<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。 　</h2><p>羽田空港在職中、ヒト、モノの流れが首都圏へ一極集中になっているのを肌で感じていて、他の地域でもヒト・モノの流れを作り、元気な町づくりができないか移住を考え始めました。 妻の実家が秋田県東由利だったことから都内にて開催される「東由利会」にも参加し、秋田県の魅力や課題などを聞いたことがきっかけとなり、東京五輪の業務を最後に秋田県への移住を決めました。</p><p>そんな時、横手市地域おこし協力隊の募集を見つけました。横手市との縁は2015年に「一生無くならない場所で結婚式を挙げたい」と式場を探していたときに、重要文化財に指定されている「平源旅館」で挙式を行った場所です。</p><p>横手市民の皆さんが親切にしてくれたことがとても印象的だったんです。<br>そして、横手市観光推進機構という観光分野で地域貢献できるという業務に魅力を感じ応募しました。</p><p>&nbsp;</p><h2>秋田県横手市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>※DMO（観光地域づくり法人）を選んだ理由は、地域の観光資源を最大限に活かし、地域の成長や魅力を引き出すための専門知識を持っていて、観光客を呼び込み地域の振興を図るために地域の関係者との連携を重視している団体だったことから、魅力を感じました。DMOの存在は、地域の未来に向けた大きな可能性を秘めていてやりがいを感じています。</p><p>※観光地域づくり法人（DMO）とは？ 　<br>観光地域づくり法人は、地域の「稼ぐ力」を引き出すとともに地域への誇りと愛着を醸成する地域経営の視点に立った観光地域づくりの司令塔として、多様な関係者と協同しながら、明確なコンセプトに基づいた観光地域づくりを実現するための戦略を策定するとともに、戦略を着実に実施するための調整機能を備えた法人です。</p><p>参考: <a href="https://www.mlit.go.jp/kankocho/page04_000048.html">国土交通省 観光庁</a></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><p>横手でしかできない体験を追求し、自らも積極的にイベントやツアーに参加しています。十文字和紙の紙漉き体験では、横手産の原料で和紙を作る工程を学びました。</p><p>また、冬の横手の魅力を知るためにスノーシュー登山や雪景色の鑑賞を楽しんでいます。横手の独自な景色や体験を多くの人に知ってもらいたいと思い、地域の伝統工芸や自然保護に関心を持ちながら、持続可能な観光地域づくりに貢献したいと思い活動しています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/16c49b7e-.jpg" alt="スノーシューで登山をする田谷慶さん"></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>若者の楽しい暮らしを目指し、移住者向けの交流会（Meet up）を開催しました。人脈作りや地元での繋がりを促し、横手の魅力を引き出す機会を提供できました。</p><p>また、アウトドア活動でコミュニケーションを活性化し、横手での長期的な定住を促進していきたいと思っています。町の魅力を知るために、楽しむ視点を持つことで文化・歴史、自然環境、地域の人々、食文化などを総合的に体験することができます。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/22/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/1aarr-IcIYBuMmcfnYn3D.webp"></figure><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>地域おこし協力隊として活動する中で、多様な課題が浮かび上がることがありました。地域のニーズや問題は一つではなく、さまざまな分野や視点から取り組む必要性を感じたんです。</p><p>新たな地域に移り住み、その地域の慣習に適応するには時間が必要でした。地域の人々との関係構築やコミュニケーションに努め、地域の背景や特性を理解することも重要だと思いました。</p><p>&nbsp;</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>横手市へ「行ってみたい」「住んでみたい」と私自身が感じたように、一人でも多くの方に横手市の魅力を知ってもらうだけでなく、横手を訪れたお客様と地域住民の交流も促し、もっと横手を好きになってもらえるよう、移住者ならではの役割を担っていきたいと思っています。</p><p>観光資源を滑油しながら地域の魅力を伝え、横手への誘客へとつなげていきたいです。</p><p>&nbsp;</p><h2>横手市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>横手の地元住民が集まる食堂に昼時に通っています。最初は秋田の人々が初対面では控えめな印象を受けましたが、話す回数が増えて親交が深まると、優しい人々が多いことが分かりました。</p><p>市民の皆さんからは、良いお店や旬な情報も積極的に教えていただき、地域の情報を深く理解することができました。地元民との交流は楽しい時間となり、地域の魅力をより感じることができます。</p><p>&nbsp;</p><h2>横手市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>平鹿地域には真人山、金峰山、男・女亀森などの里山があり、豊かな自然と文化が息づいています。豪雪地帯に広がる平鹿ブナ林や山間集落の暮らしを体験しながら、里山ならではの自然や文化を感じることができます。</p><p>春は美しい花と眺望を楽しむ低山登山ができ、夏は高山で花や残雪、風景を楽しむことができます。秋は紅葉を楽しみながら山を巡り、冬はスノーシューで雪の世界をハイキングができます。</p><p>四季折々の山の楽しみとして、花や紅葉、雪景色を満喫できます。市内からわずかで自然を感じれる環境が素晴らしいです。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/086329e6-.jpg" alt="「たらいこぎ選手権大会」での田谷慶さん"></p><p>&nbsp;</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>雪国への移住は、魅力的な選択だと思います。雪に包まれた風景は幻想的で美しく、四季折々の自然の息吹を感じることができます。</p><p>ウィンタースポーツが盛んで、雪遊びや温泉巡りなど、多彩な冬のアクティビティが楽しめます。伝統文化や郷土料理に触れながら、地元の人々との交流を通じて深い絆を築くこともできます。</p><p>何より、自然との調和と共に豊かな暮らしを実現することができます。</p><p>&nbsp;</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2">https://warp.city/features/2</a></p><p>&nbsp;</p>

ワープシティ公式

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第20回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、秋田県横手市の田谷慶さんです。

横手市

秋田県

秋田県横手市の地域おこし協力隊、趣味・特技：アウトドア全般

田谷　 慶

#20 一生無くならない場所での結婚式。秋田県横手市とのご縁を機に移住

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>私が地元である秋田県横手市を離れてから約10年が経ち、その間東京で音楽活動を行い、横手やきそばの販売にも携わるなど様々な経験を積みました。</p><p>その中で多くの人々との交流を通じ、自分のふるさとを盛り上げるために自らができることは何か、と深く考えるようになりました。それが地域おこし協力隊を志すきっかけとなりました。</p><p>私がこれまで積んできた音楽活動やイベントの経験を活かし、また新たに学びたい分野についても学ぶことができる協力隊という場に大いに魅力を感じて応募しました。</p><p>&nbsp;</p><h2>秋田県横手市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>横手市を選んだ理由は、まずはここが私のふるさとであり、この地をより良い場所にしたいという深い愛着から来ています。 また、私が既に経験を積んできた分野をさらに深める機会があるとともに、新たに学びたいと思っている分野についても挑戦できる環境であると感じました。</p><p>これらの理由から、私の協力隊としての活動の場は横手市でなければならないと強く思い、横手市を選びました。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/df46206a-_dsc_7116.jpg" alt="桜と横手城"></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><ul><li>横手市に関わるさまざまな情報発信。</li><li>写真・動画撮影、映像制作を主体に、SNSの投稿などインターネットを通じた情報発信。</li><li>地域の人への取材をもとにブログ記事を作成、地域の高校生とプロジェクトを企画、進行。</li></ul><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/b3b8b861--_20221226梵天唄講習会.jpg" alt="梵天唄講習会での小原宗さん"></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>地域の人と関わったり、その地域ならではの美しい景色に出会ったり、毎日新たな発見が絶えないことが大きな魅力であり、自分の活動のやりがいになっていると感じています。 そうした発見が増えていく中でどんどん地域を好きになり、市内外問わずたくさんの人に自分が発見したものを共有することでさらに人との関わりが深まります。</p><p>また、地域を好きになっていく好循環が生み出せることが協力隊としての活動の醍醐味だど感じています。</p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>自分自身が横手市出身でありながら日々新たな発見があり、発見したものを発信していく中で、地域の人に「私も知らなかった」と言われることが多いことです。自分が住む地域でも知らないことがたくさんあるのは、長らくふるさとを離れた自分だけでなく、地域の人にとっても同様だということが驚きでした。</p><p>&nbsp;</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>協力隊の任期後も横手市に住み、現在活動を通して学んでいる撮影技術や編集技術など、情報発信に関わる技術を使って横手市で働きたいと考えています。</p><p>&nbsp;</p><h2>横手市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>都市部の人に比べ、横手市の人は一人で多くの顔を持っている人がたくさんある印象です。</p><p>例えば、とある音楽イベントの運営をしている人が、また別のイベントでは主催者で、本業ではまったく違う仕事をしているなど、一人何役もしているような形です。人口が少ない地域だからこそみられる特徴なのだと思うと同時に、そうした人が多くいることで人と人同士の関わりが深くなり親しくなりやすいのではないかと思っています。</p><p>&nbsp;</p><h2>横手市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>横手市は四方を山に囲まれた盆地に位置する町で、全国でも屈指の豪雪地帯であり、夏は大変気温が高くなる場所です。四季の移ろいがとてもはっきりとしていて景色の表情が豊かです。</p><p>地理的な条件により農作物も多く収穫でき、四季折々の魅力を味覚でも感じることができることも横手市の魅力の一つです。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/46ddcc2e-_20220918かまくらライド-21.jpg" alt="ロードバイクをする小原宗さん"></p><p>&nbsp;</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>横手市は秋田県の南の中心地にあり、車があれば県内はもちろん、近隣の観光地や施設へも容易にアクセスすることが可能ですし、小売店やチェーン店も多くあることから、不自由ない暮らしを送ることができる町だと感じています。それだけでなく、すぐ近くに大自然があり、表情豊かな四季の移ろいを身近に感じながら生活できるので、さまざまな面で退屈しない場所です。</p><p>さまざまなものがオンラインの活用で実現できるようになった昨今、横手市での生活はますます豊かになっていると個人的に感じています。移住を検討している方には是非とも一度遊びに来てほしいです。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/fd43a1d2-__dsc5659.jpg" alt="横手市の雪景色"></p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2">https://warp.city/features/2</a></p><p>&nbsp;</p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第19回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、秋田県横手市の小原宗さんです。

秋田県横手市の地域おこし協力隊、趣味・特技：ルアーフィッシング・DTM　

小原 宗

#19 秋田県横手市にUターン移住。故郷でも、毎日新たな発見が絶えない！

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2><p>23歳の時、NGOピースボートにて世界一周の船旅に参加しました。 JICAを諦め日本で同じようなことができないかと模索していた頃、その旅で出会った友人らの活躍が目にとまるようになりました。</p><p>それが地域おこし協力隊でした。旅に参加した当時の私は、政治経済や環境問題などにはほとんど興味がありませんでした。</p><p>ですが、旅で出会った同世代のみんなと貧困や差別、政治の問題について考え、刺激を受けたことで、いつか地域に寄り添う仕事がしたいと思うようになっていました。</p><p>また、移住前は横浜に住んでいたのですが、休日は気付くといつも自然を求めていました。その頃から生涯ずっと都会には住んでいたくないなと思っていたのもきっかけのひとつです。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/efecdacc-.jpg" alt="地域おこし協力隊の吉成翼さん"></p><p>&nbsp;</p><h2>秋田県横手市を選んだ理由について教えて下さい。</h2><p>故郷ということが大きかったです。 移住前は千葉県や山梨県などの近場を検討したり、思い切って大好きな沖縄県や鹿児島県を検討したりもしていました。</p><p>ただ、地域おこし協力隊のねらいは、活動後もその地域へ定住することです。定住や活動のしやすさをイメージしたときに、地元が考えやすかったです。</p><p>また、地方暮らしを発信できるなら、やはり自分の育った町を発信したいと思いました。そう思えたのも、家族やお世話になっている人たちのことが好きだからだと思うし、大人がよく笑っていた記憶があるからです。</p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2><ul><li>農業をメインとした情報発信。 （横手市は農業産出額8年連続県内1位を誇っています。）</li><li>市の広報を担当する秘書広報課に所属し、食と農からのまちづくりを進める食農推進課の施設に常駐。畑と隣合わせで日々活動中。</li><li>作物を育てながら、地元農家さんへの取材訪問、ラジオ出演、JA秋田ふるさとさんのYouTube動画制作などと、農業に関する発信。</li><li>市の広報誌の企画で高校生へ取材、中学生向けに情報紙をゼロベースから制作などのライティング業務。</li><li>情報紙では、地元の企業や若者にインタビューをし、紹介。</li></ul><p>田舎に住むからにはスローライフをしたいと思っていましたが、メリハリのある半農半Ｘのような暮らしができていて、毎日充実しています。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/60b5a7cb-.jpg" alt="吉成翼が地域おこし協力隊で活動する様子"></p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2><p>ここで何かしてみたい！と、もがいている人と手を取り合うことができるのが、地域おこし協力隊の醍醐味だと感じています。 活動当初は、自分が先導していかなきゃとすごく力んでいた気がします。</p><p>ですが、もがきながらも活動を続けていくと、周りにいる人たちが挑戦したいことを話してくれるようになりました。それを応援できるのが地域おこし協力隊ですし、また、一緒に形にしようと行動ができるのも地域おこし協力隊だと思っています。</p><p>ここで奮起する人たちと高め合うことができると分かった今、改めて横手市を選んで良かったと思います。</p><p>&nbsp;</p><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2><p>横手市で初めての地域おこし協力隊の採用だったので、地域のみなさんに受け入れてもらえるかがすごく不安でした。 聞き馴染みのない職業ですから偏見は絶対にありますし、私もヨソモノという感覚は地元出身であるとは言え、感じている部分ではありました。</p><p>ですが、逆に偏見を抱えていたのは私の方で、どこに取材に行こうが、まちで会おうが、どこに行っても歓迎してくれました。 私が聞くより先に前のめりで教えてくれたり、手土産をくれたりと田舎の人たちの面倒見の良さが、幼少期の頃と変わらずあり続けてくれたことで、偏見を払拭できたのかもしれないです。</p><p>東京で働いていた頃のようなピリつきが充満しているということがここには少ないので、あまり人と話すということが得意ではなかった私でも、ここでは人と話すのが楽しいと心から思えています。</p><p>&nbsp;</p><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2><p>退任後すぐの明確なビジョンはまだイメージできていませんが、横手市もしくは秋田県にずっと住み続けたいと思っています。 今までは自分の好きなこと、興味のあることを仕事にしてきましたが、30代になり先々のことを見据えると、やはり慎重に考えてしまっている自分がいます。</p><p>ですが、こうして活動することで、ただ生活していただけでは繋がらなかった縁も生まれ、その縁を退任後も変わらず大切にし続けていきたいと思っています。</p><p>&nbsp;</p><h2>横手市の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2><p>「田舎には何もないよ」と言いつつ、地域の方々と会話をし続けると「田舎には何もなくない」と言っているような気がします。 「田舎には何もないよ」と言うのは、頭でよく考えて出た言葉ではなく、口先から出た謙遜で、本当はこの地域が心地よく、期待しているんだなと感じることが時々あります。</p><p>その中でも一番印象に残っているのは、歯の治療を担当してくれた歯科衛生士さんです。 私の存在は市の広報誌で知ってくれていたそうです。横手の現状について思うこと、私の活動への期待の言葉を治療しながら、よく話してくれました。</p><p>横手市は人口8万人ほどの都市で、地域おこし協力隊の存在を知らない人も多くいるはずです。<br>ですが、こうして自分の活動が誰かに届いていることを実感できたのと同時に、見ず知らずの人が陰ながら応援してくれていたことがものすごく嬉しかったです。</p><p>これからも、気兼ねなく声をかけてもらえる存在でありたいなぁと思える出来事でした。</p><p>&nbsp;</p><h2>横手市の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><p>日本はどこでも美味しい食べ物も自然もあるし、親切な人もたくさんいます。 横手といえばと横手やきそば、かまくらはもちろんですが、私が思う横手の魅力は、伝統ある発酵文化です。</p><p>恥ずかしながら私はこうして地元に移住してくるまで、こんなに発酵文化が根付いている町だとは認識していませんでした。<br>ただ、考えてみれば酒蔵や醤油屋、お味噌屋が当然のように地域に存在し、地場産のお漬物や甘酒、麹なんかもスーパーに陳列されている光景が、私にとって常識になっていたんだと気付かされました。</p><p>大人になり日本酒を嗜むようになり、そのあてにお漬物をかじる。 さらには、お味噌汁がぐんぐん体に染み込んでいるのを感じるようになり、最近になって発酵食品の美味しさに気付けるようになりました。</p><p>改めて「発酵」が注目されている昨今、私も流行の波に乗って、地元の味を再確認しているところです。</p><p><img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/fa091329-.jpg" alt="横手市の夕焼けの風景"></p><p>&nbsp;</p><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2><p>県内第2の都市なので、不便をあまり感じないちょうどいい田舎です。 農業が盛んだということは植物にとっていい環境ということ、つまり人間も健やかに暮らせる地域だと思います。</p><p>また、盆地で坂は少ないし、水道水は美味しいし、冬は雪のおかげかすごく乾燥を感じなくなりました。 居酒屋やラーメン屋、カフェも多いですし、想像以上に若い人も多いので、私生活は充実すること間違いなしです！</p><p>憧れだった田舎暮らし！ぜひ横手市から始めてみてはいかがですか？</p><p>&nbsp;</p><p>&nbsp;</p><p><strong>地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓</strong></p><p><a href="https://warp.city/features/2">https://warp.city/features/2</a></p><p>&nbsp;</p>

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第18回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、秋田県横手市の吉成翼さんです。

秋田県横手市の地域おこし協力隊、趣味・特技：バレーボール、野球観戦、カレー屋巡り、カレー作り

横手市

横手市の移住体験談一覧：3件

#20 一生無くならない場所での結婚式。秋田県横手市とのご縁を機に移住

#19 秋田県横手市にUターン移住。故郷でも、毎日新たな発見が絶えない！

# 18 秋田県横手市にUターン移住。メリハリのある半農半Ｘの暮らし