<h2>島への移住のきっかけはなんですか？</h2>
長谷川さん（以下、長谷川）：夫とは札幌の専門学校で知り合いました。夫が先に島に帰り働き始めたので、札幌で働いている職場を辞め、島に来ました。
島での生活は未知で不安もあったので、一定期間同棲してお試し期間を設けて、その後入籍して定住しました。
<h2>移住前のお仕事はなんですか？</h2>
長谷川：美容系の専門学校を卒業した後は、美容師として働いていました。島に来てからも、最初は空港で仕事をしていましたが、今は地元の美容室でも働いています。
求人は親戚や知り合いから口コミで回ってきました（笑）。
<h2>島暮らしで大変なことはなんですか？</h2>
長谷川：島内で日々暮らすのにはあまりお金はかかりませんが、どこかに出かけたり、通院したりというところに交通費がかかることです。
あとは、親戚がとても増えたので、覚えるのが大変でした。
<h2>島での子育てはいかがでしょうか？</h2>
長谷川：子どもが遊べる自然環境が充実しています。海に入ったり、釣りをしたり、雪遊びをしたり…娘ものびのびしています。
公園で遊んでいても町の人が声をかけてくれますし、子育てに安心感があります。娘の保育所のお迎えを、知り合いの方が行ってくれたこともありました。ありがたいですね。
都会では保育所へのお迎えも、知り合いだからといって迎えに行けませんよね。島だと保育所の先生も地域の人を知っているのでそれができるんです。
逆に、冬の時期は吹雪で外で遊べない日もあるので、子供が室内で遊べる場所ができればいいなぁと思いますね。
<h2>これから島への移住を考える方にメッセージをお願いします。</h2>
長谷川：島暮らしは、良い面ばかりだけではありません。良い面と悪い面があるのは当たり前で、それも含めてこの場所に住みたい！という気持ちを持ち、その地域に馴染んでいくということが大事だと思います。
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出典: <a href="https://rishirifujikurashi.jp/article/1106/" target="_blank" rel="nofollow noopener">海に入ったり、釣りをしたり、雪遊びをしたり…自然の中で子どもが遊べる環境は島の魅力です。</a>

ワープシティ公式

長谷川さんは専門学校時代に出会った方との結婚をきっかけに、北海道利尻富士町へ移住しました。移住の不安を払拭するために、一定期間同棲する「お試し移住」を経て本格移住したそうです。現在は子育てをしながら、美容師としても活躍されています。そんな長谷川さんに利尻富士町での子育ての良い面と悪い面、都会での子育てとの違いなどについてお話を伺いました。

利尻富士町

北海道

前住所：北海道札幌市、現住所：北海道利尻富士町、職業：美容師

長谷川 

海・釣り・雪遊び…利尻富士町は自然の中で遊べる魅力の町！

<h2>利尻島の「漁師研修制度」を利用して漁師になったきっかけは？</h2>
齋藤さん（以下、齋藤）：北海道出身なので利尻については知っていましたが、来たことはありませんでした。まず「漁師になりたい」という気持ちが先にあったので、漁師の研修生制度を利用するときに利尻を選びました。
池亀さん（以下、池亀）：僕はもともと島と小樽のハーフで（笑）、ずっと小樽に住んでいました。将来を考えるうちに、漁師をしたくて利尻島に移住してきました。
塚本さん（以下、塚本）：僕も漁師になりたくて来ました。そのとき既に家族がいたのですが、「先のことはわからない」と思い、まずは1人で来ました。
<h2>移住にあたって不安だったことは？</h2>
塚本：寒さが不安でした。東京では体験したこともない痛みを感じる寒さで、雪かきも島に来て初めて経験しました。それでも、東京にはない新鮮な環境で、楽しんでいます。
それと、「みんなが知り合い」という人間関係も初めは慣れず、受け入れてもらえるかなという不安はありました。
<h2>漁師に転職する前の仕事は？</h2>
齋藤：運送業をしていました。
池亀：水産加工会社で働いていました。
塚本：鉄工所にいました。
<h3>漁師生活には満足していますか？</h3>
一同：頑張った分だけ稼げる漁師生活に満足しています。
塚本：生活のリズムがまるで変わりましたね。漁師の朝は早いですが、仕事が終わればこうして仲間と飲むことができるし、自由です。自由がとても心地よいですね。
齋藤：仕事の時間がイコール拘束時間。自分が頑張った分だけ身になるし、稼げるのは魅力です。
<h2>移住して困ったことは？</h2>
塚本：漁師は独特な人も多いので、特に島外から来た漁師にとって初めは人付き合いが難しいかもしれないです。
池亀：最初は「浜言葉」が聞き取れなくて困りました。今でも早口で話されると分からないこともあります。
塚本：島での人付き合いでいうと、いろいろなところで見られているなぁと感じることが多いです。それは良い面でも悪い面でも。それでも出歩いて、人の話を聞いて、人に絡まっていくというのが大事だと思います。
<h3>利尻島のイチオシは？</h3>
齋藤：もちろん海の上です！
塚本：やっぱり海の上は最高ですよ。イライラしてても、沖に出ればすっきりします。
齋藤：海の上に敵うものはないですね。
<h3>利尻島にあったらいいなと思うものは？</h3>
塚本：う～ん、特にない…。満足しています。
齋藤：島にそこまで求めないからかも。初めはあったのかもしれないけど、そこに順応するというか、慣れちゃいましたね。稚内や札幌にもすぐ行けるし、用事はそこで事足ります。
塚本：子どもがいる身としては、室内で遊べるような施設があると嬉しいですかね。自然はあるけれど、集まって遊べる場所というのが少ないんです。
<h2>今後の展望は？</h2>
齋藤：将来的には商売をやっていきたいと思っています。具体的には決まっていませんが、自分で何かをしていきたいという気持ちですね。
塚本：養殖昆布をしたいなと思います。計画的に仕事ができるというのも魅力ですし。
池亀：こればかりはどうもわからないというのが現状かも。今は夏のウニむきも親戚や家族に手伝ってもらっている状況なので、出面（でめん・アルバイトのこと）もどうなるかまだ未定ですね。
<h2>移住を検討している方にアドバイスをお願いします</h2>
齋藤：漁師を目指す人なら体力とやる気！漁師の仕事は頑張り次第です。あとは心が折れないようにすること！
塚本：信頼できる仲間と頼れる先輩は作っておいた方が良い。仲間がいないとくじけそうになるときもありますしね。飲み仲間は大事ですよ。そういう人が支えてくれるし、助けてくれます。
出典: <a href="https://rishirifujikurashi.jp/article/352/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">移住して漁師に！自由で頑張った分だけ稼げるのが魅力</a>

「強い男」というイメージのある漁師。島外から利尻に移住し、漁師として活躍している方たちが多くいます。今回インタビューした漁師たちは、皆30代の若手の方々。近年、平均年齢が上がってきている漁師の世界に、若い風を与えています。鬼脇地区で漁師として働く（左から）齋藤さん・池亀さん・塚本さんに、島での暮らしや漁師の仕事について、お話を伺いました。

出身地：北海道/北海道/東京、現住所：北海道利尻富士町、職業：漁師

齋藤さん  池亀さん   塚本

移住して漁師に！自由で頑張った分だけ稼げるのが魅力

<img class="alignnone" src="https://rishirifujikurashi.jp/wp-content/uploads/2021/02/interview03_01.jpg" alt="キャンプ場「ゆ～に」の管理人をしながら、キッチンカーを運営してしている澤田知仁さん" width="836" height="626" />
<h2>移住のきっかけは？</h2>
澤田知仁さん（以下、澤田）：空港での仕事を辞めたあと、旅行で利尻に来たのが“最初のきっかけ”です。海外旅行の後も、島のホテルでリゾートバイトとして働いていて、そのまま住みたくなり、「地域おこし協力隊」の仕事に応募しました。
<h3>現在のお仕事は？</h3>
澤田：利尻富士温泉の近くにあるキャンプ場「ゆ～に」の管理人をしながら、キッチンカーを運営してしています。キッチンカーでは、島で獲れたホタテなどの海産物や、飲み物の販売をしています。外国人のお客様からは、「登山後に飲むビールは美味しい！」と言っていただいています。キャンプ客や、登山客のお客様が多いですね。
<img class="alignnone" src="https://rishirifujikurashi.jp/wp-content/uploads/2021/02/interview03_02-1024x678.jpg" alt="島で獲れる海産物、飲み物を販売しているキッチンカーに乗る澤田知仁さん" width="1024" height="678" />
キャンプ場「ゆ～に」 
<a href="https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1133.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1133.htm</a>
利尻富士温泉 
<a href="https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1204.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1204.htm</a>
<h2>新規事業を起こしたきっかけは？</h2>
澤田：「地域おこし協力隊」の活動では“観光”に携わっていたのですが、その中で、“キャンプ場のお手伝い”をすることがありました。登山客やキャンプ場の利用客と話すうちに、「登山が終わった後に昼食を食べられるお店がない」という声が多いことに気づきました。
それならば自分で作ろうと思い、開業コストを抑えられる「キッチンカー」にしようと思いました。
<h2>移住して困ったことはありましたか？</h2>
澤田：「地域おこし協力隊」の任期中に子どもが産まれたのですが、稚内（わっかない）の病院まで行かなくてはならず、医療については少し手間がかかるところがあります。「子育て支援制度」については、“祝い金”もあり、充実していると思います。
夏場は自然の中で遊べるところもたくさんありますし、子育てしやすいと場所だと思いますね。強いていえば、冬場に室内で遊べる施設がもっとあれば嬉しいです。
<a href="https://rishirifujikurashi.jp/system/">利尻富士町の支援金・補助金一覧</a>
<h2>島での生活について教えて下さい</h2>
澤田：島の生活では、“オンとオフ”がはっきりしていると感じます。観光シーズンの春から夏は漁も盛んだし、観光客も多く稼ぎ時なので、人の動きも活発になります。一方、冬は寒さに耐える時期なので、来年に向けての計画を立てたり、事務作業などが多くなります。
<h3>利尻富士町のお勧めを教えてください</h3>
澤田：島で獲れるホタテは旨味が強くて美味しいですね。あとは「たちかま」というタラの白子でできたかまぼこも好きです。僕のお店でも出しているのですが、観光客の方たちも「珍しい！」と興味を持ってくれます。
あと、「さとう食堂」のラーメンは二日酔いの体に染み渡る美味しさです(笑)。「川一」の味噌ラーメンと「丸善」のチャーシュー麺もおいしいですよ！
<h2>今後、やりたいことは？</h2>
澤田：島民の方にとって、魚は「買う」ものではなく、「もらって食べる」ものなので、島の魚を買える場所があまりありません。キャンプ客の方からも「魚はどこで買えますか？」よく聞かれるのですが……。
島の食べ物を買って、自分で調理できるようになったら良いなと思います。
<h2>今後利尻富士町に移住を検討している方へメッセージをお願いします</h2>
澤田：これから利尻富士町へ移住を考える方はまず「観光」で来てみてください！アウトドアが好きな人なら、利尻島は移住先としておススメです。山に登れて釣りもできて、自転車に乗りながら景色を楽しめる「サイクリングロード」もあります。
春には山菜採り、秋にはきのこ狩りと、自然のなかで楽しめることがたくさんあります。こんないい場所、そうそうないですね！島の風土もありますが、都会のような殺伐とした雰囲気もなく、寛容さも魅力だと思います。
利尻島への移住を考える方は、まずは島に一度足を運んでみてください。きっと島の魅力を感じられますよ。
出典: <a href="https://rishirifujikurashi.jp/article/354/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">山も登れて、釣りもできて、自転車も乗れて、山菜やきのこもとれる。 アウトドア好きにはこんないい場所ないですよ。</a>

2019年3月まで「地域おこし協力隊」として活動し、現在はキャンプ場「ゆ～に」の管理と、キッチンカーを営む澤田知仁（37）さん。空港で働いたり、日本中を巡ったり、ワーキングホリデーを利用しながら、海外を4年かけて旅をするなど“根っからの旅好き”という澤田さんが、定住の土地に選んだのが、利尻富士町でした。そんな澤田さんに「移住をした経緯」や「利尻富士町での生活」について、お話を伺いました。

出身地：青森県青森市、現住所：北海道利尻富士町、キャンプ場「ゆ～に」管理人。

澤田 知仁

根っからの旅好きが利尻富士町に定住した理由

<img class="alignnone" src="https://rishirifujikurashi.jp/wp-content/uploads/2021/02/interview02_02.jpg" alt="陳佩欣さんが好きな景色の写真、利尻山と利尻富士町の風景" width="960" height="720" />
<h2>利尻富士町に移住したきっかけは？</h2>
陳佩欣さん（以下、陳）：ワーキングホリデーで日本に来て、最初は北海道のニセコで働いていました。そのときに、友人から利尻島を薦められて、島のホテルで働くことにしました。その後は一度帰国しましたが、また日本を訪れては色々なところで働いたり、学校に通ったりもしていました。
観光で利尻島に再訪した時、「やっぱりここが好きだな」と感じて、移住を決意しました。自分が育ってきた場所と違う場所で生活することを楽しんでいます。家族には心配されましたが、今でもテレビ電話を使ってよく話しています。
<img class="alignnone" src="https://rishirifujikurashi.jp/wp-content/uploads/2021/02/interview02_03.jpg" alt="陳佩欣さんのお気に入り、利尻富士町のフェリーターミナルから海を臨む風景" width="960" height="720" />
<h3>利尻富士町の良いところは？</h3>
陳：利尻の良いところは、とにかく綺麗な自然です！私がいるフェリーターミナルからは海が近いので、毎日眺めることができ、とても癒されています。食べ物もおいしいですね。
ウニ丼は台湾ではあまり食べたことがなかったので新鮮で、とてもおいしかったです。ヒラメやカスベも、利尻に来て初めて食べました。
<h3>島のおすすめスポットは？</h3>
陳：……。（しばらく沈黙して）ありすぎて迷ってしまいます(笑)。“姫沼”も散策するのにとても良いし、自転車に乗るなら、サイクリングロードは景色を見ながら走ることができて気持ちがいいです。“白い恋人”の写真のモデルになったと言われている“オタトマリ沼”もよくお勧めしています。
姫沼　－　りしぷら 
<a href="https://www.rishiri-plus.jp/shima-place/356/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.rishiri-plus.jp/shima-place/356/</a>
オタトマリ沼　－りしぷら 
<a href="https://www.rishiri-plus.jp/shima-place/355/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.rishiri-plus.jp/shima-place/355/</a>
<h2>お仕事内容について教えて下さい</h2>
陳：利尻富士町の「地域おこし協力隊」として、鴛泊（おしどまり）港のフェリーターミナル「海の駅おしどまり」にある観光協会の事務所に勤務しています。主な業務は、観光客におすすめの観光情報を教えたり、手助けをすることです。
観光でいらっしゃる方は、行きも帰りもフェリーターミナルを利用します。オススメした場所を見ていただき、帰る時に「陳さんがおすすめしてくれた場所がすごくよかった」と、直接言ってもらえるのがうれしいですね。
海の駅おしどまり 
<a href="https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1488.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1488.htm</a>
<img class="alignnone" src="https://rishirifujikurashi.jp/wp-content/uploads/2021/02/interview02_05.jpg" alt="陳佩欣さんの通勤用自転車と利尻山と海の風景" width="960" height="720" />
<h2>移住して困ったことはありますか？</h2>
陳：私は運転免許がないので、移動は自転車か徒歩ですが、私が住んでいる鴛泊地区は、車がなくても買い物に行かれる環境なので、不便はありません。
ただ、冬は路面が凍ってしまうので、徒歩でしか移動できないのは困ります。雪かきは、今年初めて経験しました。雪かき用のスコップも買って、準備は万端です！
あと、島の方には早口な方もいらっしゃって、うまく聞き取れないこともありますね。台湾の食べ物が恋しくなって、家でよく自炊しますが、島のスーパーに出回ってない食べ物が多いです。
スーパーに牛肉があまりなくて困りました。不満なところはそれぐらいで、生活に必要なものは大体揃いますね。
<h2>これから利尻富士町に移住を検討されている方にアドバイスをお願いします</h2>
陳：私も住み始めて半年なので、先輩として言えることはそう多くないのですが…。あ、ありました！島は風が強いので、住むときに気を付けたほうがいいですね。島での生活は楽しいです。
毎日海が眺められるのは幸せなことで、悩んでいることがあってもちっぽけなことのように感じます。とてもいいところですよ！
<div>出典: <a href="https://rishirifujikurashi.jp/article/51/">海を眺めていると、悩んでいることもちっぽけに感じて癒されます。</a></div>

ワーキングホリデーを利用し、台湾南西部の高雄(たかお）から日本に来た陳佩欣さん（33）。現在は就労ビザを利用し、利尻富士町の「地域おこし協力隊」として精力的に活動されています。北海道が大好きで、利尻にはホテルのリゾートバイトで訪れていたこともあるのだそう。台湾から単身で利尻富士町への移住をした陳さんに、不安に思っていたことや、気になっていたことをお伺いしました。

前住所：台湾、現住所：北海道利尻富士町、観光協会事務所勤務。

陳 佩欣

台湾から単身で利尻富士町に移住を決意

<h2>利尻富士町との出会いを教えてください</h2>
森みなみさん（以下、森）：大学2年の頃に、ゼミの合宿で利尻に来る機会がありました。2泊3日ほどの滞在でしたが、その時に島の方と交流したり、島の自然に触れる機会を通して、また訪れたいと思いました。
次の年にはまた利尻を訪れました。島のホテルで1か月の短期アルバイトをした時にも、やはりこの島が特別な場所のように感じました。その後、大学卒業の時に町の採用試験を受け、新卒で職員になりました。
<h2>移住前に不安はありましたか？</h2>
森：移住にあたっての不安は「寒さ」でした。東京では体験したことのない、痛みを感じる寒さ！雪かきも、島に来て初めて経験しました。それでも、東京にはない新鮮な環境で楽しんでいます。
また、「島の人はみんなが知り合い」という人間関係も初めは慣れず、受け入れてもらえるだろうか、という不安がありました。
<h2>移住して良かった点は？</h2>
森：島での楽しみは、山や海での遊びや、北海道ならではの食べ物です。早起きできた日には、釣りに行ったり、「ポン山」にトレッキングに行きます。まだできていないですが、サーフィンやスノーボードにも挑戦したいですね。
元々、海産物が少し苦手だったのですが、島に来てからというもの、ウニもタコもホタテもアワビも大好きになって、「こんなに美味しいんだ！」と驚いています。
島のオススメスポットは「ぺシ岬」です。アルバイトしていたホテルからも近く、時間もあったので、何度も登っていました。ペシ岬から見える「利尻富士」も大好きで、お気に入りです。
ハイキング － 利尻富士町　公式Webサイト 
<a href="https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1403.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1403.htm</a>
特産品 － 利尻富士町　公式Webサイト 
<a href="https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1409.htm" target="_blank" rel="noopener noreferrer">https://www.town.rishirifuji.hokkaido.jp/rishirifuji/1409.htm</a>
<img class="alignnone" src="https://rishirifujikurashi.jp/wp-content/uploads/2021/02/interview01_02.jpg" alt="利尻富士町役場 産業振興課 商工観光係職員として働く森みなみさん" width="879" height="659" />
<h2>移住後、大変なことはありますか？</h2>
森：寒さや雪も大変ですが、公共交通機関があまり発達していないので、車での移動に慣れるまで苦労しました。東京にいる時は電車か徒歩での移動だったので、運転ができるようになるまでは本当に大変でした。
これは島ならではなのですが、船が悪天候で欠航してしまうと、スーパーやコンビニに食材が届かない、ということがあります。
今までは、冷凍庫には氷とアイスクリームくらいしか入れることが無かったのですが、備えることを覚えました。また、仕事を探したり、家を探すときの情報収集も難しかったです。
都会のように情報サイトがあるわけではないので、人から聞いた噂で知ることも多く、そういう点からも、島での人付き合いは大切だと感じています。
<h3>お仕事について教えてください</h3>
森：現在は、「利尻富士町役場 産業振興課・商工観光係」に在籍しています。窓口業務や電話対応も多いですが、利尻山の登山道整備や観光施設の看板デザインの作成、草刈り、木の伐採など、力仕事も多くあります。
大学時代から観光が好きで、観光に携わる仕事がしたいと思っていたので、大好きな利尻島でこの仕事ができてとても幸せです。
<h2>さらに利尻富士町の魅力を伝えるには？</h2>
森：もっと若者が増えたらいいな、と思います。東京にいた頃は、渋谷でお買い物をしたり、カラオケで集まったりという楽しみがありました。
島には、朝まで開いているお店やウィンドウショッピングを楽しむような場所はありませんが、その代わりに都会では絶対に見ることのできない景色や自然、食べ物があります。
そういった島の魅力が若い世代にも伝わるように、今後の仕事にも取り組んでいきたいです。最近はSUP（ボートに立って乗るマリンアクティビティ）も流行っているので、若い人でも楽しめるスポットも多いですよ。
<h3>利尻富士町 での暮らしはいかがですか？</h3>
森：都会にはない魅力のある利尻の暮らしがとても好きです。穏やかな時間が流れていて、満員電車でイライラしているような人を見ることもありません。
自分でも、イライラすることが少なくなった気がします。のんびりした生活の中で、“自然と共にすごす日々”は、人生においてとてもいい時間になっています。
<h2>移住を検討中の方へメッセージをお願いします</h2>
森：今まで住んでいた場所から移動して、新しい生活を始めることは勇気がいることです。誰しもが不安に感じることだと思いますが、「迷っているならまずは行動に移すことが大事」だと思います！
島に来て昆布干しのお手伝いをしたり、山登り、海で遊んだりと、東京に住んでいたらできなかったことを経験して、移住してよかったと感じています。島での暮らしに興味がある方は、まずは足を運んでみてください！
出典: <a href="https://rishirifujikurashi.jp/article/56/" target="_blank" rel="noopener noreferrer">大学卒業後、東京から利尻富士町に移住。 都会にはない穏やかな生活で、イライラすることが少なくなった気がします。</a>

東京出身、大学まで東京で生活していた森みなみさん。現在は、利尻富士町役場 産業振興課 商工観光係職員として働いています。旅行が好き、観光が好き、地方が大好きという都会っ子の彼女。大学卒業後に利尻島定住を決めた理由は何だったのでしょうか。

前住所：東京都、現住所：北海道利尻富士町、利尻富士町役場 産業振興課・商工観光係

利尻富士町