移住者プロフィール
池田 千尋さん
宮崎県都城市の地域おこし協力隊、趣味・特技:カメラ・ドライブ
目次
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地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
前職は、熊本県にある結婚式場の専属フラワーコーディネーターとして働いていました。
コロナ禍の影響で、「結婚式を挙げたいが、ご時世的に自粛した」や「出会いの場がなく結婚したいけど出会いがない」など、結婚式を挙げる以前に別の問題があることに、ブライダル業界にいて危機感を感じていました。
そんな時に、以前から興味があった地域おこし協力隊の求人情報に【婚活イベントにかかわる地域おこし協力隊の募集】があり、前職からの経験を活かし結婚式を挙げる以前の問題を解決できるのは「ここだ!」と思い応募しました。 都城市には、ドライブで訪れたことがあり、都城市の街並みと私の地元の街並みの雰囲気が似ていて、懐かしさと安心感がありました。
縁もゆかりもありませんが、もし移住して暮らすなら都城市がいいと思い、地域おこし協力隊という選択をしました。 新しい出会いの場からサポートし、結婚したい人が自然と増える手伝いができればと思い現在に至ります。
宮崎県都城市を選んだ理由について教えて下さい。
フラワーコーディネーターの仕事は好きでしたが、このままブライダルの仕事を続けていいか不安が募り、転職するとしたら20代のうちにと考えていました。以前から興味があった地域おこし協力隊の求人情報に【婚活イベントにかかわる地域おこし協力隊の募集】があり、前職からの経験を活かし結婚式を挙げる以前の問題を解決できると思い応募しました。
都城市で婚活イベントに携わることが出来れば、ブライダルの仕事ではないけれども違う形で幸せのお手伝いができること、親しみを感じた土地で暮らしてみたいという思いから都城市を選びました。
鹿児島・宮崎に気分転換のため、好きな大河ドラマのロケ地巡りをしていた途中で、都城市の街並みを見ながらドライブをしていたらある想いが沸き上がってきました。それは「地元の街並みと似ている、落ちつくな」と思う安心感に近い気持ちでした。 ほどよく田舎な街並みが心地よく、安心感を感じさせる街並みに惚れ込み都城市への移住を決意しました。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
独身男女の出会いの場を創出するための、婚活イベント委託業務が主な仕事です。具体的には婚活イベントの委託契約から運営サポートや参加者のフォローまで参加者に喜んでもらうためのサポートが主な業務です。
婚活イベントのサポートに携わりながら婚活イベントのノウハウを学べる環境でお仕事ができています。
また、イベントの周知のためSNSでの情報発信も大切な仕事です。
昨年度(2022年)から婚活公式LINEでの情報発信も始めました。 より結婚を意識した婚活イベントや、気軽に参加できる「趣味で繋がる」恋活イベント、「恋に前向きになれる」魅力アップセミナーなど多種多様なイベントを実施しているので、参加者に分かりやすく、参加しやすいイベントを目指しSNSでの告知を行っております。
昨年度は26回開催して664名の方に参加していただきました!今年度は月に2~3回を目安に20回以上開催予定です。 都城市は市民に対して継続的に出会いのイベントを提供している自治体です。
都城市 地方創生担当 LINE QRコード
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
一番のやりがいは、参加者に一番近い立場でリアルな声を聞くことが出来ることです。参加者と私の年齢が近いということもあるのですが、婚活をしていてのリアルな悩みや「婚活イベントがあって楽しい」と直接言ってもらえることです。
地域おこし協力隊として、地域住民の方や企業から受け入れてもらいやすく利害関係なく、同じ方向を向いて婚活事業に関わることが出来るので、地域住民の方や企業との関係性も築きやすい環境があります。
また、サポートも充実しており人脈を広げることもできます。
地域おこし協力隊の研修会が定期的に開催されるので、現役隊員との交流やOG・OBへの相談がしやすい環境もあります。自分と同じく他の地域から移住してきた人たちと、交流ができることは、知り合いのいない土地で暮らしていくなかで安心して生活できています。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
思っていたより書類作成が多くて、今までやったことのない市役所の仕事に戸惑いがありましたが、良い経験になっています。 昨年の1年目は、婚活イベントの難しさを肌で感じました。
「婚活イベント」と聞くと、ハードルが高く参加を躊躇する声を多くいただきました。また、独身男女をただ集めてイベントをすれば良いだけではなく、話しやすい雰囲気づくりや緊張感をいかに無くすかで婚活イベントの良し悪しが決まります。
そこがこの仕事の醍醐味や、やりがいでもあります。 都城市の出会いのイベントは体験型のイベントが多く、アウトドアやクッキング、陶芸など同じ時間や体験を共有して出会うイベントが多いので、人見知りする人でもイベントを通して仲良くなれます。
2年目の私の目標は「婚活イベントの取り組みを知ってもらい、若者の参加を増やす」ことです!参加者に一番近い立場でリアルな声を聞くことが出来るので、婚活をしていてのリアルな悩みや「婚活イベントがあって楽しい」と直接言ってもらえることをやりがいに頑張っています。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
任期後は、自分のアトリエを持ち花屋の仕事をまたやりたいと思っています。
初めは、都城市とは違う地域で活動することも考えていましたが、「今関わっている人たちと今後も繋がっていきたい」という気持ちと「主催者として都城市の出会いの場を創出する活動をやっていきたい」という目標ができ、都城市の定住を視野に活動していきます。
婚活イベントの他にも、地域性を活かして地域と移住者を繋ぐイベントが出来ればと考えています。 今の目標は、 「都城市の婚活イベントで出会ったお二人が、 私の作ったウエディングブーケを持って結婚式を挙げてくれること」です。
都城市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
都城市民だけの特徴ではないかもしれませんが、都城の男性はシャイな方が結構多いのかもしれません。婚活イベントに参加する方の特徴で男女の違いがでます。婚活イベントの申込タイミングで女性は告知を開始してすぐに申込をいただきますが、反対に男性は締め切りギリギリに申込する傾向があります。
そんなシャイな男性も積極的になる場面もあります。婚活イベントの企画の1つに、お花の講師として参加させていただきました。
クリスマスが近かったので、クリスマス用の花飾りをワークショップで作成しました。 男性、女性ともに楽しんでくれるかな?と不安でしたが、男性参加者が想像以上に積極的で女性に対して気遣いをしながらリードしていました。
都城市の男性は、一見シャイな面もありますが、優しく気遣いができる方が多い気がします。(婚活イベントに参加する男性限定かもしれませんが。)
都城市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
都城市の魅力は「住みやすい田舎」です。宮崎県で2番目に人口が多い都市で、肉と焼酎に特化したふるさと納税や、ショッピングモールをリノベーションした図書館など都市開発が進んでおり、車があれば日常生活に困ることはありません。
宮崎県の中心部、宮崎市からは少し離れて不便があるかと思っていましたが、宮崎・鹿児島・熊本の3県の間に位置するので、それぞれの市内へ遊びに出かけやすいのは、住みやすい大きなポイントです!
また、霧島連山や古き良き田園風景が広がっており、都会の人が憧れる田舎暮らしが叶う場所です!
都城市のような「都会に限りなく近い田舎」はこれから、最も暮らしやすい場所として注目されると思います。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
都城の方は皆さん優しい方ばかりです。 「てげてげ」という方言があるのですが、「ほどほどに」という意味で、その言葉通り楽天的な人が多く、すぐに打ち解けてくれます。
移住する前は地域に馴染めるか不安でしたが、そんなことはなく心地よい距離感で地域に溶け込むことが出来ました。 知らない土地に住むとその地域の観光スポットやグルメなど楽しみが出来るので、出かけるのが楽しくなります!
今は、休みの日になると趣味の写真を撮りに出かけたり、自分の時間が増えゆったりした日々を過ごしています。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓