移住者プロフィール
大原 隆司さん
利用した支援制度
漁業体験短期研修(高知県漁業就業支援センター)、交通費補助(土佐清水市)
自分らしく生きるため、自分にぴったりの職を求めて出会ったのはサラリーマン漁師でした。
目次
INDEX
大好きな「海」と「魚」を相手にする仕事がしたい
大阪で生まれ育ちましたが、10代の頃に少しだけ高知県で過ごしたことがあり、兄と釣りをしによく土佐清水市を訪れていました。大人になってもその当時の思い出が強く残っており、「いつか土佐清水で生活がしたい」と思っていました。
大阪では長年、建設業の仕事をしていました。50歳になったら体力的にも限界だろうし子どもたちも成人になって自立するだろうと思っていたので、そのタイミングで何か新しいことをしたいなと模索していました。55歳で派遣会社に転職した頃から、この先の人生について具体的に考えるようになりました。59歳になったある日、どんな仕事が自分に合っているのかを探すためにハローワークへ行きました。
そこで様々な仕事を紹介される中で、『大好きな海と魚を相手にする仕事(漁師)』がいいんじゃないかと思ったのです。
丁度同じタイミングで、高知県の移住フェアが大阪で開催されることを知り参加した事で人生が大きく動き始めました。
移住フェアでは、高知県漁業就業支援センターの方に漁業についての説明を受けた後、土佐清水市の移住担当者を紹介していただきました。そこで早速、漁業体験に申込みをさせいただきました。
漁業体験の受け入れ先だった「窪津大敷(くぼつおおしき)共同組合」での体験が本当に楽しく、船に乗るだけでもワクワクしました。
体験後には、『早く土佐清水市で漁師として暮らしたい』と移住を決意していました。
移住フェア参加から約1カ月後には「窪津大敷共同組合」での採用が決まり、同時に住まいのサポートも受けて、念願だった『大好きな海と魚を相手にする仕事』に就くことを叶えました。
■就業体験等への交通費支援あり!
詳しくは、土佐清水市 地域づくり支援係へお問合せください
~窪津共同大敷組合の仕事~
思っていたよりもハードルが高くなく、かつての経験も活かせた
1日のスケジュールは、朝4時半に起き、6時25分には市場に行きます。
市場に着くと率先して氷を割る作業します。そして7時に船が港を出ます。
定置網というとアジやサバなどの小さい魚をたくさんとるイメージでしたが、実際には、カジキやマグロ、時には鯨などの大きなものもいてとても驚きました。前職で培った体力には自信があったのですが、今でも波で揺れる船の上でバランスを保つことになかなか慣れず、しがみつく場面が多くあります。
初めは、船上にこぼれた魚を拾うところからでしたが、今では少しずつ慣れ、任される仕事も増えてきました。船上は、常に危険が伴います。安全第一を皆が守り、それぞれの持ち場を責任持ってこなしている姿に感心しています。
8時頃、市場で水揚げをし魚の仕分けをします。9時頃から網の修理などをします。網はロープで縛る場面が多く、独特のロープワークが多様にあり、日々覚えたことを家に帰ってからも練習しています。
皆は、自作の道具を持っていて、何でも自分で作ることにも驚きました。
定置網も漁師のイメージが強かったので、根っからの漁師が多いのかと思ったけど、以前は他の業種を仕事としていた従業員も多くいて安心しました。
~窪津という集落の人々~
都会にはない、温かい雰囲気に囲まれている
近所の人はとても親切な方々ばかりです。
初めて家を見に来た時から隣の方が話しかけてくれ、今ではよく話しをする仲になりました。
通りがかりの人達も必ず挨拶をしてくれるので、挨拶をきっかけに話をするようになりました。それくらい、集落の人がいい人ですぐに仲良くなれました。
自分が知らなくても、相手が自分を知っていたりして、声をかけてくれることが多かったです。
家に帰ってくると、玄関先にミカンの届け物なんかもあったりします。ありがたいです。
雨の日は、バイクが濡れないようにと、「うちの車庫に入れていいからね」と優しく声をかけてくれます。
「窪津大敷共同組合」漁業従事者 募集中!
窪津大敷はイワシからマグロまで魚種が豊富で、毎日違った漁模様で魚好きにはたまりません。
終業が早いので副業や趣味などに使える時間もあります♪
海と山、自然に囲まれた環境で暮らしてみませんか?
漁業体験・見学にで交通費宿泊費補助もございますので、お気軽にお問合せください。
給与:221,200円~279,000円
年収:290 万円 ~ 320 万円
勤務時間:6:30~15:30(夏季)
7:00~15:30(冬季)
休憩:150分
休日:82日(土曜日、月1日(希望日に休み取得可)、夏季・年末年始・GW・年度末)、有給休暇
資格:勤務に必要な資格はありません。船舶免許等各種資格取得制度有り(費用会社負担)
詳しくはこちらをチェック!