<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>場所にとらわれず、もっと自由に自分らしく生きられる人を増やしたいと思ったからです。まずは自分が都心から離れ、地方で暮らすことで体現しようと考えました！</p><p>東京在住時も、福島に還元できることをしたいという想いから、SNSで福島の魅力に関する情報発信をしていました。しかし個人で出来ることに限界を感じ、情報収集する中で、地域おこし協力隊の制度と出会いました。</p><p>そこで活躍する協力隊の先輩方や事業者さんの存在を知ったことも、福島へ戻る大きなきっかけとなりました。</p><p>また、歳を重ねるごとに家族との時間の大切さに気づき、家族との時間も定期的に作りながらライフプランを考えたいと思ったので、一人の時間、家族との時間をバランスよく作れる環境として協力隊になる事を決めました！</p><h2>福島県郡山市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>せっかく福島に戻るのなら、福島県全体の風土や文化を再度学びたいと思い候補地を探し始めました。いくつかの候補地からミッションと業務内容を確認し、自分の理想の生き方、挑戦が出来る条件を鑑みた上で、郡山市は福島県の中心であり、アクセス抜群で福島県内どこに行くにも動きやすいと感じました。</p><p>また、郡山市のミッションは、フリーミッション型という事でとても自由度が高く、地域の方との関わりも自分次第で多く作れるのではないかというワクワク感を一番に感じたので、郡山市の地域おこし協力隊に応募することを決めました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/01/25/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/NIl5537ZVAKbcRpc9-UbA.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>フリーミッション型という事で、まずは郡山市内の観光コンテンツ視察、体験、地域課題の把握を中心に動いています。その他、地域協力活動、PR活動、SNSでの情報発信等に従事しています。</p><p>今ある地域資源を当たり前とせず魅力として発信し、地元の方にも地域の魅力に気づいてもらえるように発信しています。</p><p>特に生まれ故郷の猪苗代町と気候や文化が似ている郡山市湖南町にはよく訪れています。人口約2,500人の小さな町ですが、アクティブで郷土愛に溢れるおじいちゃん、おばあちゃんが多く、一緒にイベント運営等をしています。</p><p>今後は、中山間地域に観光拠点として訪れてもらえる、「ゲストハウス等のサードプレイス」を作っていきたいと思っています！</p><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>地域の皆さんと深く関わりをもってお仕事が出来ることです。地域おこし協力隊に着任したことで、以前県内でお世話になった人から「おかえり」と言ってもらえたり、広報誌やテレビで見たよ！と声をかけてもらえたり、改めて地域の皆さんのあたたかさを感じています。</p><p>また、地域の高校生、大学生と関わる機会が増えた事も大きな変化でした。私自身、学生時代にインターンや教育実習で普段関わることのない人と話す機会がとても好きだったのですが、一般企業に勤めていた頃は学生さんと交流する機会はなかなかありませんでした。</p><p>今こうして地域おこし協力隊になったからこそ、今後の未来を担う学生さんと関われてすごく嬉しいです！</p><p>東京で出会ったみなさんも私のSNSから近況を見て、郡山市に「こんなスポットがあるんだね！グルメがあるんだね！」と興味を持ってくれている事も地域おこし協力隊になって良かったと感じる瞬間です。少しでも多くの人が地域の魅力に触れて足を運んでくれることが増えたら嬉しいです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/01/25/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/D2vba5bIKDuyiEZQ2XKCS.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>想像以上に、アクティブなおじいちゃん、おばあちゃんが多くて驚きでした！（笑）地域をもっと知ってほしい、自分の生まれ故郷が大好き！という想いが溢れていて会うだけで元気をもらえます。</p><p>定年退職しても、趣味や農業に励み、移住して来た私にも惜しみなく地域の文化を教えてくれたり、人を繋いでくれたり、とても感謝しています。皆さんお料理上手で、集まる時にはみんなでおかずを持参してシェアしています。</p><p>特に一人暮らしの私には「これ食べな！あれも持って行きな！」と、都会にはないアットホームな雰囲気は嬉しくもあり、驚きでもありました。</p><p>また起業したい人のためのセミナーや補助金など制度が充実しており、新しく何か始めたい人にとってはとても良い環境だと感じました。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>今後も地域に関わりながら自分らしく生きられる選択をしていきたいと思っています。また、将来的には起業し、経済的自立と自由な時間を手に入れることを目指しています。</p><p>地域の方々との関係性を深めていきながら、新たな人と人とのつながりが生まれるような場づくりに携わっていきたいです。そしてこれまでの人脈を活かして関係人口を増やし、お世話になった皆さんに還元していきたいです。</p><h2>郡山市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。</h2><p>移住してきたばかりの時に様々なイベントに顔を出しました。他県の方を招くモニターツアーや、地元特産品PRイベント、地域のお祭り、どこに行っても皆さん歓迎してくれて寛容的な地域だと感じました。</p><p>印象に残っているのは農家さん、お野菜を扱う八百屋さん、皆さん健康意識が高く、食材に対する愛と情熱を持って、消費者である私たちに届けている事がこの地域の誇れる魅力だと感じました。</p><p>マルシェも定期的に開催されている事で、生産者さんの想いを聞いてお買い物が出来るというのはとても贅沢な時間で、幸せなことだと感じています。</p><p>また、私が明確なビジョンを言葉に出来なくても「あなたなら大丈夫！」と力強く後押ししてくれた地域のおばあちゃんの言葉がとても嬉しくて、悩んだ時の励みになっています。行く先々で出会う方も温かく迎え入れてくださり、飲み会や交流会に呼んでくれて嬉しく思っています！</p><h2>郡山市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><ul><li>居酒屋しのや/食材しのや</li><li>ベストテーブル</li><li>gnome</li><li>大阪屋食堂</li><li>皐月亭</li><li>湖南町から見る磐梯山</li><li>民芸くらふと和久屋</li></ul><p>お店の雰囲気、味、共に大好きなお店を載せましたが、ごく一部です。美味しいお店が沢山あるのでお店選びが大変です！幸せな悩みですね（笑）。</p><p>また、駅前のちいさなお土産やさん、和久屋さんの郷土玩具も定期的に見に行きたくなります！昔の街並み写真や歴史も楽しく教えてくれます。どのお店も店主やスタッフさんが魅力的です！</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/01/25/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/nZP7MBIMafOOReKQNPhGz.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>多様な働き方が選択できる世の中、自然や人との関わりを持ちながら暮らす事で心が豊かになると感じています。2拠点、多拠点生活をするにも郡山市は都心からのアクセスが良いのでおすすめです。私も週末は東京や大阪へ出かけることもあります。</p><p>また、福島県自体が全国3位の面積を誇るので県内だけでも多様な文化、気候、はっきりとした日本の四季を感じられることも魅力の一つです。お米もお酒も美味しくて、ブランド野菜で健康になれる、贅沢で住みやすい地域です。</p><p>私がまだ気づけていない、発掘できていない地域の魅力が沢山あると思っています。一緒に地域開拓してくれる仲間や、挑戦する仲間が一人でも増えることを願っています。</p><p>何か不安なことや心配なことがあればお気軽にお声がけください！私がご縁をいただいた皆さんに支えていただいているように、私も、あなたらしく生きられる方法・選択を一緒に考えます！</p><p>皆さんの移住ライフが幸せなものになることを願っています！<br><span style="color:rgba(0,0,0,0);">さんの移住ライフが幸せなものになることを願っておりますいます！</span><br><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong><br><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a><br>&nbsp;</p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第95回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、福島県郡山市の古川公望さんです。

郡山市

福島県

福島県郡山市の地域おこし協力隊、趣味・特技：撮影・茶道・旅

古川公望

#95 「福島に還元できることをしたい」という想いを胸に、協力隊としてUターン

<p>&nbsp;</p>
<p><img class="alignnone wp-image-21389 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/08/f9c6f986-2.jpg" alt="山下慶子さんの作業スペース" width="729" height="486" /></p>
<p><img class="alignnone wp-image-21390 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/08/1ef01806-3.jpg" alt="窓辺に飾られた雑誌" width="729" height="486" /></p>
<h2><br />
Uターン移住するまでは何をされていましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">山下慶子さん（以下、山下）</span>：</b>熊本市内の高校を卒業後、鹿児島の大学へ進学しました。卒業後は中国・北京へ語学留学し、帰国後は上京し旅行代理店勤務などを経て、2007年に派遣社員としてポーラ・オルビスHD（ホールディングス）に入社しました。</p>
<p>そこで敏感肌専門の化粧品ブランド「DECENCIA（ディセンシア）」のスタートアップに携わり、2018年には社長に就任。Uターン直前まで、社長業として勤しむ日々を送っていました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-21391 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/08/a1d51036-4.jpg" alt="電灯越しの外の景色" width="729" height="486" /></p>
<h2>上天草に戻ろうと思ったきっかけはありましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">山下</span>：</b>15歳まで上天草にいましたが、あの頃は、もっと広くて、もっと豊かな世界が見たくて。1日も早く島から出たいと思っていました。上天草には2年に1度くらいしか帰っていなかったんです。</p>
<p>熊本に戻っても、わざわざ阿蘇に旅したり（笑）。けれど徐々に天草方面に気持ちがシフトしていくなかで、2〜3年前くらいに下田温泉に沈む夕日を見たとき、マラッカ海峡（東南アジア）で見た夕日と同じくらい綺麗じゃん！とすごく感激してしまって。</p>
<p>この年になって、地元の空に、海に、景色に、いちいち感動している自分がいました。自然と多拠点生活をゴールに見据えるようになり、一度帰ろうって思うようになったんですよね。それで、2020年の終わりに約30年ぶりにふるさとに帰郷しました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-21392 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/08/0d647307-5.jpg" alt="山下慶子さんの手元" width="729" height="486" /></p>
<h2>移住の時期はちょうどコロナ禍と重なりますが、不安はありませんでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">山下</span>：</b>Uターンはコロナ禍と重なりました。リモートワークが急激に浸透したことで、今はどこにいても仕事ができる時代になりましたよね。</p>
<p>私も地元に戻ったことで、“ワーク”と“ライフ”を明確に分けることなく、そのグラデーションのなかで、“ワークウィズライフ”を大切にしていきたいと思っています。</p>
<p>そのためにも、これまでのキャリアとスキルが少しでも地元の役に立ったり、貢献することにつながればと考えています。</p>
<p>毎日好きな景色を目に映しながら、自分らしくいられる場所で、この島の価値を見つけていきたいんです。正確には、本格的に腰を据えるというより、これから増やしていく“拠点のひとつ”という考え方です。</p>
<p>それでも上天草市が、今後の人生のベース（土台）になっていくのは間違いないと思っています。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-21393 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/08/8ffacfde-6.jpg" alt="山下慶子さんがパソコンで作業する様子" width="729" height="486" /></p>
<h2>現在のお仕事について教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">山下</span>：</b>現在は、フェムテック（女性とテクノロジーを掛け合わせた造語）のスタートアップ企業支援やマーケティング、イベント企画など東京の仕事を請け負いながら、地元企業のECマーケティングや人材育成など、これまでのスキルと人脈を上天草で生かす仕事をつくっています。</p>
<p>積みあげてきた多様なキャリアを種に、それらをこの島で生かせる土壌を耕し、育てている最中です。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-21394 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/08/eea245ba-7.jpg" alt="山下慶子さんがパソコンで作業する様子" width="729" height="486" /></p>
<h2>移住して良かったこと、感じたことを教えてください</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">山下</span>：</b>生まれ育ったこの島では、いわゆる「ポジショントーク」と無縁の生活をおくれるのが楽です。</p>
<p>また、都会ではあらゆるものに“付加価値”をつけるのに熱心だったけれど、こっちは価値だらけ。宝ものばかりなんです。だからあせらずゆっくりと、その価値を世界中の人に届けてつないでいく役割を果たしたいと思っています。</p>
<p>※ インタビューの内容は2021年11月の取材時のものです</p>
<p>出典: <a href="https://kamiamakusa-life.jp/voice/voice10.php" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://kamiamakusa-life.jp/voice/voice10.php</a></p>

熊本県上天草市ご出身の山下慶子さんは、2020年の冬、約30年ぶりに東京都から上天草市へUターン移住されました。移住前までは社長として都会で刺激的な日々を送っていた山下さんですが、上天草に住んでいた15歳までは「もっと広くて、もっと豊かな世界が見たい。1日も早く島から出たい」と思っていたのだそう。そんな山下さんに帰郷した経緯や上天草市の魅力についてお話を伺いました。

https://kamiamakusa-life.jp/voice/voice10.php　引用

上天草市

熊本県

出身地：熊本県上天草市、前住所：東京都、現住所：熊本県上天草市、職業：スタートアップ企業支援、マーケティング、イベント企画他

#多拠点生活

#多拠点生活の移住体験談一覧：2件

#95 「福島に還元できることをしたい」という想いを胸に、協力隊としてUターン

いまの自分が一番新しい。上天草へのUターンで感じた価値とは