移住者プロフィール
佐藤 哲也さん
出身地:福島県須賀川市、現住所:福島県郡山市、東京都(2拠点)、職業:一般社団法人ブルーバード代表理事(Helvetica Design株式会社 代表)
Blue Bird apartment.について教えてください。
佐藤哲也さん(以下、佐藤):2019年2月、築45年の4階建てビルをフルリノベーションし、人が集まる新しいまちづくり拠点として「Blue Bird apartment.」をオープンさせました。単純に部屋があるからアパートという訳ではなく、ビル内が昔の団地の様に、人のエネルギーに満ち溢れ、活気が漲るようになれば良いなぁとの思いからアパートメントと名付けました。
入居する方々が作り出す創造性や遊び心から、また新しいコミュニティが生まれたり、それが仕事に派生したりと、ここが一つの社会になっているような場所にしたかったんです。
東京と福島の2拠点生活と伺いましたが?
佐藤:2拠点での活動については、東京も福島も関係ないと思っています。単純に活動するフィールドが広がっているという感覚です。
もちろん出身地の福島は必要な活動場所ですが、一日のスタートをどちらで切るかというだけです。
なぜ福島へ戻ろうと思ったのですか?
佐藤:昔は特に、「僕は福島県出身だ」とスッキリ言えない、モヤっとした感じがあったように思います。東京では差別化や新規性を求めて他者との違いをどう作るかだけを求めやってきました。
そんなとき、これから開拓すべき場所というか、まだ開かれていない場所で新しいことをするならとどこだろうと考えたときに、福島に戻ることを決めました。
やりたいこと、目指すべきビジョンを持って、地元の書店さんやパン屋さんに相談すると、じゃあ一緒にやろうよ”となります。これまでに培ってきた繋がりを、世の中の為にどう活かして、どう役立てられるか、というお互いの気持ちが突破口になるんです。
移住を考えている方へメッセージをお願いします。
佐藤:ここはいろいろなものが集まったチャレンジの場所です。それをブルーバード独自のスタイルに変えていくことにクリエイティブがあると思います。
少しずつですが、地域の人たちとみんなで何かをやっていきたい、開拓していきたいと考えています。まちづくりは、これで完成!という成果が見えにくいものですが、徐々に明確にしていけると良いですね。
地域の人たちが「自分も何かできるかも?」という空気を感じながら、住んでいる町をみんなで楽しくしていきたいですね!