<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>東京で働いている中で農業への憧れが強くなり、群馬県のお米農家さんを訪ねて見学したり農業法人への就職を検討していた折に、地域おこし協力隊を活用した就農について知りました。</p><p>農業に関する知識や技術、また資金も十分でなかった私にとって3年間お給料を貰いながら新規就農の準備ができるというのはとても魅力的な制度であると思いました。役場の方々のサポートを受けやすいということで、身一つで知らない土地へ移住する不安も少なくなりました。</p><h2>北海道岩内町を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>岩内町の地域おこし協力隊に応募した理由は、まず北海道という土地に強く惹かれたためです。北海道へは大学生時代に二度訪れたことがありましたが、本州とは異なる動植物や気候、またそれに伴う独自の歴史文化に感銘を受けました。</p><p>そして岩内町地域おこし協力隊の募集を見つけ、岩内町のことを調べるにつれ、海があり、山があり、人の歴史がある土地で農業をしてみたいと思うようになりました。</p><p>また、北海道と聞いて連想するような広大な土地での大規模農業よりも、自然との距離が近い山間部での農業に憧れていたので岩内町を選びました。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>私は農業支援員として岩内町の一次産業に関わる仕事をしています。具体的には研修用の畑でのホワイトアスパラガス栽培を中心に、町内のお米農家の元で稲作を学んでいます。</p><p>農作業のない冬季には町内の酪農家で搾乳などの作業をしたり、猟友会に入って駆除目的の団体猟に参加したりもしています。<br>また、一次産業からは離れますが、冬季の山岳に少し覚えがあるという特技を活かして地元スキー場でのガイドの補佐もしています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/47d46916-.jpg" alt="トマト剪定作業中の木村秀彬さん"></p><h2>地域おこし協力隊のやりがいはなんですか？</h2><p>東京生まれ東京育ちで農業に関しても素人の私にとって、一からの畑作業や農機具の操縦などはどれもとても新鮮で、仕事を覚えたり田植えや収穫といった作業を終えた時にやりがいを感じています。酪農や狩猟も同様です。</p><p>これまで関わらせていただいた地元農家さんや猟師さんは親切に仕事を教えてくれます。打ち上げに誘っていただいた時などは農家さん同士の関係性などが見えたり、自然と近い仕事をしている方々のお話を聞くことが大変楽しいです。</p><p>そういった環境で暮らせることにやりがいを感じています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/99642e60-.jpg" alt="地域おこし協力隊の木村秀彬さん"></p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>特段想定外だったことはありませんでした。というのも農業に関しては素人で、岩内町にも事前に訪れたことがなかったので、協力隊や農業研修とはこうゆうものであるという先入観はありませんでした。</p><p>仕事内容に関しても具体的に就農までを細かく想定していたわけでは無く、どんな環境でも一からやってやろうという気持ちでした。もちろん初めて経験することばかりで戸惑うことはありますが、最終的な理想はありますので、そこに向けた活動を頑張ります。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>卒業後の目標ですが、まず第一に農家として独立することが目標です。<br>そして、いつか一人前の農家になった暁には農家民泊を営みたいと考えています。</p><p>農家民泊では、農業体験や、狩猟体験、焚き火調理などを提供して、岩内で取れたお米や野菜、ジビエを振る舞いたいと考えています。<br>これは、東京で暮らしていた時にこんなところがあったらいいなという自分の想いが元ですので、都市部に暮らす田舎の無い人や、北海道の自然に触れ合いたい人に来て欲しいと考えています。</p><h2>岩内町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>仕事がら農家さんや猟師さんと触れ合う事が多いのですが、港町特有の強い口調はありつつも、みなさんから本当に親切にしていただいています。就任直後から農機具の操作を教えてくれたり、トラクターを無償で貸していただいたりなど、素人の私はお世話になりっぱなしです。</p><p>また行きつけの温泉はいつ遊びに行ってもご飯を出してくれたりと、月並みですがまるで実家のような安心感でついつい長居してしまいます。私個人的には排他的な雰囲気は全く感じず、むしろ東京から来た私を気に掛けてくれている印象があり、すぐに馴染む事ができたと思っています。</p><h2>岩内町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>東京から来た私にとっての岩内町は、大変なこともあるけど楽しみもたくさんあるという印象です。町がコンパクトに纏まっていて住みやすく、山や川や海などの自然がすぐ近くにあるので、例えば狩猟であれば猟区の山まで車で10分で行けたり、温泉まで5分で行けたりというのは東京の都心では考えられないことです。</p><p>ニセコ連峰西山系である岩内岳や雷電山を有し、アウトドアが好きな人にとっては最高の環境だと思います。<br>また、岩内町郷土館もとても楽しい場所です。</p><p>厳しくも奥深い自然と豊かな歴史文化が共存する町であると思います。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/52576715-.jpg" alt="岩内岳と木村秀彬さん"></p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>私が農業を志して東京を出ようと思った理由は、自然が好きであるということと、東京での暮らしに少々嫌気が差したということが大きいです。同じように都心部での暮らしに漠然とした不満や疑問を抱いている人は少なくないと思います。</p><p>決して移住がそれらを解決する訳ではありませんが、実際に住んでみないと分からないことがあるのは本当だと思います。少なくとも今のところ、私は後悔はしていません。</p><p>移住を検討するにあたってそれぞれに様々な理由や想いがあると思いますが、ぜひ一度実践してみることをお勧めします。</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener">https://warp.city/features/2</a></p><p>&nbsp;</p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやりがいなどについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第37回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、北海道岩内町の木村秀彬さんです。

岩内町

北海道

北海道岩内町の地域おこし協力隊、趣味・特技：登山

木村　 秀彬

#37 東京生まれ東京育ち、北海道岩内町の協力隊となりゼロから農業に挑戦！

<h2>岩内町の魅力は？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">齋藤さん（以下、齋藤）</span>：</b>美しい山と海に囲まれ、その自然の恵みをいただくことができること。そして何より、岩内町の方々がみな魅力的であることです。</p>
<p>岩内にくる前、わたしは、東京で満員電車に揺られながら通勤しておりました。それでも、荒川を超えるときには少し自然を感じることができ、リラックスしておりました。</p>
<p>それが今では、朝起きて窓を開ければ南に岩内岳が見え、事務所に向かう途中に積丹ブルーの海が見えてくるという最高の環境で通勤させていただいております。</p>
<p>そして岩内は、そんな自然豊かな環境なので、何を食べても美味しいです。魚介類は勿論、岩内のスイカは、ただ甘いだけではなく、今までに食べたことのない旨さでした。</p>
<p>何より岩内の人は、これまで暮らしてきたところの人のように、当たり障りのない話で済ます人は少なく、自分の思いをストレートに伝えてくれる方が多く、話していてとても楽しいと感じております。</p>
<p>それぞれの方の思いを実現していくため、その時その時にかかわってくる法律をお伝えし、法律によって岩内の方々の「自分らしさ」の実現をお手伝いしていければと考えております。</p>
<h2>住んでみて大変なことはありますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">齋藤</span>：</b>今のところ特に大変なことはないですが、冬になると景色は一変するとうかがっております。私も東北の出身ではありますが、道路脇に何メートルもの雪の壁ができるという経験はありませんので、少しドキドキワクワクしながら心の準備をしております。</p>
<h3>岩内町のお気に入りスポットは？</h3>
<p><b><span style="color: #fe5782;">齋藤</span>：</b>周りにゆっくりできる温泉が無数にあるところです。また、わたしはバイクに乗っておりますが、バイクや車好きな人にはたまらない、走りごたえのある道も無数にあるところが気に入っております。</p>
<h3>岩内町の印象は？</h3>
<p><span style="color: #fe5782;"><b>齋藤</b></span><b>：</b>自分の思いに正直に生きている方が多い町という印象です。それぞれの人が自分らしく生きられる社会が私の理想なので、その理想にとても近いと思います。わたしはこの町の雰囲気がとても好きです。自然豊かで食べ物も美味しく、非の打ち所がない生きやすい町です。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-3175 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2021/10/04b97308-img_2108-1.jpg" alt="岩内町で弁護士として勤務する笑顔の齋藤慎也さん" width="1512" height="2016" /></p>

宮城県出身で弁護士の齋藤慎也さんは、「法律を通して岩内の方々の自分らしさの実現をお手伝いしたい」という想いで、東京から岩内町に移住してきました。北海道の小樽を除く後志は、面積が約4063平方キロメートルで、東京都（2194平方キロメートル）の約2倍近いのに、弁護士の人数は齋藤さんを入れても2人だけと、極わずかだといいます。（東京都には約1万7000人の弁護士がいるのだとか。）「弁護士の少ない後志で、後志の方々に法律を身近なものとするため、東京の弁護士会の推薦と支援を受けて、移住してきました」そう語る齋藤さんに、岩内町の魅力や印象、暮らしについてお話を伺いました。

出身地：宮城県、前住所：東京都、現住所：北海道岩内町、職業：弁護士


齋藤　 慎也

東京から来た弁護士が見る、岩内町の景色と人々

北海道地方

岩内町は、北海道の西海岸にある積丹半島の付け根に位置し、日本海と南はニセコ連峰を望む、四季折々の豊かな自然に恵まれた町です。古くはニシン漁による港町として栄え、北海道有数の歴史ある町の一つでもあります。

岩内町（いわないちょう）は、北海道後志総合振興局管内にある町。岩内郡に属す。

東京圏から転入し対象法人への就職で最大100万円を補助。※転入元要件・就業要件等あり

中古住宅取得補助事業（住宅取得に要した費用の20％(上限30万円)、転入者は20万円加算、子育て世帯は中学生以下のお子さん１人につき10万円加算(上限30万円)）

住宅リフォーム工事に対する補助（対象工事に要した費用の20％で上限20万円）

0歳から小学校卒業まで医療費の自己負担１割（所得制限等あり）

ひとり親世帯や生活困窮世帯に対して保育料を補助

学業、性行ともに優秀で健康であることなどの条件を満たしている場合。大学生・月額20,000円、高校生等・月額10,000円

オンライン移住相談、オンライン移住体験ツアー（移住定住コーディネーターがオンラインで移住相談や町内を巡るツアーを実施。実際に町民と接する機会を創出する）

庁舎住所	〒045-8555 北海道岩内町字高台134番地1 岩内町役場庁舎
人口	11,983人 (2021年)
出生数	58人 (2020年)
学校数	幼稚園: 2 (2020年) 小学校: 2 (2020年) 中学校: 2 (2020年) 高校: 1 (2020年)
医療施設数	病院: 1 (2018年) 一般診療所: 10 (2018年)

岩内町

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