<h2>移住前はどこで どんなことをされていましたか？</h2>小林海仁さん（以下、小林）：大学卒業後、ユース世界選手権や世界大会出場のほか、レース撮影など山・スキー関係の仕事をしながら、まだプロ選手の少ない「山岳ランナー」として活動していました。木島平村とは、現在の勤務先でもある有限会社スポーツハイムアルプ（以下、アルプ。）が主催する『奥信濃100』の撮影やアルペンスキーの大会で以前からご縁がありました。<h2>移住のきっかけと決め手は？</h2>小林：アルプ代表の山田さんから、「木島平村で地域おこし協力隊（以下、協力隊）を募集している」と聞いたことがきっかけです。募集していた協力隊のミッションは、アウトドアアクティビティの普及。村の資源を活用した体験メニューなどの商品をつくることでした。安定したお金をもらいながら自分の好きなことができることにワクワクして、「木島平に住めば山が近くなる。好きな山に触れられる。」と、年中“できる”環境に惹かれ応募を決めました。<figure class="image"><img src="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2023082400016/file_contents/kk2.jpg" alt="(一社)木島平村観光振興局"><figcaption>photo by (一社)木島平村観光振興局</figcaption></figure><h2> 移住までのながれを教えてください。</h2>小林：その年の12月に協力隊の話を聞いてから、3か月でとんとん拍子に（移住が）決まりました。当時の役場担当の方が家探しなどスムーズに手配してくださったことも大きかったです。行政とつながっていたので、何かあればすぐに相談できる環境がありました。<h2>利用した支援制度や補助金はありますか？情報はどう入手しましたか？</h2>小林：一番は、協力隊制度で、そのほかの補助制度に関しては、役場の方から色々情報を教えてもらいました。活動を初めて半年ぐらいのとき、マイクロバスの運転免許の取得に村の『協力隊員支援補助金』制度を利用しましたし、村の制度では、今借りている家の家賃補助※<a href="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2022110200024/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2022110200024/</a>を受けています。<h2>今のお住まいはどのように手に入れましたか？</h2>小林：“木島平　賃貸”で検索して、自分で不動産会社のホームページから見つけました。他にも、近所の人から「あそこが賃貸で出るよ」と教えてもらったり、役場の協力隊担当の方からも情報をいただいたりしていました。<h2>現在はどのような暮らしをしていますか？休日の過ごし方は？</h2>小林：アルプの従業員として働くかたわら休日にレース出場したり、仲間と飲んだりごはんを食べたり、バーベキューしたり。天気がよくて景色のいいときは北アルプスへ行くこともあります。「雲海が出そう！」思ったら朝サクっと走りに行く、とか。<figure class="image"><img src="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2023082400016/file_contents/kk-3.jpg" alt="小林海仁さん【機種依存文字】"><figcaption>小林海仁さん</figcaption></figure>ほかには、「長野県縦断駅伝大会<a href="https://judanekiden.nagano-rk.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://judanekiden.nagano-rk.com/</a>」の中野・下高井チームに所属していて、地域の中学生から大人まで20人くらいの人たちと、週1回の練習やグループLINEでのやり取りをしています。このコミュニティがあるおかげで、雪国での住み方など情報交換ができたり助け合えたりして、より“生きやすい”と感じます。<h2>地域とのつながりはどうしていますか？</h2>小林：1年目は「協力隊」というだけで地域への露出があって、地域の人たちが自分のことを知ってくれていたし、自分から挨拶にも行きました。『ふう太ネット』※に出て顔も分かってもらえていたし、「協力隊です」と言えばみんな分かってくれて地域に入りやすかったです。※ふう太ネット：木島平村の村の情報通信サービス（<a href="https://fuutanet.jimdofree.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://fuutanet.jimdofree.com/</a>）。（テレビ、電話、有線放送、インターネット等）<h2>どんな時に木島平村に移住してよかったと思いますか？暮らして感じる魅力は？</h2>小林：仕事でもプライベートでも、8割方は移住してよかったと思います。朝・夕が涼しくてカラッとしているし、仕事場やアクティビティのフィールドが近いのは嬉しいです。<figure class="image"><img src="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2023082400016/file_contents/kk4.jpg" alt="(一社)木島平村観光振興局"><figcaption>photo by (一社)木島平村観光振興局</figcaption></figure>具体的に挙げるとすれば、緑が多い、時間がのんびり流れている、（交通量が少ないので）車の運転がしやすい、あと、人とぶつからない(笑)。大学時代は感じませんでしたが、今では長野市でも「人ごみ疲れるな」と感じるようになりました。普段は自炊をしています。野菜はよくもらいますし、お米がおいしくて、ズッキーニやナスや、野菜のみずみずしさはバーベキューで「野菜だけでもうまっ！」って。こんなにおいしいと感じたのは初めてです。他には、役場がワンフロアなのは相談しやすいし、どこに行けばよいか分かる「サイズ感のよさ」はいいですね。<h2>移住して驚いたことはなんですか？また、困ったことはありますか？</h2>小林：冬の「家に対する防寒対策」です。凍結防止帯※など雪国ならではの対策があることを初めて知りました。それも、水道管が破裂して初めて知ったんです。（※凍結防止帯：冬期に水道管の凍結や破損を防止するヒーターのこと。）みんなにとっては当たり前のことだから、誰も教えてくれなくて、「そんなことがあるんだ」と驚きました。家のことでいえば、雨戸がないことは新鮮でした。冬は、家の中でもすごく寒かった。最初に借りた家にはお仏壇があって、雨漏りをバケツで対処するとか、工夫しながら住んでいました。困ったことといえば…“住むところがない”です。 賃貸物件が少ないし、単身で移住する若者にとって一軒家では持て余してしまうだろうから、シェアハウスという活用も可能性があると思っています。大学時代にシェアハウスをした経験がありますが、自分は困ったことは特にありませんでした。最初に役割分担を決めておくとか、ルーズにしないとか、相手を気遣って生活すれば、家賃は安くなるなど良い点もあります。<h2>仕事環境について感じることは?</h2>小林：自分は今、勤め先の業務として、宿泊業、農業（お米・りんご）、イベント運営など、色々携わっています。疲れて、帰宅したらバタンキューということもありますが、「体力を使いきった！」という気持ちの良い疲労感で、ストレスのある疲労感はないですね。夜９時に就寝して体を動かして、健康的な生活をしています。<img src="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2023082400016/file_contents/kk-5.jpg" alt="小林海仁さん【機種依存文字】"><h2>お気に入りの場所や好きな地域食について。</h2>小林：お気に入りの場所は、高社山のリフト乗り場から見た雲海。それから、田んぼに水を張った時期のスキー場からの景色。高社山は魅力的だし、この「里山のクオリティ」はヨーロッパの山々にも似ていると感じます。食べ物は、お米がめちゃめちゃうまい。塩むすびで十分。村の特産でもあるズッキーニの素焼きとか、アスパラガスもおいしいです。<h2>今後やってみたいこと、取り組んでいることはありますか？</h2>小林：『奥信濃100』をもっと日本の中で広めたいです。大会を通じて、もっと沢山の人に来てもらいたいし、ファンを沢山作りたい。参加した人たちがこの地域を好きになって、山が好きな人が増えたらいいなと思っています。斑尾、野沢温泉、志賀に比べたら木島平だとイベントをやってもなかなか人を集められない。 でも、来て感じて、移住や来村のきっかけが増えたら経済効果もあがるし、仲間が増えたら嬉しいです。1人ではできませんから。学生時代、大学ランナーとして走りに打ち込んでいましたが、みんな卒業して社会人になると辞めちゃうのがもったいないと感じていました。そんな時に「山を走ってみないか」と誘われて北アルプスを登頂、縦走して、山頂の景色を見た時には感動しました。山を走るとごほうびがある。生涯スポーツとして続けていきたいと思っています。<img src="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2023082400016/file_contents/kk5.jpg" alt="小林海仁さん【機種依存文字】"><h2>移住を検討されている方にひとこと！</h2>小林：オススメです。ぜひ来てください！大会を終えた後のバーベキューは最高です。20代から40代くらいの若い世代でももっと盛り上げていきたいです。出典：<a href="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2023082400016/">https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2023082400016/</a>お問い合わせ 木島平村役場　産業企画室 TEL：0269-82-3111

ワープシティ公式

長野県長野市出身の小林海仁さんは2022年に木島平村地域おこし協力隊として移住し、卒隊後に村内で就職しました。大学２年まで陸上競技部に所属し、大学３年時にトレイルランニングの魅力に目覚め、世界選手権を目標に、国内大会で優勝、世界選手権で上位入賞などの実績の持ち主です。現在は業務をこなすかたわら、大会出場も精力的に行っています。そんな小林さんへ木島平市への移住についてお話を伺いました。

木島平村

長野県

出身地：長野県長野市、現住所：長野県木島平村、職業：有限会社スポーツハイムアルプ 勤務

小林 海仁

木島平村へ移り住む「山岳ランナー」ワクワクの挑戦

<h2>移住前はどちらでどんなことをされていましたか？</h2>
サヘブ有美さん（以下、サヘブ）：広島県で行政関係の仕事や、農園アルバイトをしていました。
<h2>移住のきっかけは？</h2>
サヘブ：特に夫が雪を求めていたんです。それで夫にまとまった休みが出来た時に、立地条件が希望に合った長野県の北部を一気にあちこち見てまわりました。
木島平を通った時にまず景色が気に入りました。それと子どもがいるので、学校の教育方針や雰囲気を知りたくて木島平小学校も見学に来て、いいなと思いました。木島平の子どもたちは活発な印象でした。 
 
<img class="alignnone wp-image-35210 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/7fd4f4f4-.jpg" alt="畑でさつまいも堀をするサヘブ有美さんのお子さん達" width="1200" height="900" />
<h2>移住までの流れを教えてください。また、苦労したことは？</h2>
サヘブ：たまたま知人を通じて村民の方と連絡を取り合うことができ、地域についていろいろ伺うことができました。それから移住担当の皆さんとオンライン相談をしたり、地域の<a href="https://www.kitashinshu.net/" target="_blank" rel="nofollow noopener">不動産業者</a>の情報も見たりしました。 
 
苦労したことは、夫の仕事探しです。夫は日本語を話せますが読み書きがあまりできないので。 
 
家より先に夫の仕事が決まったので夫が通勤可能な範囲で最終候補地を絞って、再度家探しに訪れたときに今の家に巡り合えて「やっぱりこの地域がいいな」と再認識して、移住を決めました。
<h2>利用した支援制度や補助金はありますか？情報はどう入手しましたか？</h2>
サヘブ：<a href="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2013052100053/" target="_blank" rel="nofollow noopener">空き家バンク</a>を通じて物件を購入し、<a href="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2013052300019/" target="_blank" rel="nofollow noopener">空き家活用の補助制度</a>を利用しました。情報は、役場の方からお聞きしたのと自分でも沢山調べました。 
 
<img class="alignnone wp-image-35211 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/6f06b466-.jpg" alt="サヘブ有美さんとお子さん達" width="1616" height="1080" />
<h2>現在はどのような暮らしをしていますか？休日の過ごし方は？</h2>
サヘブ：家の敷地内にある無農薬の畑づくりをしています。まわりの皆さんがみんな綺麗に植えているので、かぼちゃなど広がるような作物の植え方や畑の管理が課題です。
長男が野球をしているのでその練習に弟たちと一緒に行ったり、近所で遊んだり。ケヤキの森公園や<a href="http://www.farmus.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener">ファームス木島平</a>、飯山駅などへよく遊びに行きます。
<h2>地域とのつながりはどうしていますか？地域の人たちの印象は？</h2>
サヘブ：近所の方に色々聞いています。地域ルールとか行事についてとか。 
 
野菜をいただいたり、子どもたちがお邪魔したり、本当に良くしてもらっています。近所に子どもが遊びに行って、気づくと誰かの畑で芋を掘っているとか（笑）、公園などで他の子たちのグループに自然と混ざって遊んでいることもよくあります。 
 
地域の人たちの印象は、みんな素朴で優しく、あったかいです。 
 
<img class="alignnone wp-image-35212 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/e92aedb8-.jpg" alt="自宅でプール遊びをしながらスイカを食べるサヘブ有美さんの子供達" width="1200" height="900" />
<h2>どんな時に木島平村に移住してよかったと思いますか？暮らして感じる魅力は？</h2>
サヘブ：風景が本当に綺麗です。この開けた景色が明るくていいです。
もともと自然豊かな地域に住んでいましたが、また違った景色です。運転しながら「最高じゃん！」って思わず言っちゃいます。 
移住する前、雪のある時に家を探しに来て、冬も明るく過ごせそう！と思いました。 
 
あと、田舎だけど便利なことかな。車で10分あれば街に出られる・・・というのは、都会から来ると不便なのかもですが、街まで車で1時間のところに住んでいた私たちには便利すぎます（笑）。
<h2>移住して驚いたことはなんですか？また、困ったことはありますか？</h2>
サヘブ：初めて木島平村に来た時、雪の量に驚きました。困ったことはあまりありませんが、しいて言えば、家の設備関係が故障した時にどこへ連絡したらよいかなとは思っています。
オーガニックや無添加の食材を売っているお店が少ないですが、隣町のローカルスーパーに行ったり通販で買ったりしています。 
 
移住する前は、安全や環境に配慮した商品を扱う生協のグループや自然食品店で買い物をしていましたが、普通のスーパーで有機や無農薬・無添加のものがほとんど全ての食品で選べることに驚きました。“こんなスーパーがあったらいいのに”、と思っていたところがすぐ近くにあった！日々の買い物が楽しいです（笑）。 
 
食の安心安全を意識する方にはオススメします。 
 
<img class="alignnone wp-image-35213 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/8e52e34e-.jpg" alt="柿の木に手を伸ばすサヘブ有美さん" width="1200" height="800" />
<h2>木島平村の子育て環境について感じることは？</h2>
サヘブ：下の子は隣町の保育園へ行っています。うちが利用するようになって村まで園バスが迎えに来てくれて、最近また別のおうちの方も増えました。
バス停までの送り迎えで朝夕会うので、色々お話ししています。 
 
毎日、何をしたか写真入りのお便りをくれて、それを見ると毎日遠足しているみたいです。自然の中で自由に思いっきり遊ばせながら子育てしたい、と思い描いていたので、こちらの保育園や、週末に開催する「<a href="https://asobiba-hokushin-playpark.jimdofree.com/?fbclid=IwAR2fBKUStv3yGoMzOr2lZ-dUGh5oICq6Wdf2pBpnduNOXBdTwxttzJoTgAk" target="_blank" rel="nofollow noopener">あそびば</a>」の存在も、とても大きかったです。
自然豊かな田舎では意外と子どもが外で遊ばない、という問題があります。近所に子どもがいない、友達の家まで遠い、という環境の難しさも以前住んでいた山間地で感じていました。 
 
今回、引っ越し先の近所に子どもが多かったのは幸運で、それ以外にもこうした保育園に通ったり遊びの場へ連れて行ったりすることでしっかり野遊びできそう！と思いました。実際、その通り、外で思いっきり遊べています。
近所のお母さん達とも情報交換したり助け合ったり、ケヤキの森公園に行ったら誰かしらに会って、相談や話をする相手がいて、1人で子育てしている感じはありません。保護者同士の距離が近いなと感じます。
<h2>お気に入りの場所や好きな地域の食について教えてください。</h2>
サヘブ：ファームス木島平からすぐ近くの土手が好きです。家族でよく行って、自転車やスケボーで遊びます。
先日、近所のお姉ちゃんがそば打ちの大会で優勝しました。地域の食では、おそばがおいしいです。
<h2>今後やってみたいこと、取り組んでいることはありますか？</h2>
サヘブ：畑です。まだ手つかずで空いている畑が1枚あって、来年はそこも活用したいと思っています。「そば」か「あずき」を植えようと思っています。そばは花が綺麗だし、あずきは好きなので。
ただ、どちらも収穫してからが大変なのがちょっと心配です。
近所の方から英語教室をやってほしいと言われているのでゆくゆくは、小さくてもできたらいいなと思っています。 
 
<img class="alignnone wp-image-35214 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/a7ad7f92-.jpg" alt="サヘブ有美さんのご主人と子供達" width="1080" height="1616" />
<h2>移住を検討されている方に一言お願いします！</h2>
サヘブ：「とりあえず、来てみて！」でしょうか。
実際に気になるところに足を運んでみると、「ちょっと思っていた雰囲気と違うな」とか、「ここはなんだかしっくりくる・自分に合いそう」とか、いろいろ発見があると思います。 
 
その直感を大事にしていくと、だんだん道が開けてくるのではと思います。私たちははじめ、元いたところに住み続けるか移住するか、半々の気持ちでしたが、動いてみるといろいろな縁や出会いがあり、移住という選択となりました。 
 
結果、とっても満足しています！
&nbsp;
出典:<a href="https://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2022120900037/" target="_blank" rel="nofollow noopener">きじま平暮らしインタビュー：子育て（サヘブ有美さん）</a> 
 
お問い合わせ 
木島平村役場　産業企画室 
TEL：0269-82-3111

広島県出身のサヘブ有美さんは、青年海外協力隊として赴いたフィジー出身のご主人と元気いっぱいの男児3人の5人家族で暮らしています。2022年に広島県の山間地から長野県木島平村へ移住しました。「木島平村は便利すぎてまだ慣れない」と笑い木島平の自然環境を楽しみながら暮らしています。そんなサヘブさんにご家族での移住についてお話を伺いました。


出身地：広島県、前住所：広島県、現住所：長野県木島平村

サヘブ 有美

木島平は外で思いっきり遊べる子育てに最高の環境です！

<h2>移住前はどこでどんなことをしていましたか？</h2>
小林秀里さん（以下、小林）：神奈川県で主婦と子育てをしていました。
<h2>移住を考えたきっかけは？</h2>
小林：ソローの「森の生活」という本を高校生くらいの時に読み、そこに書かれている自給自足の暮らしに憧れていました。仕事を終えたら自然の生活がしたいと思っていたんです。
<img class="alignnone wp-image-22940 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/df461103-2.jpg" alt="林の中を歩く小林秀里さんの後ろ姿" width="1080" height="810" />
&nbsp;
<h2>移住までのながれを教えてください。</h2>
小林：移住先を探すなかで、姉が途中からついてくるようになって、一緒に各地をまわっていた内の1つが木島平でした。こういうのは、ご縁ですね。
はじめに姉が稲穂がキレイな景色を気に入ったんです。
それで、はじめ古民家を探していましたが、直せば3000万円はかかると聞いて、新しく建てることにしました。家を建てる作業は楽しかったです。
2012年の秋に家が完成して、それからは月1回のペースで通って、2016年の秋に夫の定年を待たず先に母と私が移住して、その翌年に夫がようやく合流しました。
<h2>利用した支援制度や補助金はありますか？また、情報はどう入手しましたか？</h2>
小林：支援は受けていなくて、夫の退職金と自分のヘソクリで、無借金で建てました。家が建つまでの5年間くらいは<a href="https://kijimadaira.org/lodging">宿泊施設</a>を利用していました。梨の木荘は気楽でした。※<a href="https://maguse-onsen.com/stay/">梨の木荘</a>（簡易宿泊施設）
移住先を見つけるのには苦労しました。あちこち見すぎて決められなくなっていたんです。
当時「ふるさと情報館」という雑誌の購読をしていて、その現地コーディネーターをしていた<a href="https://www.kitashinshu.net/">幸松さん（みゆき野企画）</a>から、ここの土地を紹介してもらいました。
<h2>今のお住まいはどのように手に入れましたか</h2>
小林：まず土地を買って、地元の業者に頼んで“雪国仕様”にしてもらいました。屋根の角度や家を建てる方向など、雪対策をと思って。
<h2>現在はどのような暮らしをしていますか？休日の過ごし方は？</h2>
小林：冬はスキーと雪かき、夏は草刈りと薪づくり。小さな畑も作っています。毎日が休日なので、春は山菜採りに行ったり…忙しいです。本を読む暇もないくらいです。 
 

<img class="alignnone wp-image-22941 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/4c4f65e1-3.jpg" alt="自宅の薪ストーブに置かれた鍋を確認する小林秀里さん" width="1080" height="810" />
&nbsp;
<h2>地域とのつながりはどうしていますか？地域の人たちの印象は？</h2>
小林：自宅のご近所さんとは親しくお付き合いしていますよ。地域とのつながりは、母が人間関係を作ってくれたという感じです。
母がお世話になっているデイサービスで、介護者懇談会に参加したことから、お寺で開かれているサロンに誘ってもらって。そこから「水彩くらぶ」や「二胡の会」に参加するきっかけになりました。
その活動場所で<a href="http://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2013022000093/">中町展示館</a>の存在を知って「管理人になってみない？」って誘われて、<a href="https://www.iiyama-sjc.com/">シルバー人材センター</a>に登録して管理人の仕事もやることになって…色々な方とお会いする機会ができています。
地域の文化や歴史も好きで「<a href="http://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2013021800021/">せっこ塾</a>」や「木島平自然学校」にも参加しています。古文書講習会では、自分の家にある古文書を使って講習するなんてなかなかないことだと思います。樋口先生の話がまた面白いんです。 
※ <a href="http://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2021042200027/">生涯学習講座・イベント情報</a>
<h2>どんな時に木島平村に移住してよかったと思いますか？暮らして感じる魅力は？</h2>
小林：初めて経験することが多いです。庭にカモシカが来るとか…。よそからいただくお料理などが珍しくて、「これ何ですか？」とよく訊きます。
暮らして感じる魅力は、『豊かな自然と人間』です。カヤの平高原はすごいですよ。いいところだなあと思います。
村の人は自分たちの価値を分かっていない！と感じることもあります。中町展示館だって「日本有数の施設だ」って称賛する人も居るんですよ。
夫も「幸せだなあ」と言っています。スキー三昧に、昼寝をして、毎日温泉に入って…初めての経験に対しても喜んでいます。 
※<a href="https://kijimadaira-ski.com/">木島平スキー場</a> 
※<a href="https://maguse-onsen.com/">馬曲温泉</a> 
※<a href="https://panoramaland-k.com/index3.html">パノラマランド木島平</a> 温泉 
 

<img class="alignnone wp-image-22942 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/91be1f0d-4.jpg" alt="粘土細工を箱から出している小林秀里さん" width="1080" height="810" />
<img class="alignnone wp-image-22943 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/77f93f94-5.jpg" alt="粘土細工の写真" width="1080" height="810" />
&nbsp;
<h2>移住して驚いたことはなんですか？また、困ったことはありますか？</h2>
小林：お葬式のやり方が違うこと！こっちでは、骨壺がなくて木箱で、お墓には灰だけを入れている（※宗派によって異なる）と知って驚きました。
困ったことは特にありません。
<h2>木島平村の環境について感じることは?</h2>
小林：「高齢化」をよく感じます。でも、元気なお年寄りが多い！
“木島平スキーを楽しむ会”に入っているんですけど、50代～90代の方がメンバーで。92歳のおじいさんが元気にスキー場で滑っているのはみんなの憧れになっています。
スキーが上手なお年寄りと孫、という組み合わせもよく見かけます。 
 

<img class="alignnone wp-image-22945 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/638fb6b4-6.jpg" alt="冬に雪に囲まれた小林秀里さんのご自宅" width="1080" height="810" />
&nbsp;
<h2>お気に入りの場所について教えてください。</h2>
小林：自宅とその周辺が好きです。好きな地域の食は、山菜と野菜類。
アスパラや大根や…「それは玄関先に置いてあるもんだ」「あれは買うもんじゃない」なんて言われるくらい、いただくことが多いです。母も、デイサービスから帰ってきて「おやつで何が出たと思う？」と食べたものを教えてくれたり。
村の方に色々教わるからか、「料理の腕を上げたね」と子ども達に言われます。
<h2>今後やってみたいこと、取り組んでいることはありますか？</h2>
小林：絵とスキーを上達したいです。
あとは、40代の甥が最近、味噌が入っているプラスチック包装が気になるから自分で作りたいと言うので、そのために大豆を作ろうと思っています。
<h2>移住を検討されている方にひとこと！</h2>
小林：楽しいからいらっしゃい(^ ^)あ、でもシティガール、シティボーイには向かないかも。　
<img class="alignnone wp-image-22946 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/298c526d-7.jpg" alt="自然の中に建てられた小林秀里さんのご自宅外観" width="1080" height="810" />
&nbsp;
出典: <a href="http://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2022042500025/">きじま平暮らしインタビュー：二世代移住(小林秀里さん）</a>

神奈川県横浜市生まれの小林秀里さんは2016年に長野県木島平村へ移住しました。ご主人と昭和2年生まれのお母様との3人暮らしをしています。ご夫婦とも前職は警察官で、秀里さんは結婚を機に退職、主婦のかたわら影絵グループ「影ぼっこ」を結成し三浦半島や逗子、葉山などの小学校で披露するほか「葉山タートル」の屋号で粘土作家としても活動しています。現在は、絵画や二胡などの芸術活動や地域の歴史文化を学ぶなど、積極的に村の活動に関わりながら、家族で自然の生活を満喫中とのこと。そんな小林さんに移住についてお話を伺いました。

出身地：神奈川県横浜市、前住所：神奈川県、現住所：長野県木島平村

小林 秀里

ヘンリー・ソローに憧れて...木島平で自給自足のシンプルライフを叶える

<h2> 
移住前は何をしていましたか？</h2>
原田峻佑さん（以下、原田）：大学生でした。
<h2>移住のきっかけを教えてください。</h2>
原田：大学3年の就活の時期、いざ働くのかと考えた時に、都会での通勤やアパート暮らしを想像しました。それよりも木島平に住めたらいいなあって、”夢”みたいに考えていました。
私は趣味でサーフィンをやっているのですが、周りに自由に働く大人たちを見ていたのでその影響もあったと思います。
すると、ちょうど同じ時期にとなりの飯山市で市長選の手伝いに誘われました。それがきっかけで「よし、住んでみよう！」と在学中に半年間、木島平に住むことを決めました。
半年住んだら、「やっぱりいいなあ」って思いましたね。「卒業したらこんな環境で働きたい。目に見えるようなこと、地に足ついたことがしたい」という思いを強くしました。
それで、その半年間の最後の方には「こりゃ、住むな」と実感しました。運よく働きたいと思える職場もあったので今に至っています。
移住の決め手はひとつではなかったですね。木島平の自然…家の前に川が流れているとか、落ち着く雰囲気だとか。
あと、ここでは情報がネット検索じゃなく「あの人に電話すれば！」っていうのがあって。「困ったことがあっても何とかなりそう」という安心感があります。
<img class="alignnone wp-image-22926 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/243ae386-2.jpg" alt="原田峻佑さんの歩く後ろ姿" width="1080" height="810" />
<h2> 
移住までに苦労したことはありましたか？</h2>
原田：苦労ではないですが、家探しです。就職が決まってから住む家を探すまでの時間もあまりなかったですし、なかなか見つかりませんでした。
それで、しばらくはご縁があって、木島平村の近くで家を借りて半年間住んでいました。住んでいるうちに村の方に空き家を紹介してもらって、村で知り合った同世代の男子2人とそこでシェアハウスをして住みました。
<h2>利用した支援制度や補助金はありますか？また、情報はどう入手しましたか？</h2>
原田：制度は利用していません。ただ、役場の方にもお世話になりながら、地域の「人」を介して情報を得ました。
<h2>今のお住まいはどのように手に入れましたか？</h2>
原田：今住んでいる家も人づてなんです。大学生の時からお世話になっていた地域の方から貸してもらえて、そこに住んでいます。
<h2>現在はどのような暮らしをしていますか？休日の過ごし方は？</h2>
原田：畑に行ったり山に行ったり…あと海にも。 1時間で上越（新潟県）に行けるから、サーフィンもするしビーチ場でキャンプもします。
冬に雪遊びをして春になったら山菜とりをして…四季に沿った暮らしというか、それぞれの季節を楽しむ暮らしをしています。 
 

<img class="alignnone wp-image-22927 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/563ade96-3.jpg" alt="畑の畦道を走る原田峻佑さん" width="1080" height="810" />
&nbsp;
<h2>地域とのつながりはどうしていますか？地域の人たちの印象は？</h2>
原田：よくしてもらっています。無理して付き合っている、という感じはないです。溶け込めているかどうかというと分からないですけど。
同じ村内でも地区によって雰囲気が違う印象があって、その違いも楽しいです。
<h2>どんな時に木島平村に移住してよかったと思いますか？暮らして感じる魅力は？</h2>
原田：木島平村の心地よさが当たり前になってしまっているなあとは思います。都会では排気ガスがすごくて車と人がいっぱいでピカピカして…その生活には戻れないと思います。
<h2>移住して驚いたことはなんですか？また、困ったことはありますか？</h2>
原田：ふとした時の月の明るさや、雪の冷たさに「はあ～」っという感じ…何とも言い表せない、住んでみないと分からないよさがあります。
あと、村で自然に生えてくるふきんと（ふきのとう）とか、野草にときめきます。色んなことが「近い」と感じます。
あとは…地区活動で、集合時間に行ったら既に終わっていたということがありました。けど、責められるということもなく、そのほかでも大きなトラブルはありません。
<h2>木島平村の環境について感じることは？</h2>
原田：色々な“ワクワク”が叶いそう！結婚して、これから子どもができて住んでいく…と思ったときに、「頼れる人がいっぱいいる」感じがしています。東京に住んでいたり実家が遠いところにあったりしたら、「どうしよう」って思いますが、木島平なら近所の人にも頼れるというのが安心できます。 
 

<img class="alignnone wp-image-22928 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/28318fb2-4.jpg" alt="畑の畦道に笑顔で立つ原田峻佑さん" width="1080" height="810" />
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お気に入りの場所・地域の食について教えてください。</h2>
原田：お気に入りの場所というか…綱切橋（※千曲川を挟んで木島平村側と飯山市側をつなぐ橋）を渡ると、「帰ってきたな」って思います。
地域の食といえば、ふき味噌！山菜がこんなにおいしいとは思いませんでした。野菜の味も、「こんなにうまいのか！」って。
スーパーで買うのとは違いますね。東京の友達に「3食コンビニで、狭いアパートに暮らして…」なんて話を聞くんですけど、自分はもう、その時はおいしいと思っていた都会の居酒屋で食べていた唐揚げもポテトもコンビニのごはんも、今はおいしくない！
<h2>今後やってみたいこと、取り組んでいることはありますか？</h2>
原田：畑をもっとやってみたいなと思います。木も植えてみたい。山にももっと入りたいし、秘密基地も作ってみたい…やりたいことがいっぱいあります。
これは、木島平だからこそできることです。　
<h2>移住を検討されている方にメッセージを！</h2>
原田：ぜひ移住したらいいと思います！東京と同じライフスタイルにはならないと思うけど、それがなくても暮らしは成り立ちます。
こっちの暮らしに飛び込んで、当たり前になってしまえば、気になりません。どこでも同じ暮らしがある訳じゃない、それが楽しいです。
シェアハウスをしていた時、“村経験”が少ない2人と話していて「そんな風に思うのか」と感じたことが沢山ありました。地域にとけ込む不安はあると思うんですけど、例えば”移住に向いていなそう”って感じる人がいたとしても移住すると人は変わります。
だから、“向き／不向き”ではなく来て住んでしまえば、その人なりに地域になじんでいくんじゃないかなと思っています。
あと、雪かきも含めて、移住です(^ ^)
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<img class="alignnone wp-image-22929 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/09/06c7bd0d-5.jpg" alt="笑顔の原田峻佑さん" width="1080" height="810" />
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出典: <a href="http://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2022052000010/">http://www.vill.kijimadaira.lg.jp/articles/2022052000010/</a>

神奈川県藤沢市出身の原田峻佑さんは、早稲田大学在学中に『村公認サークル・わせだいら』の活動に参加したことがきっかけ木島平に出会いました。そこからすっかり木島平村ファンになり、大学3年～4年生にかけて半年間の「自主的おためし移住」を経て、大学卒業後2020年春にIターン移住します。その後、木島平村で出会った県外出身の女性と結婚し、「海なし県」である長野に住みながら趣味のサーフィンを楽しむ日々を送っています。そんな原田さんに木島平の魅力についてお話を伺いました。


出身地：神奈川県藤沢市、前住所：東京都、現住所：長野県木島平村

木島平村

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