移住者プロフィール
菅 彰浩さん
移住時期
2018年4月
出身地:兵庫県宝塚市、前住所:東京都、現住所:兵庫県西宮市、職業:「斎藤塗料株式会社」取締役

住む場所が変わると生き方も変わる。
環境が変わると自身も変化し、人生までもが変わっていくーー。
都会の喧騒を離れて、地方で“自分らしい生き方”に憧れを抱く人は少なくないだろう。
しかしいざ真剣に移住を考えると、移住に大きな期待を持つ反面、不安も 計り知れない。
現実的に自分の思い描く理想の暮らしが実現できるのかーーー。
“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩 移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けする。
第37回目の先輩移住者は、大阪市にある老舗塗料会社「斎藤塗料株式会社」5代目次期代表として取締役を務める菅彰浩さん。
18歳で大学進学と同時に上京し東京のベンチャー企業に勤めたのち、2018年4月に兵庫県西宮市にUター ン移住した。
その後事業承継を行い、取締役として塗料の新たな形を模索しながら、工業向けの塗料からホビー用の塗料まであらゆるニーズに応えるべく、新しいサービスを展開している。斎藤塗料が主に取り扱う製品は、工業用のパソコンやデジカメ、カーナビなどの電子機器から、サブカルチャー向けの塗料、釣り具やルアー、ネイル用の塗料まで幅広い製品を取り揃えている。
昭和2年創業になる斎藤塗料は、今年で95年を迎える歴史ある塗料会社であり、現在は菅さんの実母である斎藤由美子さんが、代表取締役社長を務めている。
彼女が代表取締役に就任したのは、今から14年前の2008年11月、それまで代表を務めていた菅さんの実父が急逝したのを機に、妻の由美子さんが事業を承継し今に至っている。
その時菅さんは22歳の大学4年生。将来的には家業を継ぐかどうかぼんやり考え始めていたというが、大学卒業後すぐに家業に入る覚悟はなかったという。
菅さんは、いかにして 兵庫への移住を決断したのか。菅さんの移住・事業承継へのストーリーについて語ってもらった。