<h2><strong>土佐町への移住のきっかけは？</strong></h2><p><br><span style="color:rgb(38,38,38);">以前より家族に「いつかは田舎暮らしをする！」と話していたほど、田舎暮らしが夢でした。移住先は、趣味の海釣りができる場所がいいと思い、瀬戸内、淡路島、与論島、四国などを当初の候補地としていました。</span><br><br><span style="color:rgb(38,38,38);">移住する数年前から、移住情報サイトやYouTube、セミナーなどを活用して情報収集に努めていたところ、高知県移住ポータルサイト「高知家で暮らす。」に掲載されていた高知県土佐町の「うどん処　繁じ」の後継者募集記事を発見。「これだ！」とすぐに後継者人材バンクへ登録し、応募しました。</span><br><br><a href="https://kochi-iju.jp/work/keigyo.html">→継業・事業承継についてはこちら</a></p><p>その後、初めて訪れた土佐町で、山の中の大自然に感動。移住したらこれまで営んできたラーメン屋はできないと思っていたのですが、「自然に囲まれた四国のど真ん中でラーメン屋ができる！もうここしかない！」と、高知県への移住を決めました。</p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1193/%E2%97%8F%E2%97%8F20240517_152520-min.jpg"></p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1193/%E2%97%8F%E2%97%8F20240517_152158-min.jpg"></p><h2><strong>移住と開業の同時進行は大変だったのでは？</strong></h2><p>開業するにあたって最も大変だったことは、仕入れ業者や物流の開拓でした。元々うどん屋さんだったので、お店の機材はほぼ全て揃っていますが、仕入れ先に関しては、県内の製麺所をあちこち訪ねて、配送可能な業者を探しました。<br><br>また「そもそもこんな田舎で商売が成り立つのか？」という不安もあったので、店舗近くのスーパーやコンビニに行き、お弁当などの売れ行きなどを調べて市場調査を行いました。そして「ここなら大丈夫!!」と確信するに至りました。<br><br>資金面でも課題がありましたが、居抜き物件であることと開業支援金のおかげでクリアできました。<br>大阪時代にラーメン屋の新店オープンに携わった経験を活かしながら、役場や商工会、高知県事業継承・引継ぎセンターらの支えもあり、スピード開業を実現することができました。</p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1193/%E2%97%8F%E2%97%8F20240517_141205-min.jpg"></p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1193/%E2%97%8F%E2%97%8F20240517_141333-min.jpg"></p><h2><strong>土佐町に住んでみてどうですか？</strong></h2><p>土佐町は本当に気さくな良い人ばかり。大阪ナンバーの車で、ガソリンスタンドへ行くと「もしかして移住されてきた方？」と、釣りをした翌日には、「昨日〇○で釣りしよったらしいね～」と声をかけられたりしました。<br><br>住まい探しは、「れいほく田舎暮らしネットワーク」の方が協力してくれ、いくつか物件を紹介してくれた中から、「どうせ住むなら超山奥に住みます」と、山奥にある今の家に決めました。隙間だらけで虫はいっぱい入ってきますが、家の前に沢が流れていて、自分の理想とする田舎暮らしができる、最高の場所です。<br><br>元々豚骨系のこってりラーメンが好きで、これまでの店はその味でやってきましたが、土佐町にはおじいちゃんおばあちゃんが多いので、「豚骨系は重いかな」と、あっさり系の塩ラーメンに変更しました。また、スープの味・価格・量など、地元の方の好みやニーズに合わせて試行錯誤し、地元の方が気軽に来られるラーメン屋を目指しています。</p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1193/%E2%97%8F%E2%97%8F20240517_141552-min.jpg"></p><p><img src="https://kochi-iju.jp/content/image/1193/%E2%97%8F%E2%97%8F20240517_141628-min.jpg"></p><h2><strong>今後やってみたいことはありますか？</strong></h2><p>今後もラーメン屋を通して、地域の方と一緒に地域を盛り上げたい、という想いが一番ですね。<br><br>期間限定「オニオンらーめん」は、無農薬にこだわった地元農家さんが作る玉ねぎをふんだんに使っています。ラーメンのスープに、大川村のはちきん地鶏を使っていることもあってか、大川村からもたくさんの方が来てくれます。本当に、繋がっていくんですよ、人が。びっくりするぐらい。<br>　<br>このつながりを通して、もっと大きなことをやってみたいと思っています。<br><br>最近は、バイクで遠くから来られる方もとても増えました。町外から遊びに来てくれる人たちに土佐町の魅力を発信して、この地域を盛り上げていきたいと思っています。<br><br><img src="https://kochi-iju.jp/image/439ramen.png" alt="ラーメン"></p><h2><strong>これから移住を考えられる方にアドバイスをお願いします！</strong></h2><p>実際にその土地に足を運んで、その土地を好きになることですね。<br><br>僕は事業継承の案件で知ったこの地域に来て、この自然を目にして「ここにする！」と決めました。移住の候補地にできるだけたくさん足を運んで、その地域地域の良いところも悪いところも全部見て、比べてみるというのが一番良いのではないかと思います。そこでずっと暮らすわけですから。</p><h2>高知暮らしが気になったら「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」</h2><p>「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」は高知県へのUターン・Iターンを支援する移住ポータルサイトです！<br>県内の仕事・暮らし・住まいの情報を掲載するほか、高知の暮らしがよくわかるイベントもご案内しています。<br>他にも先輩移住者のインタビューを多数掲載しており、移住へのイメージがつかめるはず。<br>ぜひ一度、アクセスしてみてください♪</p><p>当センターは、高知へのUIターンに役立つ最新情報を発信しているほか、各市町村で活躍する移住者のみなさんの活動も応援しています。ご感想、ご質問は高知県移住コンシェルジュまでお気軽にお寄せください。<br><a href="https://kochi-iju.jp/service/">相談する</a></p>

高知県

2022年に大阪府から土佐町に移住し、ラーメン屋「439（ヨンサンキュー）」を営む河端浩史さんにお話を伺いました。

田舎暮らしが夢だった河端さん。移住と開業の同時進行を叶えたのは、積極的な情報収集と、引き継いでくれる方を募集していた居抜き物件に出会えたからだそうです。「土佐町は本当に気さくな良い人ばかり」と語る河端さんのストーリー、ぜひお読みください！

河端　　浩史

【高知県 土佐町】地元の方が一人で気軽に来られるラーメン屋を目指して！

<h2>自然に近い暮らしに憧れて</h2><p>以前仕事でオーストラリアにワーキングホリデーも含め、４年ほど住んでいました。<br>ビーチの目の前に家があり、仕事の日でも朝と夕方に海に入ったり、気軽に自然と触れ合う事が出来ていた当時の環境が忘れられず、帰国後１５年くらいはいろんな地域でキャンプをしながら移住先を探していました。</p><p>結局は同じ千葉県から高知県の大月町へ移住していた友人を訪れた時に、移住相談員の方が案内してくれたオーシャンビューの空き家を内覧させて頂いてから夫婦でワクワクが止まらなくなり２週間後には引越して、現在は９年目。</p><p>住んでいる家から３分ほど歩くと熱帯魚やイカが泳いでいるのが見える港があり、お散歩の途中に暑くて海に入りたくなった時は服のまま海に入ったりして憧れだった自然に近い暮らしを夫婦で楽しんでいます。</p><p>大月町はイルカが港に住んでいたり、海沿いは霜が降りないのでバナナやパッションフルーツが実ったり、道の駅の市場はいつも新鮮な魚や野菜がリーズナブルで大好きです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/11/14/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/6Y1RFeug7bqFrjAlnAbsn.webp"></figure><h2>なんだかんだ移住はなるべく早いほうが良い</h2><p>移住したての時は新しい人間関係、慣れない畑仕事、家の修繕、お風呂やストーブ用の薪の確保のほか、住んだ家が築１５０年の古民家で改修箇所が想像以上に沢山あったので毎日くたくたでした。</p><p>さらに「手伝ってあげるからこれをやってみたらどう？」とチャンスをくれる優しい人達が沢山いて、地域おこし協力隊をしたり、サツマイモを育てて干し芋を作ったり、トウモロコシ屋台をやったり、消防団に入ったり、ついついいろいろチャレンジしてしまい忙しい日々が続きました。</p><p>そんないろんな経験をさせて頂いたおかげでやりたい事もみつかり、現在は週二回ほど大月町役場で移住相談員と、週末は自宅で古民家カフェをしています。<br>最近では近所の空き家を利用してオーシャンビューの宿と、ビーチ付きの宿も始めました。</p><p>実際に移住してみると体力もいるし、やりたい事が沢山みつかるので移住はなるべく早いほうが良いと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/11/14/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/eExgwWiLth80Hrj6KbhGa.webp"></figure><h2>ゆっくり自分とつながること</h2><p>我が家は大月町の中でも辺境にあり、空港や映画館まで３時間半かかり、普段も車で２０分以上は走らないと物が買えないなど、移住後は移住前の便利な環境から離れることで沢山あった選択肢がかなり減りました。<br>そのおかげで余計な考えが減り、ゆっくり自分とつながることによってカフェや宿などの自分がやりたいことがわかって本当に移住して良かったと感じています。</p><p>やっと最近になって普段の生活でもある程度の余裕ができたのか、朝起きて自宅のカフェテラスで海を眺めながら妻と自家焙煎珈琲を楽しんだり、夏は港で泳ぐついでにとった貝を茹でてレモン絞ってパスタで食べたり、九州に沈む夕日を眺めながらお散歩したり、田舎暮らしをゆっくり楽しめるようになってきた気がします。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/11/14/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/XiYXwqDwPty03mHWCmPPf.webp"></figure><h2>みんなと楽しめる空間を作っていきたい</h2><p>昔から楽しめる空間を作るのが好きで、今後はさらに自宅の上段の敷地に宿泊できるオーシャンビューのイベントレンタルスペースを新しくセルフビルドする予定です。<br>イベントレンタルスペースではヨガや瞑想などのリトリート体験や野外シアターなど、大月町の美しい自然に囲まれた最高の環境でみんなと楽しめる空間を作っていきたいと考えています。</p><p>【 お店情報 】※全てInstagramアカウント<br>■『<a href="https://www.instagram.com/caferonoji/?hl=ja">カフェロノジ</a>』<br>オーシャンビュー辺境古民家カフェ。熱帯魚が泳ぐ海まで徒歩3分♪</p><p>■『<a href="https://www.instagram.com/umitominto/?hl=ja">ウミトミント</a>』<br>オーシャンビューで釣りや海水浴、カフェも楽しめる1日1組の宿　＊１人追加ごとに3000円／泊</p><p>■『<a href="https://www.instagram.com/villa_umikumalua/?hl=ja">ヴィラ ウミクマルア</a>』<br>プライベートスペース &nbsp;ビーチまで歩いて２０秒　１日１組　宿泊棟貸切</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/11/14/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/6AN7OOGi2o0x2MyDoyBef.webp"></figure><p>※この記事は、2023年11月13日時点の情報を掲載しております。</p><h2>高知暮らしが気になったら「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」</h2><p>「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」は高知県へのUターン・Iターンを支援する移住ポータルサイトです！<br>県内の仕事・暮らし・住まいの情報を掲載するほか、高知の暮らしがよくわかるイベントもご案内しています。<br>他にも先輩移住者のインタビューを多数掲載しており、移住へのイメージがつかめるはず。<br>ぜひ一度、アクセスしてみてください♪</p><p>記事に関するお問い合わせは<a href="https://kochi-iju.jp/service/form.html">こちら</a><br>移住コンシェルジュに相談してみたい！と思われたら<a href="https://kochi-iju.jp/service/">こちら</a></p>

今回ご紹介するのは、2015年に千葉から大月町に移住した橋本さん。
同町で暮らす先輩移住者のご友人を訪ねたことをきっかけに、なんと訪問から2週間後にご自身も引っ越すというスピード移住を果たしました。

決め手になったのは自宅から徒歩3分のきれいな海。熱帯魚やイカが泳いでいて、散歩中に服のまま海に入ることもあるんだそうです。自然と触れ合う暮らしをしたい、と移住先を探していた橋本さんにぴったりの住まいでした。

そんな橋本さん、移住してしばらくは田舎でのんびり…とはいかず、意外と忙しい日々だったんだとか。インタビューでは、様々なことにチャレンジしたからこそ見つけた現在のお仕事についてもお聞きしました！

大月町

『海の近くで、毎日夕日を眺める生活が本当に最高なんです』と語る橋本さん。奥様と愛犬と共に“大月町”へ移住されるまでのストーリーと移住8年目となる今を伺いました。

橋本　信幸

【高知県 大月町】ゆっくり自分とつながることでやりたいことがみつかる

<h2>中学生だったあの頃は外の世界に憧れていた</h2><p>私は旧東津野村（現在の津野町）の山村で育ちました。中学生の頃は学校から帰ると、毎日田んぼや草刈りなど家の手伝いをすることが当たり前でした。家にいたらずっと家の手伝いをさせられる、正直こんな仕事は続けていけないと思っていました。自宅から車で10分ほどの距離にある商店街のあたりがとても栄えていて、そこに住んでいる同世代の子どもが羨ましくて、羨ましくて（笑）とにかく家や地域から出て、外の世界を見たいと思っていたことを覚えています。</p><p>中学3年生になって進路を考えた時、テレビで見るきらびやかな大都会に憧れ、家を出ることを選びましたが、そこからは苦労の連続でした。数年間は各地を転々としましたが、最終的には高知市で車の保険会社に就職し、営業の仕事をしました。当時を振り返ってみると、若かったこともありますが最初はお客様に全く相手にされず、契約がとれなくて本当に苦労しました。しかし、諦めずに取り組んでいると、趣味のスポーツを通じて知り合ったお客様とのご縁で、新たなお客様を紹介していただき、そこから輪を広げていくことができました。仕事で学んだこのコミュニケーションスキルや経験は、Uターン後、集落支援の活動にも活かせています。</p><h2>地元に戻ると60代はまだまだ若手！</h2><p>車の保険会社には27年間勤めて、定年で退職しました。私の周りでは定年退職して余暇を楽しむ方が多く、私も定年後は年老いていく両親の世話をしながら、育った場所で趣味のキャンプや登山を楽しみつつ、自分の時間をゆっくり過ごしたいと考えました。ということで、生まれ故郷の津野町にUターンすることを決意したのです。</p><p>60歳でUターンをしましたが、思い描いていた定年後の生活と、津野町の現状の違いに驚きました。津野町で周りを見てみると、田んぼや畑で生涯現役を貫いている方が多く、60代はまだまだ若手の扱い。都会の60代と感覚がまったく違うんです。実家に帰ると早々に、親父からどこか勤めに行くことをすすめられました（笑）</p><h2>営業の経験を活かして地域を支える集落支援員に</h2><p>若くして津野町を出たこともあり、住民のことも地域のことも知らないことだらけでした。ここでの暮らしを続けていくのであれば、まずは地域に馴染んでいかなければ！と思い、地域のお祭りや道づくりなど地区の行事や活動に積極的に参加することから始めました。</p><p>その頃、津野町では集落活動センター（※）の立ち上げに向けた会議がすでに始まっており、私は郷（ごう）地区の地区長としてその会議に出席しました。これからの地域の未来のためにと、地域の活性化を考える住民が集まり、200回を超える話し合いを重ねました。開所に向けて準備は進んでいきましたが、センターの窓口となる集落支援員がなかなか決まりません。</p><p>ある日の会議で、地域の方から「嶋本さんが支援員をやってくれるなら、私もメンバーとして協力したい」と言っていただきました。それをきっかけに、乗りかかった舟を降りるわけにはいかない、私にできることであれば、と平成27年、集落活動センター「<a href="https://www.eitoko.jp/center/dtl.php?ID=2018">奥四万十の郷</a>」の開所と同時に、郷地区の集落支援員として勤めることになりました。</p><p><i>※</i><a href="https://www.eitoko.jp/about/"><i>集落活動センター</i></a><i>…地域住民が主体となり、それぞれの地域の課題やニーズに応じて、生活、福祉、産業、防災といった様々な活動に総合的に取り組む仕組み。</i></p><h2>一度訪れた人がまた来たいと想う地域づくり</h2><p>それからは本当にたくさんの方に支えてもらいながら、何とか活動してきました。地域の方にも地域外の方にも来てもらえるような場にしたいと、地域の食材を生かした「農家食堂café・イチョウノキ」を始めたり、特産品の「いらずの茶」を販売したり、高齢者への配食サービスを始めたり、様々な活動を地域の皆さんと共に進めてきました。</p><p>活動において大事にしてきたことは、「人との繋がりをつくっていくこと」と「その輪を広げていくこと」。人が集まらないと地域の拠点にはならないと考えていたからです。田舎は人と人との距離感が近い分、日ごろのお付き合いが大切です。私は、住民の皆さんを覚えてつながりを作るために、配食サービスでは自ら積極的に食事の配達を担当しました。</p><p>どんなに小さなことでも地域の皆さんに質問し、教えてもらって取組んでいくことの繰り返しでした。「奥四万十の郷を拠点に人を繋いでいく」、「アナログかもしれないけれど地道に地域のファンをつくっていく」、そんな想いで活動を続けました。</p><p>大阪から来ていただいた方から「また行きます」と年賀状が届いたり、他市町村のサッカークラブの子どもたちが奥四万十の郷でランチを食べた思い出を高知新聞の読者コーナーに投稿してくれたりと、活動で繋がった方たちから温かいメッセージをいただきました。活動の励みになりましたし、周りの方に認めていただけてような気がして、集落支援員になって本当によかったと思いました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/02/qARYnBe5dUEiLksYfZrAt/T3Fncx_Q051OgRuBSGCnX.webp"></figure><h2>地域を支える中で芽生えた故郷への愛着</h2><p>中学生の頃の私にとって津野町は、とにかく離れたいと思っていた場所でした。長年故郷を離れた後にUターンし、集落支援員の活動を通して新たな視点で地域を見た事で、初めて地域への愛着というものを知ったような気がします。地域に関わることがなければ今でも知らないままだったかもしれません。特に中山間地域にとっては、地域を支える人の関わりを増やして愛着を持ってもらうことが、地域の維持につながっていくのではないか、と考えています。</p><p>5年にわたり集落支援員を勤めましたが、今は一住民として奥四万十の郷に関わっています。今となっては私にとってなくてはならない、思い出が詰まった大切な場所です。</p><h2>これから移住を検討されている方へ</h2><p>これからの地域づくりに必要なのは、古くからあるものを残しながらも、新たな視点も取り入れていくことだと思います。その土地で根付いている、住民同士のつながりや、決まり事、しきたりなどは、他所からみると一見価値が分からないかもしれません。でも、地域の方が大事にしてきたことを尊重しながらも、外からの視点で新しい風を入れてほしい。そんな方は、地域も大歓迎なはずです！</p><p>※この記事は、2023年3月7日時点の情報を掲載しております。</p><h2>高知暮らしが気になったら「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」</h2><p>「<a href="https://kochi-iju.jp/">高知家で暮らす。</a>」は高知県へのUターン・Iターンを支援する移住ポータルサイトです！<br>県内の仕事・暮らし・住まいの情報を掲載するほか、高知の暮らしがよくわかるイベントもご案内しています。<br>他にも先輩移住者のインタビューを多数掲載しており、移住へのイメージがつかめるはず。<br>ぜひ一度、アクセスしてみてください♪</p><p>記事に関するお問い合わせは<a href="https://kochi-iju.jp/service/form.html">こちら</a><br>移住コンシェルジュに相談してみたい！と思われたら<a href="https://kochi-iju.jp/service/">こちら</a></p>

今回ご紹介するのは、2010年に高知県 津野町(つのちょう)へUターンした嶋本さん。
子どもの頃は旧東津野村（現在の津野町）の山村で育ったものの、進路を考えた結果、きらびやかな大都会に憧れて家を出ることに…。長く故郷を離れていましたが、趣味を楽しむ時間やご両親の今後を考えて、定年退職後に戻ることを決めました。
故郷に戻ってからひょんなことから地区の集落支援員となり、地域を支える活動は５年にわたったんだとか。
支援員になったきっかけや、活動内容についてもお聞きしました。

津野町

定年後は生まれ育ったところで暮らしたい、と2010年に津野町へUターン。集落活動センター「奥四万十の郷（おくしまんとのさと）」で5年にわたり集落支援員を勤め、地域づくり活動の支援を行いました。

#高知県

#高知県の移住体験談一覧：3件

【高知県土佐町】地元の方が一人で気軽に来られるラーメン屋を目指して！

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