#51 福井県若狭町の地域産品のPRや商品開発、地域の活性化に貢献したい

体験談

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。 自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。 地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。 ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。 地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください! 「地域おこし協力隊に聞きました!」第51回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、福井県若狭町の野尻穂乃佳さんです。

地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。

埼玉県さいたま市からUターンで移住しました。前職では、SNSマーケティングなどの業務に携わっており、近い将来、出身元である北陸に戻ってきて、まちづくりに関わりながら自分のスキルを活かせる仕事に携わりたいと思っていました。

若狭町が熊川宿を拠点に、町の特産品を使った商品開発やデジタルマーケティング業務を任務とする地域おこし協力隊を募集していたため、応募することにしました。

地域おこし協力隊の野尻穂乃佳さん

 

福井県若狭町を選んだ理由について教えて下さい。

現在活動の拠点としている若狭町の熊川宿は、伝統的建造物群保存地区として国から選定を受けております。こうした歴史的町並みの中で地域の食や住まい、周辺の森林自然などを含めて観光資源としても活用できる熊川宿に無限の可能性と魅力を感じたからです。

 

地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。

  • 若狭町内の地域産品や生産者とコラボしたギフト商品の企画や販売促進、インターネット販売
  • 熊川宿の古民家を活かした宿泊施設「八百熊川」の運営業務
  • 河内川ダム周辺の森林資源を活用したアウトドアアクティビティの企画・運営業務

ピクニックセット

 

地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?

町民の皆さんとの距離が近く、自分の仕事に対して町民の方から直接、前向きな意見をいただけることです。「八百熊川(ヤオクマガワ)のインスタグラムを見たよ、テレビで協力隊の活動が紹介されていたのを見たよ」などと声をかけてもらえるととても嬉しいです。

新しく始まるキャンプ場事業では、地元の民間事業者の皆さんと一体で盛り上げていこうという団結力があります。そのチームの中でチャレンジできることも、とてもやりがいになっています。

梅シロップ

 

地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。

もともと福井県越前市の出身で気候や文化が比較的似ていたことと、協力隊の任務についてはあらかじめ十分な説明を受けたうえで着任できたので、活動していて想定外だったことは今のところ特にありません。

 

卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。

地域おこし協力隊として実務経験の充実やスキルの向上を図りながら、引き続き若狭町の地域産品のPRや商品開発、延いては地域の活性化や賑わいづくりに貢献できるような活動に関われればと思っています。

 

若狭町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。

とても優しくフレンドリーな方が多いです。距離感が近すぎずとても心地よいと思います。

役場や病院など公的な場所で自分の顔を覚えていただいており、思ったより自分の名前が知られていて驚きました。

 

若狭町の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)

日本海につながる若狭湾や三方五湖があり、里山の中に大自然が溢れていることと、海の幸を中心とした食がとても豊かなことです。私の活動拠点でもある熊川宿や、三方五湖を一望できるレインボーラインにはぜひ一度お越しいただきたいです。

若狭町の梅をつかった料理

 

移住を検討している方にメッセージをお願いします。

移住前に地域の方と話したり、短期間でも住んでみるとイメージが具体化されるのかなぁと思います!

 

 

地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓

https://warp.city/features/2

 

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若狭町

wakasa

都会との距離感がちょうどよく、車で京都は1時間、名古屋と関西は2時間、たまに都会に出るにも便利です。 春夏秋冬、町内の移動でも景色に変化があり飽きることがありません。 若狭湾国定公園の中心部に位置する、農村漁村の魅力にあふれるまちです。美味しい水、新鮮な食材、田園、湖、子どもを安心して育てられるなど、田舎の良さが満載です。京の都まで鯖などの海産物を運んだことで知られる鯖街道のルートで、「京は遠ても十八里」と言われていたほど、京都とは近距離で、生活や文化は関西圏です。空き家情報バンクをはじめ、移住支援金や結婚支援、移住定住の専用HPを設けるなど、次世代定住促進に力を入れています。