美味しい「水」を探す旅。たどり着いたのは熊野市でした

体験談

車中泊で旅をするバンライフを楽しんでいた實方裕一さんと今井瑠美子さんは、旅先で出会った「水」をきっかけに2021年3月に神奈川県から三重県熊野市に移住されました。現在は音楽活動や楽曲、映像制作などの傍ら、自然農法での野菜作りに挑戦しています。そんなお二人に熊野市への移住についてお話を伺いました。

熊野市を選んだきっかけと理由を教えてください

實方裕一さん(以下、實方)熊野市で出会った「水」がきっかけでした。私たちは、音楽と車中泊をしながら旅をするバンライフが好きだったのですが、旅の途中で訪れたのが熊野市でした。

その時、市内のホテル(ビジネスホテル河上)で一泊しました。その際に食事はもちろん、お会いした方々、世界遺産の数々、澄んだ空気など熊野市は本当に素晴らしい所だと感じました。中でも一番びっくりしたのは水でした。

とろとろの軟水は、その頃住んでいた地域の水とは全く違い「普段使っている水はなんなんだ?」と感じ、水に興味を持つようになりました。その後のバンライフの旅の目的も「美味しい水を探す」ことがメインになり、今まで訪れる事が少なかった西日本を中心に旅を続けました。

熊野市にも数回訪れ、水道の源流になっている大又川の上流も観に行きました。水探しの旅の途中で、湧水と山の恵みを利用した自然農法で生活されている先輩の家に数日お世話になりました。

自然と共に生きる事の素晴らしさに感銘し、私たちは水の美味しい自然の豊かな所に移住する決意をしました。その後、「水の美味しい自然の豊かな所」探しを目的に、バンライフをしながら旅を続けるのですが、どこに行っても、「正直、熊野市の方がいいよね」という結論になることが多く、熊野市への移住を決断しました。

熊野市に住んでよかったところ、魅力を教えてください

實方世界遺産の宝庫ですので、観光も魅力ですが、やはり、自分達が移住のきっかけとなった「水」と「自然」が最高です。普段から暮らすのに必要な空気、水、美味しい野菜、豊富な海産物が最高です。

自分達が住んでいる五郷町は山間部のエリアで、猪、鹿、猿などの動物もよく見かけます。自然を満喫したい方には最高だと思います。

これから熊野市でやりたいこと、叶えたいことはありますか?

實方まずは、安心安全の野菜を育てて収穫することです。少しずつですが、自給自足の自然農法で、野菜作りにチャレンジしてます。近所の方が親切でアドバイスしてくれたり、苗木や収穫した野菜を頂けたりと大変助かってます。

また、私たちは、音楽アーティスト活動や、楽曲・映像の制作、出張の音響・DJ・ライブなどをしているのですが、今住んでる自宅のスタジオから、自然の中で暮らす楽しさや素晴らしさを楽曲やYouTubeや他のSNSで配信したり、音楽イベントなども行えたら良いな〜と考えています。

移住を考えている方にアドバイスをお願いします

實方熊野市は自然豊かな世界遺産の町です。自然が好きな方には最高だと思います。健康志向の方にも、無農薬の野菜なども手に入りやすいですし、食品にも化学調味料が使われてない商品が都会より手に入りやすいです。

ただ、不自由では無いのですが、都会より不便です。私たちが住んでいる五郷町からはコンビニも遠いですから、車はあった方がいいと思います。

出典:くまの移住ネット 實方さんインタビュー

三重県

熊野市

kumano

三重県熊野市は紀伊半島の南東部に位置し、近年では世界遺産に登録された「熊野古道」をはじめ、海と山それぞれに絶景を望める場所が数多くあることから、観光客が多く訪れる「世界遺産のまち」として観光業が発展しています。  また、豊富な自然を生かしたアウトドアスポーツも人気で、海ではSUPをはじめとしたマリンスポーツ、山ではボルダリングやトレイルランニングができるほか、ソフトボールをはじめとしたスポーツ交流が盛んです。また、七里御浜海岸(しちりみはまかいがん)で行われる熊野大花火大会はぜひ体験していただきたい全国屈指の花火大会です。オンラインによる移住相談にも対応しておりますので、お気軽にご相談ください。