移住者プロフィール
石森香織 さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
山形県尾花沢市の地域おこし協力隊、趣味・特技:料理・キャンプ・音楽鑑賞
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
高校卒業後に生まれ育った山形県新庄市を離れ、調理師専門学校・就職・結婚と仙台で長く暮らすようになりました。年齢を重ね帰省するたびに、懐かしい山形の味・生活・風景などの魅力を再認識する機会が増えました。営んでいた飲食店では、山形の食材やお料理がとてもお客様に喜ばれたことも、山形への思いが増したきっかけなのかもしれません。
その頃から、雪国での暮らしの知恵や郷土料理のレシピなどを、親が元気なうちに教わりたいと思うようになりました。それには、自分自身と自分の家族が元気に動ける歳の方がいいなとも思っていました。
そんな時期に目にしたのが、尾花沢で募集していた『地域おこし協力隊・キャンプコーディネーター』の募集でした。キャンプは小さい頃から馴れ親しんでいましたし、調理師の資格と経験を活かし、改めて山形暮らしをスタートさせてみたいとの思いで応募しました。
尾花沢市を選んだ理由について教えて下さい。
尾花沢市は私の出身地である新庄とも近く、最上地域と北村山地域という地域の違いはありますが、とても親近感のある土地だったことです。尾花沢市は山形の中でも雪深く、四季がはっきりとしています。私の知りたかった“冬だけではない一年を通した雪国の暮らし”を体験できると思ったからです。
また、暮らす前に知っていた尾花沢の魅力である、すいか・ペそら漬け・そば・どぶろく・花笠まつり・銀山温泉などを、暮らしながらより深く知ること、新しい発見をすることは、他の地域から移り住んだ人の楽しみにできるのではないかと考えたのも、尾花沢を選んだ理由の一つです。
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
私は「キャンプコーディネーター」として協力隊のお仕事をしています。現在はキャンプ場の来客数や季節ごとに応じたサイト整備と管理のほか注意事項の啓発や虫・動物対策など1年を通しての業務サイクルを学びながら過ごしています。
また、それと並行してキャンプ場で遊べるモルックを製作したり、市内小学生を対象としたクラフト体験なども少しずつ実現することができています。
2024年にはキャンプインストラクターの資格取得を目標とし、尾花沢市で安全・安心なキャンプを行えるよう、しっかりとした指導やアドバイスができるようになりたいと思います。山形のキャンプ場で好評価を頂いている「サンビレッジ徳良湖オートキャンプ場」で、“女性インストラクターのいるキャンプ場”として、特に女性・初心者・ソロキャンパーが来やすいキャンプ場にできればいいな、という思いもあります。
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
キャンプ場での仕事ということもあり、キャンパーさん達が笑顔で帰ってくれることが一番嬉しいです。その為にもキャンプ場を支える人々や地元の方、沢山の人の力をお借りして、より良いキャンプ場を作っていくのも楽しいです。
地域おこし協力隊は、その土地に住んで活動します。仕事を終えてからのプライベートでは、また違った人との出会いがあって面白いと思います。
そしてまだ体験した事のない雪中キャンプも楽しみの一つです。冬ならではの注意点や楽しみを教えていただきながら、一緒に体験できたらいいなと思っています。
サンビレッジ徳良湖オートキャンプ場に来てくれたキャンパーの方はもちろん、尾花沢市民の皆様にもリピーターになってもらえるように、仕掛けづくりにどんどん取り組んでいき、3年後には「おかえり」「またね」の挨拶をたくさんの人と交わせるようになるのが私の夢です。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
キャンプを楽しむ利用者側としての見方以外にもたくさんの学ぶべき所が見つかり、知識不足を痛感しました。それを補えるように色々な場合の対応策を教えていただいたり、サイトの特徴や状況を実際に見て回ったりとキャンプ場の運営・管理の大切さを現在も勉強中です。
また、徳良湖畔というキャンプ場の特殊な環境と天候などの知識も必要になるので、この土地に長く暮らすたくさんの人の経験や知恵を聞かせて頂いています。
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
協力隊として尾花沢に来てまだ8ヶ月なので、卒隊後のビジョンはまだ決まっていませんが、1年を通して暮らしてみた感想を家族と共有し、2年目からは卒隊後のビジョンを描き・準備しながら活動できるのが理想だと考えています。
尾花沢市の住民と触れ合った際の印象と、エピソードも添えて教えて下さい。
スイカが大好物な私はこの夏「美味しいスイカはいつ頃買うといいですか?」と前のめり気味に聞いたところ、「もう少しすると大丈夫だから・・・」と笑いながら教えてくれました。尾花沢は「スイカの名産地」ということもあり、美味しいスイカを頂く機会がほんとに多くてビックリしました。
また、しばらく宮城県仙台市に住んでいたこともあり、簡単には方言も出てこなくなっていますが、地元の方がさらりと話す方言まじりの会話にほっこりしたり、方言や呼び方の違いで笑ったりしながらコミュニケーションをとるのも楽しい時間です。
私の方言がいつ自然に出始めるのかも楽しみです。このように、尾花沢の方々とはいろんなお話をしたり、一緒に活動したり、コミュニケーションをとりながらゆっくりと関係を築いているという実感があります。
尾花沢市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
サンビレッジ徳良湖キャンプ場がある徳良湖エリアには、四季を通して楽しめる施設がたくさんあります。ゴールデンウイークには『徳良湖まつり』が開催され、桜の咲く中「花笠マラソン」「パークゴルフ・グランドゴルフ大会」などが行われます。
キャンプ場の他、遊具のある子ども広場・小さなお子様向けの室内施設「おがぁ~れ」や元気いっぱいBMX・スケートボードが滑れるパンプトラックパークもあります。また、温泉施設「花笠の湯」もありますので一日を通して楽しんでいただけます。
スイカで有名な尾花沢ですが、冬は雪も魅力です!花笠高原スキー場でウインタースポーツを楽しんだり、雪中キャンプで焚火をしながら澄んだ星空を眺めて過ごすのも雪国ならではの楽しみです。
ぜひ、尾花沢に遊びに来てください。
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
豪雪地帯の雪が溶けたら、春は「採れたての山菜」、夏は「スイカ・ぺそら漬け」、秋には「新そば・新米・いもこ汁」、冬なのに「山菜たっぷりの納豆汁」など季節の美味しいものがたくさんあります。尾花沢の暮らしを知るには・・・「尾花沢市移住体験オーダーメイドツアー」に参加してはいかがでしょうか?
“人”と“生活“と“食”と“自然”を自分の五感を使って感じてみるのが一番です!
~ あなたらしい移住生活が見つかりますように ~
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓
https://warp.city/features/2