<h2>高知移住のきっかけと、佐川町で林業ミッションの協力隊を選んだ理由は？</h2><p>出身は東京ですが、埼玉の山の中の高校に通っていました。当時から絵を描くことが好きで、本格的に制作を始めたのもこの頃です。将来は企業就職ではなく、絵描きをベースに兼業というライフスタイルをイメージしていて、なんとなく一次産業がいいなと考えていました。</p><p>そんなとき、知り合いから“自伐型林業”という選択肢を提案され、環境にやさしく持続可能な林業という点に興味を持ったんです。そして「自伐型林業をやるなら高知県の佐川町だよ」と聞き、それまで行ったことのなかった高知を初訪問。</p><p>佐川町役場で相談したところ、<br>・地域おこし協力隊の制度を活用すれば、一定の給与を得ながら活動ができること<br>・未経験でも安心して林業に取り組める環境が整っていること<br>・住宅支援など、移住者に手厚いサポート体制があること<br>・女性の受け入れ実績もあり安心感があったこと<br>・絵を描くことにも並行して取り組んでいけそうなこと<br>などが決め手となり、高知移住を決意。</p><p>高知に住んでいる友人から「高知いいよ～」と聞いていたことも安心材料になりましたね。引越しは、東京から軽トラで荷物を運びました（笑）</p><p>ほかにも自伐型林業ができる地域はあったのですが、沖縄の大学に通っていたこともあり、温かい地域がいいなと思ったことも、高知を選んだ理由のひとつです。佐川町での暮らしは、スーパーも近くにあるし、車さえあれば不便を感じることも全くなくちょうど良い規模感かなと思います。</p><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/09/11/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/019936ad-58bc-7aa6-9ede-e91952bcc7dc.webp"></figure><h2>具体的にはどんな活動をしている？</h2><p>まずは施業に欠かせないチェーンソーの使い方をOBから教わり、資格を取ることがスタートでした。丸太を使って伐倒の練習をしながら、少しずつ慣れていきましたね。</p><p>協力隊としての主な業務は、ユンボを使った作業道づくり。作業道づくりは、自伐型林業で一番大切な作業でもあります。もともと車の運転はしていたのですが、勾配が急な山道の運転技術は、高知に来てから身に付きました。</p><p>協力隊の任期中は、必ず2人以上で作業することが決められています。今は協力隊員が私1人だけなので、OBと一緒に町有林を施業したり、OBが所有する山での施業に参加させてもらったり。いつどの山で施業するかは、役場が管理しているスプレッドシートを見て調整します。</p><p>現場で必要となる技術は、OBから教えてもらうことはもちろん……</p><p>------</p><p>気になる続きは、高知県移住ポータルサイト「高知家で暮らす。」でお読みいただけます！<br><span style="color:rgb(20,22,26);">↓ぜひアクセスしてみてくださいね♪</span></p><p><a href="https://kochi-iju.jp/interview/details_1870.html">【佐川町】自分のペースで山に向き合う。林業×絵描きの兼業というライフスタイル</a></p><figure class="image"><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/posts/2025/09/11/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/019936ad-36c2-7aa6-9ede-e7aad60c1da0.webp"></figure>

高知県

林業と聞くと、“男性の仕事”というイメージをお持ちの方も多いかもしれません。でも最近では、林業にチャレンジする女性も少しずつ増えているんです！　そこで、佐川町地域おこし協力隊として林業に取り組みながら、絵描きとしても活動中の宮﨑さんにインタビュー。自伐型林業の魅力、佐川町で協力隊として活動することのメリット、林業との兼業についてなど、さまざまな角度でお話を伺いました。

佐川町

出身地：東京都／現住所：佐川町／移住年：2024年／職業：地域おこし協力隊

宮﨑 あかね

【移住者インタビュー🎤】自分のペースで山に向き合う。林業×絵描きの兼業というライフスタイル【佐川町】

<h2>地域おこし協力隊に応募した理由と、応募した地域を選んだ決め手について教えてください。</h2><p>地域おこし協力隊に着任する前、私は大学の教育系研究室に所属し、中山間地域の学びの支援活動に取り組んでいました。全国の学校を訪問し、授業の実施や教育支援を行う中で、現場に寄り添うことの大切さを深く実感しました。</p><p>これを機に、支援する立場にとどまるだけでなく、自ら教育事業を主体的に展開したいという思いが強まりました。そんな中、佐川町にある「さかわ発明ラボ」というファブリケーション施設を知り、その可能性に魅力を感じて、参加を決意しました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/04/02/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/__J75Sim92WWSmNC958uf.webp"></figure><h2>協力隊への応募を考える際に参考にした情報源は何でしたか？</h2><p>インターネット情報です。</p><h2>ミッションの具体的な内容を教えてください。</h2><p>「さかわ発明ラボ」は、レーザーカッターや3Dプリンターなどのデジタル工作機器を備えたファブリケーション施設です。ここでは、地域の方々や子どもたちと一緒にものづくりを行い、創造的な活動を通じて地域コミュニティの活性化に取り組んでいました。この取り組みを通じて、地域の絆を深めるとともに、新しい技術とアイデアを活用した地域の発展に貢献することを目指していました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/04/02/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/dKahHgu0n6B6GqR2HyAVx.webp"></figure><h2>現役時代に印象に残っている出来事や成功体験について教えて下さい。</h2><p>子どもたちと一緒に公園にベンチを設置したり、住民の方々とかかしを作るなど、身近なものづくりに取り組んだことが印象に残っています。ある日、地元の居酒屋に行った際、お客さんや店員さんから「あなたたちが来てくれたおかげで町が明るくなった」「とても楽しくなった」と声をかけてもらい、自分たちの活動が誰かの喜びに繋がっていることを強く実感しました。</p><h2>活動中に直面した課題や、それをどのように乗り越えたかを教えてください。</h2><p>活動の中盤で新型コロナウイルスが流行し、イベントや対面での活動が制限される中、地域の方々とどうつながり続けるかが大きな課題となりました。そのような状況下でも、発明ラボの運営メンバー6〜7人と共に、制約の中でできることを模索し、オンラインでの活動や新しい形の地域との関わり方を試みました。あの時の仲間とは、今でも強い信頼関係を築いており、その絆が今後の活動にも大きな支えとなっています。</p><h2>地域の人々や自治体との関わりの中で、学んだことや感じたことはありますか？</h2><p>現在暮らしている集落は、10世帯にも満たない小さな地域ですが、とても温かく、心地よい場所です。犬の散歩中に地域の方々から声をかけていただいたり、時には野菜のお裾分けをいただくこともあります。</p><p>皆さんが一次産業に携わっており、雪が積もればすぐにトラクターで道を整備するなど、自然な助け合いの精神が根付いています。こうした温かなつながりの中で暮らすことが、日々の安心感と喜びをもたらしてくれています。</p><h2>卒隊後のお仕事について教えてください。</h2><p>協力隊で出会った仲間と共に起業し、各地で地域コミュニティを作る事業を展開しています。さらに、地域の教育支援をするためのボランティア活動や事業も並行して行っています。また、地域プロジェクトマネージャーとして、新しく開設された図書館で活動しており、地域の文化や学びの場を提供することに力を入れています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/04/02/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/FIQhyBTDVUHOwl7KRXPWG.webp"></figure><h2>卒隊後の進路に、最も影響を与えた出来事や考えは何ですか？</h2><p>協力隊の活動と並行して、自分の事業を少しずつ立ち上げることができたおかげで、卒業後もこの町で継続的に活動を続ける道が開けました。さらに、在任中に地域の方々や事業者の皆さんと信頼関係を築けたことが大きな財産となり、その信頼が自分の活動にも自然とつながっていきました。</p><p>この町で暮らしながら、地域と関わる形で仕事をするという実感が得られたことが、進路を決める上で大きな後押しとなりました。</p><h2>協力隊時代の自分と今の自分を比べて、どのような成長を感じますか？</h2><p>協力隊時代から自分自身の根本は大きく変わっていませんが、地域の方々とのつながりを通じて、困ったときには助けてもらい、できることは自然と手を貸すという関係が築けるようになりました。</p><p>地域の中で自分の役割を持ち、互いに支え合いながら暮らすことの大切さを実感しています。このつながりを大切にしながら、今後も地域と共に成長していきたいと感じています。</p><h2>今後の展望や目標があれば教えてください。</h2><p>これからは、図書館が地域の人々にとって安心して立ち寄れる、心地よい居場所となるような空間づくりを目指しています。本を読むだけでなく、ちょっとした会話や発見が生まれるような、日常の中で自然と足が向く場所にしていきたいと考えています。誰にとっても開かれた場所として、地域のつながりや学びが広がるきっかけを育んでいけるよう、積極的に活動を進めていきたいと思います。</p><h2>今後地域おこし協力隊を目指す人にアドバイスをお願いします。</h2><p>地域おこし協力隊は、自ら動かなければ何も始まらない仕事でもあります。一方で、地域のやり方も大切にしながら進めていく必要があります。</p><p>最初からうまくいかなくても、地域の人々と対話を重ね、信頼関係を築くことで、少しずつできることが増えていきます。肩の力を抜いて、地域に根ざしながら、自分らしく取り組んでいくことが大切です。</p><p>また、事業の企画書を書くことはとても重要な作業だと思います。企画書を通じて、自分の考えを整理し、進めるべき方向性を見極めることができます。</p>

ワープシティ公式

地域おこし協力隊の経験は、その後のキャリアや人生にどのような影響を与えるのでしょうか？

ワープシティでは、OB・OGへのインタビューを通じて、現役時代の業務内容や得たスキル、卒隊後のキャリア、地域との関わり方についてご紹介します。

地方での起業や就職、地域コミュニティとの関係など、リアルな体験談をお届けし、これから協力隊を目指す方や、受け入れを検討する自治体の参考となる情報を発信します。

協力隊の「その後」を知ることで、あなたの未来のヒントが見つかるかもしれません。ぜひ、ご覧ください！

出身地：神奈川県川崎市、地域おこし協力隊として活動していた自治体名：高知県佐川町、任務期間：2019年4月～2022年3月、協力隊になる前の仕事：大学職員、現在の仕事：自営業＋図書館職員

大道 剛

#10 卒隊後も地域貢献の道を切り開く！起業と図書館プロジェクト

住む場所が変わると生き方も変わる。

環境が変わると自身も変化し、人生までもが変わっていくーー。
都会の喧騒を離れて、地方で“自分らしい生き方”に憧れを抱く人は少なくないだろう。

しかし、いざ真剣に移住を考えると、移住に大きな期待を持つ反面、不安も計り知れない。

現実的に自分の思い描く理想の暮らしが実現できるのかーーー。

“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けする。

第56回目の先輩移住者は、高知県佐川町で小さなチョコレート工房「ポワリエショコラ」を営む金親朋世さん、梨恵さん姉妹。2023年2月には、ワープシティ開催のプレゼントキャンペーンにもご協力いただいた。

イギリスで園芸を学んだ姉の朋世さんと、ベルギー・フランスでショコラティエとして修行を積んだ妹の梨恵さん。別々の道を歩んでいた二人は、帰国後、それまで縁もゆかりもなかった高知県への移住を選んだ。

地元の食材を使ったポワリエショコラのチョコレートやパフェは、オンラインのみでの販売ながら、今では全国から注文が来る。
姉妹で協力しあいながらお店を切り盛りし、高知での暮らしを楽しんでいるお二人に、移住を決めた理由やお店を開くに至った経緯、自然と食に恵まれた高知県の魅力について、詳しくお話を伺った。


出身地：神奈川県相模原市、居住地：高知県佐川町、職業：チョコレート工房「ポワリエショコラ」

佐川町

佐川町の移住体験談一覧：3件

【移住者インタビュー🎤】自分のペースで山に向き合う。林業×絵描きの兼業というライフスタイル【佐川町】

#10 卒隊後も地域貢献の道を切り開く！起業と図書館プロジェクト

ヨーロッパ留学を経て高知へ。チョコレート工房を営む移住者姉妹の足跡