移住者プロフィール
瀧本淳平 さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
高知県黒潮町の地域おこし協力隊、趣味・特技:釣り・音楽鑑賞
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
地元が高知県幡多郡(宿毛市)だったこともあり、広域でみると黒潮町は私にとって地元のような認識でいましたが、まだまだ黒潮町の魅力や現在抱えている地域課題など、なんとなく知っている(つもり)になっているモノが多いんじゃないかと考えるようになりました。
知識習得とこの町の情報・魅力発信に携わりたいと思ったのがきっかけです。
また、県外で異なる職種で長年勤めておりましたので、地域おこし協力隊を経験してみることで収穫できるものが多くあるんじゃないかと考えはじめ志願しました。動きやすい(移住可能)タイミングだったことも大きいです。
高知県黒潮町を選んだ理由について教えて下さい。
各市町村の観光素材や地域課題などを拝見していく中で、最終的に黒潮町の〈防災ツーリズム〉の取組みが目にとまり関わりを持ちたいと思ったことが黒潮町を選んだきっかけになりました。
防災ツーリズム以外でも、自然の恩恵を存分に生かしたイベントの開催や「空想(もうそう)をカタチにする町」といった町テーマにも魅力を感じました。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
黒潮町の産業推進室観光係に属しており主に観光に関する業務を推進しております。普段は一般社団法人黒潮町観光ネットワーク(ビオスおおがた情報館内)に業務支援として在籍しており、町内事業者の支援や観光誘致活動をメインに行っております。
問合せが入れば旅行商品のご紹介や防災プログラムの予約手配を行い、ストレスなく黒潮町を満喫していただけるようお手伝いをさせていただいております。SNS発信や観光公式サイトの運営にも携わっており、黒潮町の魅力発信に努めております。
黒潮町観光公式サイト
黒潮町防災ツーリズム
黒潮町観光ネットワーク インスタグラム
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
新たな土地で「地域おこし協力隊」という取組を行っていると「人」や「モノ」や「文化」など、自分にとって新鮮な【出会い】が沢山あり、そういった産物が自分自身を見つめ直す時間に繋がっているような気がします。地域に住んで暮らすことで、これからも残していきたいローカルの魅力に気づいたり、新たに創造していかなければならない地域課題に触れたりします。
地域の方々や、他の地域おこし協力隊員の考えなどを聞いて、自分に通してみることで気づけることが多く、その【気づき】こそが「地域おこし協力隊」といった取組みの一番の魅力だと思います。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えてください。
想定外だったことは今のところ特にありません。
強いていえば、町内事業者のみなさんがイベント催事や営業スタイルにおいて積極的でアンテナを広く張って活動しているなと感じます。黒潮町に惚れ込んで移住して来られた方も沢山いらっしゃいますがイキイキして暮らしているように私は感じますね。
卒業後のビジョンがある場合は教えて下さい。
黒潮町で地域おこし協力隊を経験し、様々な職種の方と関わりを持っていくなかで自分自身どういったカタチで地域に貢献できるか、また自分らしくやりがいをもって働いていくにはどんな道があるか…と想像しながら取り組んでいる最中です。
地域住民の方からいただく貴重なお話や、人生経験談も参考にしつつ選択していけたらと考えております。高知の魅力に間近で触れ、感じられる〈今〉の経験を活かせるよう日々取り組んでいきます。
黒潮町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
黒潮町にお客様をお招きして懇親会を行う際に、地元の仕出し屋さんに皿鉢(大皿に海や山の幸を盛り合わせた高知県の郷土料理)の注文をさせていただくと、盛り盛りで料理を組み込んでくれたことです。「こんなたくさんの量、この値段で大丈夫なんですか…?」と心配になって尋ねると、「サービスで超特盛りにしちょくけん!黒潮町のおいしいもんいっぱい食べてほしい!」とのことでした。
お兄さんの粋な心意気と黒潮町のファンになってもらいたいウェルカム精神に触れて、まさに観光業の根幹にあるべき姿勢だなとハッとしました。
黒潮町の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
食べ物は何でもおいしいですよ!新鮮な魚はもちろん、野菜や果物もおいしいので道の駅やスーパーで旬のものを購入して食べるのも黒潮町で暮らすことの楽しみの一つです。
立派なさとうきびから製糖する〈黒糖〉や加熱処理を一切せず天日だけで乾燥させる手間暇かけてつくられた〈天日塩〉は絶品です。
オススメスポットは、全長約4kmに延びる入野の砂浜です。全国から観光客やサーファーたちが黒潮町の海を目がけて遊びにきてくださっています。
生活圏内にそんな贅沢な遊び場があるのは黒潮町で暮らすことの大きな魅力です。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
〈移住〉について考えると、簡単に決断できるものではありませんし、みなさんにもそれぞれの今の暮らしがあり、現実的に移住できる、できないのタイミングがあると思います。
私もぼんやりと頭の中で考えてきた〈移住〉を実際に行動に移し黒潮町で地域おこし協力隊として取り組んでいますが、今まで知らなかった様々なコトに触れる機会が増え、自分の経験値になっているのが実感できます。地域の方々とのコミュ二ケーションや各市町村での地域おこし支援を行って暮らしていくなかで、自分を見つめ直す時間が自然と多くなり、幅広い世代の方々とお話する機会も増えるはずなので単純に楽しいです。
個人的な考えですが、地域おこし協力隊での活動〈移住〉は、移住地域での地域協力活動は勿論ですが、現状の自分自身と向き合い、これからの自分の在り方をじっくり煮詰められる貴重な時間ではないかと思います。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2