<h2>運命の陸橋</h2>青木さんが千葉県香取市に初めて来たのは社会⼈１年⽬の年でした。会社の同期の友⼈がバイクの事故で、県⽴佐原病院 に⼊院した時にお⾒舞いに来たのです。その帰り道、道に迷った青木さんが立ち寄った、陸橋のふもとにあるセブンイレブン。駐⾞場から陸橋の⽅を⾒上げた時の景⾊を今でも覚えています。「もしかして運命だったのかなぁ」と、青木さん。その場所こそが、後に「パン工房シュシュ」を開業する土地でした。～～～～～～～青木さんは、⼩さい時から⾃分で何かを作ることが好きな子供でした。 社会⼈になってからは銀⾏で働いてきました。ある年、旅⾏でたまたま訪れた南太平洋の島。街外れの⼩さなパン屋でバゲットを買いました。そのバゲットをかじった時、あまりの美味しさに衝撃がはしりました。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a475f-3901-7ee0-bae9-4ca38a019eeb.webp"></figure>&nbsp;その衝撃は、ずっと脳裏に残っていました。青木さんが30 歳になるタイミングで⾃分の将来を⾒つめ直した時、「⾃分らしく純粋な⼼で⼈⽣を送りたい」と考え、思い出したのがそのバゲットの味でした。<figure class="image"><img></figure>余計なことは考えず、ひたすら毎⽇⼈の⼝に⼊る美味しいものを作ってお客様に喜んでいただく。「パン屋さんて素敵な仕事だな、と思いました」青木さんは、パン屋開業を目指して千葉県のチェーン店に転職しました。 そこで店舗責任者、全店製造部⾨責任者、本部スーパーバイザーを経て10年目に退職。いよいよ、あの日食べたバゲットの感動を届けるため、自分の店を立ち上げることにしたのです。<h2>香取市での開業</h2>青木さんは当時住んでいた成⽥市を中⼼に、⼋千代市・佐倉市・印⻄市・四街道市・富⾥市など、周辺自治体にも物件を探しました。青木さんの思い描くパン屋を実現できそうな⾯積があり、駐⾞場やテラス席を設けるスペースがある物件。半年以上かけていくつも⾒て回った中で、ようやく出会ったのが今の香取市の物件でした。青木さんは物件だけではなく、香取市についても検討を重ねました。香取市は農業が盛んで、新鮮で美味しい⾷材が豊富に揃う土地でした。また、こだわりを持った飲⾷店が多く「⾷に対する意識が⾼い地域」であろう、と考えました。 &nbsp; さらに、成⽥市の⾨前町と似た、歴史があり懐かしさを感じる「小江戸佐原」の街並み。⼣暮れ時の⼩野川沿いの景⾊に、新しい街にはない⾊気を感じたと言います。 &nbsp; 「何より、⾃分の⼈⽣を賭ける場所となるので、感性として純粋に街を好きになれたこと が最⼤の要因です」2010年、パン工房シュシュ、香取市にオープン。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a4760-d614-7ee0-bae9-5755dbab3e8e.webp"></figure>&nbsp;⽬指しているのは、「どこにでもあるパンをどこよりも美味しく」。流行のものや格好いいパン、奇抜で珍しいパンではなく、昔からある誰もが知っているベーシックで⼿に取りやすいパンを⼿頃な価格で提供しています。かつて青木さんが何気ないバゲットを食べて「このパンてこんなに美味しかったんだ」と感動したように、多くのお客様がシュシュのお店に並ぶ色々なパンを食べて同じような感動を味わってもらえたらとのこと。お店には常時60種類以上のパンが並びます。店名の「シュシュ」とは、フランス語で「私のお気に⼊り」という意味です。お店の商品や雰囲気がお客様ひとりひとりのお気に⼊りになって欲しいという願いが込められています。 &nbsp;最初の3カ⽉は青木さんもスタッフも不慣れな中、想像以上の忙しさでした。子供も⽣後半年くらい、両親にも助けてもらい、どうにもならない時はおんぶしながら仕事をしていました。⽇々業務内容を改善しつつ、頼りになるスタッフも増え、ようやく一年。そんな時に、東日本大震災が起こったのです。<h2>震災からの再起</h2>2011年3⽉11⽇、東⽇本⼤震災。歴史的建造物が並ぶ小江戸佐原も、甚大な被害が出ました。 周辺では、液状化で電柱が地面に沈みました。当時、青木さんは厨房にいました。 今まで経験したことのない激しい揺れとともに、材料が保管してある倉庫の棚は⾜元から崩れ、フライヤーに⼊った⾼温の油は⼤きく波打って床にこぼれ出て周囲は油まみれ。 数百キロあるパンの機械も設置場所から⼤きく動き、店内は⾒る影もなく滅茶苦茶でした。オープンに際して多額の借⾦も抱え、「あぁもう終わった…」というのが正直な感想でし た。停電、断⽔、ガスも⽌まり、スタッフそれぞれの家族や⾃宅のこともあり、営業再開はしばらく不可能だと思えました。翌⽇、⼀⼈で店内の⽚付けを していると午後になって電気が復旧。 青木さんは、「お客様も来るかわからないけど、もったいないから」と、仕込んだ生地をあるだけ焼いておこうと考えながら、お店を開けました。すると、お客様がどっと押し寄せて来たのです。一人で店内いっぱいに並んだお客様のレジをやりながら、後ろでオーブンのタイマーは次々と鳴り、パンの成形はしなくちゃいけないやら、電話も鳴りやまないけど出る暇さえなく、応援スタッフも呼べず。そうすると、そんな状況の中で営業してるという噂を聞いたスタッフが何⼈も駆けつけてくれたのです。⾃家⽤⾞のガソリンがなくてバスで2時間近くかけて来てくれたスタッフもいました。断⽔で⼭のように溜まったトレーやトングを、⽔の出る⾃宅にわざわざ持ち帰ってきれいに洗って来てくれたお客様もいました。「頑張ってね」とおにぎりを作って持ってきてくれたお客様、貴重なお⽔を分けて下さったお客様、疲れているでしょうからお⾵呂に⼊りに来なさいと誘ってくれたお客様もいました。⾹取の地のたくさんの⽅に⽀えられて、今⽇までシュシュは継続してこられたのです。 &nbsp;青木さんは言います。 「パン⼯房シュシュはこの⾹取の地に根差す地元のパン屋として、⼀⼈でも多くの⽅に美味しいパン、安らぎの空間、⼈との繋がりを感じることのできる場所を提供し、今まで受けた御恩を少しずつでもお返ししていきたいのです」<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a4761-7d58-7ee0-bae9-5d526dffa080.webp"></figure><h2>継続の困難と地元の期待</h2>震災を乗り越えたシュシュですが、さらなる課題にも直面しました。ほとんどのパン屋に共通する課題として、夏の暑い時期にはパンの売れ⾏きが悪くなります。毎年その時期は⼤⾚字で、青木さんは「夏が来るのが怖かった」と言います。おそらく、開店当初は⾷事としてというよりおやつとしての需要が⼤きかったのでしょう。 年を追うごとに⾷パンやフランスパン等の⾷事パンの⽐率が徐々に上がってきて、4年目になるころには、年間を通じて安定した売り上げが得られるようになってきました。常連のお客様の割合が⾮常に⾼く、ありがたいと感じると同時に期待を裏切れないという責任感も強く感じるそうです。⼈対⼈の要素が⼤きく、真⾯⽬にコツコツ努⼒し、信用を積み上げればきちんと受け⼊れてくれる。 &nbsp;青木さんは開業当時は店舗の二階に住んでいましたが、5年目に香取市内に自宅を建てました。香取市に住んだ感想を聞くと、 「⼈と⼈との距離が近くみな親切です。みんながどこかで繋がっているのに驚きます。また、佐原の大祭の時の盛り上がりが凄いです。⼈もどこからこんなに来るのかというくらいです」とのこと。公私ともに愛されている青木さんです。<h2>「パン工房シュシュ」のご紹介</h2>香取市を代表するパン屋、「パン工房シュシュ」はいつも駐車場がいっぱいになる程の人気店。お店に⼊った時の、ほっと安らぎを感じる雰囲気、⾹ばしい⾹りとともに次々と焼きたてのパンが出てくる時のドキドキ感、家族でパンを袋詰めしながら何から⾷べようか？とおしゃべりしている時のワクワク感。 &nbsp;シュシュのコンセプトは「ベーカリーコミュニティ」。⾼齢化と⼈⼝減少が進む中でも、⼈と⼈との繋がりを実感できる場所としてシュシュが存在し続けること。それがシュシュの⽬的であり存在理由（Raison ｄʻetre）です。<h3>人気商品のご紹介</h3><h4>① コクと旨味の⽜すじカレーパン ￥230</h4>お店で3日間かけて手作りしたしょっぱめのカレーと、ほんのり甘いパンが絶妙にマッチ。 牛すじ肉と大量の飴色玉ねぎ、野菜をじっくりと煮込み、独自配合のスパイスで仕上げています。 パン粉も自家製のこだわりです。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a4762-ef44-7ee0-bae9-63d09b4e1ee4.webp"></figure>&nbsp;<h4>② おひさまのメロンパン ￥200</h4>バターが豊かに香るビスケット生地のメロンパンです。 特別な飼料でのびのびと育てられた鶏が産んだ高級卵、「御用卵」の卵黄のみを使用しています。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a4763-26b8-7ee0-bae9-69e1545daf51.webp"></figure>&nbsp;<h4>③ 贅沢カスタードのクリームパン ￥200</h4>カスタードクリームが美味しいです！ 御用卵と高級マダガスカル産バニラビーンズで風味をつけた牛乳で炊き上げたカスタードクリームをしっとりパンで包みました。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a4763-56a2-7ee0-bae9-7144cd690f86.webp"></figure>&nbsp;<h4>④ ラウンドメープル 1 本 ￥800 ハーフ ￥400 &nbsp; ＆季節のラウンド 1 本 ￥920 ハーフ ￥460</h4>ふわふわ、甘くて一本ぺろりと食べてしまいます！ 生クリーム、蜂蜜を加え低温発酵、熟成させたパン生地にメープルシロップを何層にも織り込み焼き上げました。 季節のラウンドは、季節の食材が織り込まれています。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a4763-b2ee-7ee0-bae9-8676917351e8.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a4763-b2af-7ee0-bae9-794fc6914436.webp"></figure>&nbsp;<h4>⑤ ⾓⾷パン 1 ⽄ ￥300</h4>焼きたてはふんわり柔らか。そのまま食べても美味しく、ジャムやバターを乗せても相性が良い、絶妙な食パンです。 天然酵母を使用してじっくりと発酵、熟成させることによって小麦粉の風味と甘さを引き出しています。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/11/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/019a4764-0667-7ee0-bae9-8e5142520de2.webp"></figure><h3>&lt;企業情報&gt;&nbsp;</h3>住所 〒287-0003 ⾹取市佐原イ 3501-1 &nbsp; 電話 0478-79-9203 &nbsp; 営業時間 7：00 〜 17：00 &nbsp; 定休⽇ 毎週⽕曜⽇ &nbsp; HP https://www.chouchou-breadfarm.com&nbsp; Instagram https://www.instagram.com/bakerycommunity_chouchou<h3>&lt;香取市への移住相談など&gt;&nbsp;</h3>香取市企画政策課 （電話 0478-50-1206）&nbsp; https://www.city.katori.lg.jp/smph/government/plan_policy/ijuu_teijuu/index.html

香取市

地方に移住しても、毎日おしゃれで美味しいパンが食べたい！という方は多いのではないでしょうか。

田舎暮らしに憧れるけど、ショッピングは一日がかり…という生活は中々選べるものではありません。

千葉県香取市には、市内に複数のパン屋さんがあります。
中でも「パン工房シュシュ」はいつでも賑わっている人気店です。

実は、パン工房シュシュを経営している青木さんは移住者です。

どのような経緯で香取市を選び、パン屋を始めたのでしょうか？
人気のパンは？

青木さんにお話しをうかがいました。

千葉県

どこから移住してきましたか？…千葉県
移住して何年ですか？…16年
家族構成…夫婦、子供二人
移住前のお仕事…パン屋店舗責任者、全店製造部⾨責任者、本部スーパーバイザー
移住後のお仕事…㈱ブレッドファーム代表取締役、パン⼯房シュシュ経営

青木

～最高のバゲットを追い求めて～香取市の美味しいパン屋さん

<figure class="media"><div data-oembed-url="https://youtu.be/NHLqAe90Raw"><div style="position: relative; padding-bottom: 100%; height: 0; padding-bottom: 56.2493%;"><iframe src="https://www.youtube.com/embed/NHLqAe90Raw" style="position: absolute; width: 100%; height: 100%; top: 0; left: 0;" frameborder="0" allow="autoplay; encrypted-media" allowfullscreen=""></iframe></div></div></figure><h2>福井へ移住を考えたきっかけと決め手</h2>きっかけは子育てについて考えたことでした。 子どもを出産し、子育てについて色々と考えたんですけど、やっぱり生まれ育った場所で子育てをしたくなって、それで福井へ帰ることを決心しました。 &nbsp;<h2>移住に対する不安はあったか</h2>福井は慣れ親しんだ街で、同じ年の子どもがいる友人たちも近くにいることが分かっていたので、移住に対する不安はありませんでした。 でも、東京の友人と会う機会が減ってしまったことを、少し残念に感じていました。<h2>移住後の福井の暮らし</h2>福井へ帰ってきて改めて思ったのは、食がとても美味しいということです。 昔から親しみのある味で、飲食店はもちろん、お惣菜も美味しいものが多いですね。 それから、福井には自然の中で遊べるスポットが多くて、子育てにちょうどいい環境だと思います。 渋滞に合うことも少ないので、子どもを連れての移動も気軽にできます。 &nbsp;<blockquote>続きは<a href="https://youtu.be/NHLqAe90Raw">福井市公式youtube </a>で公開中</blockquote>&nbsp;

福井市

子育てのために東京から福井市にUターン移住して、カネタ株式会社で営業事務として働く片山彩花さんに、移住のきっかけや福井での生活の様子についてインタビューしました。 

福井県

移住元：東京
移住のきっかけ：子育てのために地元・福井市にUターン移住

片山　彩花

【福井市】こどもを育てるならやっぱりここがいい　＃移住者インタビュー動画

<h2>川と祭り</h2>片野さんと初めてお会いしたのは篠笛の演奏会でした。江戸時代からの家が軒を連ね、中心を流れる小野川に観光客を乗せた舟が浮かぶ、千葉県香取市の観光地「小江戸佐原」。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/09/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/01990d46-c8c2-7bbf-b64b-f4c3e180b330.webp"></figure>&nbsp;篠笛の独奏を聞いたのは初めてで、片野さん自ら作曲したという曲は美しくも芯のあるメロディでした。立ち振る舞いやまとっている雰囲気に、小江戸佐原の優美さを感じ、ぜひこの方のお話しを聞きたいとインタビューをお願いしました。そしてインタビュー当日。小野川沿いにある、伝統的な建築技法でつくられた「町屋館」で再び片野さんとお会いしたのです。片野さんが育ったのはこの「小江戸佐原」。普段は静かで情緒ある町ですが、夏と秋にはユネスコ無形文化遺産に登録された「佐原の大祭」で賑わいます。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/09/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/01990d47-3566-7bbf-b64c-001cb7af1810.webp"></figure>&nbsp;大祭当日は大人形を乗せた山車がおよそ10台も町を練り歩きます。その高さは建物の二階ほどもあり、山車には佐原囃子を奏でる「下座」の演奏者が乗り込みます。 篠笛（しのぶえ）、小鼓（こつづみ）、附締太鼓（つけしめたいこ）、大鼓（おおつづみ）、大太鼓（おおだいこ）、摺鉦（すりがね）。川沿いの町並みを、柳の並木を、ゆっくりと山車が進む景色は見る人を魅了します。片野さんと篠笛の出会いは生まれた時からといえるでしょう。 佐原で生まれた子供は、歩けるようになれば山車を引き始めます。片野さんの父親は下座で鼓を演奏していました。そして、父親は下座の中に数人いるという、篠笛の製作者でもありました。「祭りは自分の中で根本にあるもの、絶対のもの、ゆるがないもの、何よりも優先するもの です」片野さんが通っていた佐原の小学校では、4年生から部活で郷土芸能部に入ることができます。「入った時に一曲吹けたら良いかなと思って」片野さんは9歳から篠笛を練習し始め、3年生にして一曲吹けるようになっていました。「篠笛は子供用のサイズはなく、大人と同じものを吹きます。3年生でできるようになるのは早い方だったと思います」そして、13歳で下座に参加。 下座は中学生から入れる暗黙の了解があった中、最速のデビューでした。「まだ体格が出来上がっていなかったので、祭りの3日間演奏し続けるのは大変でした」とほほ笑む片野さん。 しかし、篠笛の演奏を仕事にすることは想像していなかったと言います。「ギタリストになりたくて」片野さんは高校、大学と佐原や成田のお祭りの下座で篠笛を続けながら、バンド活動に勤しみました。そんな片野さんに最初の転機をもたらしたのは、父親でした。<h2> 篠笛奏者と船頭</h2>2007年、片野さんの父親が亡くなります。 そのお葬式で、片野さんは自ら篠笛を演奏したCDを流しました。「これが演奏できるなら有償で篠笛を吹いてくれないか」CDを聞いた方から、こんな声がかかったのです。実はさかのぼること2005年、アメリカのウィスコンシン州で下座の演奏をする機会が訪れていました。「この時の演奏で、篠笛奏者としてやっていけるという確信が持てました」2008年、片野さんはソロの篠笛奏者として演奏を始めます。 演奏を聞いた方から次の公演の声がかかり、仕事がつながっていきました。その中で、2つ目の転機をもたらす舟と出会います。「船頭をやらないか」水郷佐原あやめパーク（当時、水生植物園）の船頭の仕事でした。幼いころから舟と川が身近にあり、釣りが好きだった片野さんは、船頭への憧れがありました。 気づけば水生植物園で舟の竿を持ち、その魅力のとりこになっていました。「毎日舟をこぎたい」片野さんは思い切って全国の船頭の募集を探し、福岡県柳川市の船頭に応募します。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/09/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/01990d47-ea83-7bbf-b64c-09cd7198ec93.webp"></figure>&nbsp;初めて故郷の以外の水郷地域で生活をした片野さん。 同じ川がある地域でも、その違いに驚きました。「佐原には小江戸の町並みという素晴らしい財産があります。これは、どこにでもあるものではないと気が付きました。そして柳川は、特別な町並みはないものの、1時間舟の上でお客様を飽きさせない、素晴らしい船頭の技量がありました」片野さんは7年間、柳川の船頭を続けました。 最終的には指導者として、新しい船頭の育成に力を注ぎました。また、篠笛奏者として精力的に演奏会を行い、毎年海外公演もこなしました。そんな中、コロナ禍に見舞われたのです。<h2> Uターンで見えた故郷</h2>コロナ禍は、篠笛のお客様も船頭のお客様も途絶えさせました。片野さんの中で、故郷や家族への想いが湧き上がりました。「両親が共働きだったので、おじいちゃん子、おばあちゃん子でした」祖父母の年齢も考え、Uターンを決めたと言います。7年ぶりの故郷は、意外と変化がないように見えました。 「基本的なことは変わらなくて、肌なじみが良いと感じます。ほっとしています」Uターン後、1年中舟を漕ぐことができる小野川の船頭になりました。 片野さんが船頭をする舟では、佐原小唄を聞くこともできます。将来の夢は「船頭をしながら篠笛を吹いていきたい」とのこと。作曲のインスピレーションは、日々の心情や風景を描写することにあると言います。<figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/09/03/fDNwZB59n2rdkXuW8_bj0/01990d48-9e1b-7bbf-b64c-142b91f9af71.webp"></figure>※篠笛は、長さで音色が違う。父親の形見の笛や、自作の笛も。インタビュー後、町屋館を出ると、目の前の川に片野さんの同僚が漕ぐ舟が通り過ぎていきました。 これからどこへ行くのか尋ねると、「福島へ篠笛の公演に行きます」川と篠笛。 故郷の空の下、片野さんの夢は日々の景色となって実現しています。<h3> &lt;情報&gt;</h3><h4>『篠笛の演奏』</h4>問い合わせ先： <a href="mailto:kazamidori.sk.1105@gmail.com">kazamidori.sk.1105@gmail.com</a>演奏会情報： <a href="http://kazamidorisk1105.wixsite.com/shinobue-satoshi">http://kazamidorisk1105.wixsite.com/shinobue-satoshi</a>演奏会の動画： <a href="https://www.youtube.com/channel/UCHB-S9qjLj4TAiS10000A1A">https://www.youtube.com/channel/UCHB-S9qjLj4TAiS10000A1A</a><h4> 『小野川の観光遊覧船』</h4>営業時間： 　10時～16時半（10月～3月は15時半まで、4月は16時まで）HP： <a href="http://www.kimera-sawara.co.jp/business/boat.html">http://www.kimera-sawara.co.jp/business/boat.html</a>投稿時点の情報、詳細はお店のSNS等確認ください。&nbsp;<h3>&lt;香取市への移住相談など&gt;</h3>香取市企画政策課　（電話　0478-50-1206）<a href="https://www.city.katori.lg.jp/smph/government/plan_policy/ijuu_teijuu/index.html">https://www.city.katori.lg.jp/smph/government/plan_policy/ijuu_teijuu/index.html</a>香取市・移住定住相談グループ（LINE）<a href="https://lin.ee/dMtuti4">https://lin.ee/dMtuti4</a>

Uターン移住。
故郷を出た若者が戻ってくることは、地元にとっては大きな喜びです。

移住する本人にとっても、慣れ親しんだ故郷は馴染みやすいのではないでしょうか。

故郷は人生の節目節目で、私達を導いてくれる存在なのかもしれません。

篠笛奏者である片野さんは、不思議なご縁で子供のころから慣れ親しんだ舟と篠笛を生業とする身となりました。

故郷である千葉県香取市を拠点に、各地でアーティスト活動をする片野さんの移住ストーリーをうかがいました。

どこから移住しましたか…福岡県
移住して何年ですか…1年1か月
移住前のお仕事…篠笛演奏家、観光業
移住後のお仕事…篠笛演奏家、観光業

片野

舟と篠笛。アーティストのUターン移住

2016年の大学進学をきっかけに徳島に縁が出来た田中凌星さん(27)。 没頭できる仕事や趣味に出会えたのは、徳島市へIターン移住したからこそでした。 9年目の春を前に、徳島市の街の魅力や暮らしを語ってもらいました！<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/S__243998737-1024x768.jpg" alt="">ーどうして徳島市の大学に進学したのでしょうか？ 建築士に憧れていたので、建築が学べる大学をいくつか受けた中、合格したのが徳島大学理工学部理工学科社会基盤デザインコースでした。 2016年、生まれ育った和歌山県を離れ、徳島市に移住しました。正直な所、第一志望ではなかったのと初めての一人暮らしですごく不安を抱えたスタートではありましたが、和歌山と徳島市は結構雰囲気が似ていて過ごしにくさは無く、意外とすんなりと馴染むことが出来ました。 距離も近いので、受験も帰省の際もフェリーで行き来しています。<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/S__41795603-1024x768.jpg" alt="">大学の長期インターンシップの発表中。そのまま大学院まで進み、2022年春に建設コンサルタント会社に就職しました。 地元で就職する事も検討したんですが、あまり希望の会社が無く、あっても南の端などで遠かったんです。逆に徳島市の会社の方が近く、帰省も楽なのでこちらで働くことに決めました。徳島の大学を卒業したので徳島の会社への就職活動はスムーズに行きました。<img class="image_resized" style="width:791px;" src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/S__41730056-1024x768.jpg" alt="">仕事ではドローンも操縦し飛ばしています。<h3>水都とくしま、注目すべきは「橋」</h3>ー職業は建築コンサルタントという事ですが、徳島市の街や環境で興味がある物はありますか？徳島市は和歌山と駅前などの街並み、発展具合が似ていると感じています。 また、建築物で注目するのは「橋」ですね。 大学の授業で徳島の道路や橋などの社会基盤・社会インフラについて学んだんですが、一番題材になるのが「阿波しらさぎ大橋」です。 徳島東環状線「阿波しらさぎ大橋」は、下にシオマネキなどが棲む干潟が広がっているんですが、そこに橋脚を設置せず、また極力鳥類の飛行の障害にもならない様に低くケーブルを張っており、自然環境への配慮をしている橋なんです。 仕事でも関わる事があるので、特別な思いがあります。&nbsp;自然風景に関しては、やはり橋が多い＝川が多いので、和歌山でいる時より川を見る事が増えましたし、ひょうたん島クルーズなど川を活かした設備も興味深いです。 また、高校時代にワンダーフォーゲル部だったこともあり、よく眉山に登っています。 徳島市を一望できる景色の良さがいいですね。 身近な山だからか、登っている最中も様々な人とすれ違って、挨拶を交わしたりして。そういうふれあいも好きですね。 ちなみに僕は20分で登ります！<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/S__244449284.jpg" alt=""><h3>思い切って表現活動にも挑戦中！</h3>ー今、打ち込んでいる事はありますか？徳島市に来たのが大学生になったタイミングだったので、自分で自由に使える時間・お金も増えました。そこで思い切って、表現活動に挑戦しました。一つが「ボイトレ」です。 実はカラオケに行くようになったのが大学生以降で。歌がもっと上手くなりたい！という思いが生まれ、在学中から週に一回ボイストレーニングに通っています。教室の先生や生徒と話したりするのも楽しみの一つです。 また、二つ目が「演劇」で、社会人になった年に劇団に入って演劇にも取り組んでいます。 大学の時に見たアニメで声優さんって凄い！声優さんみたいな事が出来るようになりたい！と思い、自分で台詞を喋ったり早口言葉を練習してみたりしていたんですが、1人じゃ続かなくて。やはりその道の人に習った方がいいと思い立ち、劇団の扉を叩きました。<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/S__243998753-1024x768.jpg" alt="">劇団の稽古場にて指導を受けています。<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/S__243998739-1024x768.jpg" alt="">先輩と真剣に演技中！ーアニメの街徳島ですが、その辺は知っていましたか？地元でいる時は知りませんでした。でもやっぱりアニメの街というのもあるのか、アニメが趣味という友達も多く出来て、そういう話で盛り上がれますね。 「マチ★アソビ」も参加しましたが、東京のコミックマーケットの様な規模で、コスプレイヤーさんや声優さんも参加していて「凄いな！」と興奮しました！ー徳島らしい表現といえばやっぱり阿波おどりですよね。最初徳島に来る前に持ってたイメージは「阿波おどり」だったんですが、見るより参加する方が好きでした。 在学中に阿波おどりの企業連の高張提灯を運搬するアルバイトをしたことがあるんですが、その時に一緒に踊らせてもらったのが楽しかったです（笑）ー今後の夢や目標を教えてください。和歌山に帰らないという決断をした最終の決め手が、仕事や趣味の環境でした。 なので、まずは徳島に来て始めた事を、もっともっと経験を積んでしっかり自信を持って出来るようになりたいですね。 ボイトレの方は5月に、演劇の方は夏に公演があるので、ステージに立てるよう頑張りたいです！<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/99DD713E-1A96-4C60-9A5C-283262CA102D-1024x683.jpg" alt="">2023年12月のイベントで上演した演劇では主役を演じました！<h3>「住めば都」な徳島</h3>ーこれから移住を考えている人へのメッセージをお願いします。徳島市で暮らして次の春で9年目になりますが、大学在学中は和歌山に帰省する事を「帰る」と言っていたのが、いつの間にか実家から徳島市への道のりを「帰る」と言うようになりました。その位、もう一つのふるさとという意識が出てきました。徳島は「住めば都」な所。自分が移住した最初のきっかけこそ少しネガティブでしたが、気付けば住み続けたいと思える場所なので、是非徳島にお越しください！<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/03/S__41795605-768x1024.jpg" alt="">大学院の研究の一環で、那賀町に出向き阿波晩茶作りの手伝いも体験！&nbsp;ーーー編集後記ーーー 徳島市に来て9年で様々な世界に飛び込んでいる田中さん、すっかりこの場所に溶け込んでいるのが伝わりました。 これからも仕事や趣味で、めいいっぱいやりたい事を実現してくださいね！(清水)

徳島市

2016年の大学進学をきっかけに徳島に縁が出来た田中凌星さん(27)。
没頭できる仕事や趣味に出会えたのは、徳島市へIターン移住したからこそでした。
9年目の春を前に、徳島市の街の魅力や暮らしを語ってもらいました！

徳島県

田中凌星

[徳島市]先輩移住者の声008　田中凌星さん

2021年4月から徳島に移住してきた村瀬志津さん49歳。 東京・吉祥寺でパン屋を11年営んでいましたが、今は新天地・徳島で『人生リスタート』の真っ最中です。 東京から徳島へと大きく人生の舵を切った村瀬さんの徳島での暮らしや、その中で大事にしていることを伺いました。&nbsp;<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-34-1024x683.jpg" alt="">&nbsp;<h3>自分のお店を持つという夢を叶えた30代</h3>ー村瀬さんのご出身はどちらなんでしょうか？神奈川県の茅ヶ崎市で生まれ、海老名市で育ち、25歳頃に結婚がきっかけで東京に移住しました。 元々音楽が好きなので、その前からもサブカルの街・杉並区や下北沢を『私の庭』というくらい出歩いていました（笑）20代は「自分のお店を持ちたい！」という漠然とした夢を持っていました。当時バイトしていたのも個人のオーナーが経営するカフェ。ケーキがとても美味しかったんです。そこで人生の方向性が固まっていきました。その後いろいろ別の職業を経験するんですが、2010年、30代半ばで「fig」という屋号のパン屋を吉祥寺に開店することが出来ました。 吉祥寺という場所柄と、真裏に小学校がある事もあり、結構お客さんも来てくれていました。&nbsp;<img class="image_resized" style="width:686px;" src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-46-edited-1-scaled.jpg" alt="">吉祥寺に構えたパン屋「fig」にて&nbsp;ーそんな夢を叶えたパン屋さんですが、一旦区切りとして、移住したんですよね？はい、夫は次男なので結婚した時は地元に戻るとは思わず、自分でもまさかと思ったんですが（笑） 11年経営したパン屋を閉店して、2021年に夫の故郷・徳島県の、新しい職場のある徳島市に移住しました。コロナ禍によって夫が仕事に疲れたので地元の方で転職したい、というのが大きなきっかけになったんですが、他にもあります。 実は、お世話になっていたカフェのオーナーさんがお店を閉店した半年後位に病気で亡くなっちゃったんです。夫は全くパン屋に関わってなかったので、ふと「自分が倒れたらお店はどうなるんだろう」っていう思いが頭によぎったんです。皆に迷惑をかけるのだけは嫌だなと。 また、1人でやるのにも限界があって、自分が思い描いていたことが出来なくなってきていたのもあります。 色々重なったことがちょうどいいタイミングかな、と思って、店を閉めることにしました。&nbsp;<h3>人生を振り返って後悔しないよう、好きな事をやっていきたい</h3>ー移住して今は・・・パン屋さんはされていないんですね？パン屋の時は自分の余裕が無くて、正直大変でした。ちょうど誰も知り合いもいないまっさらな今、「自分の人生を振り返った時に後悔することっていっぱいあるから、それをちゃんとやっていこう」と思いました。 モノ作りは凄い好きなので、作家さんレベルまではいかなくても、”楽しい”を皆に共有出来たらいいなと思って、いろいろと好きなことに取り組んでいます。中でも今はシルクスクリーンを中心に作品を作っています。 きっかけは、2023年に参加した神山塾（神山町で展開している求職者支援訓練）でチームTシャツを作ったことでした。皆すごく楽しそうにやってくれたのが嬉しくて、「じゃあこれをやる人になろう！」と思い立ちました。&nbsp;<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-22-1024x683.jpg" alt="">シルクスクリーンでプリントされた作品たち<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-20-1024x683.jpg" alt="">準備する時間もとても楽しそうな村瀬さん&nbsp;<h3>人と接する時の壁が取れ、友達が増えた</h3>ー大都会・東京から徳島に移住した時の印象はどうでしたか？全然田舎だとは思いませんでした。「小さい頃（海老名）と同じ景色がある！」でしたね。 移住当初は自動車に乗っていなかったので、ひたすら散歩してたら素敵なレトロな建物がいっぱいあって、これって徳島の売りになるのにな、とか思ったりしてました。 コロナ禍が明けて神山町や上勝町、佐那河内村に行ったりするうちに、次第に知りあいが増えていったんですが、徳島でまだ嫌な人に会ってないんですよ！ 最初は「阿波弁喋ってないと皆引くかな」とか思ってましたが、やっぱりお接待文化が染みついているというか、凄くして下さることが温かいなと感じます。&nbsp;<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-49-768x1024.jpg" alt="">上勝町で藍染めの体験<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-50-768x1024.jpg" alt="">綺麗な藍に染まり大満足！&nbsp;ー徳島市で暮らして春で丸3年、何か自身の中で変化は感じますか？友達も今の方が多いんじゃないかってくらい、知りあいが出来ています。 元々あんまり人と接するのが得意じゃなくて、コミュニティに属したりもしなかったんですが、こっちに来てその壁が取れて、色んな所に行って色んな人に会ってみたいと思うようになりました。 お酒も全然飲めなくて飲み会も絶対行きたくなかったけど、こっちに来て行って「あれ、楽しい！」ってなって。人が居心地よくしてくれるんだなって実感しています。去年からすごく楽しいんです、私（笑）&nbsp;<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-47-771x1024.jpg" alt="">神山町「みんなの畑」で収穫体験<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-48-768x1024.jpg" alt="">神山塾のイベントに向けてのカカシ作り&nbsp;ーそんなコミュニティの一つが、お話を伺っているここ「PARKET」、移住者交流会でもお世話になった場所で、村瀬さんもここの本棚オーナーさんなんですよね？はい、定期的に図書係も務めながらシルクスクリーンのワークショップもしています。 毎月本棚の内容を変えていて、1月は「芸能と民芸」をテーマにしていました。2月は『きょうの猫村さん』でお馴染みの「みんなの知らないほしよりこ」をテーマにしています。&nbsp;<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-26-1024x683.jpg" alt="">PARKETの本棚<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-30-1024x683.jpg" alt="">村瀬さんの個性の詰まった本棚&nbsp;<h3>目標は『un peu』無理せず少しずつ</h3>ー今後の目標を聞かせてください。封印しようと思っていたパン作りやお菓子作りですが、神山塾で「今までの事は誇っていいことだから、もっと自信持っていいんじゃないか」と言ってもらえたんです。屋号の『un peu(アンプ)』は、フランス語で”少し”っていう意味なんですが、その通り、無理しないように少しずつ少しずつ色んなことをやっていきたいです。吉祥寺はオシャレな街なので、その分、住んでる皆さんの意識が強くて、それに疲れたのかな。だから移住してきて本当に良かったし、呼ばれてたんだなと思います。&nbsp;ーこれから移住してくる方へのメッセージをお願いします。全然怖がることなく来て欲しいなと思います、皆さんすごく温かく迎えてくださいます！&nbsp;ーーー編集後記ーーーインタビュー後に私もシルクスクリーン体験をさせていただきましたが、とっても楽しかったです！村瀬さん手書きのフクロウのイラストは、ほんわかとした村瀬さんの人柄そのもののよう。これからも『un peu』で徳島暮らしを楽しまれる姿を応援しています♪(清水)<img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-15-1024x683.jpg" alt=""><img src="https://iju-tokushimashi.jp/wordpress/wp-content/uploads/2024/02/shizusan-02-1024x683.jpg" alt="">&nbsp;

2021年4月から徳島に移住してきた村瀬志津さん49歳。
東京・吉祥寺でパン屋を11年営んでいましたが、今は新天地・徳島で『人生リスタート』の真っ最中です。
東京から徳島へと大きく人生の舵を切った村瀬さんの徳島での暮らしや、その中で大事にしていることを伺いました。



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