<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>前職ではテレビディレクターとして、さまざまな映像作品を手掛けてきましたが、一番やりがいを感じたのは、地域や人々に密着した映像作品でした。しかし、取材先が数日から数週間ごとに変わるサイクルだったため、もっと一つの地域に深く関わりたいという思いが強くなっていきました。</p><p>そんな中、地域おこし協力隊という制度には仕事柄触れる機会が多く、いつかチャレンジしてみたいと思っていました。そして、2023年にタイミングが重なり、地域おこし協力隊として活動を始めることになりました。</p><h2>熊本県八代市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>全国どこに行っても良かったのですが、兄弟や家族がいる九州内で探そうと思い、九州内の募集を探していたところ、八代市坂本町の募集を見つけました。八代市には、前職で手掛けた思い入れのある作品で訪れたことがあるため気になっていました。</p><p>何となく坂本町について調べてみると、雄大な山々やエメラルドグリーンの球磨川に魅了され、一気に坂本町のファンになってしまいました。応募期日が翌日だったことにも縁を感じ、急いで応募書類をそろえて速達で送ったのを今でもよく覚えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/lkoOFD-XXzUTdvqi48APa.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>坂本町の魅力を発掘し、それを町外に発信することが私の大まかなミッションです。そのため、仕事内容は多岐にわたります。地元のテレビ局やラジオ番組で坂本町の魅力を紹介したり、地域で採れる食材を使った商品の開発も行っています。また、老人会や地元の文化祭、行事などに参加して、地域の方々との交流を深めることも重要な仕事の一つです。</p><p>さらに、前職での経験と趣味を活かし、坂本町内の観光スポットを撮影して映像に残す取り組みも始めています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/tZMLUGrESkM0OAh_6O-JM.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/mKFS0e8_wUfxMhRUo5Tiu.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>地域おこし協力隊の活動では、自分の存在意義をはっきりと感じられるところが大きな魅力です。会社員をしていると、どうしても組織の中の一部としての役割にとどまりがちですが、地域おこし協力隊では、良くも悪くも一匹狼として活動します。</p><p>自分という人間そのもので勝負するため、地域の方々に認められた瞬間には、会社員時代には味わえなかったやりがいを強く感じます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/fPKE3NPKo3O_5AmvAbRRa.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>想像以上に地域の皆さんが温かく迎えてくださったことが、とても印象的でした。よそ者扱いされるのは仕方ないと覚悟していたのですが、その心配は全くいりませんでした。</p><p>皆さんが孫のようにかわいがってくださるので、おじいちゃんおばあちゃんがたくさんできたようで、とても嬉しいです。</p><p>もう一つ驚いたのは、皆さんの元気さです。坂本では、60代は青年、70代は現役、80代からが本番だという謎の名言があるくらいで、皆さん本当にお元気です。この方は〇歳くらいかな～と予想しても、実際には＋10歳くらい上のことが多々あります。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/PSZa659bPQd-tVo_11XH1.webp"></figure><h2>八代市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>想定外だったこととしてお話しましたが、坂本町では本当に多くの温かい方々が、よそ者扱いせずに迎え入れてくださることが印象的でした。特に「若い人がいないから来てくれて嬉しい」と、皆さんが口を揃えて言ってくださいます。</p><p>着任してから約1年が経つ頃には、いつの間にか地元のひょっとこ踊り会の一員になっていたり、地元住民が運営する飲食店の後継者候補に挙げられていたりと、地域団体のさまざまな一員や後継者として考えてくださっているようです。幸せな悩みではありますが、体が足りないな…と思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/F9-rCa68kUhsyw9FPjNMo.webp"></figure><h2>八代市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>坂本町の一番の魅力は、何といっても自然豊かな環境です。日本三大急流の球磨川をはじめ、山々の景色や田園風景など、集落ごとに異なる風景が広がっており、自然が好きな方ならきっとお気に入りの集落が見つかるはずです。</p><p>そして、坂本町の名物「ぼたもち」も外せません。坂本町のぼたもちは、一般的に「おはぎ」と呼ばれるものとは異なり、もち米とサツマイモを練りこんだ生地にあんこを包み、きな粉をまぶしたスイーツです。初めて食べたとき、その美味しさに衝撃を受けました。</p><p>さらに、高速道路のインターチェンジや新幹線駅があり、交通の便も良いことや、八代海で釣りを楽しめることなど、坂本町には魅力がたくさん詰まっています！</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/0eP8NCigtjzBiynU0mS3a.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/02/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/6p2C5j4rGzPM51LAQtjI6.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>移住は自分の人生の中でもとても大きな決断だと思います。だからこそ、移住することで出会える人やモノ・体験は、間違いなく自分の成長に繋がりますし、人生の中で忘れられない出来事になると感じています。</p><p>そして個人的には移住に失敗はないと思っています。移住先が終の棲家になる人もいれば、また新たな場所へ冒険する人、はたまた地元に戻る人もいると思いますが、移住先での思い出はずっと残るので一生の語り草になると思いますよ。</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第126回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、熊本県八代市の岡部ひら芙さんです。

八代市

熊本県

熊本県八代市の地域おこし協力隊、趣味・特技：カラオケ・映像制作・旅行

岡部　ひら芙

#126 テレビディレクターから地域おこし協力隊へ！八代市坂本町で挑む新たな使命

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>私は、大学時代から地域おこし協力隊に親しみがある環境で生活していました。大学では地域おこし協力隊について学ぶ機会が多く、学校近くの山にも協力隊の方がいたり、大学の先生が協力隊のOBだったりと、どこに行っても協力隊との縁がありました。</p><p>そんな中、就職活動をしていた時に、他大学の先生から坂本町の話を伺ったことがきっかけで、地域おこし協力隊に興味を持ちました。</p><p>また、私の大学生活はコロナ禍の影響を受け、地域おこしについては主にオンラインや机上での学びが中心でした。実際に協力隊になれば、これまで学んだことを実践しながらさらに深められるのではないかと思い、応募を決意しました。</p><h2>熊本県八代市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>地域おこし協力隊に応募したきっかけは、他大学の先生が坂本町で災害からの山村振興を研究されていたことが大きかったです。幼少期を八代で過ごした縁や、人吉の球磨川で遊んだ楽しい思い出があることから、八代市を選びました。</p><p>また、熊本県北や天草諸島には地域おこし協力隊が多く活動していることを知り、どうせ行くなら協力隊が少ない場所に行きたいと思っていました。県南エリアは協力隊が少なく、また坂本町は最初の協力隊募集でしたので、ここで頑張ろうと思いました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/7bEU3duB2d8fCnimlG7-9.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>私が担当しているミッションは、「八代市坂本町の産業・観光の開発（農林水産加工物の商品開発、豊富な水資源を生かした起業の発掘など）と、地域の情報発信などの地域協力活動」です。</p><p>具体的には、イベントに出店するための商品開発や、地元の鮎料理屋での研修に取り組んでいます。また、猟友会に加入し、狩猟も行っています。これにより、ジビエを使った商品開発が可能になり、地域について詳しくなることができました。</p><p>さらに、地域の情報発信として、SNSを活用した情報発信やイベントの動画撮影・編集も行っています。この経験を活かし、個人的に地域団体のホームページ運営も始めています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/zHJisg41deHsDpbH41rDN.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>坂本町は2020年の7月豪雨で被災し、多くの方が町外へ移住されました。私が活動を通じて情報を発信すると、住みたくても住めなかった方や、そのご親族からご連絡をいただくことがあります。</p><p>中には、単身でお住まいの方が思い出話を止まらず語ってくださったり、地元が少しずつ復旧していくことを喜んでくださる方もいます。そうしたお話を町内の方々に伝えると、また喜んでいただけます。</p><p>坂本町を離れても、坂本町を大切に思ってくださる方々がいることに気づけたことは、とても嬉しいことです。さらに、お話を聞きながら美味しい料理のレシピを教えていただけたりすると、やりがいを感じます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/bBi9o7ivuEYVwe4vSx4iP.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>日本三大急流の一つである球磨川が南北に流れているため、夏はもう少し涼しいかと思っていました。しかし、実際にはそうでもありません。ただ、八代平野部と比べると涼しく、支流沿いの日陰に入るととても涼しさを感じられます。</p><p>熊本市の盆地や建物が多い福岡市を経てきたので、少し期待しすぎたかもしれませんね。</p><h2>八代市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>地域に来てまず感じたのは、おじいちゃんおばあちゃんが本当に多いなということでした。熊本県内でも坂本町は少子高齢化が一番進んでいると聞いていましたが（国勢調査より）、それを実感しています。</p><p>活動を通じて、電話帳に登録されるおじいちゃんおばあちゃんの連絡先がどんどん増えていきます。ここでは、60歳でも「若者」とされるほどです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/BXw_eVTaMw5NyTNN6q2iW.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/I57h2zEa8ABWhGc2PNF5Z.webp"></figure><h2>八代市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>坂本町の魅力はこれまでにたくさん書いたので、坂本町が属する八代市の魅力も書いておきます。</p><p>八代市は海、山、川、そして平地が揃っているため、さまざまな美味しいものを楽しめます。海釣りに連れて行ってもらった際には、80cmの鯛が釣れました。地元で手に入る魚介類は新鮮で、海苔や牡蠣も絶品です。</p><p>また、新幹線の駅や高速道路のインターチェンジ、空港直通のバスがあるなど、交通の便が良いのも大きな魅力です。友達や家族にすぐに会いに行ける環境が、新卒で貯金がなくても一人で移住する勇気をくれました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/01/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/BRUbgcahKtPX-y19i1N8g.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>移住には、引っ越しや場所選び、仕事探しに家探しと、さまざまな大変さがありますが、実際に住んでみればなんとかなります。地域の方々がごはんを分けてくれるので、飢える心配もありません。</p><p>地域おこし協力隊であれば、仕事探しや家探しも解決するので、とてもおすすめです。特におすすめなのが八代市坂本町。ぜひ一度調べてみて、実際に訪れてみませんか？</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/08/14/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/iiBbUSSH1STFNFFIQLQaY.webp"></figure><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その地域への定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第125回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、熊本県八代市の松田萌花さんです。

熊本県八代市の地域おこし協力隊、趣味・特技：なんでも美味しいと感じられること



松田　萌花

#125 SNS発信から狩猟まで！八代市坂本町で拓く産業と観光の未来

九州地方

八代市は、古くから交通の要衡として発展しており、現在も、南九州の交流拠点都市として、九州新幹線、九州縦貫自動車道、南九州西回り自動車道、重要港湾八代港が整備されています。また、平家落人伝説が語り継がれる秘境：五家荘、600年の歴史がある日奈久温泉、平成21年2月に国名勝に指定された「不知火及び水島」など歴史と自然が豊かな地域であり、全国有数の農業地域、県下有数の工業都市としても知られています。

八代市移住支援金制度上限額(２人以上の家族１００万/単身者の場合６０万）

空き家所有者の方から申込みを受け登録した空き家情報を、市のホームページ（移住定住サイト）等を通じてUJIターン希望者などに広く紹介。
また、空き家の利用者登録をされた方は、ご希望の空き家物件について市から空き家所有者、宅地建物取引業者（仲介業者）に連絡しご案内。
登録期間は2年間（更新可）、登録料は無料です。
なお、利用者登録をされた方との間で賃貸や売買が成約した場合には、「不要物の撤去」やリフォーム等の「改修工事」及び市外から市内への「引越し」について「八代市空き家バンク活用促進事業補助金」のご利用が可能です。

八代産材を使用した、建築主自らが居住する木造住宅の新築、改築、増築又はリフォーム（以下「新築等」）を行う場合に、その経費の一部を助成

0歳から18歳（高校3年生）までの医療費の自己負担額を全額助成

世帯から２人以上の児童が同時に保育所等に入所している場合に保育料を軽減。2人目半額・3人目以降無料

奨学金に関する支援制度
高校、大学等に進学する人のうち、経済的理由により就学が困難な場合に奨学資金を貸付。
【高校】（国公立）20,000円以内／月 　（私立）30,000円以内／月 。
【大学等】（国公立）45,000円以内／月 （私立）50,000円以内／月。

庁舎住所	〒866-8601 熊本県八代市松江城町1-25 八代市役所
人口	125,470人 (2021年)
出生数	814人 (2020年)
学校数	幼稚園: 9 (2020年) 小学校: 24 (2020年) 中学校: 16 (2020年) 高校: 8 (2020年)
医療施設数	病院: 11 (2018年) 一般診療所: 119 (2018年)

八代市

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