移住者プロフィール
中村 哲也さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
長野県立科町の地域おこし協力隊、趣味・特技:バドミントン
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
大阪で生活をしていた時は慌ただしく毎日が過ぎていき、どこか少し息苦しさを感じていました。そんな時、長野県に癒しを求めて何度か訪れるうちに、立科町で飲食店の方や地域の方、宿泊施設の店主など、多くの方々の温かいお話を伺うことができました。
その際に、「協力隊を募集しているよ」という話を耳にし、興味を持って詳細を調べました。この町のゆったりと流れる時間を体感しながら、ぜひ田舎ならではの人の温かさをアピールするお手伝いをしたいと思い応募に至りました。
長野県立科町を選んだ理由について教えて下さい。
この町は色々面白いです。まずは形です。まず形が印象的で、初めて来た時には「変わった形だな」と思いました。一番細い所はわずか約53mしかなく、標高差は驚くほど大きいんです。最高地点は2,531メートル、最低地点は554.6メートルと、高原エリアと里エリアに分かれています。
それぞれのエリアで、町の人々が本当に親切なのも田舎ならではの魅力です。そして高原エリアでは、日差しは強いものの、室内や日陰ではとても涼しいです。こうしたこの町の魅力を伝えたいという強い思いから、私はここを選びました。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
私は、立科町の観光協会で協力隊として助成業務を担当しています。コロナ禍で一度中止となり、再開できていなかった多くのイベントがありますが、それらを再び動かすためのお手伝いをしています。
また、観光客がこれまで何となく訪れていた観光地を、ガイドと共に歩ける体制を整えることで、より深く立科町の魅力を感じてもらえるよう活動しています。地元ならではの情報を提供し、立科町が持つ本当の魅力を、より多くの人々に伝えることを目指しています。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
立科町の協力隊の活動は基本的にフリーミッションです。観光振興、移住定住促進、農業振興といった大きなテーマに沿いながらも、自分でできることを見つけ出し、やりたいことを考えながら活動しています。自由度が高い分、最後までやり抜くことが難しくもありますが、それがこの活動の醍醐味でもあります。
例えば、過去に行われていたイベントを今年復活させることができました。準備中には失敗や落ち込みもありましたが、終わった後に「来年もやるの?」や「ありがとうございました」と声をかけられたとき、努力が報われたと感じました。このような瞬間にやり甲斐を感じます。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
正直なところ、予想外のことはあまりありませんでした。インターネットで可能な限り情報を調べ、心の準備をしていたことが大きかったと思います。
ただ、ひとつ挙げるとすれば、立科町に来る前に長野県内の別の地域に住んでいたものの、雪道には慣れていませんでした。着任が10月だったため、すぐに冬が訪れ、予想以上の雪が降った際の道路状況や雪かきには困惑しました。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
卒業後のビジョンは、正直まだ具体的には考えていません。ただ、せっかくこの町に来たので、何か自分にできることはないかと日々模索しながら活動しています。ただ、今のところ「これだ!」と感じるものにはまだ出会えていません。もし、そういったものが見つかったら、自分のSNSなどで発信していきたいと思っています。
立科町の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。
挨拶に伺った際には、最初は「誰だろう?」と思われることもありますが、それでも温かく迎えていただいています。挨拶に行った際に他の方と紹介してもらったり、食事や飲みの場に招かれることで、徐々に横の繋がりが広がっていきました。
また、初対面でも「もともと知り合いのように」接してくれる方が多く、時にはその温かさに押し負けそうになることもあります。近所で畑を持っている方からは農作物のお裾分けをいただいたりもして、町民の皆さんが親戚のように温かく接してくれることが、町全体のアットホームな雰囲気を作り出しています。
立科町の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
高原エリアは涼しくて過ごしやすいです。例えば、蓼科第2牧場からは美しい雲海を眺めることができ、信州のサンセットポイント100選に選ばれている夕陽の丘公園からは、白樺湖や車山、北アルプスを一望できます。
グルメも充実しています。女神湖通りにはエビラーメンのお店や、馬刺しが器からはみ出る丼、卵かけご飯を利用した牛丼や定食を提供するお店、さらに喫茶店や蕎麦屋さんも揃っています。また、池の平ファミリーランドではアトラクションも楽しめます。
里エリアでは、中山道の芦田宿本陣や笠取峠などの歴史的なスポットが見どころです。私のお勧めは、御泉水自然園を散策しながら、女神のテラス1830で景色を楽しんでゆったりと過ごすことです。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
立科町の里エリアでは、昔ながらの日本の風景が楽しめます。中山道や田園風景が広がり、蓼科山から流れる清らかな水を利用して育まれた美味しい農作物に囲まれ、心穏やかな生活を送ることができます。
高原エリアでは、日本百名山のひとつ、蓼科山や池の平ファミリーランドなど、人気の観光スポットが点在しています。ビル街とは異なり、四季折々の美しい景色を堪能できるのは間違いありません。
住居探しに少し不安を感じることがあるかもしれませんが、どうぞご安心ください。お声がけいただければ、移住定住担当をご紹介しますので、いつでもお気軽にご相談ください。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2