移住者プロフィール
五百蔵 友紀さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
高知県三原村の地域おこし協力隊、趣味・特技:シュノーケリング・ストレッチヨガ・果樹の収穫
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
もともと50歳までに静かな田舎に移住したいと考えていました。しかし、いきなり移住して生活を始めるということに多少の不安やリスクも感じておりました。
そんな時に地域おこし協力隊の制度を知りました。そこで、希望するところに移住ができて、地域に詳しい自治体職員のバックアップを受けながら、地域に貢献して収入が得られるということに魅力を感じ、地域おこし協力隊に応募しました。
高知県三原村を選んだ理由について教えて下さい。
3年前、友人と旅行した際に三原村に宿泊しました。その時、三原村の大自然の風景、ゆっくりと流れる時間、そして美味しい食べ物(特にお米)に強く惹かれました。
村を流れる澄んだ川や、鳥のさえずりが聞こえる静かな環境は、都会では味わえない心安らぐ瞬間の連続で、とても魅力的でした。それに加えて、「美味しいどぶろくを好きな時に飲める」という点も、特に心を掴まれた魅力の一つでした。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
私は三原村の「どぶろく」の後継者になるべく、地域おこし協力隊として活動しています。ほぼ毎日、どぶろく合同会社でどぶろくの仕込みを行っています。
仕込み方法は、まずこうじ、酵母、水を使って素を作るところから始まります。3日後に洗米を行い、1日浸透させた後、次の日に仕込みます。その後、蒸した米を冷まし、水を加えます。約1か月寝かせることで、美味しいどぶろくが出来上がります。
出来上がったどぶろくは機械で瓶詰めし、1本ずつ手作業でシールを貼り付けています。さらに、発送や事務作業、受注先への配達なども担当しています。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
どぶろく作りについて、いろいろなことを教えていただいています。早く後継者として独り立ちできるように、新しいことや、日々の業務を覚えていくことが今のやり甲斐となっています。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
一つめは自治体が、新車をリースで用意してくれたことです。二つめは地域おこし協力隊等が参加する研修会に、他市町村の担当も参加することです。協力隊同士で情報共有ができることや、仲間が増えたことは嬉しい想定外でした。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
どぶろくの後継者となりどぶろく作りをすることや、どぶろく作りをしながら、地域に貢献するためにいろいろなことに挑戦し、三原村を盛り上げていきたいと思っています。
三原村の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
頼りがいがあり、人情が厚い方が多いという印象を受けました。この地域では、人と人とのつながりが非常に強いと感じます。
例えば、私が「木の一枚板でテーブルを作りたい」と話した時、最初は「一枚板でテーブルを作るのは難しい」と言われました。しかし、その話を聞いた方々が協力してくれて、さまざまな人と連絡を取り合い、最終的に一枚板を安価で提供してくれる方を見つけてくれました。本当に感謝しかありません。
現在、そのおかげで一枚板のテーブルづくりに挑戦しているところです。
三原村の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
お米が本当に美味しいです。美しい山々、澄んだ川、野鳥のさえずりを聞きながら、村で作った米、味噌、豆腐、野菜などを使った食事を毎日楽しめるのは、何よりの贅沢です。
そして、満天の星空もまた素晴らしいです。こうした本物の自然を、日々の生活の中で存分に味わえることが最高の喜びです。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
まずは、移住フェアなどで情報収集を行い、候補地が決まったらぜひ現地に足を運んでみることをお勧めします。また、候補地の自治体に直接問い合わせてみるのも良い方法です。何よりも、移住前に現地に行くことがとても重要だと思います。
私も移住を考える際、さまざまな不安がありましたが、実際に現地に行き、地域の人たちと触れ合うことで、不安以上に「ここに住みたい」という思いが強くなりました。その結果、移住を決断することができたのだと思います。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2