<h2>地域おこし協力隊に応募した理由と、応募した地域を選んだ決め手について教えてください。</h2><p>北海道が好きで何度も訪れるうちに、いつか移住したいと考えるようになりました。ちょうど転職を考えていた時期に、当時勤めていた会社で退職後に地域おこし協力隊として活動している方がおり、その働き方に興味を持ちました。</p><p>移住を希望していた北海道の募集を調べる中で、安平町の地域おこし協力隊募集を発見。広報紙の制作などを担当する業務内容が、当時の自分の仕事と近かったことに加え、新千歳空港からのアクセスが良く、道内での車移動がしやすい立地だったことが決め手となり、応募を決意しました。</p><h2>協力隊への応募を考える際に参考にした情報源は何でしたか？</h2><p>インターネットや、友人・知人から情報を得ました。</p><h2>ミッションの具体的な内容を教えてください。</h2><p>月2回発行する広報紙の制作業務や、Facebookを活用したSNS発信業務を担当していました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/02/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/loPemgiaLIA4g8QFcHTW_.webp"></figure><h2>現役時代に印象に残っている出来事や成功体験について教えて下さい。</h2><p>協力隊の業務として、町内で開催されるイベントの取材や撮影を行う中で、普段の生活ではなかなか出会えない方々と交流したり、これまで足を運ぶ機会がなかった場所を訪れたりすることができました。その経験を通じて、安平町の魅力やあたたかさをより深く実感<span style="color:#14161a;">できたと思います。</span></p><p>また、<span style="color:#14161a;">町民の方</span>にお話を伺う機会が増えるにつれ、「広報紙見たよ！」と声をかけていただくことも増え<span style="color:#14161a;">ていき</span>、とても嬉しかったのを覚えています。自分の発信が届いていると実感できたことは、特に印象<span style="color:#14161a;">深いです。</span></p><h2>活動中に直面した課題や、それをどのように乗り越えたかを教えてください。</h2><p>在任期間を振り返ると、業務が思うように進まなかったり、退任後の進路について悩んだりと、常に考え続けていたように思います。そんな中で、所属部署はもちろん、他部署の方々にも相談に乗っていただき、気にかけてもらえたおかげで、少しずつ前へ進むことができました。</p><p>特に、具体的なアドバイスをくださった上司には心から感謝しています。ひとりでは解決が難しかったであろう課題にも真剣に向き合い、最善の方法を一緒に考えてくださったことは、本当にありがたかったです。</p><h2>地域の人々や自治体との関わりの中で、学んだことや感じたことはありますか？</h2><p>道内に友人は何人かいましたが、安平町には縁もゆかりもまったくありませんでした。しかも、コロナ禍の真っ最中での移住となり、移動や人との接触が制限される状況の中でのスタート<span style="color:#14161a;">となってしまいました。</span></p><p>それでも、役場の皆さんや町民の皆さんの温かさに支えられ、前向きに頑張ることができました。道外から来た自分にとって、日常生活の中でもわからないことが多くありましたが、そのたびに助けていただき、本当に心強かったです。見ず知らずの地、そして地元以外で初めて暮らす町にもかかわらず、今ではすっかり大好きな場所になりました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/02/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/g0geLTulEO3e5AI0MZUX-.webp"></figure><h2>卒隊後のお仕事について教えてください。</h2><p>3年間の任期を終えた後も、引き続き広報紙の制作業務を担わせていただき、現在はこれをメインの仕事として取り組んでいます。また、任期中から続けていたWEBライターの仕事も継続し、あびら観光協会での業務や町の仕事、SNS関連の発信など、多方面で活動しています。</p><p>忙しい日々を過ごせていることに、とても感謝しています。まだまだやりたいことがたくさんあり、今の仕事をさらにレベルアップさせていきたい<span style="color:#14161a;">です。</span></p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/02/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/HP3Zt_9YYXbfbGjeafA0n.webp"></figure><h2>卒隊後の進路に、最も影響を与えた出来事や考えは何ですか？</h2><p>安平町に住み続けるためには、安平町またはその周辺で継続的に仕事をしていく必要があります。卒隊後の仕事についてはいくつかの選択肢がありましたが、やはり安定した収入を得られること、そしてこれまでの経験を生かせる仕事であることを最優先に考え、引き続き広報紙の制作業務を続けることを決めました。</p><p>それだけでなく、「安平町に残って、そのまま頑張ってほしい」という町の方々の温かい言葉にも背中を押され、この地で挑戦を続けていく決意を固めました。</p><h2>協力隊時代の自分と今の自分を比べて、どのような成長を感じますか？</h2><p>協力隊時代も現在も、メインの仕事自体は変わっていませんが、サブ的な仕事が増えたことで、より効率的に業務を進める必要が出てきました。</p><p>明確な勤務時間の区切りがなくなったことで、深夜まで仕事をすることも可能になりましたが、その分、仕事に費やす時間が増え、睡眠時間が削られる日々が続きました。特に卒隊からの1年間は、生活リズムを整えるのが大変でしたが、今では協力隊時代よりも時間の使い方や仕事の優先順位のつけ方が上手くなり、少しずつ効率的に動けるようになってきたと感じています。</p><h2>今後の展望や目標があれば教えてください。</h2><p>2025年の春で、安平町に移住して6年目を迎えます。協力隊の任期は終わりましたが、これからも安平町に住み続け、より良いまちづくりや町民の皆さんのためにできることを続けていきたいと考えています。</p><p>そのためには、自分自身の成長が欠かせないと感じており、これからも常に学び続けながら、少しでも地域に貢献できることを増やしていけたら嬉しいです。そして、安平町に足を運んでくださる方や、この町に関心を持ってくださる方がもっと増えていくことを願っています。</p><h2>今後地域おこし協力隊を目指す人にアドバイスをお願いします。</h2><p>まったく知らない場所にいきなり移住するのは、本当に不安で、そして<span style="color:#14161a;">とても</span>勇気が必要です。私自身も同じ気持ちを抱えていました。</p><p>でも、行きたい場所ややりたい仕事にタイミングよく巡り会えることは、きっと「運命」なのだと今では感じています。もし少しでも気になる場所や仕事があれば、ぜひ問い合わせてみるなど、一歩踏み出してみてください！</p><p>もちろん、移住の前に今後の展望が見えているのが理想かもしれませんが、実際にその場所で暮らし、働いてみないとわからないこともたくさんあります。<span style="color:#14161a;">これから協力隊を目指す方たちが、</span>素敵な場所やお仕事に巡り会えることを願っています！</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2025/02/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/XkwzMJeQOJDjjBwnF5XIK.webp"></figure>

ワープシティ公式

地域おこし協力隊の経験は、その後のキャリアや人生にどのような影響を与えるのでしょうか？

ワープシティでは、OB・OGへのインタビューを通じて、現役時代の業務内容や得たスキル、卒隊後のキャリア、地域との関わり方についてご紹介します。

地方での起業や就職、地域コミュニティとの関係など、リアルな体験談をお届けし、これから協力隊を目指す方や、受け入れを検討する自治体の参考となる情報を発信します。

協力隊の「その後」を知ることで、あなたの未来のヒントが見つかるかもしれません。ぜひ、ご覧ください！

安平町

北海道

出身地：大阪府豊中市、地域おこし協力隊として活動していた自治体名：北海道安平町、任務期間：2020年5月～2023年4月、協力隊になる前の仕事：フリーペーパー制作、編集など、現在の仕事：広報紙制作業務（町業務委託事業）、SNS発信業務 など

木下 知佳

#2 「やりたい仕事×行きたい場所」。運命を感じた安平町での暮らし

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>子育てに求める環境と働く環境が同時に叶う機会だったからです。広い土地でのびのびと子育てしたいと考えていましたが、移住先で希望する仕事を見つけられるかが大きな課題でした。</p><p>この地域おこし協力隊「コミュニティ×共創実践者」は少しユニークで、課題解決型でありながら、隊員の持ち味を活かせる余白がありました。安平町の中で最も少子高齢化の進む安平地区で住民主体のコミュニティ運営をサポートする任務に加えて、自分の経験や技術を生かしたアクションを起こすことも求めるものです。</p><p>私自身はこれまで大学院で子どもの遊び研究に携わったり、保育士として保育園で働いてきましたが、子どもの主体性を尊重する保育の価値が保育園の中だけに閉じられることに、もどかしさを感じていました。もっと多様な大人を巻き込んだ地域に開かれた形での保育・子育て環境を実現できないかと模索していました。</p><p>この地域おこし協力隊は、町全体として子育てや教育に力を入れている環境で、地域住民の方々とコミュニケーションを図りながら、そうしたチャレンジができる絶好の機会だと思い応募しました。</p><h2>北海道安平町を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>移住前は札幌の都心部に住んでいました。息子が小規模保育園（3歳未満）を卒園するにあたり転園先を探していましたが、3歳児は待機児童も深刻で、通わせたい保育園を見つけられませんでした。</p><p>都心部には広い園庭を持つ園がなく、毎日整列して近隣の公園に遊びに行く必要があり、その環境は好奇心の強い息子の性格を考えると適していないと感じました。思い切って移住も視野に入れ様々な保育園を探していたところ、「はやきた子ども園」を知り、広い園庭や畑、田んぼ、森、馬のいる環境や、子どもの主体性を尊重する保育理念に魅了されました。</p><p>また向かいに町立の早来学園があり、中学生まで連続性のある教育が受けられることも安心感につながりました。町全体として子育て・教育に力を入れていることがとても心強いと感じました。</p><p>新千歳空港から近い立地であることも移住の決め手となりました。本州に住む親戚や友人も訪ねやすく、旅行にも出かけやすいです。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>安平町内で最も少子高齢化が顕著な安平地区の活性化を目的として設立された「安平地区まちづくり協議会」の事務局として仕事しています。活動は、生活支援事業、交流活性化事業、閉校活用プロジェクト事業など多岐にわたりますが、協議会自体ができたばかりなので、一つ一つ手探りで進めているところです。</p><p>親子の居場所づくりのきっかけとして親子遠足や流しそうめんを企画したり、夏には「あびら地区夏フェス」を開催しました。地元の食堂や地域の方が営むキッチンカーがビールや食べ物の出店をしてくださったり、事務局メンバーの集落支援員が子ども縁日を開いてくださったり、地元の和太鼓の先生に太鼓をたたいてもらいながら子ども盆踊りを踊ったり楽しいイベントになりました。</p><p>チラシやポスター、ビール前売り券などもすべて手作りで、子ども縁日のチケットは中学生が作ってくれました。すべてを一から作り上げていく過程は、まるで学生の頃の文化祭を思い出させるようなワクワク感がありました。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/asdTm5AdeMhj9erzEHUl5.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>前述のように「安平地区まちづくり協議会」の事務局として働いていますが、このような地区活性化に特化した組織の設立は、町としても初めての試みで、事務局にとってはもちろん、役場の方にとっても、協議会の役員の方にとっても、住民の方々にとっても、すべてが初めての経験です。</p><p>そもそも「安平地区まちづくり協議会って何？」という状況からのスタートでした。そうした手探りの状態で、地域の方々と合意形成を図りながら、一つ一つ形にしていく仕事は、創造性があり、とてもやり甲斐があります。</p><p>安平町で活動する10名の協力隊が集まる研修や、先日は胆振管内の協力隊の交流会もあり、多様なルーツで多様な活動をしている方々とお話ができ、課題を共有したりアイディアをもらったり、広い視野で学べる機会が多いこともやり甲斐に繋がっています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Sa2XtZs-SrJnhasZ3vqlp.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>当然といえば当然なのですが、同じ安平町でも、地区によって文化や風土が異なるということです。移住前は、地理的にどこが利便性がいいかな、という観点で居住地区を探していましたが、住む地区によって人付き合いのあり方にも違いが出てくるというのは大きな気づきでした。</p><p>安平町は旧追分町と旧早来町が合併した町なので、大きく二つのまとまりがあります。さらにその中でも集落によって、雰囲気に違いがあると感じています。</p><p>例えば安平地区は高齢化が進んだこともあり外でお酒を飲む習慣があまりないようで、居酒屋が一軒もないことは、お酒好きの私にとってはちょっと寂しいことでした。代わりに、地域の方々と家庭菜園を通じて繋がれていることが日々の喜びです。</p><p>協力隊2名募集のところに、まだ私1人しか着任していないことも想定外です。早く仲間に来てもらいたいです！！</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>まだまだ手探りですが、子どもの意思を聴くこと、子どもの主体性を尊重すること、そうした保育の価値を地域の方々と共有しながら、地域に開かれた保育・子育て環境を作っていきたいと考えています。</p><p>それが遊び場なのか、カフェなのか、食堂なのか、どこで、誰と、どのような形で実現できるかまだ分かりません。人口が少ない中でビジネスとして成立させることの難しさも課題です。出会う方々に学びながら模索してみたいと思います。</p><h2>安平町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>安平地区の方々は、広い畑でまるでプロの農家さんのように家庭菜園されている方が多く、野菜をいただいたり、育て方を教えていただけることが、とても幸せです。</p><p>小さな集落なので、知っている方が少しずつ増えてきて、近所を歩けば「こんにちは」「今日は暑いですね」とご挨拶できたり、「お子さんのお迎え？」と声を掛けてくださる毎日は、とっても温かく、感謝しています。</p><p>また、子どもたちがとても素直でまっすぐ育っていると感じます。すれ違うと大きな声で「こんにちはー！」とあいさつしてくれたり、４歳の息子と兄弟のように遊んでくれます。</p><p>札幌に住んでいた時の方がご近所の人数自体は何倍も多かったですが、息子のことを知ってくれているご近所さんは、すでに安平の方が多いと思います。人口が少ないからこそ、お互いに顔の分かる人間関係を築けることが安心感につながっています。</p><h2>安平町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>畑や牧草地が広がり、また建物が平屋か2階建てなので、空がとても広いです。夕暮れ時の空は映画のワンシーンのようです。</p><p>虹が出ると端から端まで見えます。先日雨上がりの晴れた夜には、満点の星空が見れて本当に驚きました。田舎といえど、住宅地はLEDの街灯が明るくあまり見られない日もあるのですが、この日はそれでもこれまでの人生の中で一番多くの星を見られたと思います。</p><p>車で少し走れば、町内に遊び場として開かれた森がいくつもあり、森林浴ができます。また土壌が豊かで、野菜も花も本当に元気に育ちます。</p><p>私は廃校になった学校の畑の一角をお借りして初めて家庭菜園に挑戦していますが、トマトやナスは一つの苗から食べきれないほど成りますし、シソやエゴマの葉は1ｍを超えて育ちます。イタリアンパセリやパクチー、バジル、ローズマリーなどのハーブ類も毎日好きなだけ料理に使えることもとても贅沢です。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/10/26/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Is1VoQSKJNFUk8R0Xndxx.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>移住はあれこれ頭で考えると難しく思えることもあると思いますが、実際にその土地に足を運んで、そこで出会った人や出来事を肌で感じて、ここで生きていくぞ、と具体的にイメージできることが大切だと個人的には感じています。</p><p>もちろん苦労はありますけど、それはどこで暮らしていても必ずありますよね。ぜひ実際に足を運んで、安平町との相性を肌で感じてみていただきたいです。</p><p>&nbsp;</p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第72回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、北海道安平町の佐藤麻奈美さんです。


北海道安平町の地域おこし協力隊、趣味・特技：美味しいお酒を飲むこと・旅行・温泉・対話・韓国語

佐藤 麻奈美

#72 北海道安平町は、町全体として子育て・教育に力を入れている！

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>学生時代に、この2つがきっかけで町づくりや地域に興味を持ちました。</p><ul><li>江戸時代後期の庶民の暮らしや文化を研究していたこと 　▷文化や伝統の重要性を感じていた。</li><li>一人旅が好きで日本各地を巡っていたこと 　▷その地ならではの「人や文化との出会い」が好きだった。</li></ul><p>また、自分の幼少～学生時代の経験がきっかけとなり「場づくり、コミュニティづくり」に興味を持ちました。 その経験の中で大きかったのは「人との関わり方」です。様々な経験の中で、「人との関わり方」に対してずっと悩みを抱えていました。</p><p>しかし、大学4年時のゲストハウスの住み込みがきっかけで大きな自己変化がありました。 結果「地域×場づくり」で仕事を探していた時に現在の協力隊要項を見つけ、 応募をさせていただきました。</p><h2>北海道安平町を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>（株）FoundingBaseがきっかけで安平町を知りました。<br>当初、興味があったわけではなかったのですが、 実際に1週間ほど訪れる機会がありました。&nbsp;</p><p>その際、現在の活動拠点であるエントランスや町の取り組みを拝見する中で「この町で活動してみたい、町の人と一緒に活動したい」という思いが強くなっていき安平町で活動することを決めました。</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>「移住交流推進員」として活動しています。 業務内容は大きく分けて2つです。</p><ul><li><strong>移住ツアー・イベントの企画立案&amp;進行、フェアなどの外部出展</strong><br>安平町の移住ツアー・イベントの企画～実行までをメインとして担当しています。&nbsp;<br><br>昨年度は「幼少の子育て世代」をターゲットに「教育×移住」をテーマとした移住ツアーを年4回（オンライン2回、現地2回）、オンライントークイベントを1回開催しました。&nbsp;<br><br>その他にも、北海道移住ドラフト会議への出団、北海道移住フェアへの出展を2回しています。 今年度もツアー4回、トークイベントを3回開催予定、その他多数の企画を準備中です。</li><li>&nbsp;<strong>追分駅前のコミュニティスペース「エントランス」の現場運営</strong><br>「エントランス」の現場運営を行っています。&nbsp;<br><br>昨年度は、地域の人を巻き込みながら多数のイベントを開催しました。 試行錯誤を重ねながらではありますが、町の人たちの1つの居場所となるような取り組みを行っています。 今年度も、様々な取り組みを通して場づくりを行っていく予定です。</li></ul><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/84a1b74b-.jpg" alt="企画したイベントの様子"></p><h2>地域おこし協力隊のやりがいはなんですか？</h2><p>町民の人たちに寄り添いリアルな声を拾いながら活動ができることです。“公務員”という立場でありつつも、その地域の暮らしに根差しながら活動できることがやりがいです。</p><p>みんなの”小さなやりたい”や”悩み”などを1つずつ大切に拾いながら活動しています。「そこから生まれる新たな繋がりやワクワクするような取り組み」「誰かの居場所をつくる」など現場にいないと見えないことや感じられないことを形にできることは、本当に有り難いと感じています。</p><p>また、現場にいるからこそ自分がやりたい「人への向き合い方」ができることです。それは何よりも大きいと感じています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/32633965-.jpg" alt="企画したイベントの様子"></p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>想定外だったことといえば、正直なところほとんどないです。 強いていうならば、生活コストです。 私は神奈川県出身で北国での本格的な暮らしは初めてだったので、電気代の高さにビックリしました（笑）。</p><p>聞いていたよりも、地方での生活コストは意外とかかるのだなぁという印象がこの1年を通してありました。&nbsp;<br>その他は町の方々に沢山助けていただいてます！ だからこそ楽しく暮らし、活動ができています。</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>明確なキャリアビジョンは今のところありません。ですが、以下だけは大切にしていたいテーマです。</p><p><strong>「個人の居場所を複数創ることで、暮らしを豊かにすること」</strong></p><p>個人の価値観なので略しますが、「人の暮らしが豊かになるには、個人の居場所が複数存在すること」「地域における個人の暮らしが豊かになることは、地域が面白くなること」だと考えています。</p><p>銭湯や古着屋・喫茶店が大好きなので、それらと掛け算しつつ様々な繋がりや場を創っていきたいと考えています。 銭湯については、特にやりたいと思っています。</p><p>銭湯の歴史を紐解いていくと「銭湯＝地域コミュニティ」ということが分かります。人の暮らしに欠かせないインフラだからこそ、地域の人々が自ずと集まる→集まることで多様なコミュニケーションが生まれる→結果、居場所の1つになると考えています。</p><p>これからの時代だからこそ、必要な要素だと感じています。</p><h2>安平町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>「とにかく温かい」ということです。 実際に暮らしている追分では特に感じることですが、 隣の人との距離が温かいです。</p><p>お世話になっている居酒屋やスナックがあるのですが、いつも自分のことを心配してくださりご飯を差し入れしてくれたり…。 雪かきや花壇整備など、神奈川で暮らしている時には体験することのなかったことを丁寧に教えてくださったりします。</p><p>暮らす中での小さなコミュニケーションの一つひとつからそう感じています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/c2305351-.jpeg" alt="皆さんで食事をする様子"></p><h2>安平町の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>「立地・アクセスがとにかく良い！」ということだと思います。</p><p>安平町は菜の花や馬、雪だるまなど多くの見どころがありますが、全てにおいて1位というわけではありません。&nbsp;<br>しかし、様々な見どころがある中で立地・アクセスが良いということが全て魅力の土台となっていると思います。</p><p><strong>安平町における立地・アクセスの主な魅力</strong></p><ul><li>近隣都市へのアクセスが良い（千歳・札幌など）</li><li>空港や港へもすぐに行ける</li></ul><p>移住検討のハードルも低く、暮らすにはもってこいの町だと思います。&nbsp;<br>実際の声として「北海道に移住したいけど、ハードルが低いところが良い。空港周辺の町で人口が少ないと良いなぁ。」という声もいただくことがあります。 そのような点で、安平町は最適な町だと思います！</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>安平町の1番の良さは「誰かのチャレンジを応援する文化がある＝人が温かい」だと思います。&nbsp;<br>「声を上げた時に助けてくれる人が沢山いること」はハードルの高い地方移住をする上でも大切な要素になると考えています。</p><p>「安平町の教育」は決して子ども達だけが享受するものだけではなく、大人達にも同様の挑戦機会があると思います。「日本一の公教育を目指すまち」として少しずつではありますが、着実に前に進んできています。</p><p>来てみないと分からない良さ・雰囲気が沢山ありますのでぜひぜひ遊びに来てください！</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/06/125226b1-.jpeg" alt="菜の花畑"></p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener">https://warp.city/features/2</a></p><p>&nbsp;</p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやりがいなどについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第48回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、北海道安平町の東條広大さんです。

北海道安平町の地域おこし協力隊、趣味・特技：銭湯・純喫茶・古着めぐり・映画鑑賞・サウナ・大衆居酒屋・食堂巡り・バスケ・スノーボード　


安平町

安平町の移住体験談一覧：3件

#2 「やりたい仕事×行きたい場所」。運命を感じた安平町での暮らし

#72 北海道安平町は、町全体として子育て・教育に力を入れている！

#48 北海道安平町は、誰かのチャレンジを応援する文化がある