移住者プロフィール
大河 澄男さん
移住時期
2013/1/1
前住所:東京都、現住所:岡山県笠岡市
朝もやが晴れて、高い空から差し込む秋の光のなかで、はさがけ作業をしている男性たち。声をかけると、日に焼けた笑顔の大河さんが、作業の手を止めてこちらにやってきました。「この田んぼではヒノヒカリを育てていて、収穫を仲間に手伝ってもらっているところです。今年から、果物づくりにも挑戦しています」。病気をきっかけに、都会を離れることを決意。移住先を決めるために日本各地を訪ね、空き家バンクに登録されていた現在の住まいが気に入って、笠岡市へ移住しました。立派な骨組みを活かしてリフォームした大河さん宅は、薪ストーブに洒落たライトや食器など、夫婦の好きなものがつまっています。「手入れのしがいがある畑や庭、古い家があって、暮らしているだけで元気になれるように、自分の気持ちをつくってゆけます」。
農業のきっかけは?
大河澄男さん(以下、大河):農業の体験はなかったのですが、引っ越してすぐに、近所の人に声をかけていただきました。なんと翌朝6時から野菜作りを教えていただくことになったのです。
今では、地域の枠を越えて多くの友人ができ、自ら足を運び、教えを請う日々です。「いろいろな作物をつくることができるようになり、産直売り場にも出荷しています。野菜はほぼ自家製で食事も自分で作るので、今は料理にも興味があり、料理教室にも通い始めました。
移住希望者にメッセージをお願いします
大河:心配することはいっぱいありますが、人と話せば解決します。
出典: 大河 澄男さん