<p>南魚沼市では、移住定住に関する情報を広く発信するため、移住定住促進ライフスタイルマガジン「ねっこ」<br>を発行しています。</p><p>「地域に根っこをはっていきたい」、「そんな方のそば（方言:ねっこ）で応援したい」という2つの意味が込められています。</p><p>南魚沼市で暮らしながら、この土地ならではの資源を活かし未来を紡ぎ続ける素敵な人たちを紹介します。</p><p>最新号</p><p><a href="https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/fs/2/6/6/7/0/2/_/%E3%81%AD%E3%81%A3%E3%81%93vol.2.pdf">https://www.city.minamiuonuma.niigata.jp/fs/2/6/6/7/0/2/_/%E3%81%AD%E3%81%A3%E3%81%93vol.2.pdf</a></p>

南魚沼市

新潟県

移住情報掲載「移住定住促進ライフスタイルマガジン」を発行しています

<h2>プロフィール</h2><p><strong>株式会社 吉兆楽</strong><br>所在地：新潟県南魚沼市<br>業種：米穀卸売業<br>商品：雪温精法氷温熟成®魚沼産こしひかり等<br>会社URL：<a href="http://www.kichorak.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">http://www.kichorak.com/</a></p><h2>会社の事業内容を教えて下さい。</h2><p>米穀及び米穀加工品の卸売小売を行っております。地元南魚沼地区を中心に契約栽培する魚沼産こしひかりをはじめ、生産者の顔が見える産地直送米を取り扱っております。</p><p>豪雪地帯である南魚沼の地の利を活かし、天然雪を利用した特許製法で商品に付加価値をつけています。他にはない、こだわりの付加価値米を全国の食卓にお届けしております。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/XmTl3XGihPnF9_BOsf39c.webp"></figure><h2>商品(サービス)の魅力について教えて下さい。</h2><p>冬に降った雪を倉庫内に保管して、雪の冷気によりお米にとって最適な温度と湿度で保管する「雪室保管」を行っています。これにより、秋に収穫したお米の美味しさをより長く保つことができます。</p><p><span style="color:rgb(13,13,13);">また、「氷温熟成」という技術により、食物が凍る直前の温度でお米を熟成させることで、甘みと旨みを引き出します。この技術により、さらに質の高いお米を提供できます。</span></p><p>吉兆楽の特許製法である雪温精米は、雪を使って精米設備そのものを冷やし、結露を防ぐ画期的な精米方法です。お米に優しい環境を作り、食味を追求しています。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/28/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/eVO4LFT7ief0_BSnnuORQ.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Fk-ghIV3Tb7dBl8DqNwVG.webp"></figure><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/wuQThLuKKk0YZ5j9ns2Lj.webp"></figure><h2>お仕事のやり甲斐はなんですか？</h2><p><span style="color:rgb(13,13,13);">お客様から「美味しい」という一言をいただけることも嬉しいですが、流通業として新たな可能性に挑戦できることにやりがいを感じています。</span></p><p><span style="color:rgb(13,13,13);">市場には多くのお米が流通していますが、差別化のポイントは「産地」「品種」「栽培方法」「農家」の4つです。</span><br><span style="color:rgb(13,13,13);">これらはすべて生産側に関わるもので、流通業としては拘る余地がありませんでした。しかし、私たちは価格競争に頼らず、雪室保管や氷温熟成といった独自の付加価値を生み出すことで、お米を適正価格で提供したいと考えています。</span></p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/Jvob1uZhy-aK7eeIvzBVC.webp"></figure><h2>仕事していて大変なことや困難だと感じることを教えて下さい。&nbsp;</h2><p>仕事をしていて大変なことは、弊社が取り組んでいる流通の付加価値に対する理解を得ることです。多くの場合、価格が優先されることが多く、時には付加価値が求められないこともあります。付加価値について理解していただくために、日々勉強と試行錯誤を繰り返しています。</p><p>さらに、お米は農産物であるため、年や生産者、田んぼによって品質や味が異なります。これを平準化すること、不作の年でもお米を安定的に流通させることには特に注意を払っています。</p><h2>今後の展望や、挑戦してみたいことについて教えてください。</h2><p>雪の可能性は無限大だと思っております。雪室のもうひとつの利点にSDGsがあります。</p><p>地域のブランド価値向上はもちろん、フードロスの削減に向けた取組みで、雪からできた鮮度抜群の米ぬかを利用し、圧搾抽出したノンケミカルなこめ油も商品化に成功しました。</p><p>今後も利雪による新たな付加価値を模索し、それを商品化することで実現していけたらと思っております。輸出事業についても拡大し、日本米の更なる可能性を広げていきたいと思います。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/hgecuhI6rHKfRvZgirs_h.webp"></figure><h2>地域の魅力について教えて下さい。</h2><p>豊かな自然、美味しいお米、綺麗なお水です。のどかな田園風景のひろがる地域で、地域全体で子育てにも取り組む、雪国ですがとてもあたたかい雰囲気の地域です。</p><p>稲作を中心とした自然体験が幼少期より体験できる点や、雪国ならではのウィンタースポーツを身近に体験できる点も魅力です。</p><p>日本一のブランド米「魚沼産こしひかり」の産地である為、お米が美味しいのはもちろん、水や空気も綺麗なので美味しいお酒や食べ物が多いのも魅力の一つです。</p><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2024/05/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/ZDcGNUouIJSkjRVSX6d9b.webp"></figure><h2>移住して地方の仕事を志す方へメッセージをお願いします。</h2><p>その地域でしか体験できないこと、その地域でしか作り出せない物、地域によって様々のコトやモノがありますが、移住者にしか分からないことや気付けないことも沢山あるかと思います。</p><p>地域のブランド価値の向上にむけて、新しい風を吹き込んでくれたらと思います。一緒に地域を盛り上げていきましょう！<br>&nbsp;</p>

ワープシティ公式

田舎暮らしに憧れる、自然の中で子育てをしたい、農業を始めたい、その土地の風土や農産物に惹かれる。地方移住をしたいけれど、まず気になるのが、移住先に仕事があるのかどうかではないでしょうか。

ワープシティは、地方の仕事に焦点を当て、仕事内容や働く方の生の声をお届けします。移住をきっかけに、心機一転、地方ならではの新しい仕事に挑戦してみてはいかがでしょうか。

第62回目にご協力いただいた企業は、新潟県南魚沼市の株式会社 吉兆楽です。

#62 南魚沼市の雪が育てる「魚沼産コシヒカリ」美味しさの秘密

<p>新潟県南魚沼市は、2023年9月1日(金)〜3日(日)に東京ビッグサイトにて開催される「GOOD LIFE フェア 2023」に出展します。イベントでは、お米のトップブランド魚沼コシヒカリの産地である南魚沼市内の6社のお米事業者が自慢のコシヒカリを販売します。当日はお米の試食や量り売りも予定しています。併せて南魚沼市の観光・移住定住・ふるさと納税の最新情報も発信します。</p><h2>南魚沼市ブースへの参加事業者（五十音順）</h2><h3>桑原農産</h3><p><a href="https://www.minamiuonumamai.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.minamiuonumamai.com/</a><br>南魚沼市五十沢地域で60年以上続く米農家としてコシヒカリを栽培。</p><p>&nbsp;</p><h3>こまがた農園</h3><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/vJwTl9x4ZmSrGzK6PcQyn.webp"></figure><p><a href="https://www.komagatanouen.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.komagatanouen.jp/</a><br>こまがた農園先代が安永6年(1777年) から農業を始めて240年以上。<br>江戸時代から続く駒形家の10代目としてお米を中心にスイカや旬の野菜を栽培。</p><p>&nbsp;</p><h3>ひらくの里ファーム</h3><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/tj6hLbJmU-0ZwWQrSWUwC.webp"></figure><p><a href="https://www.hirakunosatofarm.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.hirakunosatofarm.com/</a><br>「地域の未来を切り拓く」をテーマに設立された農業法人。</p><p>&nbsp;</p><h3>フエキ農園</h3><p><a href="https://okomenofueki.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://okomenofueki.com/</a><br>「安全で美味しい食糧を生産し、水と大地、そして人の健康を守り未来に希望が持てる農業を確立していくことを基本とする」を基本理念に米作りを進める農業法人。</p><p>&nbsp;</p><h3>まつえんどん</h3><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/P22aRXeKY2CSZEGX3b06P.webp"></figure><p><a href="https://miwanouen.net/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://miwanouen.net/</a><br>米の栽培だけではなく、農産物加工やお惣菜、玄米ベーグルも作っている米農家。</p><p>&nbsp;</p><h3>八色物産</h3><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/K8_zkTMazGHb2mH-YjxNF.webp"></figure><p><a href="https://www.yairo-yukimuro.com/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.yairo-yukimuro.com/</a><br>雪を利用した冷蔵庫「雪室」でお米を貯蔵。いつでも新米と変わらぬ美味しさをお届けすることを理念に事業を進める法人。</p><h2>「GOOD LIFEフェア 2023」について</h2><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/08/27/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/0yoY6YIBrQPrvSMWvLCAF.webp"></figure><p>&nbsp;</p><figure class="table"><table><tbody><tr><td>イベント名</td><td>&nbsp;GOOD LIFE フェア 2023</td></tr><tr><td>会期</td><td>2023年9月1日(金)～3日(日)　10:00～18:00（最終日は17:00まで）</td></tr><tr><td>会場</td><td>東京ビッグサイト 東2・3ホール</td></tr><tr><td>入場料</td><td><p>前売り1,000円　当日1,300円　高校生以下無料</p><p><span style="background-color:#fff4c1;"><u>※入場には公式HPからの事前登録が必要です。</u></span></p></td></tr><tr><td>公式HP</td><td><a href="https://goodlife-fair.jp/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">GOOD LIFE フェア 2023</a></td></tr><tr><td>出展内容</td><td><a href="https://exhibitor.goodlife-fair.jp/exhibitors/detail/1029" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://exhibitor.goodlife-fair.jp/exhibitors/detail/1029</a></td></tr><tr><td>主催・協力</td><td><p>主催：朝日新聞社</p><p>協力：テレビ朝日</p></td></tr></tbody></table></figure><p>&nbsp;</p>

9/1（金）~9/3（日）「GOOD LIFE フェア 2023」に新潟県南魚沼市ブースを出展！

<h2>働き方を見直すため、Uターン移住を決意</h2>
<p>二人の姉の影響で、小さい頃から美容やファッションのことばかり考える「おませな女の子」だったという笛田さん。<br />
<br />
周りの子たちに比べて情報感度が高く、学校にファッション雑誌を持ち寄っては、友だちと休み時間に交換しながら読むのが何よりの楽しみだったと当時を懐古する。中学生になると、夏休みに越後湯沢から新幹線に乗り、原宿や渋谷まで足を伸ばすこともしばしばだった。<br />
<br />
「美容師になりたい」という夢を叶えるため、地元・新潟県の美容師専門学校を卒業後に上京。東京の美容サロンでアシスタント・スタイリストとして5年間働いた。</p>
<p>そんな笛田さんが、地元へのＵターン移住を決めたのは2011年。25歳のときだった。</p>
<p>「美容師って本当に朝から晩まで長時間働くので、体がきつくなって、体調があまり良くなくなってしまったんです。そうしたガツガツとした働き方を見直したくて、仕事を辞めたタイミングで、地元に戻ることにしました」<br />
<br />
それでもやはり、大好きな東京を離れる決断には「寂しさ」が伴った。生活をスローダウンさせるための移住だったものの、いざ戻ってみると、体に染み付いた東京との時間感覚の違いに戸惑いを覚えたという。<br />
<br />
「東京では、仕事が終わって夜の9時、10時に友だちと集合して飲みに行くのは当たり前でしたが、地元だとその時間にはみんな寝ています。もともとはそういう時間感覚の中で育ってきたはずなのに、ある意味で、カルチャーショックを受けましたね」</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-35039" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/7abec9e9--2023-05-10-16.10.03.png" alt="" width="1876" height="1392" /></p>
<h2><br />
コロナ禍を機に、美容サロンをオープン</h2>
<p>Uターン後は、地元の美容サロンで4年間勤務。結婚・出産後も、ヘアメイクスタイリストとして7年間働いた。<br />
<br />
そんな笛田さんに転機が訪れたのは2020年。ちょうど第二子を出産したタイミングだった。コロナ禍が到来し、世の中が目まぐるしく変化し始め、未来を予測することは日に日に難しくなっていった。<br />
<br />
<mark>「コロナ禍を機にいろいろと考え方が変わりました。もともと住んでいた実家の離れが子どもが生まれて手狭になったこともあって、そろそろ自宅を建てようかという話を主人としていたんですが、『このタイミングでやりたいことをやらなかったら、この先も絶対にできないな』と思ったんです。本当にいつ死ぬかわからない人生だから、それならやっぱり自分で美容サロンを開きたいと。そこからすぐに動き始めました」</mark><br />
<br />
実家が兼業米農家の笛田さんは、ご両親から田んぼの一部を譲り受け、そこに自宅と美容サロンを新築。2022年10月、美容サロンen.をオープンさせた。</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-35045" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/d1487056--2023-05-10-16.17.35.png" alt="" width="1164" height="1474" /></p>
<h2>一対一のプライベートサロン。「女性の活力となる場所を作りたい」</h2>
<p>en.という名前には、「縁」と「円」というふたつの意味が込められている。女性限定の美容サロンで、まつげパーマやハイドロスプラッシュ毛穴洗浄、ヘッドスパなどのメニューを提供している。</p>
<div id="attachment-35004" class="wp-caption alignnone">
<p><img class="alignnone size-full wp-image-35044" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/9fd954f2--2023-05-10-16.16.17.png" alt="" width="1068" height="1422" /></p>
<p class="wp-caption-text">en.店内の様子。グレーを基調とした空間は笛田さん自身がデザインした。店名の由来になった“円”形の鏡がお店のシンボル</p>
</div>
<p><mark>「私が住んでいる地域は美容室はたくさんあるんですが、リラクゼーションサロンのような女性がリラックスできる空間はあまりなかったんです。だからこそ、お客様と一対一、完全なプライベートサロンで、隣の人を気にせずにリラックスできる空間を作りたいと思いました。敷居の高いエステサロンではなく、ふらっと立ち寄って、自分を少し綺麗にする。そんな女性の活力となるような場所を作りたいと思いました」</mark></p>
<p>東京にはそうしたサロンはたくさんあるかもしれない。しかし、この町にはない。だからこそ、お店をスタートさせやすかったと話す笛田さん。オープンして半年ほどが経つが、楽しんで仕事ができているという。<br />
<br />
「毎日、全部予約で埋まっているというわけではないですが、リピートしてくださる方、毎月通ってくださる方が増えてきています。お客様は地元の方が多いですが、インスタを見て隣の市や遠くから足を運んでくださる方もいます。お客さんに子育てのこととか、毎日いろいろなことを教えていただいて、お喋りする時間も楽しいですね」</p>
<h2><img class="alignnone size-full wp-image-35046" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/331dfc26--2023-05-10-16.18.23.png" alt="" width="1048" height="1460" /><br />
認知度アップ、価格設定…課題はたくさん</h2>
<p>とはいえ、経営に関しては今も試行錯誤の繰り返しだという。会社勤めをしている時とは違い、全てが自分次第。自分の思い通りにできる反面、すべての責任がのしかかる。一番大変なのはやはり集客。まだまだ認知度が足りていないと感じるという。</p>
<p>「お店は大きな道路沿いの比較的わかりやすい場所にあるんですが、迷って連絡されるお客さんもいるし、『あんなところにお店あったっけ？』と言われることもあります。まだまだ知られていないんだなと痛感しますね。</p>
<p>オープンした時に広告費をかけて、都会から来ている人が多く住んでいるリゾートマンションにチラシを入れてみたこともあるんですが、まったく手ごたえがありませんでした。今、若い人の心を掴むには、Instagramのほうがよっぽど効果的なんだなと実感しました。常に勉強勉強という感じですね」</p>
<p>価格設定にも頭を悩ませた。東京の半分ほどの価格設定にしているものの、南魚沼ではそれが「高い」「贅沢」と感じられてしまう。そうした感覚の違いをいかにクリアしていくかが今後の課題のようだ。</p>
<p><mark>「それでもやっぱり、お店に入った瞬間に『素敵なお店だね』と言ってもらえたり、帰りがけに『また来たいです』と言ってもらえると、すごく嬉しいです。自分の技術やお店の雰囲気を褒めてもらえているということだと思うので、そうした言葉が生き甲斐になっています」</mark></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>大自然、旬の食材、人とのつながり。移住して実感した南魚沼の魅力</h2>
<p>笛田さんが暮らす新潟県南魚沼市は、新潟県南部に位置し、日本有数の米どころとして知られる。古くから霊山として信仰を集めてきた八海山を筆頭に、豊かな自然に恵まれている。日本屈指の豪雪地帯でもあり、山の雪解け水を使って作られる日本酒「八海山」も有名だ。</p>
<p>笛田さん自身、東京から地元に戻ってきて、南魚沼の大自然の魅力を改めて実感したという。</p>
<p><mark>「本当に空気が綺麗です。見渡す限り360度、山なので、景色がすごく良くて、春夏秋冬をしっかりと感じることができます。私は春がすごく好きです。桜の名所もたくさんあります。桜の並木道を歩いていると、本当に心がすっきりしますね。子どもにとっても、すごく良い環境。夏になると川遊び、冬はウィンタースポーツ、スキー場がいっぱいあるので雪遊びもできます」</mark></p>
<p>実家の田んぼで作っているコシヒカリはもちろん、旬の食材が食べられるのも地元に戻ってきてよかったことのひとつ。食生活が変わり、健康的になったと感じている。さらには近所づきあいも変化した。</p>
<p><mark>「近所で畑をやっている人が『採れすぎちゃったから』と野菜をお裾分けしてくれたりもします。採れたてのものが食べられるのは最高だし、人の温かさを感じますね。</mark><br />
<mark>子どもが外に出ていると、『おはよう』と声をかけてくれたり、お菓子をくれたり……東京にいたときは、隣に誰が住んでいるかも分からなかったし、すれ違っても挨拶しなかったり、本当に小さい声でボソっと挨拶するくらい。それはそれですごく楽でしたけど、やっぱりどこかで寂しさは感じていたのかもしれませんね」</mark></p>
<h2>子育て支援も充実</h2>
<p>現在、5歳と2歳の二児の母親でもある笛田さん。大自然や人の温かさに触れ、子育てのしやすさも感じているという。南魚沼には子育て支援センターもあり、保育士に子育てに関する悩みや気になることを相談できる。雨の日に屋外で遊べないときにも、気軽に立ち寄ることができるそうだ。</p>
<p><mark>「幼稚園にも『ママカフェ』と呼ばれる集まりがあって、新しく引っ越してきた方や友だちを作りたいというお母さんたちが交流できる場もあります」</mark></p>
<p>ベビーマッサージやエアロビ、お料理教室なども定期的に開催されているので、子どもと一緒に、あるいは子どもを預けてお母さんが楽しむ時間を持つこともできるそうだ。</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-35041" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/52ad234e--2023-05-10-16.12.42.png" alt="" width="1888" height="1404" /></p>
<h2>“個”の時代。女性の起業家が増えている</h2>
<p>子育てしやすい環境が整っていることも一因だろうか。近年、南魚沼には女性の起業家が増えているという。自宅でデザインの仕事をする人、ピラティスやヨガ教室、お料理教室を開く人……さまざまな職種の女性が活躍しているそうだ。そうした女性たちが集まって交流したり、情報交換をするイベントも開催されており、笛田さんも起業するにあたって参加したという。</p>
<p><mark>「南魚沼は、本当に女性のパワーがすごい町だと思います。ある起業セミナーに来た人がほとんど女性だったということもあって、『そんな町、ほかにないよ』とびっくりされるくらいです。今は”個の時代”というか、やりたいことをやろうと一歩を踏み出す女性がすごく多い気がしますね。とにかくやってみよう、動いてみようというパワフルな女性が多いから、新しいお店もたくさん増えているんです」</mark></p>
<p>セミナーで知り合った者同士で事業を一緒に立ち上げたり、個人的にランチをして情報交換するなど、継続的なつながりも生まれているという。</p>
<p><mark>行政としても個人事業主の支援に力を入れており、市内で新たに起業する人に対する補助金制度（創業支援補助金）も整備されている。UIターンで起業した場合は、補助金額が加算されるなど、移住者が新しい一歩を踏み出しやすい環境が整っていると言えるかもしれない。</mark></p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>大事なのは、自分に正直に動くこと。「ゆくゆくはもっとお店を広げたい」</h2>
<p>美容サロンen.をオープンして約半年。現在は、笛田さん一人ですべてを切り盛りしているが、ゆくゆくは一緒に働いてくれる人を募りたいと考えている。</p>
<p>「もうちょっと先かなとは思うんですが、お店を少しずつ広げていけたらという夢ができました。自宅兼サロンなので少し狭かったなと思う部分もあるので、そういう意味でもお店を広げたいし、一緒に働いてくださる方がいるのであれば一緒にやりたいです」</p>
<p>移住してから、以前にも増してポジティブになったという笛田さん。考え方も変わり、自分に正直に動けるようになった。</p>
<p><mark>「自分の気持ちのままに動くというか、自分と話し合う時間を作ることがすごく大事だと思います。</mark><br />
<mark>子どもたちにもそういう姿を見せたいですね。好きなことをやってすごく楽しいってニコニコしている私を見て、子どもがどんな風に受け止めるかわからないですけど......自分が笑っていたら、みんな笑顔になれるかなと思うので、毎日、笑っていたいです」</mark></p>
<p>子どもたちはわからないながらも、笛田さんの仕事のことを「お客さんが来て喜んで帰ってくれる場所」であると受け止めている様子。</p>
<p>「ママのお仕事はみんなを綺麗にしてあげるの？」「今日もお客さん来た？」などと、聞かれることもあるという。そんな子どもたちに笛田さんは、「（自分の好きなことを）何でもできるよ！」と、未来の可能性について話している。</p>
<p>&nbsp;</p>
<h2>Uターン移住を考えている人へ。思い切って飛び込んでみよう</h2>
<p>最後に、Uターン移住を考えている人に向けて、笛田さんからメッセージをいただいた。</p>
<p><mark>「Uターン移住って、『田舎に行く』と捉えている方が多いのかなというイメージがあります。でも、すごく不便かと思いきや住めば都で、周りの人に相談すれば助けてくれるし、結構どうにでもなっちゃいます。閉塞的になるんじゃなくて、自分が思うままに動いて、自然を満喫して、美味しい空気を吸って……そういう感じで飛び込んでみるのが良いと思います！」</mark></p>
<p>取材の最後、<mark>「（移住をして）人生が拓けた感覚がある」</mark>と、迷いなく応えてくれた笛田さん。自分の心に忠実に動き、生活も仕事も楽しみながら、日々を過ごしている様子がとてもよく伝わってきた。</p>
<p>笛田さんのように一歩を踏み出す女性たち一人ひとりのパワーは、地域の活力ともなっていく。笛田さんの明るい笑顔は、間違いなくこの町にとっての希望の光だろう。</p>
<p><img class="alignnone size-full wp-image-35042" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/ea6e62bc--2023-05-10-16.14.36.png" alt="" width="1746" height="1242" /></p>

住む場所が変わると生き方も変わる。

環境が変わると自身も変化し、人生までもが変わっていくーー。

都会の喧騒を離れて、地方で“自分らしい生き方”に憧れを抱く人は少なくないだろう。
しかし、いざ真剣に移住を考えると、移住に大きな期待を持つ反面、不安も計り知れない。


現実的に自分の思い描く理想の暮らしが実現できるのかーーー。


“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けする。


第41回目の先輩移住者は、新潟県南魚沼市出身の笛田季実子さん。
東京の美容サロンでスタイリストとして働いていた笛田さんは、25歳で地元・南魚沼市へのUターンを決意。結婚、出産を経て、念願だった自身のお店、美容サロンen.をオープンさせた。


「やりたいことを仕事にする」を実現し、毎日が楽しく充実しているという笛田さんに、地元でお店を開くに至った経緯や移住後の生活面の変化、南魚沼市の魅力について、詳しくお話を伺った。

出身地：新潟県南魚沼市、前住所：東京都、現住所：新潟県南魚沼市、職業：美容サロン「en.」オーナー

笛田 季実子

地元で美容サロンを開業。南魚沼市は「女性が生き生きと活躍できる場所」

中部地方

新潟県南部に位置し、南魚沼産コシヒカリや地酒が自慢。市内には関越自動車道と上越新幹線が通り関東圏からのアクセス抜群！のびのびとした自然の中で田舎暮らしをしてみませんか？

東京圏から移住した人に対して、以下の（１）と（２）どちらにも該当した場合に、移住支援金を交付します。（単身:60万円、世帯:100万円、配偶者を除く18歳未満の世帯員1人につき100万円加算）

（１）以下の①、②の両方に該当する人
①移住直前の10年間に通算して5年以上、東京23区内に在住または、条件不利地域以外の東京圏から東京23区内へ通勤していた人
②移住直前の1年間、東京23区内に在住または、条件不利地域以外の東京圏に在住し東京23区内へ通勤していた人

（２）就業等に関する要件（いずれかに該当すること）
①新潟県が移住支援金の対象としてマッチングサイト「新潟企業情報ナビ」に掲載されてた求人に応募し、新規就業した人
②テレワークにより移住前の業務を継続する人
③新潟県の事業による起業支援金（地域課題解決枠）の交付決定を受けた人
④関係人口である人（南魚沼市内の地域または地域の人々との関わりを有し、別に定める要件に当てはまること）


南魚沼市移住支援金

上記の移住支援金における東京２３区の条件に当てはまらない人で、以下の（１）と（２）どちらにも該当した場合に、子育て世帯向け移住支援金を交付します。（１世帯:50万円）

（１）以下の①、②の両方に該当する人
①移住直前の10年間に通算して5年以上、条件不利地域以外の東京圏に在住していた人
②移住直前の1年間、東京圏に在住していた人

（２）就業等に関する要件（いずれかに該当すること）
①新潟県が移住支援金の対象としてマッチングサイト「新潟企業情報ナビ」に掲載されてた求人に応募し、新規就業した人
②テレワークにより移住前の業務を継続する人
③新潟県の事業による起業支援金（地域課題解決枠）の交付決定を受けた人
④関係人口である人（南魚沼市内の地域または地域の人々との関わりを有し、別に定める要件に当てはまること）

南魚沼市子育て世帯向け移住支援金

就学前までは、入院・通院ともに全額助成。
小学生～18歳到達年度末までは、通院530円/回、入院1,200円/日の負担で医療が受けられます。

子ども医療費助成

南魚沼市では、結婚後の経済的不安の軽減を図るため、結婚に伴う新生活に係る費用（住宅取得費、リフォーム費、住宅賃借費、引越費）を支援します。
(注意)予算に限りがあるため、制度を利用する際は、事前にご相談ください

（１）対象要件　以下の①〜④にすべて当てはまること。
①補助金の申請日において、夫婦の双方が南魚沼市に住民登録を有し、かつ、住民票の住所が当該申請に係る住宅の所在地であること。
②補助金の交付を受けた日から2年以上継続して南魚沼市に居住する意思があること。
③夫婦ともに婚姻日における年齢が39歳以下であること。
④夫婦の年間所得合計額が500万円未満であること。ただし、夫婦の一方または双方が貸与型奨学金の返還を行っている場合は、返還に係る年間の額を所得から控除する。

（２）対象経費　※令和7年4月1日から令和8年2月末日までに支払った以下の費用が対象。
①住宅取得費…結婚に伴い取得した住宅の購入費。ただし、土地の購入に係る費用、住宅ローン手数料・利息は除く。
②リフォーム費…結婚に伴い居住するための住宅の機能の維持または向上を図るために行う、修繕、増築、改築、設備更新等の工事費用。ただし、倉庫、車庫に係る工事費用、門・フェンス・植栽などの外構に係る工事費、エアコン・洗濯機などの家電購入や設置に係る費用は対象外。
③住宅賃借費用…結婚に伴い賃借した住宅の賃料、敷金、礼金、共益費、仲介手数料。
④引越費…結婚に伴い購入、賃借した住宅や、夫婦の一方が居住していた住宅への引越費のうち、引越業者または運送業者へ支払った作業費や運送費。

（３）支給金額
夫婦ともに２９歳以下の場合：６０万円
夫婦ともに３９歳以下の場合：３０万円

南魚沼市結婚新生活支援事業補助金

南魚沼市に誕生した子どもに出生のお祝い金を支給します。
支給金額：第1子12万円、第2子15万円、第3子以降20万円
※令和3年度から5年間限定の事業

めごちゃん祝い金

市内の介護サービス事業所に就職した人へ、就職支援金や居宅介護支援事業所の介護支援専門員の継続支援金を支給します。
令和３年度から５年間限定の事業で、以下の４つの内容があります。
①新規・移住定住就職支援金
初めて介護職に従事する人、1年未満の移住者で今後1年以上定住が見込める人が市内の介護サービス事業所に就職した場合に就職支援金を支給します。
②カムバック支援金
介護支援専門員、介護福祉士、看護師、准看護師、介護福祉士実務者研修、介護職員初任者研修修了者で実務経験がある人が、市内の介護サービス事業所に就職した場合に就職支援金を支給します。
③ケアマネエール支援金
市内の居宅介護支援事業所の介護支援専門員へ継続支援金を支給し、離職防止と居宅介護支援事業所の安定的な経営を支援します。
④ケアマネスタートお祝い金
介護支援専門員実務研修受講試験に合格し、市内の居宅介護支援事業所に就職し、介護支援専門員として勤務する人へお祝い金を支給します。

南魚沼市介護人材確保緊急５か年事業

市内で看護職員として働き始める人を応援するため、補助金を交付します。
要件を満たした場合に、対象者1人につき60万円を支給します。
詳しい要件については市ウェブサイトをご確認ください。

看護人材確保支援事業補助金

市内にある空き家の所有者から提供された情報をウェブサイトで公表し、市内での暮らしを希望する人に紹介します。

空き家バンク制度

地域と子育て家族をつなぐ（株）キッチハイクが運営する留学プログラムです。
南魚沼市に1週間から2週間滞在していただき、お子さんにとっては幼少期に大自然に触れ、心身ともに健やかに育つ環境を。ご両親には、働きながら、子育てしながらも多様な選択肢を提供します。

保育園留学事業

ふるさとワーキングホリデーは2017年から総務省が主体となって始めた取り組みで、主に都市部で暮らす若者が地方地域で働いて収入を得ながら、就労や休日の中で地域住民や企業との交流を通じて「リアル」な暮らしが体験できるプログラムです。

南魚沼市では2022年から事業を開始し、全国から多くの若者が参加しています。
滞在期間中は参加者同士の交流はもちろん、地元で活躍する地域の人との交流もあり、南魚沼市が「第2のふるさと」となることを目的として取り組んでいます。年に2回開催し、申し込みやお知らせは総務省ホームページで掲載します。

南魚沼市ふるさとワーキングホリデー

事業継承を通じて、地域で育まれてきた事業を次世代に繋ぎながら、後継者問題にお悩みの人たちや事業をスタートしたい人たちをサポートします。

relay the local×南魚沼市

・創業支援セミナー・個別創業相談
創業支援セミナーでは、経営、財務、人材育成、販路開拓などの創業に関する基礎知識と、事業計画書の作成について学ぶことができるセミナーで、どなたでも参加いただけます。

・南魚沼市特定創業支援事業
創業支援セミナーを受講した人を対象に、会社設立時の登録免許税の減免や創業支援補助金の交付など支援を行っています。

庁舎住所	〒949-6696 新潟県南魚沼市六日町180番地1 南魚沼市役所本庁舎
人口	55,354人 (2021年)
出生数	333人 (2020年)
学校数	幼稚園: 0 (2020年) 小学校: 17 (2020年) 中学校: 4 (2020年) 高校: 4 (2020年)
医療施設数	病院: 5 (2018年) 一般診療所: 27 (2018年)

南魚沼市

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9/1（金）~9/3（日）「GOOD LIFE フェア 2023」に新潟県南魚沼市ブースを出展！

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