<h2>エレクトロニック・スポーツ</h2><h3>▼地域おこし協力隊としての現在の活動内容を教えてください。</h3><p>「ヒトを育てる e スポーツプレイヤー」というミッションのもと、小～中学生を対象に論理的思考力や IT リテラシー向上を目的とした e スポーツ教室の開催、お祭りでブースを借りてゲーム大会などの企画や運営を行っています。また、お年寄りの健康寿命の延伸や娯楽の提供を目的とした、高齢者向けサロンの訪問なども行っています。</p><h3>▼ミッションのどんなところに惹かれて応募したのですか。</h3><p>もともとコンピュータ関係の仕事や趣味を持っていたこともあり、e スポーツという分野に前から注目していたこと、そして「人を育てる e スポーツプレイヤー」という募集内容が今までにない新しい試みであるという点で、やってみる価値があるのではないかと考えて応募しました。</p><h4>▼秘境で活動するうえでどんなところに難しさを感じますか。</h4><p>地理的な問題で活動の難しさを感じたことはほとんどありません。<br>しかし、地域おこし協力隊として活動することで、自分が今までどれほど分業化が進んだ場所で生活していたかを日々痛感させられます。プログラマーならプログラミング、営業員なら営業をこなせば良いという訳でなく、その分野に関係する一切の事柄を把握するという、経営者的な視点が求められるのではないかと思います。そのため、日々新しいことを体験し勉強する必要がある分、急速に自分が成長していく実感が得られます。</p><p>地域おこし協力隊の任期は３年と決まっており、その後に独立する隊員もいると思います。その際に、この経営者的な視点と日々新しいことを勉強していくマインドは、大きくプラスに働くことだと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/31/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/RgARlYX-sleWu5PKdXaKx.webp"><figcaption>ｅスポーツ教室の様子</figcaption></figure><h2>ｅスポーツでこれからのワクワクをつくる</h2><h3>▼今後の活動目標や夢を教えて下さい。</h3><p>現在は椎葉村の人やコミュニティーを「内側」から活性化させて行くことを目指していますが、e スポーツチームの合宿地として椎葉村に誘致することで「外側」からのアプローチも視野に入れています。<br>また、学校の総合学習や部活動として e スポーツが起用される道も模索しています。現在は椎葉村交流拠点施設 Katerie にて教室や大会を開催していますが、学校との連携を強化することで、より多くの子供たちに e スポーツを通して、新しい角度から教育の機会を提供できるのではないかと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/31/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/2bfxm4aoS4ofF7LwdKpU-.webp"><figcaption>ｅスポーツ教室の様子</figcaption></figure>

椎葉村

日本三大秘境の椎葉村で、地域おこし協力隊はどんなことをしているんだろう？

「秘境」って、とても惹かれる言葉だけれど、同時に不安にもなりますよね。
お問合せでも「椎葉の隊員はどんな人がどんな事をやっているの？」と良く聞かれます。
椎葉の特徴はミッションがとてもユニークで、OBOGとの連携もあり、とても賑やか。
そんな椎葉村の魅力ある隊員達を紹介し、少しでも椎葉村地域おこし協力隊に興味を持っていただけたらと、隊員インタビューをシリーズとしてご紹介します。

宮崎県

・アメリカのハワイ州で生まれ、4 歳の頃に日本に移住。趣味で始めたプログラミングにのめり込み、副業を経て IT 企業へ転職。2022 年 4 月より椎葉村の地域おこし協力隊として活動中。

ソーントン マイク

ヒトを育てる e スポーツプレイヤー～秘境で e スポーツ～

<h2>優しい交流が生まれるように願いを込めて<br>&nbsp;</h2><h4>▼地域おこし協力隊としての現在の活動内容を教えて下さい。</h4><p>Katerieの施設を活かしたイベントづくりから、村内外からの来館者を増やすことを目標にして活動しています。Katerieにはシフト制で勤務していて、来館者対応、予約管理、清掃、イベント企画などを行っています。最近行った主催のイベントは、足育アドバイザーの方と共同で開催した、親子向けの自然遊びツアー「やまがっこう」と、整体師の方をお招きして、ストレッチ講座と施術体験が受けられる「出張整体＠かてりえ」です。<br>今後も椎葉村、またKaterieに訪れるきっかけになるような魅力的なイベントを企画していきます。</p><p>椎葉村交流拠点施設Katerieは、「新しいって懐かしい」をコンセプトにした多様な機能を持つ施設です。村人だけでなく遠くから来てくださる人たちとも優しい交流がうまれることを願って施設づくりをしています。１階にあるキッズスペースでは、おもちゃコンサルタントの方がチョイスされた木のぬくもりを感じられるおもちゃが大人気です。また、椎葉村初の図書館「ぶん文Bun」では、従来の図書館とは違い、椎葉ならではのテーマに沿って本が並んでいて思わぬ本との出会いが体験できます。その他、ワーケーションを意識したコワーキングスペースや、シャワー室、ランドリー、クッキングラボ、ものづくりラボなど様々な用途に合わせたご利用が可能ですので、ぜひご来館をお待ちしています。</p><h4>▼ミッションのどんなところに惹かれて応募したのですか。</h4><p>Katerieの施設の機能性がすばらしいと感じました。施設と椎葉村が持つ様々な魅力を伝えられるイベントが企画できることにワクワクして応募しました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/8FYtMHHWT00wrloM8eSfr.webp"><figcaption>親子向けの自然遊びツアー「やまがっこう」の様子</figcaption></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/zuexhKNiLS69vHIcILFpy.webp"><figcaption>「出張整体＠かてりえ」の様子</figcaption></figure><h2>Katerieから椎葉の魅力を届ける<br>&nbsp;</h2><h4>▼イベントを企画する時に心がけていることはなんですか。</h4><p>利用者のニーズに合っているのか、意識して企画しています。以前は、ただ自分がいいと思うものを企画していたのですが、色んな方と交流をする中で、こういうものがあったらいいなという要望を聞くことができました。みなさんが求めているものや、村外の方がKaterieに来たくなるような椎葉の魅力を活用したイベントにすることを目指しています。</p><h4>▼今後の活動目標や夢を教えて下さい。</h4><p>今年は「やまがっこう」と「出張整体＠かてりえ」のイベントを引き続き行っていきます。イベントに関わる中で整体に興味をもち、椎葉で整体師としてみなさんの健康に貢献するという夢ができました。協力隊最終年度ですが、役場担当の方やKaterieスタッフ皆さんのサポートのおかげで整体の学校に通うことが決まっています。早く一人前になって村内で不調に悩んでいる人の助けになりたいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/_RDHlQl53jqQKd0qA3Eue.webp"><figcaption>休日のかてりえは子ども達でにぎやか</figcaption></figure><p>&nbsp;</p>

日本三大秘境の椎葉村で、地域おこし協力隊はどんなことをしているんだろう？
「秘境」って、とても惹かれる言葉だけれど、同時に不安にもなりますよね。
お問合せでも「椎葉の隊員はどんな人がどんな事をやっているの？」と良く聞かれます。
椎葉村地域おこし協力隊の特徴はミッションがとてもユニークで、OBOGとの連携もあり、とても賑やか。
そんな椎葉村の魅力ある隊員達を紹介し、少しでも椎葉村地域おこし協力隊に興味を持っていただけたらと、隊員インタビューをシリーズとしてご紹介します。

・東京都出身
・大学休学中に１年半オーストラリアに留学
・前職は特許事務所の外国事務業務
・移住前は、自給自足にあこがれて、農家さんに住み込みで働く（wwoof）

金子 遥

未来をつくる戦略家 ～Katerieの施設管理とイベント企画～

<h2>「地域支援」と「学校支援」の二本柱で<br>&nbsp;</h2><h4>▼地域おこし協力隊としての現在の活動内容を教えてください。</h4><p>　勤務先は3年前にできた図書館「椎葉村図書館『ぶん文Bun』」です。「飛び出す司書」というミッション名で、移動図書館活動をしています。<br>　椎葉村は東京23区とほぼ同じ面積の中に集落が点在しているため、遠方に住んでいる人、自動車を持っていない人はなかなか図書館へ来ることができません。そこを補うため、「地域支援」「学校支援」を二本柱に、現在はそれぞれの集落で開催される月1サロンへ出張しての本の貸し出し、村内の小中学校の授業で使う本の団体貸し出しをメインに行っています。<br>　村の皆さんに、便利な道具の一つとして本を活用してもらい、また日常的に読書を楽しんでもらうのが、最終的な目標です。</p><h4>▼ミッションのどんなところに惹かれて応募したのですか？</h4><p>　もともと本が好きで、村のあちこちに本を届けるという仕事に面白さを感じたのが一番の動機です。椎葉村図書館「ぶん文Bun」は、本そのものの持っている魅力を引き出すために、本の分類や配置の方法に工夫を凝らしている図書館なので、それを館外に広げる仕事にぜひ関わってみたかったのです。<br>　広大な村の中をくまなく回るというスケールの大きさも、実は目を惹かれたポイントでした。インドア派なので、外へ出ていく仕事に憧れがありました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/s3P7pUDx8pdBObub29_AJ.webp"><figcaption>サロンでの移動図書館の様子</figcaption></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/b4tTSn-wxAH9fyy1DlN-3.webp"><figcaption>とあるサロン周辺の景色</figcaption></figure><h2>原点は「読書を楽しんでもらう」<br>&nbsp;</h2><h4>▼まもなく１年。振り返ってみてどうですか？</h4><p>　1年目は移動図書館の活動を回すことで精いっぱいでした。運転や、貸し出し・返却の処理など目の前の仕事に追われてしまい、ニーズに応えきれていない部分もあるので、「読書を楽しんでもらう」という原点に立ち返って、どうすればより皆さんのためになるのか再確認していきたいです。<br>　ただ、訪れたどの地域・学校の方も温かく迎えて下さるので、それが何より有難いです。それぞれの集落にそれぞれの言葉や生活があり、カラーも千差万別なので、日々新鮮に過ごしています。</p><h4>▼今後の活動目標や夢を教えて下さい。</h4><p>　二本柱の地域支援・学校支援どちらも、継続的に回していける仕組みをあと2年で整えたいです。また、最終年度で移動図書館車を持つことも大きな目標です。<br>　村のどこにいても、欲しい時に当たり前に本が使えて楽しめる、という環境を作れればいいなと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/02/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/4Py7rb-mBZmU8D2DDOhll.webp"><figcaption><span style="background-color:rgb(255,255,255);color:rgb(71,71,71);">椎葉村図書館「ぶん文Bun」の本棚</span></figcaption></figure>

日本三大秘境の椎葉村で、地域おこし協力隊はどんなことをしているんだろう？
「秘境」って、とても惹かれる言葉だけれど、同時に不安にもなりますよね。
お問合せでも「椎葉の隊員はどんな人がどんな事をやっているの？」と良く聞かれます。
椎葉の特徴は、ミッションがとてもユニークで、OBOGとの連携もあり、とても賑やか。
そんな椎葉村の魅力ある隊員達を紹介し、少しでも椎葉村地域おこし協力隊に興味を持っていただけたらと、隊員インタビューをシリーズとしてご紹介します。

・山形県山形市出身
・大学の専攻はカンボジア語
・前職はサラリーマン、転職経験は今回が初
・ペーパードライバー歴20年

長谷川 涼子

飛び出す司書～本をかついでどこへでも～

<h2>地域に根差したメディアづくりでUIターンを生み出す</h2><p>▼地域おこし協力隊としての現在の活動内容を教えてください。</p><p>椎葉村の「人」に焦点を当てながら、暮らし、仕事、文化、風習などについて紹介する情報誌『ONLY ONE Shiiba』の制作が主なミッションです。冊子やオンライン記事、SNS、映像などのコンテンツを制作して発信し、「日本三大秘境」と呼ばれる椎葉村の本質を感じてもらいたいと思っています。それをきっかけに、椎葉に興味を持つ人が生まれ、移住者や関係人口が増えることを目的としています。また、村民や村出身者にはこの土地の「当たり前」の魅力や価値を改めて感じてもらい、Uターンも増えるといいなと願っています。</p><p>▼ミッションのどんなところに惹かれて応募したのですか？</p><p>東京で映像関係の仕事をしていましたが、先々のキャリアに行き詰まりを感じていました。そんな時、地元の九州で何かおもしろそうな仕事はないものかと軽い気持ちで検索して出てきたのが、椎葉村の情報誌『ONLY ONE Shiiba』制作をミッションとする地域おこし協力隊の募集記事でした。</p><p>「日本三大秘境」というワードには興味をそそられましたし、役場から無料で送ってもらった『ONLY ONE Shiiba』の冊子を実際に手に取ってみて、「こんなに素敵なものを、そんな山奥でつくっている人たちがいるんだ」という感動をおぼえました。写真や文章、デザインも、素朴だけれど心に迫るものがありました。思い切ってこれまでの生活を手放し、秘境へ住んでみるワクワク感に賭けてみようと決心しました。</p><p>椎葉村情報誌「ONLY ONE Shiiba」<br>https://shiiba.jpn.org/<br>※無料で発送できますので、興味がある方は是非お求めください</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/31/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/6JKSa3-o-TyQz-fuTbkuF.webp"></figure><p>椎葉村情報誌「ONLY ONE Shiiba」</p><h2><br>当たり前の日常に潜む価値を、見える形へ</h2><p>▼中川さんにとって写真や映像など、その魅力はなんですか？</p><p>普段は気に留めない誰かとの時間や場所でも、映像や写真で日常を切り取ることで心を打つこともあります。椎葉には生きた自然、人々の生きた関係性があります。それらを見える形で抜き出し、多くの人に見てもらいたいと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/31/XN0t5i7alJOVPSwVr7eun/TRi8mk_hFI7Um6NzU_KXz.webp"></figure><p>▼協力隊としての目標、中川さんの夢などあればお聞かせ下さい。</p><p>椎葉村に移り住んできて、多くの村民の方と知り合い、声をかけてもらい、親切にしていただきました。仕事や友人関係以外に、そういった多くの人と繋がり感謝を抱く感覚は、自分の地元ですら感じたことのないものです。これからも自分にできる形で、その気持ちにお返しできるよう過ごしていきたいです。</p>

日本三大秘境の椎葉村で、地域おこし協力隊はどんなことをしているんだろう？
「秘境」って、とても惹かれる言葉だけれど、同時に不安にもなりますよね。
お問合せでも「椎葉の隊員はどんな人がどんな事をやっているの？」と良く聞かれます。
椎葉の特徴はミッションがとてもユニークで、OBOGとの連携もあり、とても賑やか。
そんな椎葉村の魅力ある隊員達を紹介し、少しでも椎葉村地域おこし協力隊に興味を持っていただけたらと、隊員インタビューをシリーズとしてご紹介します。

熊本県熊本市出身。高校卒業後、アメリカと東京で映画製作を学ぶ。その後、東京で映画助監督や撮影スタジオ勤務などを経て、2020年より宮崎県椎葉村に移住。地域おこし協力隊として地域のメディアづくりを通じ、椎葉村の魅力を村内外に発信している。

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