<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>10代の頃からお菓子作りが好きで、作ったものを家族や友人に食べてもらいながら、いつか自分のお菓子を売ってみたいな～と考えていました。大学進学を機に北海道札幌市に移住し、北海道の自然の豊かさや食べ物の美味しさ、札幌の暮らしやすさが気に入り、北海道に住み続けることを決めました。</p><p>大学卒業後、お菓子作りとは全く違う仕事をしていたのですが、江別市地域おこし協力隊の募集の広告を見て、江別市は小麦が特産ということもあり、大好きな北海道で「お菓子作り×まちおこし」を仕事にできるチャンスなのではと思い、応募しました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/RAYszwFi0MQFRl5XY0JvA.webp"></figure><h2>北海道江別市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>正直なところ、たまたま募集の広告を見つけたことが一番の理由です。もともと住んでいた札幌市のお隣なので、馴染みもありました。</p><p>調べてみると江別は小麦が特産だということも分かり、私がやりたいお菓子作りとまちおこしがマッチしそうだと思ったことも決め手でした。</p><p>また、道外出身ということもあり、札幌から離れた過疎地への移住は少しハードルが高く感じていましたが、江別ならあまり不安がないと思えたことも大きかったです。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>市役所の観光振興課に所属しており、さまざまな方法で江別のPR活動を行っています。SNSでは「いまの江別」を伝えることを意識して、江別の人、風景、お店、特産品、イベントなどを紹介しています。</p><p>また、江別市内外のイベントに出展したり、協力隊でイベントを企画実施することもあります。その際は、協力隊で作成したパンフレットを配布したり、特産品のPRを行っています。</p><p>これまでもやってきましたが、今後特に力を入れたいのが「江別産材料を使ったお菓子」の開発です。江別は農業が盛んで、おいしい小麦も牛乳も野菜もあります。それらを活かして、さらにちょっと面白くて印象に残るようなものを作れたらいいなと思っています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/mjRp5nUZSo7jPIc4Mr7Ex.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやりがいはなんですか？</h2><p>1つ目は、自分がやりたいことをそのまま形に出来る場面が多いことです。一から十まで自分で受け持つというのは大変ではありますが、私には合っていると感じています。</p><p>2つ目は、さまざまな人とのつながりができることです。私は人脈を広げるのが得意ではないのですが、地域おこし協力隊として活動するうちに、職場以外でも人とのつながりができて、活動に協力していただくことがよくあります。</p><p>地域の人のご協力がなくては出来ないことばかりなので、本当にありがたいです。</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>各方面との調整（打合せ）の重要性とその多さです。企画を進めるにあたって、本当にいろいろな立場の方と関わるのだなと実感しています。</p><p>前職では人との関わりといえば接客が主だったので、よりそう感じるのかもしれません。なかなか慣れない部分ではあるのですが、大事にしていきたいと思っています。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>江別で小さいお菓子屋さんをできたらいいなと思っています。江別は、便利さもありつつ、程良く田舎でちょうどいいまちです。</p><p>しかし、私は江別は都心に比べると面白いものとか変なものがなかなか見つけられなくて、のどかさが良いところである反面、たま～に退屈さも感じます。</p><p>前述のように、江別産の材料でちょっと印象に残るようなお菓子を作って、私と同じような人が江別に興味を持つきっかけになればいいなと思っています。</p><h2>江別市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>地元の方との関わり方は自分で選べるという印象です。小さいまちになると、良くも悪くも地元の方との関わりは深くなっていくイメージなのですが、江別はそうではないと思います。</p><p>コミュニティにしっかり入っていきたいという方を迎え入れる環境はあると思いますが、それが強制されるようなことも全く感じません。</p><h2>江別市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>市街地には大型商業施設もあり、基本的なものはなんでも揃います。札幌へのアクセス（車、JRで20～30分）も良好です。</p><p>また、市の面積の約40%が農地で、農業も盛んです。農畜産物の直売所が数か所あり、旬の野菜を買い求める人で朝から賑わいます。新鮮な食材が手軽に手に入るのが嬉しいです。</p><p>私は広大な石狩川が見える風景が好きで、橋を渡りながら、古くから農業や工業の発展に大きな役割を果たしてきた川に思いを馳せています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/V5IDnjejh2UxrA9ZAe338.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/11/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/7aJbwdyL2y03JubyvogoQ.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>雪がない地域から来た私には、冬の生活は大変ではありますが、はっきりと季節の移り変わりを感じられるのが何にも代えられない楽しさです。</p><p>あとは、あまり意識せずとも地元産100％の食材でごはんが出来てしまう、これは北海道のすごいところです。食べるのが好きな方、料理が好きな方は嬉しくなると思います。</p><p>江別市は、道内の方はもちろん、道外から北海道移住を考えている方にも本当にちょうどよい場所です。札幌までいらっしゃることがあれば、ぜひ江別まで足を延ばしてみてください。多くの方がほっと落ち着くまちだと思います。</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a></p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやりがいなどについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第63回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、北海道江別市の緒方萌衣さんです。

江別市

北海道

北海道江別市の地域おこし協力隊、趣味・特技：お菓子作り・登山・編み物



緒方萌衣

#63 大好きな北海道江別市で「お菓子作り×まちおこし」を目標に

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>私は北海道教育大学岩見沢校で芸術・スポーツ文化学科に在籍しておりました。地域の活性化や文化振興について学ぶ中で興味を持ち、私が幼少から取り組んできたスポーツで地域おこしに本格的に取り組みたいと思い応募しました。</p><p>私のテーマは「スポーツ×〇〇」です。地域資源と組み合わせながら、街の健康増進やシティプロモートに寄与したいと考えています。スポーツにより多くの人が関われるよう裾野を広げ、地域コミュニティの希薄化や体力低下などの問題解決に取り組んでいきたいです。</p><p>&nbsp;</p><h2>北海道江別市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>私が取り組みたいと思っている「スポーツ×〇〇」というテーマを推し進めるには、ある程度の都会で活動する必要がありました。江別市は人口約12万人、札幌の隣町で非常にアクセスが良いにもかかわらず自然が多い、情報量も多く条件にピッタリだと考えました。</p><p>理由としては、個人で活動の幅を広げるには限界があり、企業や事業者と協働していくことが大切だと考えていたからです。<br>事実、取り組んでいる活動に対して「面白いね」と好感触を示してくださる方や、協力してくださる方も少しずつ増えており、手ごたえを感じています。都会かつ北海道の強みを生かして活動できることが、江別市を選んだ理由です。</p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>私は現在シティプロモート・定住推進の仕事をしております。<br>シティプロモートの業務としてはSNS等で情報発信、江別市をPRする冊子などの制作、各種イベントへの出展や市民活動のサポート、協力隊主催のコミュニティイベント開催などが主な業務です。学生と連携して活動もしています。</p><p>また、定住関係ではオンライン相談やオーダーメイドツアー、移住定住ポータルサイトの運用などを行っています。これらの活動に加えて、スポーツ×〇〇の活動に取り組んでおり、これを活かして地域資源のPRにつなげられるように日々邁進しております。</p><p>卒業後も江別市を活動拠点にしたいと考えていますので、その準備も進めていきたいです。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/aec94028-.jpg" alt="野幌森林公園"></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊のやりがいはなんですか？</h2><p>やりがいは主に2つあります。</p><ul><li><strong>1つ目は新しいことに挑戦できること。</strong><br>自分が取り組んできた分野はもちろん、それ以外の様々な分野での活動にも挑戦することができます。これまでデザインやSNS関係、HPの制作などは触れてこなかったのですが、活動を通して一人でもある程度のものは作れるようになりました。新しい知見やスキルを得られる貴重な機会になっています。</li><li><strong>2つ目は自分の裁量で活動が進められること。</strong><br>特に協力隊主導でのイベントや制作物は各々の裁量で進めることができます。特にスポーツや運動に関わる分野ではこれまで培ってきたスキルや経験を余すことなく発揮できるので、非常にやりがいがあります。</li></ul><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>想定外だったことは自由に使える時間が多かったことです。<br>これは各自治体のミッションによって左右されると思いますが、江別市はフリーミッション型に近く「やりたい」と思ったことに挑戦する機会がしっかりとあります。</p><p>裏を返せば、まったりしているとあっという間に活動期間である3年が経過してしまうので、自分から動かなければ何も得られずに卒業を迎えてしまうなと少し危機感を覚えました。</p><p>地域おこし協力隊という看板は想像していたよりも強力で、地元紙なども活動を積極的に取り上げてくれます。ただの一個人や企業よりも圧倒的に信頼度が高いので、思い切って活動していくことが大切だと感じました。</p><p>&nbsp;</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>卒業後は江別に軸足を置きながら、札幌や近隣地域でスポーツに関わる事業で活動していく予定です。<br>下記のような、広くスポーツとその他を組み合わせた活動を進めていきます。</p><ul><li>子供向けの運動イベント</li><li>親子で参加できる食とのコラボイベント</li><li>観光と組み合わせたランニングのイベント</li><li>ゴミ拾いとジョギングを組み合わせたSDGｓフィットネスのプロギング</li></ul><p>また、市と地域の住民の間に立つ存在ですので、中間支援的な立ち回りで様々な活動に関わりたいと思っています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/f7ab6174-.jpeg" alt="「地域おこし協力隊」の活動でプロギングする様子"></p><ul><li>プロギングとはジョギングとごみ拾いをかけ合わせたNewフィットネスのことです。 走って健康に、拾ってエコに、新しい交流 笑顔で環境問題を解決に導くSDGsスポーツです。</li></ul><p>参考: <a href="https://plogging.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener">プロギングジャパン【公式】 ジョギング×ごみ拾い</a></p><h2>江別市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>江別市は札幌市の郊外に位置するベッドタウンということもあり、人の往来も多いためか、外から来た人に対して非常に好意的です。</p><p>また、市民活動が活発だと感じます。気になるイベントには気軽に参加できますし、閉鎖的でもありません。人と人のつながりができやすいですが、圧迫感はないため市民の皆さんはちょうどよい距離感で暮らしているように感じます。</p><p>毎朝、私が出勤する時間にちょうど大家さんが犬の散歩から戻ってきます。いつも他愛もない1分少々の会話をするのですが、大家さんの「いつも元気貰っているよ」という言葉に僕も元気をもらっています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/628515cf-.jpg" alt="菅原康平隊員の車が雪に埋まっている様子"></p><p>&nbsp;</p><h2>江別市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>札幌の隣に位置し、人口が12万人ほどいるにもかかわらず、野幌森林公園、石狩川など北海道らしい自然もしっかり兼ね備えているのが江別市です。札幌へのアクセスが良好で、JRで20分ほどです。札幌での仕事も視野に入れることができるので、自分に合ったライフスタイルが実現できます。</p><p>また、子育ての環境も充実しています。無料で利用できる「ぽこあぽこ」などの子育て支援センターや、相談に乗ってくれるコーディネーターさんの存在、その他の充実したサービスもあるほか、年少人口の転入超過数は5年連続全国20位以内となっています。</p><p>そして小麦が有名な町で、美味しいパン屋さんが紹介しきれない程たくさんあります。<br>個人的なおすすめスポットは「四季の道」です。ランニングでよく通りますが、夏の夜にはホタルが見られます。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/7e5f44c3--2.jpg" alt="「ぽこあぽこ」で遊ぶ様子"></p><p>&nbsp;</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>まだまだ紹介したいことがありますが、江別を一言で表すなら「ちょうどいいまち」です。人も暖かくて、来てみないと分からない魅力がたくさんあります。</p><p>美味しい食べ物があり、休日には気軽に札幌や遠くに遊びに行くことができます。仕事も住む場所も選べます。もちろん冬は雪で大変ですが、それが気にならなければとっても暮らしやすい町です。</p><p>些細なことですが、SNSなど便利な世の中だからこそ、人と人のつながりが大切だと感じる今日この頃です。肩肘張らない「自分のちょうどいい」を江別で見つけてみませんか。</p><p>皆さんにお会いできるのを江別でお待ちしています！</p><p>&nbsp;</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener">https://warp.city/features/2</a></p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやりがいなどについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第14回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、北海道江別市の菅原康平さんです。

北海道江別市の地域おこし協力隊、趣味・特技：ランニング

江別市

江別市の移住体験談一覧：2件

#63 大好きな北海道江別市で「お菓子作り×まちおこし」を目標に

#14 北海道の強みを生かして江別市で「スポーツ✖️地域おこし」