移住者プロフィール
池田 天瑠さん
利用した支援制度
空き家バンク、新規就農支援制度
前住所:兵庫県川西市、現住所:福井県坂井市、職業:苺農家
目次
INDEX
- お名前を教えてください。
- どちらから坂井市に移住をされましたか?
- 移住されたのはお幾つの時ですか?
- ハウスでは、何を作られていますか?
- どういった品種のイチゴを栽培されていますか?
- 坂井市に移住したきっかけについて教えていただけますか?
- 他の地域でも移住施策がありますが、坂井市を選んでいただいた理由を教えていただけますか?
- 具体的にどういったサポートがありましたか?
- お住まいの場所は具体的にどのように決められましたか?
- 空き家の状態はいかがでしたか?
- 部屋数はどのくらいですか?
- 移住する前と後で、坂井市の印象は変わりましたか?
- 坂井市のおすすめのスポットはどこかありますか?
- 坂井市に来て感じたギャップや、坂井市の良い所も悪いところも教えてください。
- 農家を目指している若者に対してアドバイスはありますか?
- 逆に「これを知っておきたかった」という事や、後悔している事はありますか?
- 今に至るまでどういった手続きがありましたか?
- 手続きの中で、書類の申請は難しかったですか?
- 農業をやろうと思ってから、実際にどの位かかりましたか?また、どのくらいで収益化する事ができましたか?
- 親御さんも一緒に移住された経緯を教えていただけますか?
- 初期投資などはどのように工面されましたか?
- この事業をするにあたり、選考などはありましたか?
- もし、いちご以外だったら何を育てたいと思いますか?
- 農家を目指して移住をされた池田さんですが最初からイチゴを作りたいという思いでしたか?
- 若者だからこそ、地域の方も応援してくださったりなど、そういった優遇感はありましたか?
- 販路はどのように開拓していますか?
- 移住を考えている方に農家としてのアドバイスはありますか?
お名前を教えてください。
池田天瑠さん(以下、池田):池田天瑠(いけだてんる)と申します。
どちらから坂井市に移住をされましたか?
池田:兵庫県の川西市から引っ越してきました。
移住されたのはお幾つの時ですか?
池田:24歳の時に坂井市に移住してきました。
ハウスでは、何を作られていますか?
池田:いちごの栽培をさせていただいております。
どういった品種のイチゴを栽培されていますか?
池田:「あきひめ」と「紅ほっぺ」のふたつの品種を栽培しています。
坂井市に移住したきっかけについて教えていただけますか?
池田:大学生の時、就職活動の際に農業にチャンスを感じました。その時に、坂井市でのいちごの栽培の事業がありましたのでこちらに移住しました。
他の地域でも移住施策がありますが、坂井市を選んでいただいた理由を教えていただけますか?
池田:祖父や親戚が坂井市にいたというのが一つあるのですが、農業をしていく中で坂井市のサポートが一番手厚かったというのがあります。
具体的にどういったサポートがありましたか?
池田:まず移住にあたり、一年半研修に行かせていただいたのですが、その際の生活の為の資金の補償であったり、こちらに住む際に家賃補助など、手厚い支援がありました。
お住まいの場所は具体的にどのように決められましたか?
池田:僕の場合は、坂井市で登録されている空き家バンクの中から探させていただきました。
空き家の状態はいかがでしたか?
池田:水回りに関してもすごく綺麗でしたし、エアコンなども全てついていました。
また、兵庫だとあり得ないのですが、駐車場が4台ついていたこと、とにかく広くて驚きました。家自体も綺麗にされていたので、今でも住みやすいと感じています。
部屋数はどのくらいですか?
池田:部屋数は4LDKで、家賃はひと月45,000円です。
移住する前と後で、坂井市の印象は変わりましたか?
池田:大分変わりました。最初はやはり、関西に住んでいたこともあり関西の方が都会で住みやすいだろうと思っていました。坂井市の住む前のイメージは凄く田舎で何も無いと思っていました。
でも住んでみるとスーパーにしても病院、学校、何でも全部揃っていて、また全部近場にあります。凄く住みやすい場所だなと印象が変わりました。
坂井市のおすすめのスポットはどこかありますか?
池田:学生の頃からよく訪れていた芝政ワールド、東尋坊も好きですね。
坂井市に来て感じたギャップや、坂井市の良い所も悪いところも教えてください。
池田:県外からの移住者に対する坂井市のサポート等を、改めて「すごいな」と感じました。
農家を目指している若者に対してアドバイスはありますか?
池田:本当に来たほうが良いと思います。住みやすいし、農業をするうえでも地域の農家さんはとても温かくサポートしてくれます。
行政も含め、JAも農業に対して手厚くフォローしてくれるという事がメリットだと感じています。
機会をうかがっているのであれば、坂井市は凄く良いところだと感じています。
逆に「これを知っておきたかった」という事や、後悔している事はありますか?
池田:特にありません。
今に至るまでどういった手続きがありましたか?
池田:まず、坂井市役所を訪ねた際、一から十まで教えてもらいました。
例えば、申請書類なども親身に手伝ってくれたり、農業に関してもJAの方にいろんな相談、フォローをしてもらえました。今でも感謝しています。
手続きの中で、書類の申請は難しかったですか?
池田:僕にとって最初は難しく感じましたが、市役所から書き方などを全部教えてもらえたので、僕でも簡単に手続きできました。
農業をやろうと思ってから、実際にどの位かかりましたか?また、どのくらいで収益化する事ができましたか?
池田:一年半かかりました。イチゴの栽培をやると決まってから一年半の期間、京都でイチゴの栽培や経営を学びました。
その後に坂井市に来て半年で収益化していきました。その間は、坂井市さんのサポートや補助があり非常に助かりました。
親御さんも一緒に移住された経緯を教えていただけますか?
池田:僕がこっちに来るにあたって、重労働という事もあり、家族がサポートしてくれるという事で一緒に移住しました。
初期投資などはどのように工面されましたか?
池田:この事業が決まった際、借り入れの為のサポートや手続き関係について、JAと坂井市から一から十まで教えていただきました。そのお陰で書類を作り、助けてもらいながらしっかり融資を受ける事ができました。
この事業をするにあたり、選考などはありましたか?
池田:面接もありました。その中で選んでいただきました。
もし、いちご以外だったら何を育てたいと思いますか?
池田:断然お米です。イチゴに関しては正直、様々なサポートが無いと難しいと感じています。
なので、農業法人として米農家をおすすめします。
農家を目指して移住をされた池田さんですが最初からイチゴを作りたいという思いでしたか?
池田:実は、最初はイチゴは頭に無かったんです。お米を作りたいと思っていました。
お米は土地の確保や初期投資が凄くかかります。その時にこのイチゴの事業を見つけ今に至ります。
若者だからこそ、地域の方も応援してくださったりなど、そういった優遇感はありましたか?
池田:それは絶対あると思います。20代、30代は先が長いと思っていただけるのでしょうか。この時代は、農業をする若い人があまりないので、注目もされやすいと思います。
地域の方も快く応援してくださるというのを感じます。こっちに来て良かったと思っています。
販路はどのように開拓していますか?
池田:いろんな方が紹介してくれたり、声をかけてくださるので、自然と人脈は広がりました。また、一番心がけたのが、村の寄り合いなどに全部出るという事です。
まず自分を知ってもらう事が大切だと思います。兵庫にいる時はこういう寄り合いは無かったので、最初はなんでこんなのあるんだろって思いました。
周りの農家さんが色んな事を教えてくださる中で、その重要性に気づきました。そして今後入ってくる若い子に今度は僕が伝えていけたらいいなと思っています。そうしたらもっと良い農家が増えてくると思います。
移住を考えている方に農家としてのアドバイスはありますか?
池田:時期によって事業が変わると思います。「県が力を入れていく作物はこれだよ」というアドバイスをくれると思うので、相談をしてみるのが良いと思います。
もともとノウハウを持っている方であれば、坂井農林総合事務所に行って相談すると色々と教えていただけると思います。