<h2>プロフィール</h2><p><strong>アイプロダクツ株式会社（ワイナリー名：WINERY JUN）</strong><br>所在地：福島県喜多方市<br>業種：果実酒製造業<br>商品：シードル・ワイン<br>会社URL：<a href="https://iproducts.thebase.in/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://iproducts.thebase.in/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>弊社は2015年に設立されました。2011年の東日本大震災と原発事故により、会津地域の観光業と農産物は深刻な風評被害を受けました。</p><p>しかし、この逆境に立ち向かい、地域をより安全で持続可能な循環型社会に変えていきたいという強い思いから、再生可能エネルギー、農業、観光を組み合わせた新しい商品やサービスの開発に取り組み、地域活性化を目指しています。</p><p>耕作放棄地を有効活用し、自社でぶどう畑を開設。2020年には念願の醸造免許を取得し、元ラーメン工場を改装してワイナリーを設置しました。現在では、美味しいシードルとワインを会津から皆さまへお届けしています！</p><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>実は喜多方は、ラーメンだけでなく、りんごの産地としても知られています。しかし、形が不ぞろいだったり、傷がついていたりして市場に出回らないりんごも少なくありません。そんな地元喜多方市産のりんごをふんだんに使用して作られた「喜多方シードル」は、WINERY JUNの人気No.1商品です！</p><p>まるで「りんごのシャンパン」を思わせるような辛口で繊細な味わいは、もともとのりんごの美味しさが際立っているからこそ実現できるものです。</p><p>「喜多方シードル」は、どんなシーンでも楽しんでいただける、ワイナリー自慢の一品です！</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/13/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/wUqMqViWaBO_gTk7K-Ysf.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p>ワイン造りにおいて最も大切なのは、何よりも「ぶどう」です。私たちは、一年を通して、暑い日も寒い日も、まるで自分の子どものように大切にぶどうを育てています。</p><p>そのぶどうを収穫し、醸造してワインへと生まれ変わらせる瞬間の感動は、言葉では言い尽くせません。そして、そのワインを口にしたお客様から「え？喜多方でワインが作れるの？」「美味しい！」という驚きと笑顔をいただいたとき、すべての苦労が報われたような幸福感に包まれます。</p><p>「ああ、やってよかった。飲んでくださってありがとう。また一年頑張ろう！」と、心からそう思える瞬間です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/13/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/vaOHYjId53sqOpCGOW_oa.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>ワイナリーと聞くと、多くの方は華やかでキラキラしたイメージを持たれるかもしれません。しかし実際は、根気、粘り強さ、繊細さ、そして何よりタフさが求められる仕事です。</p><p>畑作業は天気や動物との闘いですし、ぶどうを収穫した後は、休む間もなく仕込みの日々が待っています。そして、完成したワインを販売するための努力も欠かせません。</p><p>日本ワインの市場においては、まだまだ厳しい状況が続いており、無名のワイナリーに注目を集めることは至難の業です。喜びが大きい一方で、身体も頭脳もフルに使う仕事であることを日々実感しています。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>WINERY JUNのコンセプトは、ぶどう畑やワインを通じて、地元の方々だけでなく地域外の皆様にも開かれた交流の場を提供することです。まさに、福島の今を五感で体験できる「参加型」のワイナリーを目指しています。</p><p>見学はいつでも大歓迎です！小さなワイナリーながら、「マイワイン」造りを楽しむ会員制度もご用意しており、現在では関東圏からも多くの方々にご参加いただいております。</p><p>さらに、ワイン事業にとどまらず、地元の方々と協力し、地場の素材を活用した新商品の開発にも取り組んでいます。今後の展開をどうぞお楽しみに！</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/13/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/indvqu25W6AUaV8XBYUzk.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>「移住者が多いと感じる喜多方」。その理由は、この美しい景色、ゆったりと流れる時間、そして何よりも「ひと」にあるのだとよく耳にします。</p><p>皆さんは「会津の三泣き」をご存じでしょうか？ これは、会津の温かさと人情の深さを表す言葉であり、喜多方の大きな魅力の一つです。地域を盛り上げたいという強い思いと、喜多方を愛する住民の深い愛情を感じずにはいられません。</p><p>さらに、新しいことに対して「楽しそう！やってみっぺ！」と、フットワーク軽くポジティブに取り組む方々が多いのも、この地域の特徴です。きっと、そんな「ひと」たちから生まれる温かい雰囲気が、このまちの大きな魅力を作り出しているのだと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/13/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/53AVmELjqhzxqZXL4VU2V.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>会津の三泣きとは・・・</p><p>（一）初めて会津に来た人は、よそ者に対する会津人の厳しさに泣き<br>（二）やがて会津での生活に慣れてくると、温かな心と人情に触れて泣く<br>（三）そして最後、会津を去るときには、離れることの辛さに三度目の涙を流す。</p><p>（一）はちょっと悲しいけれど、田舎ほど少しはあることでしょう。でも踏み込んでみなければその温かさに触れることもできません。</p><p>そして、「人生やったもん勝ち＆楽しんだもん勝ち」です。まずは是非お気軽にワイナリーへ遊びにいらしてください。喜多方でお待ちしております！</p>

ワープシティ公式

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第122回目にご協力いただいた企業は、福島県喜多方市のアイプロダクツ株式会社（ワイナリー名：WINERY JUN）です。

喜多方市

喜多方市のお仕事一覧：1件

#122 逆境を力に変える！喜多方市で築く循環型社会とワイナリーの挑戦