移住者プロフィール
髙橋 朋恵さん
利用した支援制度
地域おこし協力隊
秋田県鹿角市の地域おこし協力隊、趣味・特技:お酒を楽しむ・ダーツ・ジェットスキー
目次
INDEX
地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。
住んだことのない場所で「新しいことに挑戦したい」と考えていたタイミングで協力隊の募集を知り、自身の性格に合っている仕事だと感じたことがきっかけとなりました。
2人の子どもが独立したころ、大きな病気をしたことで「これからは自分の人生を考えよう」と強く感じるようになりました。敢えて遠方での出張が多い仕事を選び、環境の変化を楽しみながら「自分が何をしたいのか」を考えていました。
前職の出張先の1つが、今の移住先である「鹿角市」でした。都会の風景や海のある場所が好きだった自分が何度か鹿角を訪れるうちに、山と空が近い風景に魅了され、偶然「移住コンシェルジュ」の募集を知ったことで迷いなく応募しました。
秋田県鹿角市を選んだ理由について教えて下さい。
私は以下の理由から移住を決めました。
- 月に何度か鹿角市の得意先を訪問し、飲食店へ行く機会やイベントでの地元の方々との交流があった
- 交流のたびに鹿角の方々の温かさを感じた
- 自然・風景に魅力がある
- 食べ物が美味しい
- 道路事情に関して、渋滞もなく冬の除雪も行き届いている。高速道路のICが近く、北東北の繁華街へ行きやすい
地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。
私は「移住コンシェルジュ」として業務に携わっており、以下の活動を主に行っています。
- 移住希望者からの相談
- SNS等での情報発信
- 移住体験機会の企画提供
- 空き家データバンクの管理
- 移住受入れ体制の整備
- 移住後のサポート
- イベント・移住フェア等への従事
- 退任後の起業・就業にむけた研修への参加
地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか?
ツアーや移住フェアでの、普段出会えないような人達との出会いや協力隊同士の情報交換、日々の地域の人々との交流により、地域活性化というより「自分の活性化」につながっています。
また、生活の中での気づきや、感動したこと、魅力などを声に出して発信し、多くの方に鹿角を知ってもらうことはもちろんですが、地元の方や市外に転出して生活している方の「地元の良さ再発見」の役割も果たしたいと思います。
歴代の協力隊の想いを引継ぎ、鹿角市を盛り上げて次世代を継承していく「人の力」を少しでも多く呼ぶことができれば嬉しいです。
地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。
- 全国には予想以上に多くの協力隊がおり、多方面にわたるスペシャリストが多いことが分かりました。自分がその中の一人でよいのか不安になることがあること
- プライベートと仕事の境目が曖昧であること
- 意外に事務的な作業が多いこと
卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。
地域おこし協力隊には起業・定住をイメージがあります。卒隊後には、鹿角市で若者から高齢者まで楽しめるダーツを設置したカフェの開業ができたらたと考えています。
鹿角市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。
【印象】
移住者や、Uターン家族を歓迎してくれる方が多いと感じました。
【エピソード】
初代地域おこし協力隊から受け継いでいる「ウェルカムツアー」は移住した方に街の店舗や企業を移住コンシェルジュが案内する事業です。今年度はコロナ禍で休止していたツアーの2年ぶりの開催にあたり、協力してくださる店舗・事業所への挨拶回りをしました。
その際に、多くの方が「移住者」に関心を持っていて、街の活性化には人口増と新しい風が必要だと、前向きに考えていることを感じました。
鹿角市の魅力について教えて下さい。(自然やグルメ、オススメスポットなど)
- 造り物ではない豊かな自然(八幡平・十和田湖)
- 地熱による温泉地
- 大湯環状列石を含め、「北東北・北海道の縄文遺跡群」など4つの世界文化遺産がある
- ジャンプ台があり国体も開催できる花輪スキー場がある
- 鉱山があったことで生まれた「鹿角ホルモン」鍋
- 寒暖差を活かした果樹「北限の桃」「鹿角りんご」や野菜が美味しいこと
移住を検討している方にメッセージをお願いします。
ライフスタイルや自分の考え方の変化は、予想しないタイミングで起こることがあります。私の場合は「移住」という形で変化を表現することを選びました。
新しい地で「起業」という目標ができて、ワクワクしながら毎日を過ごすことができています。
環境を変えることで、自分や、自分が以前に住んだ場所について再発見もあります。もし新しい場所での生活が可能であって、移住先を迷っている方がいましたら、まずは移住ツアーに参加するなど「行動すること」をおススメします。
また、地域おこし協力隊としての移住は、のびのび子育てができる場所を選べたり、起業を考えやすい選択肢になると思います。
地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓