移住者プロフィール
宮内 和則さん ・治子さん
出身地:新潟県三条市、前住所:東京都、現住所:新潟県三条市
自己紹介をお願いします
宮内和則さん(以下、和則):空き家を購入して、2人で引っ越してきました。私は、関東の会社に勤めており、テレワークをしています。毎日のように会議がありますが、地方にいながらもパソコンで参加できています。
宮内治子さん(以下、治子):私は、生地から雑貨や衣類をリメイクして販売しています。自宅兼店舗のほか定期市とのコラボマルシェに出店しています。
定期市を見に行ったらちょうどコラボマルシェを開催していて。職員の方に声をかけてみたら、出店しませんかと誘っていただいたのがきっかけです。
出店することで出店者やお客さんとも顔見知りになれて、地域となじむのにちょうど良かったと思います。売るよりも買う方が多かったりします。
和則:伝統がある定期市が存続しているのは、すごいことですよね。近所の方からよく市に買い物に行くと聞くので、地域に根差しているんだなと感じます。
移住を決めたきっかけを教えてください
和則:2年ほど前から移住先を探していました。大学の時からずっと、首都圏、都心部に住んでいたので、いずれは地方に住みたいという想いがありました。昨年から会社でテレワークが始まったことも、移住の後押しになりました。
治子:東京で開催されている、UIターン検討者向けの説明会には何度も足を運んで、地域の情報を収集して回りました。
和則:三条市だけが移住候補地だったわけではありません。例えば、新潟県内では上越市、新潟市、弥彦村。県外では栃木県なども検討しました。最終的な決め手は、「物件」と「生活環境」が気に入ったことでした。
治子:東京に出るのも便利ですもんね、ここら辺は。比較的交通の便がいいと思います。
三条市内でお気に入りの場所を教えてください
治子:一ノ木戸商店街は活気ありますよね。若い人たちが頑張っている様子が見えます。
和則:家の裏手の土手を上がると目の前に五十嵐川の河川敷がありますが、そこがお気に入りです。
中心市街地と大きな河川が隣接している立地は、全国的にも少ないのではないでしょうか。河川敷の空間の魅力を、たくさんの人に知ってもらいたいです。
治子:夕日もキレイですね。裏の土手から弥彦山方面を見渡すことができて、川に写る夕日が見られます。
和則:夕日の写真をね、インスタとかフェイスブックに上げると、みんな「いいね!」をくれるんです。いいところにお住まいですねって。
治子:知っていますか?鉄橋を通過する貨物列車に手を振ると、「プッ」とクラクションを鳴らして合図してくれることがあるんです。ゆったりした田舎ならではですね。
今後どのように暮らしていきたいですか
和則:妻は「古い布にどうやって付加価値を付けていくか」という、趣味に近い仕事をする楽しみがあるでしょうね。私は何だろうな。
治子:夫は陶芸を趣味でやってるから、将来的にはこっちでやりたいって言うんだけど、仕事で時間がとれなくて。
和則:いずれはこっちで、小っちゃい窯を作って陶芸をやりたいなと思ってます。あとは、もともと私はコンサルタント業をやってたので、地域づくりとかね、地域活性化、企業再生とか、そんなこともやってみたいと思っています。