移住して10年、須崎市でのんびり子育てを楽しんでます

体験談

今回ご紹介するのは、2011年に須崎市(すさきし)へ移住した鈴木さんご夫妻。 もともとお二人は「住みたいところ探しツアー」と称し、マレーシアやカナダ、北海道など、国内外を問わず様々な地域に滞在されました。 そんな中、シーカヤックの事業に最適だったのが須崎市だったそう。 インタビューでは須崎市の魅力や、10年以上住んでみて感じたこと、さらに須崎での出産や子育ての話もお聞きしました👶ぜひお読みください♪

移住のきっかけは自然の魅力

伸明さん(以下、伸):マレーシア、インドネシア、タイ、カナダにオーストラリア、北海道、小豆島と、20代から2人で『住みたいところ探しツアー』と称し、いろんなところに滞在しました。中でも、カナダでシーカヤックの魅力に取り憑かれちゃったんです。それからは、どうしてもシーカヤックのガイドの仕事がしたくて、日本に戻ってから小豆島や小樽でシーカヤックガイドの勉強をしていました。

ガイドとして独立の目途が立ったので、シーカヤックの事業を立ち上げるために日本各地を巡りました。シーカヤックに最適な場所として須崎にたどり着いたのが2011年。須崎の横浪三里(よこなみさんり)はカヤックを漕いでいても道や施設が目に入らず、原生林が残っていて景色が最高なんです。沖縄などにも素敵な場所はあるんですが、どこも観光地化されていて、須崎ほどゆったりとカヤックを満喫できないと感じ、自然の魅力あふれる須崎への移住を決めました。そしてシーカヤックのお店を開くため、知り合いを通じて海にアプローチしやすい安和(あわ)地域の家を紹介してもらったんです。家主さんからは、好きなだけ今の家に住んでいて良いと言われています。

移住当時と現在の須崎の印象

伸:移住したての頃はとにかく飲み会が多くて、二日酔いにならないように気をつけていましたね。当初から、自然や食はもちろん、人も魅力的な町だなと感じていました。須崎の人は元気で人間らしいというか、笑顔がとても素敵な方が多いです。いろいろな場所に行きましたが、須崎の人は、バリの人に似ていますね。明るく、優しい。シーカヤックは漁師さんのテリトリーに気を配る必要がありますが、須崎の漁師さんはとてもフレンドリーです。そんなところもバリの人に良く似ています。

移住して10年経った今でも、自然・食・人が魅力的だという印象は変わっていません。都会へもすぐに遊びに行けるし、暮らしやすく過ごしやすい町だなと感じます。しいて言えば車以外の交通手段がもっとあれば良いなと思います。

仕事でもプライベートでも自然を楽しんでいます

伸:市の施設で臨時職員として働きつつ、2012年にシーカヤックツアーを行う「RemoRemoKayaks(レモレモカヤックス)」を起業しました。現在ツアーに来られる方の4割が高知県内から、6割が県外からのお客様です。始めた当初は高知県内のお客様は2割程度でしたが、徐々に口コミで広がりました。また、最近須崎市にできたLOGOSのキャンプ場(ロゴスパークシーサイド高知須崎)のHPでもご紹介いただき、そちらからのご予約もいただくようになりました。若いグループのツアーはコロナ以降減ってしまいましたが、ファミリー層の利用は増えており、幅広い年齢層の方々に楽しんでいただいています。

プライベートでは山登りが好きで、四国のあちこちの山を登っています。自分のペースで登りたいのでガイドまではしませんけどね。登りに行くのはほぼ四国の山々です。四国の山の魅力は、シーカヤックの魅力にも通じるのですが、人が少ない自然の中で自分のペースで遊べて、体を使っているうちに心身共に浄化されるところです。

須崎での出産・子育て

若葉さん(以下、若):2021年に娘を出産しました。須崎市には産婦人科が無いので、片道40分かかる高知市内の病院で出産しました。陣痛が来てから病院へ行くと、早すぎると言われて帰されました。次に行ったときも帰されてしまうのは嫌だったので、ずいぶん我慢してから病院へ行くと、今度は「破水しています」と言われてビックリしました。帰されたくない一心で産まれる直前まで頑張ったのですが、近所のおばさんには「のんびりしちゅうね~。初めての子やろ~?」と言われましたね。

出産してからは、訪問検診で保健士さんが色々と相談に乗ってくれる子育て支援があり、助かりました。また、親は近くにいませんでしたが、夜6時には夫が家に帰ってきますし、それ以降は2人で交代して子どもの面倒を見ているので不自由はありません。都会の会社員だと仕事で忙しくてこうはいかないかもしれませんね。保育園はこれから入れようと考えているところで、保育料や待機児童についてなどはこれから調べる予定です。不便なことや考えなきゃいけないことはこれから出てくるかもしれませんが、今の所、不満はありません。

家族の都合で須崎を離れることも視野に入れています

若:移住して10年以上が経ち、地元に帰ろうという話は出たことがありましたが、他の土地に移ろうという話はありません。ただ、沖縄で暮らす祖父母の面倒を見る人が居ないので、もしかしたらいつかはそちらに引っ越すかも。40歳を超えると、親の介護や家族の世話について考えはじめますよね。ただ、帰るとすれば沖縄の中でも都会の、人が多い地域に帰ることになります。のんびりした須崎の暮らしに慣れてしまったので、そちらで生活することに少し不安もあります。

移住してきたばかりの方、これから移住しようと思っている方へ

伸:移住先は若いうちに見つけることをオススメします。やりたいことがあっても無くても、若いうちに色々な場所を見て、気に入った土地を見つけると良いと思います。気軽に若いうちに移住して、住んでみて仕事も家も見つけて定住できたらラッキー、ぐらいに考えると楽になるのではないでしょうか。
私たちが移住した当時は移住支援団体なども無く、移住の情報を知ることができるのは市役所ぐらい。住居を始め様々な情報を自分たちで探したことを覚えています。 今はネットで情報を得たり先輩移住者の話を読めたりしますし、サポートも充実しています。定住しなきゃと肩肘張らずに、移住を考えてみると良いと思います。

※この記事は、2023年3月2日時点の情報を掲載しております。

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須崎市は、南国高知のほぼど真ん中、南はどか~んと広がる太平洋。海・山・川の自然はもちろん、高速道路などの交通機関も充実しており、他市町村へのお出かけ・通勤にも便利な街です。「いきなりの田舎は不安」という方にオススメの『ちょうどいい田舎』。子育て世代も住みやすい環境です。須崎市には漁港があるので、魚は鮮度抜群、朝市に並ぶ野菜の味は格別です!

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