<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>高校生と関わる仕事を探していたことがきっかけです。地域おこし協力隊の公営塾スタッフ募集をしているのを知りました。 もともと大学で高校生向けの体験授業やオープンキャンパスを教授と一緒に行なっていて、高校生と関わる楽しさを知りました。</p><p>それに加え、自分の知らない熊本県甲佐町という場所への興味があり、ぜひやってみたいと思いました。&nbsp;<br>また、一般企業に就職することに抵抗があり、3年という短い任期で一度自分のやりたいことを見直す時間が取れると思い応募しました。</p><p>&nbsp;</p><h2>熊本県甲佐町を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>取り組んでいる内容が分かりやすかったからです。 正直にいうと、甲佐町以外の場所で地域おこし協力隊の公営塾スタッフは全国各地にあり、どこでもいいと思っていました。</p><p>しかし、他の場所に比べて取り組みの内容が明示されていたことに加え、一番の決め手となったのは、大学の先輩が働いていたことです。取り組み内容が分かりやすかったのも、先輩の話を事前に聞いていたことが大きいです。</p><p>初めて行く土地に対して、分からないということが一番の不安要素になると思うので、情報が多いことは地域を選びやすい要素だと思います。</p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>高校の公営塾スタッフです。 甲佐町には甲佐高校という県立高校があります。その中にある「あゆみ学舎」という公営塾で働いています。平日は基本的に生徒の授業が終わる放課後に開塾し、授業の学び直しや予習をサポートしています。</p><p>そのほかにも自分の知りたいことを探求する活動もサポートしています。甲佐中学校から要請がある日には、放課後美術教室という美術活動をサポートしたりもしています。</p><p>休日には、地域と高校を繋げるために高校生が「だがし販売」をするイベントを行ったり、甲佐町を高校生に知ってもらうための町歩きワークショップを行ったりしています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/a607c326-.jpg" alt="「あゆみ学舎」のエントランス"></p><p>&nbsp;</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/bdcae08a-.jpg" alt="高校生が「だがし」を販売する様子"></p><h2>地域おこし協力隊のやりがいはなんですか？</h2><p>高校生の成長が見られること、逆に生徒から学びを得られることです。 高校生は大人以上に好奇心が強く、情報があればあるだけ、経験があればあるだけ驚くほど成長していきます。</p><p>だからこそ、自分たちは常に生徒の刺激になるような活動を提供する必要があります。 だがし屋活動や町歩きワークショップはまさに生徒の成長を促す活動だと感じていて、初めて参加した生徒が「楽しかった」「知らなかった」と目を輝かせている姿を見るときが一番やりがいを感じます。</p><p>逆に生徒は自分の知らないことをたくさん知っていて、自分が経験していないことをたくさん経験しています。こうした活動を通してお互いが学び合っている関係が心地よいです。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/1303fd7a-2.jpg" alt="町歩きワークショップの様子"></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>思っていたより孤独ではないということです。 知らない土地に単身で生活することに対し、自分は大学卒業まで実家から出たことがなかったので、とても不安に感じていました。</p><p>地域の方に受け入れてもらえるだろうか、孤立してしまうのではないか、といったどこか地方の町への偏見がありました。&nbsp;<br>しかし、実際は同じ地域おこし協力隊の方々や、地元で地域おこしを試みている方など、様々な人に支えられて孤独を感じることはほとんどないです。</p><p>この部分については嬉しいハプニングだと感じています。</p><p>&nbsp;</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>今のところはまだないです。</p><p>&nbsp;</p><h2>甲佐町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>甲佐町の方々はとてもあたたかく、優しいです。 優しくないだろうなと思っていたわけではないのですが、なんで初めて会う人間にここまでできるのだろうというぐらい優しくて驚きました。</p><p>車屋の方には車をほぼ無料同然で譲ってもらったり、近所の方からは服や食べ物をもらったり、そして何より驚いたのは見ず知らずの小学生が「こんにちは！」と元気よく挨拶してくれたことです。 自分の地元では絶対にあり得ないことなので、人と人の距離感がいい意味で近いと思います。</p><p>&nbsp;</p><h2>甲佐町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><ul><li><strong>甲佐町に流れる緑川周辺</strong><br>川沿いには総合運動公園（サッカー、野球、テニス等）やキャンプができる場所があり、散歩をしているだけでとても気持ちいいです。</li><li><strong>グルメ</strong><br>「COMMON IDOE」というキャンプ場では自分たちでバーベキューを楽しむことができ、元シェフの方が作る料理等を食べられるので、自然の中で食事を満喫することができます。&nbsp;<br><br>その他、鮎が堪能できる「やな場」や絶品そばを食べられるお店、七輪で焼く地鶏が食べられる古民家風の食事処などおいしいお店がたくさんあります。</li></ul><p>&nbsp;</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>私は甲佐町に来て2年少々しか経ちませんが、甲佐町はとてもあたたかく、コミュニケーションが活発な町だと感じます。 お祭りやマルシェなどのイベントも多く食べ物も美味しいですし、移住される方にはとてもお勧めできる町です。</p><p>また、甲佐町に限らず移住を検討されている方は実際に現地に足を運び、インターネットには載っていない地元の情報をGETすることをお勧めします。気になる町を見つけた場合は、まずはその町を知ることだと思うので、地域の方々とコミュニケーションをとり、じっくり検討するのが良いと思います。</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener">https://warp.city/features/2</a></p><p>&nbsp;</p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやりがいなどについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第21回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、熊本県甲佐町の西田太陽さんです。

甲佐町

熊本県

熊本県甲佐町の地域おこし協力隊、趣味・特技：野球

西田 太陽

#21 熊本県甲佐町・協力隊の公営塾スタッフに。高校生とお互い学び合う日々

九州地方

熊本県のほぼ中央、熊本市の南方約20kmに位置する本町は、南北に清流「緑川」が貫流する自然豊かな町です。緑豊かな山々、清らかな川の流れ、肥沃な大地など自然の恵みを十分に受け、農業を中心に文教の町としても発展してきました。
気軽に川とふれあえる「津志田河川自然公園」、細川忠利侯ゆかりの「やな場」、国指定天然記念物の「麻生原のキンモクセイ」をはじめとする数多くの観光資源は、町民をはじめ訪れる多くの人々の心をいやしています。自然や人とのふれあいを大切にしながら、まちを活性化するため農・商・工業・観光が互いに連携しながらまちづくりを進めています。

甲佐町（こうさまち）は、熊本県のほぼ中心に位置している町。上益城郡に属する。

■40歳未満の一定の条件に該当する方が、町内に新たに土地を取得し、住居用住宅(土地付き建売含む)を建設し定住された場合に、「定住促進助成金」として最大で100万円を支給します。
https://www.town.kosa.lg.jp/q/aview/102/6373.html

■子育て支援住宅「ヴェルデ甲佐」の周辺には、甲佐町役場、小学校、病院、銀行、郵便局、スーパーマーケットおよびコンビニエンスストアなどの利便施設もあり、子育てをするのに最適な環境です。加えて住宅南側には防災公園が整備されるなど住環境に優れています。
https://www.town.kosa.lg.jp/q/aview/55/9561.html

■本町にある5つの保育園(所)があります。（甲佐保育園、若草保育園、竜野保育園、乙女保育園、緑川保育所）詳細については各保育園(所)にお問い合わせください。
https://www.town.kosa.lg.jp/q/aview/113/5743.html

■本町には小学校が4校、中学校が1校あります。
https://www.town.kosa.lg.jp/q/aview/114/44.html

■町内に住所を有する0歳から満18歳子どもにかかった医療費を助成します。
https://www.town.kosa.lg.jp/q/aview/112/68.html

■令和3年10月に国指定史跡となった「陣ノ内城跡」を掲載した、パンフレットを作成しています。
https://www.town.kosa.lg.jp/q/aview/1/8147.html

■その他町内町外の方のくらしに役立つ情報を随時発信しています。
https://www.town.kosa.lg.jp/q/list/184.html

庁舎住所	〒861-4696 熊本県上益城郡甲佐町豊内719番地4
人口	10,445人 (2021年)
出生数	54人 (2020年)
学校数	幼稚園: 0 (2020年) 小学校: 4 (2020年) 中学校: 1 (2020年) 高校: 1 (2020年)
医療施設数	病院: 2 (2018年) 一般診療所: 5 (2018年)

甲佐町

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