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プロフィール
そまやまビレッジ株式会社
所在地:福井県南越前町
業種:農業
商品:コメ・米加工品
会社URL:https://www.somayama-village.com/
会社の事業内容を教えて下さい。
お米の生産と販売を行っております。また、自社米を原料とした本みりんや純米酢といった加工品や、ごはんパックやレトルトおかゆといった商品の開発にも取り組み、販売しています。
商品(サービス)の魅力について教えて下さい。
弊社のお米は「特別栽培米」という栽培方法で育てられたお米です。
農薬や化学肥料の使用を通常栽培の半分以下に抑え、有機質肥料やミネラル資材を使用することで、病虫害に強い稲になるようにしています。
栽培したお米は毎年一等米として、学校給食やふるさと納税の返礼品などに使っていただいております。
お仕事のやり甲斐はなんですか?
農業の魅力は、「毎日が新たな発見の連続であること」です。
例えば、すくすく育つ稲の葉の色、年季の入ったトラクターのエンジン音、雨天の用水路の水流、日の入り前の西風の強さなどが挙げられます。思い返してみると、これらはすべて何かの予兆であることが多いのですが、それが何であるかの「解」を教えてくれるほど、自然は甘くありません。
その発見にわくわくしつつ少し怯えながらも、秋の収穫を迎えます。
そんな想いが形となり、お米としてできあがった時の達成感は格別です。
仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。
田圃(たんぼ)は全部で100枚以上ありますが、それぞれがまったく異なる性格を持っています。
水が抜けやすい田圃もあれば、水が溜まりにくい田圃もあり、日の当たり方もそれぞれ異なります。
畔(あぜ)にはモグラが住んでいたり、鹿の散歩コースが通っていたり、国道沿いの交通量が影響する田圃もあります。それに加えて、前年の雪の量や春の気温、水温など、不確定要素が多すぎて笑ってしまうほどです。
農業にマニュアルなんてありませんし、最適解を見たこともありません。毎日がその場しのぎです。
しかし、それぞれの要素を少しずつでもベターな方向に持っていくことができるので、ひとつひとつ積み重ねていくしかありません。
今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。
後継者の育成と、野菜の栽培販売です。
米作りは一年に一回しかできないので、楽しさややりがい、スキルを伝えられるのも一回しかなく、なかなか四苦八苦しております。また、稲以外の作物にも挑戦してみたいです。
地域の魅力について教えて下さい。
福井は、子育てをする場所としてとてもいいところだと感じます。多少生活圏が広く、自動車がないと不便ではありますが、こども園や学校の先生、地域の大人も加わって、フォローアップをしてくれます。
移住者にも情報が届くよう支援してくれるので、私自身とても助かりました。
移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。
どんな仕事でもどんな職種でもできます。
なぜ移住したいのか、選択肢が多いとぶれそうですが、その本筋だけは守ってください。
あとはご自身の性格を客観的に知ると、いろいろと無理をしなくなるので、楽になると思います。