような地形、温泉、きれいな夕焼けなど魅力的な資源があり、この地域に可能性を感じました。</p><p>地域のイベントのお手伝いをしたり、地域の方と話をするなかで、過去には民宿が200軒ほど運営していたこともあるが、現在は8軒程になっていることや、外国人観光客の方も訪れる機会が増えてきていることを聞きました。</p><p>そこで、空き家を再生してこれまでの料理を出す形ではなく、素泊まりの貸切の宿をすることにしました。また、地元の方と移住者の方がやっているサービスとコラボレーションして体験型の宿を運営しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/02/24/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/1XPj5s4vqtUaAvke7JPx5.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>ただ移住し、起業するのではなく、地域に自然と溶け込むことができ、地域の中で一緒に地域活性のお手伝いをさせてもらっていることです。</p><p>自由裁量の部分が大きく、何をしていくか、どうしていくか、などを自分で考えて活動内容を決めていくことができる点と、3年という期限はありますが、前提としてその後も続けていけるような活動をやれそうだということにもやり甲斐を感じています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/02/24/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/APnuEVOQanU3HhDfwHbMr.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>想定外ではないのですが、戸田内を車などで走っているとだいたいどこにいるということが町の方に把握されていて、プライベートモードになりたいと感じる時があります。</p><p>地域の要望や困りごとなどの解決と自分の興味があることなどが一致していることが最善だと思うのですが、地域の問題解決というものがはっきりとしているわけではないと感じるので、そのあたりを活動の方向性として合わせていきたいと考えています。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>現在は1棟目の【貸切宿　ひととき】の準備が終わり、運営を始めているところですが、当初からこの地域で特色のある貸切宿を3棟ほど運営したいと構想しているので、宿の運営とともに、新規の宿の準備をしていきたいです。</p><p>また、地域との連携もこれから増やしていき、コラボレーションしていけたらと思っています。</p><h2>沼津市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2><p>方言が強い方もいるので、初めは少し怒っているように聞こえる時もあったのですが、気さくに声をかけてくれる方が多いと感じました。</p><p>初めて、戸田を訪れた時に夕食で近くの居酒屋さんに入ったのですが、横に座っていた元漁師の人や東京から30年ほど通っているというお客さんたちが話しかけてくれたので、打ち解けて話すことができました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/02/24/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/5iw8pMOciwJGTSZsSiYew.webp"></figure><h2>沼津市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>西伊豆のエリアは海岸線がとても入り組んでいて、場所によって景色に多様性があります。戸田は山に3方向囲われていて、川が海に向かい平行に流れている地形です。</p><p>戸田湾は半島のように突き出た砂嘴の形状で、松林が並んだ綺麗な御浜海水浴場が広がっています。夏は海水浴のお客さんで大賑わいです。</p><p>お勧めスポットは、海水浴場の先にある、諸口神社の真っ赤な大鳥居と透き通る海と富士山の景色が見える場所です。<br>写真を撮りSNSにアップされる方が多いです。</p><p>グルメに関しては、他では、なかなかお目にかかれない世界最大のタカアシガニや深海魚料理が有名です。季節によって、魚料理の種類は変わりますが、駿河湾で捕れた魚介類は新鮮でとても美味しいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/02/24/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/T0Rs2Z6aIyjzLcbe1Tcy2.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>移住地としては、戸田は特色がある場所だと思います。海山川と温泉があり、田舎暮らしを感じることもできるし、釣りなどが好きな方も楽しめると思います。</p><p>仕事は起業を考えている方、リモートワークをされている方などが検討しやすいかと思いますが、第二の拠点という位置づけで別荘感覚や都内からも比較的来やすいので、定期的に長年訪れている方もいらっしゃいます。</p><p>移住者が最近増えてきていて、新しいお店やサービス、宿泊施設などもここ1年の間でも新規オープンしていて、勢いがあると感じます。</p><p>ぜひ、ご興味を持っていただけたら、この多様性を受け入れる器がある戸田にお越しください。もしその際に、私でよければ、移住のご相談もお伺いします。</p><p>「貸切宿　ひととき」についてはコチラ↓<br>・予約サイト　<a href="https://air.tl/rptpcCvq">https://air.tl/rptpcCvq</a><br>・Google Map &nbsp;<a href="https://maps.app.goo.gl/UsJLpaPkbxbo4w9EA">https://maps.app.goo.gl/UsJLpaPkbxbo4w9EA</a></p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第103回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、静岡県沼津市の井上貴博さんです。

静岡県沼津市の地域おこし協力隊、趣味・特技：旅行・温泉巡り

井上　貴博

#103 沼津市で、空き家を再生→素泊まりの貸切宿を運営中！

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>新卒でトヨタグループの企業に就職して、事業戦略を立案する仕事をしていたのですが、一度も日々の業務を「面白い！」と感じることができませんでした。自分のさじ加減一つで何億というお金が動いたり、何千人という雇用に影響したり。経済規模とプレッシャーが大きくて、心が麻痺してしまっていたんだと思います。</p><p>コロナ禍でリモートワークが多かったこともあり、いつも自宅でパソコンと向かい合いながら「自分はこのままで幸せになれるのだろうか？」と自問自答していました。そうやって悶々と過ごしているうちに、だんだん「好きな場所で好きなことにチャレンジしてみたい」と思うようになり、1番のお気に入りだった沼津市に移住することを決意しました。</p><p>地域おこし協力隊という制度は知りませんでしたが、移住後の仕事について調べている時に存在を知り、「この制度を使えば色々なことにチャレンジできそうだ！」と応募することにしました。</p><h2>静岡県沼津市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>自分がこれまで訪れたことのある場所の中で、沼津が1番好きな町だったからです。沼津と初めて接点を持ったきっかけはアニメの聖地巡礼だったのですが、聖地かどうかは関係なく、駿河湾越しに見える富士山の絶景に一目惚れしてしまいました。</p><p>それ以来よく沼津を訪れては、新鮮で美味しい魚介類や風光明媚な景観に感銘を受ける日々でした。来るたびに「いつか沼津に住んでみたい」と思っていたので、その気持ちを行動に移したという形です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/02/24/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/xvXUmaJMzTEfk0lajKLsg.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>市から与えられているミッションは「地域産品の商品開発・販路拡大」です。それを私なりに解釈して、「沼津にある“もったいない”を活用する地域商社」を活動テーマにしています。<br>具体的には、規格外品の特産品を活用した商品開発プロジェクトに取り組んでいます。</p><p>今年度は、沼津の特産品である「西浦みかん」を使って、日本初のみかん果汁100％×スパークリング飲料を開発しました。ホテルやレストラン向けに卸売を実施しています。<br><br>そして、来年度以降は、西浦みかん以外の特産品を使った商品もリリースしていきたいと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/02/24/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/hdwY4cfgMnXudYKVvYUux.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/03/27/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/JqL3pi-BG8hiLs24308qv.webp"><figcaption>みかんスパークリングドリンク</figcaption></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>自分の裁量で仕事を進められることにとてもやりがいを感じています。会社では上司や他部署からタスクを与えられ、それをこなしていくことがほとんどですが、地域おこし協力隊に上司はいません。極論やるもサボるも自分次第です。</p><p>人によっては全てを自分で進めなければいけないことにストレスを感じるかもしれませんが、自分がやりたいことに何でもチャレンジできる環境を、私は日々楽しんでいます。</p><p>また、会社員時代には関わることのなかった職種の方々に出会う機会が多く、これまでの自分にはなかった価値観や考え方を吸収できるのも刺激的で面白いです。</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>「協力隊ってなに？」「何のためにいる人なの？」などは当たり前に言われるだろう、と覚悟した上で移住したため、それほど想定外に感じることはありませんでした。</p><p>ただ、「地域おこし協力隊」という名前の響きからか、ボランティアや何でも屋さんだと思っている方々が多いな、とは感じています。私は任期後に起業する方向で活動を進めているため、将来的に事業を立ち上げる前提で活動をしていることは、地元の方々とも丁寧に会話するようにしています。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>協力隊としての活動を事業という形で軌道に乗せ、任期終了後には起業することを目標に定めています。<br>現在はみかんの商品開発を中心に取り組んでいますが、空き家問題をはじめ、沼津にはまだまだ活用できていない地域資源が数多く眠っています。</p><p>そういった“もったいない”資源をできるだけ掘り起こして、1人でも多くの人に「沼津ってすごくいいところだよね」と思ってもらえるような事業を展開していきたいです。</p><p>商品開発についても、現在は県外に委託加工していますが、いずれは沼津市内で加工所を立ち上げ、沼津市内で生み出す付加価値を高めていければと考えています。</p><h2>沼津市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2><p>移住して来た時からずっと、地域の方々が温かく迎え入れてくださって、本当に感謝しています。こちらが信念を持ってお話すれば、必ず親身になって聞いてくださいます。</p><p>農家さんからみかんを仕入れる時も、補助金申請のお願いをする時も、開口一番「よし、じゃあやってみよう」と、いつも私に挑戦する機会をくださり、サポートまでして頂いています。</p><p>地域の方々に支えられっぱなしですが、だからこそ目に見える結果を残したい、といつも背中を押してもらっています。</p><h2>沼津市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>・富士山と駿河湾<br>沼津の南部エリアでは、日本一深い駿河湾越しに、日本一高い富士山を一望することができます。この絶景を拝めるのは、広い日本の中でも唯一沼津だけです。観光客は夏休みがピークですが、個人的にオススメしたいのは冬です。空気が澄んでいて、雪を被った富士山がクッキリと見えますよ。</p><p>・寿太郎みかん<br>沼津で誕生した品種で、濃厚な甘味が口いっぱいに広がるみかんです。全国的な知名度は低いですが、根強いファンが多いというお話を農家さんからよく聞きます。かくいう私も寿太郎みかんが大好きです。シーズンになると毎日のように食べています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/02/24/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/HSz1br7_v5P8EcI4E0TWn.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>沼津市は東京からのアクセスが良く、首都圏からの移住にはピッタリの場所だと思います。まちなかに住めば日常生活に困ることはなく、車を持たずに過ごしている人もいるほどです。</p><p>一方で、30分ほど南下すれば自然豊かな環境が広がっており、心を洗われるような景色を堪能することができます。この都会と田舎の調和が沼津の魅力だと感じています。</p><p>移住に興味がある方は、ぜひ沼津を訪れてみてください。SNS等でも気軽に連絡を頂けたら嬉しいです！</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第102回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、静岡県沼津市の今田隼輔さんです。

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