移住者プロフィール
中崎敦 さん 中崎久美子さん
出身地:那珂市、前住所:阿見町、現住所:那珂市
移住のきっかけを教えてください
中崎敦さん(以下、敦):下の子供が生まれた当時はアパートで暮らしていました。小さい子どもですから、はしゃいだり泣いたりする声、親の注意する声も隣近所によく響きます。迷惑をかけてはいけないと、いつも緊張感がありました。妻も同じように感じていたと言います。
ちょっと大きな声を出しても気にならないようなところで暮らしたいと思うようになりました。それに、隣に誰が住んでいるのかもわからない環境で、この先鍵っ子になって誰が気にかけてくれるのか。そう思うと不安でした。移住後は仕事もスムーズに見つかり、子供たち二人とも同じ保育園に入ることができました。
移住後、子育てにとってよかったことは?
敦:那珂市での子育ては「食」への安心も大きかったですね。私はこの辺りの野菜を食べて育っていましたから。以前、都内で一人暮らしをしていた時、スーパーで買った野菜の鮮度のなさに驚いたことがあります。
家には畑も田んぼもあり、両親がたくさんの農作物を育て、直売所に出荷しています。近所に野菜づくりをする家も多く、おすそ分けをお互いにしていることも多いですね。
中崎久美子さん(以下、久美子):特に離乳食は最初に口にするものだから、ちゃんとしたものを食べさせたいと思っていました。家の畑やこの辺りの直売所に並んでいる野菜なら安心して与えることができます。地域のママ友たちも、地元の食材に寄せる安心感は大きいようです。
実際に暮らした印象は?またどのように楽しんでいますか?
久美子:私にとって那珂市は初めてですが、のんびりした田舎の環境ですね。それでいて市街地に近い。静かな環境で暮らしたい人にはこの辺りはオススメです。
家のまわりには田畑や森林が広がり、のんびりした田舎の景色があります。夏になると近くの用水路で子どもたちとホタルを 見て夕涼みをしています。自然が豊かな証拠です。
敦:ここでの楽しみは、親戚や友達を呼んでみんなで庭でバーベキューをしたり、春は花見をしたり。そういうことが贅沢なことだと感じるようになりましたね。何家族も集まって子ども同士で遊びまわる。
それを親たちが眺めて楽しむ。こうした大人数が集まれる場があるということは、幸せだと思います。子どもたちがいつかここから巣立っても、私のようにまた戻ってこられるような場を作っていきたいですね。
毎年みんなが集まったり、心のよりどころになれるような変わらない場所。ここはそんな暮らしの場が作れるところだと思っています。