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プロフィール
青空よもぎの『しみず』
代表者:清水 雅文
所在地:徳島県三好市
業種:徳島県産「阿波みよし名産 祖谷の薬草 エメラルドよもぎ」の生産・加工・販売事業
商品:よもぎのお風呂、よもぎ蒸し原料・よもぎパウダー
会社URL:https://www.emerald-yomogi.com
会社の事業内容を教えて下さい。
休耕地を有効活用した地方創生事業として徳島県産「よもぎ」栽培を行っております。日本国内に流通している「よもぎ」は80%以上が中国・韓国をはじめとする外国産といわれており、国産の「よもぎ」は希少価値があります。
地域の活性化ができるように「よもぎ」をブランド化した「阿波みよし名産 祖谷の薬草 エメラルドよもぎ」として全国生産量NO.1を目指しております。
また、農業と福祉を連携させる「農福連携」事業として地域の社会福祉法人、引きこもり支援施設の利用者の方、高齢者と一緒に収穫・加工作業を行っています。障がいを持つ方や高齢者の方が自分らしく、生きがいを持ち、自身の価値を大切に農業分野で活躍して頂くことを第一に考えています。
自然に触れることにより心を穏やかにし健康的に過ごしてもらう事を応援し、ゆっくりと時間をかけて笑顔が増える働く環境づくりを目指しています。
国内生産量の少ない「よもぎ」は外国産に頼らないといけない現状ですが、地域の産業として大きく飛躍できる分野であると考えています。「よもぎ」の生産量を増やし、安定供給することで地域の産業として根付けば、より多くの雇用を生み出し、より多くの農福連携に貢献できると考えています。
商品の魅力について教えて下さい。
エメラルドよもぎのお風呂は身体を芯から温めて血行が良くなります。身体を温めることにより疲労回復、安眠、あせもや湿疹などにも効果が期待されます。
「よもぎ」の香りには、リラックス効果があると言われています。また体を温める作用があり、発汗を促し新陳代謝を上げるので爽快感、デトックス効果、美肌効果、冷え性の緩和が得られます。
天然の入浴剤として、日本ではヒノキ風呂や菖蒲湯と同じように薬草風呂として古くから親しまれています。入浴中に不織布パックを目元に乗せてホットアイマスクとしてご利用いただけます。
以下のように、入浴後にも様々な活用方法があります。
- 「よもぎ」の和草ハーブボールとして
水が垂れないくらいまで不織布パックを絞ります。レンジで10秒(500Wの場合)温めてください。
※やけどには注意してください。目やお腹に当てることで眼精疲労や冷え性などの改善が期待できます。 - 枕や下駄箱に
不織布パック風通しの良い場所で乾燥させてください。枕の中に入れて、アロマ枕としてご利用ください。
下駄箱や臭いの気になる場所の「消臭剤」としてお試しください。
お仕事のやり甲斐はなんですか?
- 当社の拠点である徳島県三好市の人口は約23,000人で、そのうち50%近くが高齢者です。農業従事者の大半も高齢者であるため農業の継続が難しく、田・畑は耕作放棄地が増え農地の利用が減ってきています。しかし、「よもぎ」栽培の事業により、約5ヘクタールの圃場を有効活用して後世に引き継げるようにできました。まだまだ微力ですが雇用を生み出すこともできました。
- 「よもぎ」を栽培している方々や製品を購入してくださる方々が笑顔であること、そして「よもぎ」を必要としている多くの方々にご利用いただけることに、大きなやりがいを感じます。
- 障がいを持つ方と接していて、最初は人見知りをされて無口な方が心を開いて、自分から話をしてくれた時は本当に嬉しかったですね。
仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。
- 急遽専門的な道具や部品などが必要な時があり、近隣のホームセンターではすぐに手に入らないことがありますが、WEB通販を利用することで少し待てば問題解決できます。
- 「よもぎ」の栽培方法はマニュアルがなく、参考書やインターネットでも調べることができなくて、手探りで栽培を始めましたが失敗の連続でした。圃場は元々耕作放棄地で何年も使われていないため、場所を手作業で開拓し生産体制が整うまで約3年の時間を費やしました。
- 「よもぎ」の植え付け・収穫は全て手作業で行うため、人手不足や人件費がかかることや収穫後の加工方法もマニュアルがなく失敗を繰り返しました。生産した「よもぎ」を製品化し流通させることは難しいなと感じました。
今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。
「よもぎ」を徳島県の名産品へとし収穫量全国NO.1を目指します。
現在、消防団・防災士・保護司など地域に密着した活動を行っておりますが、さらに地域に貢献できる人になりたいと考えております。障がいを持つ方とお仕事をさせていただいておりますので、自らが障がい者施設運営に挑戦したいと考えております。
地域の魅力について教えて下さい。
山・川などの自然豊かな環境でのんびりと生活ができます。空気が綺麗で家の中にホコリも少ないです。
私は朝起きた時に鼻水が出る鼻炎の傾向がありましたが、地方に移り住んで改善されました。日が暮れれば仕事を終えて人間の本来の姿で日々を過ごすことができます。
人と人のつながりが強く、とても温かい人が多いです。ウグイスの鳴き声で目覚めることもあります。
移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。
移住と聞くとハードルが高いと思われがちですが、都会より生活費を安く抑えることができます。都会にいた頃は自分を着飾る部分もありましたが、今は身の丈にあった物を持ち、自然体でいられます。
地方での仕事の求人は多く人手不足と言われることもしばしばあります。移住したい地域の市役所・ハローワークなどに問い合わせすることも有効です。
また地域おこし協力隊(地域おこし協力隊/ニッポン移住・交流ナビ JOIN (https://www.iju-join.jp/index.html))という移住したい人と地域をつなぐサイトもあるので参考にしてください。都会で経験したことを地方に役立てることも大変やり甲斐があると思います。