移住者プロフィール
菅原 康平さん
北海道江別市の地域おこし協力隊、趣味・特技:ランニング
目次
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地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
私は北海道教育大学岩見沢校で芸術・スポーツ文化学科に在籍しておりました。地域の活性化や文化振興について学ぶ中で興味を持ち、私が幼少から取り組んできたスポーツで地域おこしに本格的に取り組みたいと思い応募しました。
私のテーマは「スポーツ×〇〇」です。地域資源と組み合わせながら、街の健康増進やシティプロモートに寄与したいと考えています。スポーツにより多くの人が関われるよう裾野を広げ、地域コミュニティの希薄化や体力低下などの問題解決に取り組んでいきたいです。
北海道江別市を選んだ理由について教えて下さい。
私が取り組みたいと思っている「スポーツ×〇〇」というテーマを推し進めるには、ある程度の都会で活動する必要がありました。江別市は人口約12万人、札幌の隣町で非常にアクセスが良いにもかかわらず自然が多い、情報量も多く条件にピッタリだと考えました。
理由としては、個人で活動の幅を広げるには限界があり、企業や事業者と協働していくことが大切だと考えていたからです。
事実、取り組んでいる活動に対して「面白いね」と好感触を示してくださる方や、協力してくださる方も少しずつ増えており、手ごたえを感じています。都会かつ北海道の強みを生かして活動できることが、江別市を選んだ理由です。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
私は現在シティプロモート・定住推進の仕事をしております。
シティプロモートの業務としてはSNS等で情報発信、江別市をPRする冊子などの制作、各種イベントへの出展や市民活動のサポート、協力隊主催のコミュニティイベント開催などが主な業務です。学生と連携して活動もしています。
また、定住関係ではオンライン相談やオーダーメイドツアー、移住定住ポータルサイトの運用などを行っています。これらの活動に加えて、スポーツ×〇〇の活動に取り組んでおり、これを活かして地域資源のPRにつなげられるように日々邁進しております。
卒業後も江別市を活動拠点にしたいと考えていますので、その準備も進めていきたいです。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
やり甲斐は主に2つあります。
- 1つ目は新しいことに挑戦できること。
自分が取り組んできた分野はもちろん、それ以外の様々な分野での活動にも挑戦することができます。これまでデザインやSNS関係、HPの制作などは触れてこなかったのですが、活動を通して一人でもある程度のものは作れるようになりました。新しい知見やスキルを得られる貴重な機会になっています。 - 2つ目は自分の裁量で活動が進められること。
特に協力隊主導でのイベントや制作物は各々の裁量で進めることができます。特にスポーツや運動に関わる分野ではこれまで培ってきたスキルや経験を余すことなく発揮できるので、非常にやり甲斐があります。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
想定外だったことは自由に使える時間が多かったことです。
これは各自治体のミッションによって左右されると思いますが、江別市はフリーミッション型に近く「やりたい」と思ったことに挑戦する機会がしっかりとあります。
裏を返せば、まったりしているとあっという間に活動期間である3年が経過してしまうので、自分から動かなければ何も得られずに卒業を迎えてしまうなと少し危機感を覚えました。
地域おこし協力隊という看板は想像していたよりも強力で、地元紙なども活動を積極的に取り上げてくれます。ただの一個人や企業よりも圧倒的に信頼度が高いので、思い切って活動していくことが大切だと感じました。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
卒業後は江別に軸足を置きながら、札幌や近隣地域でスポーツに関わる事業で活動していく予定です。
下記のような、広くスポーツとその他を組み合わせた活動を進めていきます。
- 子供向けの運動イベント
- 親子で参加できる食とのコラボイベント
- 観光と組み合わせたランニングのイベント
- ゴミ拾いとジョギングを組み合わせたSDGsフィットネスのプロギング
また、市と地域の住民の間に立つ存在ですので、中間支援的な立ち回りで様々な活動に関わりたいと思っています。
- プロギングとはジョギングとごみ拾いをかけ合わせたNewフィットネスのことです。 走って健康に、拾ってエコに、新しい交流 笑顔で環境問題を解決に導くSDGsスポーツです。
江別市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
江別市は札幌市の郊外に位置するベッドタウンということもあり、人の往来も多いためか、外から来た人に対して非常に好意的です。
また、市民活動が活発だと感じます。気になるイベントには気軽に参加できますし、閉鎖的でもありません。人と人のつながりができやすいですが、圧迫感はないため市民の皆さんはちょうどよい距離感で暮らしているように感じます。
毎朝、私が出勤する時間にちょうど大家さんが犬の散歩から戻ってきます。いつも他愛もない1分少々の会話をするのですが、大家さんの「いつも元気貰っているよ」という言葉に僕も元気をもらっています。
江別市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
札幌の隣に位置し、人口が12万人ほどいるにもかかわらず、野幌森林公園、石狩川など北海道らしい自然もしっかり兼ね備えているのが江別市です。札幌へのアクセスが良好で、JRで20分ほどです。札幌での仕事も視野に入れることができるので、自分に合ったライフスタイルが実現できます。
また、子育ての環境も充実しています。無料で利用できる「ぽこあぽこ」などの子育て支援センターや、相談に乗ってくれるコーディネーターさんの存在、その他の充実したサービスもあるほか、年少人口の転入超過数は5年連続全国20位以内となっています。
そして小麦が有名な町で、美味しいパン屋さんが紹介しきれない程たくさんあります。
個人的なおすすめスポットは「四季の道」です。ランニングでよく通りますが、夏の夜にはホタルが見られます。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
まだまだ紹介したいことがありますが、江別を一言で表すなら「ちょうどいいまち」です。人も暖かくて、来てみないと分からない魅力がたくさんあります。
美味しい食べ物があり、休日には気軽に札幌や遠くに遊びに行くことができます。仕事も住む場所も選べます。もちろん冬は雪で大変ですが、それが気にならなければとっても暮らしやすい町です。
些細なことですが、SNSなど便利な世の中だからこそ、人と人のつながりが大切だと感じる今日この頃です。肩肘張らない「自分のちょうどいい」を江別で見つけてみませんか。
皆さんにお会いできるのを江別でお待ちしています!
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓