長門市

岩国市

岩国市（いわくにし）は、山口県の最東部に位置する市。守護大名・大内氏が中国地方を統治していた室町期まで、岩国氏・広中氏といった豪族がこの地を治めていた。関ヶ原の戦いの後、長門・周防の2国に減封された毛利家前当主・毛利輝元は、東の守りとして、毛利元就の次男・吉川元春の三男で、吉川家を相続していた吉川広家（広家は武断派と言ってよかろう、関ヶ原の戦いにおいて徳川方に通じ、毛利本家を参戦させないように画策した。結果として家康より広家に対して防長2州を与えられたが毛利本家安泰のため固辞した）に岩国を与えた。以後、岩国は、吉川家が治める岩国領6万石の城下町として発展していく。

長門市（ながとし）は、山口県北部、日本海に面した市。江戸期は捕鯨基地として繁栄。主な産業は漁業、農業、畜産業と食品製造（蒲鉾）業である。また、観光産業も盛んである。日本海に面した天然の良港を複数擁することもあり、沿岸漁業が基幹産業の一つとなっている。水揚げされる主なものとしてはイカ（ケンサキイカ）・アジなど。かつては青海島で大規模な鯛やハマチの養殖事業も行われていたが、現在は油谷地区を中心に養殖事業が行われている。市北部の仙崎地区にある仙崎港は、山口県北部の港湾ではかなりの規模をもつ。漁業のほかには蒲鉾をはじめとする魚肉練り製品の製造が盛んである。

山陽小野田市

山や河川、海など豊かな自然に包まれ、美しいビュースポットが点在。公園やゴルフ場、キャンプ場、海水浴場など自然を生かしたレクリエーション施設も充実しています。
また、近代化産業遺産や文化財、数々の特産品があり、歴史や伝統を守りつつ、新しい暮らしを応援する制度を整えています。
住まい探し、仕事探しのサポート、子育て支援など住みやすいまちづくりに取り組んでいます。

山陽小野田市（さんようおのだし）は、山口県南西部に位置する市。

周防大島町

”瀬戸内のハワイ”こと、周防大島町。
気候も人柄もあったかいこの島で、穏やかな海の見える暮らしを始めてみませんか？


周防大島町（すおうおおしまちょう）は、山口県の南東部に位置する町。1町で大島郡をなしている。

柳井市

柳井市（やないし）は、山口県南東部の市。農業産品の集積地としての柳井は、商業を中心としながら零細な製造業も存在した。山陽鉄道（現在の山陽本線）敷設当時は鉄道機関区がおかれ、通常の列車は停車していた。大戦後の農村景気までは繁栄を謳歌し、美空ひばりが訪れたこともあった。それ以後、柳井は工場誘致や商業開発がある程度進んだ。しかし、地理的な関係から国道2号や山陽新幹線、山陽自動車道が柳井を経由せずに整備されたということもあり、軍需都市からの転換で高度経済成長期に発展した周南地区や岩国市と比べ、時流に十分乗ることができなかったという指摘がある。

防府市

こんにちは、防府市です。
山口県のほぼ中央に位置する防府市は、瀬戸内海特有の温暖な気候に恵まれています。海と山に囲まれ、町から近い場所で自然を身近に楽しめるところが特徴です。また、古くから周防の国の国府として栄え、交通の要衝として発展した歴史的な町でもあります。
高速道路のインターチェンジが市内にあり、県内外へのアクセスも良好！生活のための各種施設が小さなエリアに集約された、暮らしやすいコンパクトシティです。
山口には「幸いです」「うれしく思います」という意味を持つ、「幸せます」という方言があります。防府市では、これに「幸せが増す」という意味を付け加え、地域ブランドとしています。
豊かな自然と古い歴史を持つ「幸せますのまちほうふ」にぜひお越しください！

防府市（ほうふし）は、山口県中南部にある市。瀬戸内海の周防灘に面している。

下関市

下関市（しものせきし）は、山口県の西部、本州最西端に位置する都市。山口県最大の都市であり、山口県で唯一中核市及び中枢中核都市に指定されている。

宇部市

宇部市は本州の端、山口県の瀬戸内海側にあるまちです。人口約16万人。下関市、山口市に次いで県内では三番目の人口規模です。 工業都市のイメージが強いかもしれませんが、北部は豊かな自然に包まれた”うべの里”が広がり、南側は商業地がにぎわいをつくっています。都市の利便性を利用しながら山や湖の見える里で自然に寄り添う田舎暮らしが実現できるのも宇部市の魅力です。 毎日の暮らしはもちろんですが、ショッピングモールや映画館、遊園地などの施設だけでなく、街の近くには温泉があり、山や海にもアクセスが良いので、休日もいろんな過ごし方ができます。街と自然がほどよくブレンドされた「ちょうどいい」まちです。

宇部市（うべし）は、山口県西部、周防灘（瀬戸内海）に面した市。

山口県は、本州の西端に位置し、三方を海と山に囲まれた豊かな自然と歴史のある土地です。 住みたい田舎No.1に選ばれた「宇部市」や、城下町の古い街並みが今も残る「萩市」、日本にいながらハワイを感じることができる「周防大島町」など、とっても魅力的な市町がたくさんあります。
都市に住んでいても、ちょっと足を伸ばせば豊かな自然とのふれあいを満喫できますし、田舎に住んでいても、簡単に街に出かけられ、ショッピング、娯楽等を楽しむことができる「住む」にはとても便利な山口県です。

周南市

～しゅうなんは、じゅうなんだ！～
周南市は、山口県の東南部に位置し、北に中国山地、南に瀬戸内海を臨み、大規模なコンビナートが広がる自然と産業が調和したまちです。

周南市ってどんなまち？市内に暮らす人に聞いてみると…
「これといって特徴は…あっ、でも…！
出会う人、出会う人、みんなあったかくて、海もあれば山もあって『ちょうどいいまち』
みんな自分のまちに愛着があって、ポジティブなエネルギーに溢れてる、暮らしやすいまちだよ。」

ほどよく田舎、ほどよく都会。海、山、川、街、暮らし方はあなた次第。
じゅうなんなまち、周南市への移住を検討する方は、ぜひ一度「周南市役所　移住交流推進課（0834-22-8341）」にご連絡ください。

周南市（しゅうなんし）は、山口県の東南部に位置する市。

下松市

下松市（くだまつし）は、山口県東南部に位置する市。

萩市

萩市は、萩地域、川上地域、田万川地域、むつみ地域、須佐地域、旭地域、福栄地域の７地域から構成され、総面積は698.31㎢で、山口県のおよそ１割の面積を有します。城下町のたたずまいが残る萩は、「今も江戸時代の地図がそのまま使えるまち」となっており、幕末には、吉田松陰をはじめとする維新の志士を数多く輩出しております。焼物のまちとしても知られており、市内には約100の窯元が点在しています。中山間地には豊かな自然が広がっており、四季折々に変化する美しい渓谷の「長門峡」、約1400万年前にできたとされる黒と淡灰色の鮮やかな縞模様の断崖「須佐ホルンフェルス」などが観光の名所となっています。

田布施町

田布施町（たぶせちょう）は、山口県の南東部の町。

上関町

上関町（かみのせきちょう）は、山口県南東部にある町。

平生町

平生町（ひらおちょう）は、日本の町。

和木町

和木町（わきちょう）は、山口県本土部の最東にある町。玖珂郡で唯一残る町である。

美祢市

美祢市（みねし）は、山口県の中央部にある市。市の範囲が日本ジオパークであるMine秋吉台ジオパークとなっている[2]。明治維新後に開発された大嶺炭田の無煙炭、石灰石の産出などで工業都市として発展。特に大嶺炭鉱の無煙炭は、戦前の軍艦などの燃料に重宝された。石灰石は全国有数の国内シェアを誇る。大嶺炭鉱が閉山した後は人口が激減した。現在でも宇部興産や太平洋セメントによる石灰石の産出は行っており、工業団地の誘致などにより工業都市としての発展を図っている。

阿武町

阿武町（あぶちょう）は、山口県北部に位置する町。北長門国定公園に面する。海岸線に沿って山陰本線、国道191号が通っている。無角和牛とキウイフルーツが町の名産。

光市

光市（ひかりし）は、山口県東南部に位置する市。※正副議長は慣例で会派を離脱している。※会派は2議員以上で結成できる。光市は1995年3月24日に「おっぱい都市宣言」を決議している。光市の公式サイトではこの「おっぱい都市宣言」について、としている[6]。この宣言の発端は、1976年、粉ミルク育児全盛期において母乳育児を重要視する動きが出る中で旧光市が母子保健活動の重点目標として母乳栄養の重要性を掲げたことにあり、その後は母乳育児推奨から「胸でしっかりと子どもを抱きしめ愛しむふれあいの子育て」に意味が変化し、子育て支援に関わる団体や市民グループの陳情を受けて1995年に市議会で「おっぱい都市宣言」が決議された。

山口市

山口市は本州最西端の山口県のほぼ中央に位置する県庁所
在地。豊かな自然や歴史が共存する文化都市です。室町時代
に守護大名大内弘世が本拠としたことで発展し、その後の大
内義興・義隆の頃には「西の京」として栄華を極めました。ま
た、幕末には日本海側の萩市から藩庁が山口市へ移され、明
治維新の中心的役割を果たします。幕末の志士や文化人も入
浴した湯田温泉、穏やかな瀬戸内海、豊かな山々…山口市に
は歴史遺産や自然が数多く点在しています。

山口市（やまぐちし）は、山口県の中部に位置する市。山口県の県庁所在地である。山口市は、下記のように新設合併によって3度設置されている。前身の山口町については当該項目を参照。2005年10月1日の合併以降、および2010年1月16日以降の旧阿東町域の住所表記は以下の通りとなる。市外局番は、083。MAが複数あるため、旧徳地（0835区域）・阿知須（0836区域）両町域を除き、2013年12月1日から統一されている。旧山口市域は、おもに083-9xxが使われている。宮野地区（旧宮野村）には、財産区である「宮野財産区」がある。

山口県

中国地方

詳細は、長門市定住支援サイト「https://www.nagatoteiju.com/」をご参照ください。

<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社維里</strong><br>所在地：山口県長門市<br>業種：農業<br>商品：有機玄米、大豆、玄米シリアル、米粉<br>会社URL：<a href="https://isato.farm" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://isato.farm</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>私たちは山口県長門市に移住し、全ての圃場でオーガニック栽培に取り組み、「イセヒカリ」というお米を育てています。</p><p>移住のきっかけは、長門市が掲げた「オーガニックビレッジ」の宣言です。今後、有機農業に力を入れていくという市の方向性と、「オーガニックが当たり前の未来を築く」という私たちのビジョンが一致したためです。</p><p>「土地は先祖から受け継いだものではなく、未来の子孫から借りているもの」という言葉を大切に、私たちは未来に貢献できる農業を実践しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/09/12/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/_5j-M17DDHx-WUu73zGSC.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>イセヒカリは、伊勢神宮で発見された新種のお米です。</p><p>1989年（平成元年）、台風が2度にわたり直撃し、御神田の稲がすべて倒されました。しかし、その中で生き残った2本の稲から生まれたお米が「イセヒカリ」と命名されました。</p><p>イセヒカリは、あっさりとした味わいながら、噛むほどに旨みが広がるお米です。しっとりとした絹のような食感が特徴で、上品な風味を楽しめます。</p><p>私たちはイセヒカリを通じて、日本人として「お米」を育て、食することの大切さを伝えていきたいと考えています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/09/12/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/imSOjwieYG-Z0v4EU-KOb.webp"></figure><h2>お仕事のやりがいはなんですか？</h2><p>私たちは、オーガニックが「当たり前」となる未来の実現を目指しています。 私たちが関わる土地が増えれば、自然とオーガニック農地が広がり、環境への負荷も軽減されていきます。</p><p>「生産量が増えることによって店頭にオーガニック食材が増えていく」というビジョンを持ちながら、日々農業に向き合っています。「食べたものが明日の自分をつくる」の言葉の通り、農業は未来を創る<span style="color:#000000;">志事</span>です。</p><p>農業という分野で、里を維持し、地域への社会貢献に尽力したいと考えています。</p><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>人材確保は大きな課題だと捉えています。農業従事者の平均年齢は65歳を超えており、若い世代が少ない現状があります。</p><p>農業は、生きるために必要な「食」を担う尊い仕事です。農業従事者が減少することは、日本の食料自給率に直結し、未来に大きな影響を与えます。</p><p>「食＝農業」という方程式をもっと意識し、農業、さらにはオーガニックに関心を持つ人が増えることを心から願っています。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>長門市はオーガニックビレッジを宣言していますが、現時点ではまだ地元の農産物がオーガニック食材で満たされている状況には至っていません。これから先、オーガニックに関心のある若者が多く長門市に移り住み、オーガニックの拡大に共に尽力出来る仲間が増えたらいいなと思っています。</p><p>今後は、小中学校の有機給食化の実現、放棄竹林の活用、地域循環型農業の推進、そしてオーガニック圃場の拡大に向けて様々な挑戦をしていきます。</p><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>山口県長門市は、美しい日本海に面しており、その絶景はまるでハワイを思わせるほどです。特に、驚くほど澄んだ海は訪れる人々を魅了します。</p><p>この恵まれた海は、市の特産品である海産物にも反映されており、どのお魚も格別の美味しさを誇ります。私たちは陸地で農業に取り組んでいますが、地元の海から得られる豊富なミネラルを圃場に取り入れ、地域循環型農業を実践しています。</p><p>綺麗な海の側で生きる人は心がピュアだと聞いたことがありますが、長門の人々はみんな朗らかで、優しいです。また、ほどよい距離感のコミュニティがとても心地よく感じます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/09/12/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/IE2O8AJsTE8Mu4utOwenQ.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>移住は一生に一度の大イベントのように感じる人も多いと思いますが、私たちのように運命に導かれるように移住に至るケースもあるかと思います。その時に、「チャンスを逃さないこと」が大事だとお伝えしたいです。</p><p>「チャンスの神様は前髪しかない」ということわざがあります。いただいたご縁を一瞬で掴み流れていくその先には、「自分たちにとって最もマッチする環境が必ず待っている」。そう信じて一歩踏み出すと、人生は想像以上に面白くなると思います。</p>

ワープシティ公式

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第134回目にご協力いただいた企業は、山口県長門市の株式会社維里です。

#134 オーガニックが当たり前になる未来を目指して。長門市移住と有機農業への挑戦

<h2>Iターンされる前は、どちらにいらしたのですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">芦田健介さん（以下、芦田）</span>：</b>広島県出身で、大阪の大学から東京の会社に就職しました。4年半ほどで退職し、その後、カナダで14年間暮らしました。帰国後、どこに身を置くか考えながら、家族みんなで車で日本中を回って、辿り着いたのが長門市でした。     </p>
<p>学生の頃は、都会への憧れや、人とか物への執着心もそれなりにありました。でも、東京に就職して2年目ぐらいから、疑問を持ち始めたんです。もちろん東京には東京の良さがあるんですけど、「なんか、嫌だな」と違和感を持つようになって、心に余裕がなくなっていきました。     </p>
<p>でも会社を辞めるのは、自分にとっては一大決心で、「辞めるからには何かしないと」と思ったんです。その頃、大学で始めたスノーボードに夢中だったので、語学留学も兼ねて、カナダに行くことにしました。     妻とは、カナダでスノーボードを通して出会ったんですよ。</p>
<p>子どもを授かるまでは、2人でカナダから世界中を旅しました。新しいものに出会う楽しさは、カナダで教えてもらいましたね。     カナダの生活は、何より自分に合っていたんだと思います。働くことも遊ぶことも、楽しくて仕方ありませんでした。</p>
<p>働き方や、生き方、食へのこだわり、自然環境への意識の高さなど、大きな影響を与えられましたね。価値観が変わるというより、どんどん広がっていきました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-11279 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/c01f3776-2.jpeg" alt="14年間のカナダ暮らしを経験したのち、ご家族で長門市に移住した芦田健介さん" width="720" height="420" /></p>
<h2>どうして日本に戻ろうと？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">芦田</span>：</b>カナダで過ごしているうちに、「彼らのように気持ちよく生きていたい」と強く思うようになりました。やりたいことが14年の中でだんだん固まってきて。     ところが、その当時カナダは不動産バブルで、土地がとても高かったんです。</p>
<p>一方で、日本の田舎に目を向けてみると、家や畑はあるし、安いし、海も山もある。     「日本に帰るのもいいんじゃないか」と考えるようになり、タイミングも良かったので、帰国しました。</p>
<h2>移住先を長門市に決めた理由は？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">芦田</span>：</b>何かちょっと引っかかるものがあったんですよね。     日本に帰ってきてから、移住先を探すために、家族みんなで日本中を車で旅したんです。     僕がカナダで管理していたシェアハウスには、ワーキングホリデービザを使ってやってきた日本人が毎年たくさん訪れていて。</p>
<p>日本に帰ってからは、彼らを訪ねながら、4ヶ月ぐらいかけて日本中を巡りました。     長門市にたどり着いたのも、友人に“先輩移住者”がいたからです。それまで移住先の候補は北海道や長野県で、他はどこも変わり映えしないような気がしていたんですが、長門市はどこか頭の隅に引っかかっていました。</p>
<p>     その後も九州の方まで行ったんですが、長門市が忘れられなくて、「じゃあ戻ろうか」と長門市に戻ってきたんです。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-11280 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/c1c34579-3.jpeg" alt="芦田さんご一家（写真左）、2019年にオープンしたカフェ「NaNaya Farm」（写真右）" width="720" height="300" /></p>
<h2>長門市に移住を決めてからはどのように動きましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">芦田</span>：</b>先ほど話した“先輩移住者”の友人に、色々と助けてもらいました。     まず畑と田んぼと、築60年の古民家を借りたんですが、家の方は住めるような現状ではなかったので、別の家を借りて、通いながら改修作業を行いました。     </p>
<p>今は古民家の方で暮らしていますが、今でも改修は続いています。     これまで出会ってきた人との“つながり”と、新しく長門市で出会えた人たちの“助け”と、あとは自分の“情熱”で突き進みましたね。</p>
<h2>カフェ「NaNaya Farm」をオープンしたきっかけは？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">芦田</span>：</b>「NaNaya Farm」は2019年にオープンしました。カフェも、長門市で出会ったオーナーとの“つながり”から始まったんです。繁忙期にお店を手伝っていた縁で、飲食の方を任せたいと言っていただいたことがきっかけで。</p>
<p>カナダにいた頃から、“自分の畑で育てた野菜を使って店をやりたい”と思っていたので、引き受けることにしました。現在は、自分の畑で採れた無農薬野菜をカフェで出しています。</p>
<p>     学校から帰ってきた娘がここで宿題して、そのまま海で遊ぶ姿を見ていると、「ここに移住してきてよかった」と思いますね。     周囲に心配をかけたりもしましたが、焦らず、無理せず、自分たちのタイミングで決められてよかったと思います。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-11281 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/fcc620d1-4.jpeg" alt="自身の畑で採れた無農薬野菜を提供しているという、カフェ「NaNaya Farm」内観" width="720" height="420" /></p>
<h2>これから移住を考えている方へメッセージをお願いします</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">芦田</span>：</b>僕は日本を離れてみて、今まで自分を縛っていた“常識”や“価値観“から自由になった気がしました。「人間ってこれでいいんだ」と、実感したんですよね。     だから、そういう仲間を増やしたいし、みんなにも“早く踏み出してほしい”と思っています。</p>
<p>     価値観は人それぞれですから、しがらみの中でも頑張りながら、小さな楽しみを見つけるのも一つの生き方だと思います。でも、思い切って抜け出してみると、視界が広がって自由になります。</p>
<p>楽しいことや気持ちいいこと、本当にやりたいことが見えてくる。     もちろん、暮らしを大きく変えることには、覚悟も労力も必要です。だけど、変えてみないとわからないですから。</p>
<p>     あと、“一人じゃない”ということは絶対に忘れずにいてほしいですね。同じように苦労した仲間や先人たちが、必ず助けてくれます。     だから、まずは最初の一歩を、臆せず、動かしてみて欲しいですね。自分の心に素直になって、踏み出してみてください。</p>
<p>出典: <a href="https://www.ymg-uji.jp/interview/id_nagato_ashida.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">経験者に聞きました！ まずは臆さずに、最初の一歩を。 本当にやりたいことが見えてきます。</a></p>

大学卒業後、東京での会社勤めを経て、14年間のカナダ生活を経験したという広島県出身の芦田健介さん。帰国後、芦田さんご一家は移住先を求め、車で日本中を旅します。4ヶ月間の旅の中で、“心に残るものがあった”という山口県長門市に2017年に移住。2019年には、「つながり」「助け」「情熱」が形となり、カフェ「NaNaya Farm」のオープンを実現させます。現在は、「安全でとれたてのもの」にこだわり、自身で育てた無農薬作物を中心に提供しているのだそう。食事をしながら情報交換などのコミュニケーションが取れる場所を目指し、奥様と二人三脚で奮闘しているという芦田さんに、お話を伺いました。

出身地：広島県、前住所：カナダ、現住所：山口県長門市、職業：カフェ「NaNaya Farm」店主

芦田 健介

臆さずに踏み出した一歩から新たな世界が広がりました

<h2>向津具に来られる前はどちらにいらしたんですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本祥太さん（以下、松本）</span>：</b>東京にある自然食レストランで妻と一緒に働いていました。以前から、自然食や持続可能な暮らしに興味があったので、将来的には田舎で自給自足生活をしたいなと考えていました。</p>
<h2>移住しようと決意した一番の理由は何ですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>東日本大震災を経験して、東京で暮らすことの危うさを痛感したことがいちばんの理由です。それで会社を退職しまして、自給自足をするための移住地を探す旅に出ることにしました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-11451 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/cc8f9ef2-2.jpeg" alt="長門市向津具に移住した松本祥太さん（写真左）移住後オープンした農家民宿「くら里木」（写真右）" width="720" height="360" /></p>
<h2>向津具に移住をしようと思った理由を教えていただけますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>岡山・広島・九州地方を約6ヶ月間かけて旅行をしながら、移住先を探しました。山口県の石州瓦が並ぶ家並みを見た時に、どこか懐かしさを感じて、数日間滞在してみることにしました。インターネットで、向津具で塩作りをされている「百姓庵さん」のことを知って、お話を聞きに行ったのが大きなキッカケになりました。</p>
<p>それで、2012年の1月に移住することを決めました。移住にあたっては、インターネットで様々な統計を調べました。山口県の向津具周辺で地震が少ないというのもココに決めた大きな理由のひとつですね。また、雪も少なくて暮らしやすそうだなと感じました。</p>
<p>実際は、海沿いなので風が強くとても寒かったんですが（笑）。沖縄などの人気の移住地は、空き家待ちをしている人がたくさんいるというような状況です。全国的には有名ではないですが、向津具エリアは穴場だなと思いましたね。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-11452 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/81a029d7-3.jpeg" alt="2012年に長門市向津具に移住した松本祥太さん・宮味さんご夫妻" width="720" height="440" /></p>
<h2>移住する際の不安はありませんでしたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>近くに、「百姓庵さん」という移住を経験された先輩がいらっしゃって、事前に色々なお話を聞くことができたので特に心配はありませんでした。また、小さいですけど、移住者同士のネットワークがあったこともとても心強かったですね。</p>
<h2>住む家はすぐにみつかりましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>いいえ。3ヶ月ぐらいは見つかりませんでしたね。当時は、空き家バンクも十分に整備されていませんでしたね。やっと見つかった家は、10年間誰も住んでいなかった物件で、草がうっそうと生い茂っていました（笑）。ほぼ物置き状態だったので、荷物だけでも10トントラック2台分はあったと思います。</p>
<p>2人だけで改装をしたので本当に大変で、途中で何度も心が折れました（笑）。約2年間の工事を経て、2015年の5月に農家民宿「くら里木（りこ）」をオープンしました。「くら里木（りこ）」は、暮らし＋イタリア語の豊・おいしいという意味を込めて名付けました。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-11453 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/acc66da4-4.jpeg" alt="松本祥太さん・宮味さんご夫妻（写真左）、火鉢（写真右）" width="720" height="360" /></p>
<h2>田舎暮らしはどうですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>季節と天気に合わせて動くようになりました。自分たちで使うものは、なるべく自分たちで作る暮らしをしようと、日々試行錯誤しています。今は野菜と椎茸の栽培と、味噌・醤油を作っています。大変なことも多いですが、それ以上にやりがいを感じています。</p>
<p>田舎暮らしは、想像していたよりもやることがいっぱいです（笑）。移住する前は、手仕事をしたり保存食を作ったりと、雑誌でよく見るようなスローライフ的な生活をイメージしていたんですが、それどころじゃないですね（笑）。</p>
<p>オープンから半年が過ぎて、少しずつ田舎暮らしが楽しめるようになってきましたね。</p>
<h2>移住後、何か戸惑ったことはありましたか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>まずは方言ですね。ご年配の方の会話は、半分以上は聞き取れませんでしたね（笑）。地域に溶け込むまでには少し時間がかかりました。仕事も決まっていない状態で移住したので、地元の方達も何者なんだろう？と不安に思われたのかも。</p>
<p>地元の方にも分かりやすい職業だと少し違ったのかもしれません。でも、自治会の会合に出席させてもらって、一緒にお酒を飲んだことで状況は一変しました。一度打ち解けてしまうと、本当にみなさん親切にしてくださいます。</p>
<p>これから移住者を受け入れていくには、そういった出会いの場作りがとても大切だと思いますね。住んでみて分かったことの方が、はるかに多かったので、お試し暮らしができる施設があったらといいなと思います。</p>
<h2>向津具のいいところは、どんなところですか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>地味で素朴ではあるんですが、暮らしやすいという点においては、全国の中でもかなり上位に来るんじゃないでしょうか。千葉県の館山で育ったので、魚が美味しいというところもポイントが高かったですね。</p>
<p>向津具エリアは、色々な意味で手付かずな部分が多いので、新しいことにチャレンジできるという楽しみは多いと思います。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-11454 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/e811d10b-5.jpeg" alt="農家民宿「くら里木（りこ）」のキッチンで調理する松本さんご夫妻" width="720" height="440" /></p>
<h2>移住を検討中の方にアドバイスをお願いします</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>田舎ぐらしに期待しすぎないで、自分なりの楽しみ方を見つけるぐらいの心構えがちょうどいいと思います。自分の信念を持つことも大事ですが、その土地に合わせて自分の考え方を変える、順応性も大切かもしれません。</p>
<h2>最後に、将来の夢を教えていただけますか？</h2>
<p><b><span style="color: #fe5782;">松本</span>：</b>今年の目標は、お米作りをするのと、間伐材を使ってコーヒー・麦茶・ゴマなどを焙煎して販売したいなと考えています。将来的な夢は、向津具半島で半時給的な暮らしをしている人たちと連携して、エコツーリズムに取り組んでいけたらなと思っています。</p>
<p>ワークショップを開いたり、レストランで料理を食べたり、カフェでお茶したり、宿に泊まったり…。自然と上手く共生した形でのビジネスを展開していけるといいですね。萩市は世界遺産認定で盛り上がっていますが、長門市はエコツーリズムのメッカと言われるようになるといいなと思います。</p>
<p><img class="alignnone wp-image-11455 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/02/8c0ef87f-6.jpeg" alt="農家民宿「くら里木」の入口に腰を下ろし、男性と談笑する松本さんご夫妻" width="720" height="440" /></p>
<p>出典: <a href="https://www.ymg-uji.jp/interview/id_nagato_matsumoto.html" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.ymg-uji.jp/interview/id_nagato_matsumoto.html</a></p>

松本祥太さん・宮味さんご夫妻は東京の自然食レストランに勤務していた頃、東日本大震災を経験。東京で暮らすことの危うさを痛感したことに加え、以前から興味があった自給自足のできる移住地を探す旅をスタートしました。中国・九州地方を約6ヶ月間かけて移住先を探し、2012年に長門市向津具（むかつく）に移住。将来的な夢は、向津具半島で半自給的な暮らしをしている人たちと連携して、エコツーリズムに取り組むことだと仰る松本さんご夫妻に移住の良さについてお話を伺いました。

出身地：千葉県館山市、現住所：山口県長門市、職業：農家民宿「くら里木」オーナー

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