ワープシティ公式

“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けしています。

第73回目の先輩移住者は、東洋人で初めて「マリ・クレール誌」フランス版に登場し、パリコレモデルとして世界の舞台に立ったタレントの林マヤさん。

現在、タレントや歌手活動、自身のファッションブランド「MAYAMAYA」のプロデュースなどを手がけるかたわら、茨城県守谷市にある2,400平米の畑で、年間100種類にもおよぶ珍しい野菜「レアベジ」を育てながら暮らしています。

華々しい経歴から一転、1億円もの借金を抱え、人生のどん底も味わったというマヤさんは、なぜ守谷市に移住し、畑仕事を始めたのでしょうか。そこにはまさしく“波乱万丈”、壮大な人生ドラマがありました。

守谷市

茨城県

出身地：長野県上田市、前住所：東京都、現住所：茨城県守谷市、職業：タレント

林マヤ

元パリコレモデル・林マヤさん、茨城で芸“農”人に。波乱万丈で壮大な人生の足跡を辿る

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2>地元である北海道の大学で経営理論やまちづくりについて学び、高齢化や過疎化が進む地域の課題を知りました。同時にその地域を盛り上げようと奮闘する大人が生き生きとしている姿を間近で見て、自分もいつになっても目がキラキラした大人でありたいと思いました。就職で十勝に来てみると、個人事業主や起業支援が多く、やりたいことを始めやすい環境であることを知りました。十勝の自然と食の豊かさに魅了されたことに加え、十勝でより生産者さんに近いところで自分らしい働き方ができる場所を探していたところ、広尾町でスローライフサポーターの募集を見つけ、応募に至りました。<h2>北海道広尾町を選んだ理由について教えて下さい。</h2>広尾町との出会いは、昨年PIRUYという広尾町の雑誌のイベントでカメラマンを頼まれたことでした。当時の町の印象としては、”十勝に漁師まちがあるんだ〜”、”昆布漁師さんなんているんだ〜”という程度でした。その後何度か町を訪れる機会があり、町の人に会うと、よそ者の私に優しくしてくれました。また、十勝で生産者さんに近いところで仕事がしたいと思っていたところ、たまたま協力隊の募集を知り、なんとなくこの町に呼ばれているような気がしました。「漁師も農家もいる」「豊かな食」「挑戦できる環境」だと思い、広尾町を選びました。<h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2>スローライフ・サポーターとして、「移住・定住の推進、関係人口の増加」を担当しています。<ul><li>現在、東京の小学5年生を対象とした、「漁村農村ホームステイ受入事業」や「ふるさとワーキングホリデー」の受入の担当業務をメインで行っています。</li><li>今後は関係人口増加のための認知度アップイベントの開催や、移住を考える人の相談窓口、空き家活用なども行っていきたいと思っています。</li></ul><a href="https://www.town.hiroo.lg.jp/kankou/homestay/homestaykyougikai/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">「広尾町漁村農村ホームステイ受入事業」</a><a href="https://www.town.hiroo.lg.jp/kurashi/ijuu/hiroo_hurusato-workingholiday/" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">「広尾町ふるさとワーキングホリデー」</a><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2>今はまだ始まったばかりで、できるだけたくさんの人と繋がりたいと思っています。町の人に積極的に会いに行っているのですが、夜ご飯を出してくれたり体を心配してくれたりと、優しい方々との出会いがたくさんあり嬉しいです。町の人が自分の町の魅力を認識し、地元に誇りを持てるようになることが、地域おこし協力隊の最大の任務だと思っています。町の人に喜んでもらえることが、最終的に自分自身のやり甲斐になると思って活動しています。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/2MxE12qV9p_1V3cR1Dzkz.webp"></figure><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2>町の人から食材をいただくことがあったり、用があり町民のご自宅にお伺いしたときに「ご飯を食べていくかい？」とご馳走になることが多く、家で料理をする機会が減りました（笑）。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/tEm0rIBCo-ZmQujHH2c1L.webp"></figure><h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2>カメラマンとしての活動を広げつつ、シェアハウス（ゲストハウス）の運営をしたいです。現在、広尾町はそもそも泊まれる場所が少なく、移住体験住宅が安宿代わりに使われて、移住の可能性のある層に有効活用されていないという問題があります。シェアハウスで避暑地を過ごしたり、気軽に宿泊できる場所が増えれば、町内滞在時間が伸び、地域活性に繋がると考えています。<h2>広尾町の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2>町に入ったばかりの私を部外者扱いせず、近い距離で接してくれる方が多いです。お世話になる漁家の奥様に初めてご挨拶をしに行った時に「娘から空芯菜が届いたんだけど、今晩ご飯食べに来ない？」と、お誘いをいただきました。中華風春巻きと山菜の天ぷら、カレイの煮付け、空芯菜の炒め物、鮭のあら汁、ポテトサラダ…。豊かに彩られる食卓と奥様との止まらないおしゃべりで、私の胃袋も心も満たしてくれました。<h2>自治体の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2><ul><li>実はししゃもの漁獲量が日本一です！</li><li>国内唯一、ノルウェーに認定されたサンタランドがあります！</li><li>生産者（農家、漁師）と繋がれます！</li><li>酪農を始めたい人向けのサポートが手厚く、新規就農がしやすい町です！</li><li>おすすめグルメは「鮨政」の”ハモ重”、ししゃも寿司、ベイラウンジcoffeeのランチ、「菊地ファーム」のソフトクリーム、牛乳です！</li><li>おすすめスポットは「大丸山展望台」です！</li></ul><figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/4FUhgPk7f6NmlMRw0Jgiy.webp"></figure><h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2>まずは興味を持ったら現地に来て、現地の人に会ってみるといいと思います。移住体験に参加してみるのもいいし、町独自で行っているツアーもあります。事前に情報を仕入れ、その土地に住むイメージができるかが、移住前後でのミスマッチを防ぐことに繋がります。私は比較的すぐにここだ！と決めてしまったのですが、移住してみると意外となんとかなるもので、思い切って飛び込んで予想外のことも楽しむぞ！というくらいがちょうどいいのかもしれません（笑）。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/05/K2ZFzYT0mcjVgHAwvF-nM/nZNajJqt_NHQhcleFh2td.webp"></figure>&nbsp;地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓<a href="https://warp.city/features/2" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://warp.city/features/2</a>&nbsp;

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第59回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、北海道広尾町の神部葵さんです。

広尾町

北海道

北海道広尾町の地域おこし協力隊、趣味・特技：写真・クラフトビール・キャンプ

神部　 葵

#59 北海道広尾町を選んだ理由は、漁師や農家がいる、豊かな食、挑戦できる環境！

<h2>地域おこし協力隊の応募動機について教えて下さい。</h2>移住を考え始めたのがきっかけでした。2020年頃よりコロナ禍となり、前居住地である福岡での暮らしについて考えるようになり、田舎や自然の近くで暮らすことを意識し始めました。ただ思っていたよりも田舎での職探しは難しく、業種も限られてしまうため、思うように転職活動が出来ませんでした。 また、今までと全く違う暮らしを長く続けられるのか（定住出来るのか）不安な面もありました。そういった点を、全て解消してくれる地域おこし協力隊を知り応募しました。&nbsp;<h2>熊本県西原村を選んだ理由について教えて下さい。</h2>私は、自治体は地域の暮らしと密接に関わるものだと思っています。都会で暮らしていた時には身近に感じなかった暮らしの問題が、この職に就いてからは実感する機会が本当に多くあります。また、自分自身がいかに無知か気づくことも出来ました。 例えば、普段全く意識していなかった道が「公道」なのか「私道」なのか、他にも「村道」や「農道」など多くの道の種類があり、それによって大きく変わってくる問題がいくつもあります。皆さん当たり前に把握されているのかとは思いますが、そういった事をしっかり理解しなければ務まらない仕事だなと実感しました。&nbsp;<h2>地域おこし協力隊の仕事内容について教えて下さい。</h2>西原村での地域おこし協力隊の主な業務内容は、一般社団法人である西原村観光協会のサポートです。事務局員として、イベントの企画・運営や事務作業、観光案内などを行います。イベント業務だけでも、企画・準備段階から当日の運営、事後処理など日数がかかりますが、観光協会は細かな事務作業も多くあります。定期的に開催される理事会の準備や、会計、協力機関と開催される会議の出席など、イベント期間と重なると手一杯となってしまうこともありますが、他の隊員と協力しながら日々業務を行っています。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/3d932187-img_4603.jpg" alt="地域おこし協力隊の活動をする山本光咲貴さんと協力隊員"><h2>地域おこし協力隊のやり甲斐はなんですか？</h2>やり甲斐は、いろいろな職業の方々と関わりを持てることだと思っています。 雇用主は役場になるので、もちろん役場の方とお仕事をする機会もありますし、協会の一員として近隣地域の観光機関にご挨拶をさせていただいたり、事務所のある地区付近の住民と区役を行ったりと、一般の企業だとそうそうにないことを多く経験することができます。協力隊員としても広報などで取り上げていただく機会もあり、有難いことに地元の方の移住者の受け入れ態勢も非常に良く、応援のお言葉をかけていただいています。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/31aa7e4c-img_2094.jpg" alt="イベントの活動をする山本光咲貴さん"><h2>地域おこし協力隊になって想定外だったことを教えて下さい。</h2>3年という期間が非常に短く感じることだと思います。入隊する前、1年ごとに大まかなビジョンをたてて、3年後のある程度の理想像・目標を持って移住をしてきました。ただ、入隊してからの1年間はまずは暮らしに慣れ、地元の方に覚えてもらい、日々の業務をこなすことに必死で、なかなか自分自身と向き合う機会が取れなかったなと感じます。地元に適応した起業をするためには必要なことなので、この1年間の過ごし方を悔いてはいませんが、もう少しスローライフのようなものをイメージしていたので、そこは想定外だったと感じます。&nbsp;<h2>卒隊後のビジョンがある場合は教えて下さい。</h2>やはり1番は定住です。卒隊後、起業をするのが隊員の理想ビジョンであるべきだとは理解していますが、事実卒隊後の定住率は協力隊制度があるにも関わらずあまり高くなく、その理由に起業の難しさがあると私は考えています。前述のとおり、移住後の1年はあっという間に過ぎていくもので、その後残された2年間で起業に向けて活動をするというのは決して簡単ではないです。特に西原村の協力隊の様に業務内容が明確にある場合、どうしても日々の業務に時間を割いてしまうので、余白は生まれず起業の準備というのは後回しになってしまうものなのかと思います。そのため、起業というのを将来の絶対的なビジョンにはせず、まずは定住を目指し、しっかりと年月をかけてゆくゆくは地元のための起業が出来たらなと考えます。&nbsp;<h2>西原村の住民と触れ合った際の印象と、裏付けるエピソードについて教えて下さい。</h2>印象としては、本当に移住者の受け入れ態勢が整っているということです。どうしても田舎というと閉鎖的なイメージがありますが、西原村はそういった印象を受けることがほとんどありませんでした。先日も、移住して1年の私のために地元の方々が誕生日会を開いてくださり、地元の輪に積極的に交えてくれました。そういった場での会話としても、移住者（協力隊）に対して過度な期待を押し付けることもなく、定住を強いることもなく、ただ西原村で過ごした時間が楽しければそれでいいといった寛容さが西原村の住民にはあると感じています。&nbsp;<h2>西原村の魅力について教えて下さい。（自然やグルメ、オススメスポットなど）</h2>なんといっても自然です。 私の職場は観光地の滝付近にあります。職場というと、休日にわざわざ近寄りたくないイメージだと思いますが、友達や家族が遊びに来てくれた際は休日でも絶対に連れていきます。また、仕事中に事務所の外に出れば空気が美味しく、水のせせらぎが聞こえ、リラックスしてまた仕事に戻ることが出来ます。仕事に向かう道中は、1台の車にもすれ違わないことも多々あり、都会の満員電車での通勤とはかけ離れています。そして、飲食店に関しても、本当に美味しいものが都会の半分の値段で食べられます。四季を感じられる花々も咲き、季節が変わるのが楽しいです。このような魅力が語りきれないほど沢山あります。<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/f86f6763-img_0543.jpg" alt="山道を清掃する様子">&nbsp;<h2>移住を検討している方にメッセージをお願いします。</h2>移住とは少し勇気がいり、決断するのが難しいかとは思います。 ただ、「移住」と「定住」は違うもので、移住したら必ず定住しなければいけないわけではありません。なので、少しでも興味のある方は、是非一度移住をしてみてください。合わなければまた、元の居住地に戻ればいいと思います。地方に関して検索すると、良い面も悪い面もいろいろな情報がありますが、自分の性格や移住する地域によってそれぞれ異なります。自分がどう感じるかは自分が移住しないと結局分からないことです。転職や結婚、出産や健康状態など、人生で自由に移住を決断出来るタイミングはそう多くないと思うので、もし、今の自分が移住出来るタイミングにあるなら、私は移住をおすすめします！<img src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/2fd010ba-dsc06607.jpg" alt="野焼きの様子">※現在西原村では新たに2名の地域おこし協力隊を募集しています。（R5.6.30締切）ご興味のある方は下記URLをご参照ください<a href="https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/49187" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">https://www.iju-join.jp/cgi-bin/recruit.php/9/detail/49187</a>&nbsp;&nbsp;地域おこし協力隊の詳細についてはコチラ↓<a href="https://warp.city/features/2">https://warp.city/features/2</a>&nbsp;

「地域おこし協力隊」とは、地方自治体が地域外の人材を「地域おこし協力隊」として任命し、地域の魅力PRや、農業・漁業への従事、イベントやお祭りの運営など、様々な地域協力活動を行ってもらい、その定住・定着を図る、総務省の取り組みです。

自治体から地域おこし協力隊に委嘱される地域協力活動の内容はさまざま。
地域おこし協力隊の方々は、ふだん一体どのような仕事をしているのでしょうか。

ワープシティは、全国の地域おこし協力隊の隊員にご協力いただき、応募動機や仕事内容、仕事のやり甲斐などについてヒアリングをいたしました。
地域おこし協力隊への入隊をご検討中の方は、ぜひ参考にしてください！

「地域おこし協力隊に聞きました！」第23回目にご協力いただいた地域おこし協力隊の方は、熊本県西原村の山本光咲貴さんです。

西原村

熊本県

熊本県西原村の地域おこし協力隊、趣味・特技：登山・旅行

山本 光咲貴 

#23 熊本県西原村は、移住者の受け入れ態勢が整っている！

<h2>加茂市へ移住したきっかけは？</h2>横尾友さん（以下、横尾）：「都会の賑やかさ、忙しさから離れたい」と感じていた一方で、「移住先がものすごく不便なのも嫌だな」という思いもありました。妻から「カフェを開きたい」という夢を聞かされたのは、結婚してしばらく経った頃です。夫婦共に会社勤めで生活が安定していたため、私は当初、カフェ開業には消極的でした。しばらくは妻に思いとどまるよう説得していましたが、ある日「自分はなぜ妻の夢を反対しているんだろう。応援すべきなのでは」と考えを改め、私が抱いていた移住への思いと、妻の「カフェ開店」を重ね合わせ、2人の夢として描き直しました。私が求めるのは自然豊かなエリアと、人が住むエリアのバランスが取れた住環境、妻が求めるのはカフェを営める店舗兼住宅。この2つの条件で加茂市にたどり着きました。<h2>移住先選びは大変でしたか？</h2>横尾：希望する条件を明確に決め、物件サイトや各自治体の移住サイトなどを見て探しました。良さそうなものを見つけては、実際に足を運んで見学しました。なかなか条件に合う物件を見つけることができなくて苦労しました。それだけに現在の加茂市の店舗兼住宅を見つけたときは、嬉しくて見学した日に契約してしまいました（笑）。余談ですが、それまで新潟県はスキーやスノーボードに来る場所だと思っていましたが、加茂市に来てみたら意外に「ザ・雪国」ではなかったです（笑）。<h2>カフェへの思いやこだわり、おすすめメニューを教えてください</h2>横尾：店名は、飼っているウサギの名前から取りました。「ゆったり、落ち着いた雰囲気で、街の人がちょっと休憩できる場所にしたい」という思いから、アースカラーで店内をまとめています。メニューは基本的に手作りで、コーヒーは注文後に豆を挽いてから淹れています。おすすめは、チーズケーキ（男性一番人気）、プリン、お食事メニューのカレー、季節限定ケーキです。地元の高校生とのコラボメニューを期間限定メニューとして提供しています。県立加茂農林高校の生徒が育てたリンゴを使ったケーキや、ブドウを使ったかき氷は人気があります。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/Ql5dsZeoWlFr6J9j_0Zi9.webp"></figure>&nbsp;<h2>加茂市の魅力を教えてください</h2>横尾：人が穏やかで、気軽に声を掛けてくれます。人とのつながりや、優しさを実感できます。ご近所さんに親しくしてもらっていて、子供もよく声を掛けてもらっています。地域で子育てをしてくれる優しさのある街だと思います。妻が温泉好きで、近場にたくさんあるため、リフレッシュというより、趣味のように通っていた時期もありました。程よく便利で、程よいスローライフを送れる素敵な場所だと思います。<h2>これからの夢や目標を教えください</h2>横尾：加茂の人たちが、縁もゆかりもない自分たちを受け入れてくれました。その恩返しではないですが、将来、グルメ系のイベントに加茂市代表として、出店できればいいなと思っています。加茂市をいろんな人に知ってもらうため、きっかけづくりのお手伝いをしたいと思っています。<img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/csm45CF8BqBHHSic3cFxh.webp"> &nbsp;<h2>加茂市への移住を考えている方に向けてメッセージをお願いします</h2>横尾：自分の生活、性格に合った場所、好きな街並み、心地よい他者との関係って人によって違うと思います。「都会が合わない、活躍できる場所じゃない」「自分のペースで生活できない」と思ったときに、「自分の場所」を見つけるのに移住は選択肢の一つと思っています。「移住」という別の視点を追加し、視野を広げていただくと、生活が豊かになるのではと思います。時折、お店に「移住について聞かせてほしい」という方もいらっしゃいます。加茂市においでの際は、気軽に声を掛けてください。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/26/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/wPjnDG6bxpdZTwBhGQqZ7.webp"></figure>&nbsp;出典: <a href="https://www.city.kamo.niigata.jp/ijyu/voice/63617.html" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">加茂市移住定住サイト 笑顔あふれるまち 加茂ライフ KAMO LIFE</a>お問い合わせ 総務課 政策推進室 電話：0256-52-0080 Fax：0256-53-2729 E-Mail：<a href="mailto:kikaku@city.kamo.niigata.jp" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">kikaku@city.kamo.niigata.jp</a>

「カフェを開店したい」という奥様の夢を、夫婦の夢として叶えるために物件を探し始めたという横尾友さん。
希望の物件を見つけて新潟県加茂市へ移住しました。現在はJR加茂駅から歩いて5分ほどの距離にある加茂穀町商店街で、2019年10月17日から「cafe sugar」を営んでいます。そんな横尾さんに加茂市への移住と営むカフェについてお話を伺いました。

加茂市

新潟県

横尾友さん、出身地：東京都、現住所：新潟県加茂市、職業：カフェ経営、横尾真美さん、出身地：神奈川県、現住所：新潟県加茂市、職業：カフェ経営



横尾友さん ・真美

移住して夫婦の夢を実現！加茂市で見つけた物件でカフェを開業

<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/CIJyCeEv0KdhPgYe2MBET.webp"></figure>&nbsp;<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/3TA2ra6JbMNbTTJPQsZS4.webp"></figure><h2> 移住したきっかけは何ですか？&nbsp;&nbsp;</h2>奥村さん（以下、奥村）：環境を変えたくて栃木県足利市へ移住しました。実は、足利市へ来る前に、滋賀から太田市へ移住して3年過ごしました。&nbsp;&nbsp;何不自由ない暮らしでしたが、「もともといつか田舎暮らしをしてみたい」との思いがあり、環境を変えたいとの強い思いから名草へ移住しました。<h2>足利を移住先に選んだ理由は？&nbsp;&nbsp;</h2>奥村：めぐり合わせですね。名草の小学校が少人数規模だという所にも魅力を感じました。自然の近くに行きたいという思いもありました。<h2>移住前に準備したことは？&nbsp;&nbsp;</h2>奥村：30年空き家だった古民家を2019年から借りました。まずは掃除から、一年かけて住めるようにしました。当初は、庭に竹が生えててジャングル状態でした。草刈りから始め、家の中をリノベーションしました。 &nbsp;<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/R6oMgLVQN7ndZcFmDmUpg.webp"></figure>&nbsp;<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/4MaZFGGHS4UXBj6AZlUKh.webp"></figure>&nbsp;<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/IpPhKkr_o2LhClhe28B2_.webp"></figure><h2> <img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/UkaZWn6PFYnhQwGyyiB9c.webp"> 移住後の生活の変化は？&nbsp;</h2>奥村：スローライフというよりは、やることが増えて充実しています。自然を求めて名草に来ましたが、朝起きるたびに、非日常が感じられる、毎日そんな感じです。<h2>移住にあたり不安だったことはありますか？&nbsp;</h2>奥村：移住の決定的な理由を探していましたが、見つからなかったことです。色々な本を読んだりして、自分達に、当てはまる理由を、探しましたが…。&nbsp;でも、一歩踏み出して、家を借りてから、やりたいことが見えてきました。&nbsp;例えば、小屋をDIYで建ててみたり、家の中のリノベーションをさらに進めたりしています。やりたい事は、どんどん広がり、夜中に「あーしたい、こーしたい」など、夫婦で意見を出し合ってます。<h2>移住前に苦労したことは？&nbsp;</h2>奥村：水まわりのリノベーションも業者を入れずに、シャワー、ボイラーなどの設置なども含めて、自分達で作業をしたことです。でもそんな苦労も含めて、全体としては、楽しみながらリノベーションができたと思っています。<h2>今のお仕事は？</h2>奥村：夫はサラリーマンで、週末に農業などの手伝いをしています。&nbsp;私は移住後、飼っていたニワトリ好きが高じて、半農のような形で仕事をしています。ニワトリ飼育と家庭菜園、椎茸栽培を4月、11月に行っています。 &nbsp;<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/Jn7bW-rzfOnUuc5zcVrZ8.webp"></figure><h2> 農業を、はじめたきっかけは？&nbsp;</h2>奥村：もともと、ニワトリが好きで、飼っていました。初めは数が少なかったのですが、だんだん規模が拡大していった形です。&nbsp;平飼いしている元気なニワトリを見て、地域の方から、新鮮なたまごを譲ってほしいと言われて始めたのがきっかけです。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/1ah4D-ux2JuKcO3cYieun.webp"></figure><h2> 地域の人たちの印象は？&nbsp;</h2>奥村：めちゃくちゃ良いです。名草の皆さんにとても良くしていただいています。&nbsp;子育て家庭にも、優しいと感じています。「名草に来てくれてありがとう」と、ウェルカムな雰囲気がありがたいです。&nbsp;親切に肥料のことを教えてくださったり、お野菜を分けてくださったりなど、地域の中に、受け入れていただいて感謝しています。<h2>足利で、好きな場所は？&nbsp;</h2>奥村：渡瀬川の朝日、夕日です。自転車で仕事に行っていますが、いつも今日の夕日は綺麗だったなど、話をするくらい好きです。<h2>子育て環境はどうですか？</h2>&nbsp;奥村：とても環境が良く、申し分ありません。子育てしやすいと思います。名草小学校は、校長先生が全児童の名前覚えていて、目が行き届いています。&nbsp; 困ることがないですね。自然が近いので、川遊びもできますし、子育てがしやすい環境です。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/06/23/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/pnT0YaLqtizfpRIteljiJ.webp"></figure><h2> これからやりたいことは？&nbsp;</h2>奥村：やりたいことはたくさんありますが、最終的に自然のテーマパークが、作れたら良いと思っています。<h2>最後に、移住者の方へアドバイスをください。</h2>&nbsp;奥村：まずは、自分で行動しないと分からない。移住する前にたくさん考えて、移住について調べたりしているかと思いますが、動くことで見えてくるものがあると感じました。&nbsp;一歩踏み出すことで、思いもよらない何かが、掴めるかもしれません。<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/apt25NNYgfWkItnVZTupi.webp"></figure>&nbsp;<figure class="image"><img src="https://warp.city/storage/uploads/posts/2023/07/10/-9EMqEXy356ofznTj9ilP/iu1_DDE112g19mxR0bHQA.webp"></figure> 出典: <a href="http://www.kararikoturn.com/topics/topics.php?id=631" target="_blank" rel="nofollow noopener noreferrer">からりこターン 足利移住のススメ</a>&nbsp;

滋賀県で生まれ育った奥村さんご夫婦は生活環境を変えたいと、群馬県太田市から2020年1月に栃木県足利市へIターン移住しました。もともといつかは田舎暮らしをしたいと話していたそうです。移住のきっかけやお住まい、日々の暮らしについてお話を伺いました。

足利市

栃木県

出身地：滋賀県、前住所：群馬県太田市、現住所：栃木県足利市、職業：農家


奥 村

田舎暮らしに憧れて足利で就農、大好きなニワトリとの暮らし

<h2>山口にUターンした経緯を教えてください。</h2>
土井志則さん（以下、土井さん）：金沢の大学を卒業後、東京に出て10年ほどサラリーマンをしました。家が商売をしていたのでいつかは帰って来て継ぐつもりではあったのですが、このまま帰ってもダメだと思い、貯金を使いながら1年間、いろいろな人に会いました。
年収が1億円あるような人から生活保護を受けている人まで、本当にさまざまな人に会って話を聞き、何をしようか考えた結果、あるものをうまくお金にしようと農業を始めることにしました。帰ってきたのは2012年春です。
&nbsp;
<h2>現在の状況と移住後の感想を教えてください。</h2>
土井：農業はゼロからのスタートでしたが、家業の関係でショベルカー、パワーショベルなど重機はあったので助かりました。資源を作るという意味で、国も「農業を盛り上げよう」と言い始めた頃でしたが、もうすでに誰かがやっていることをなぞってもしかたないと思って、自然薯の栽培と六次産業化に取り組むことにしました。
現在、効率的な広い畑が3ヵ所にあります。
ほかの農家さんや飲食業の人とネットワークを作って、地域活性の起爆剤になれたらいいなと思ってやっています。2015年秋から、月に1回、山口市でマルシェ（市場）を始めました。うちの自然薯のほか、野菜、果物、花、ジャムなどの農産品、お菓子、徳地和紙やストーブまで出店はいろいろです。おかげさまでにぎわっています。
&nbsp;
<h2>地方への移住にあたり不安だったことはありましたか？　</h2>
土井：不安はありませんでした。物価は安いし、いろいろなことができると期待しています。
&nbsp;
<h2>山口の魅力を教えてください。</h2>
土井：地元の人はその価値に気づいていないけど、東京にはないものがいっぱいあると思います。自然薯も東京では高級品ですし、畑にいると、虫とか鳥の鳴き声や夕日で、時計がなくても時間がわかる。そういった魅力を見つけていくのが楽しい。田舎のよさを発信したいですね。
&nbsp;
<h2>山口に帰って来て戸惑ったことはありましたか？</h2>
土井：新しいことを始めようとすると、躊躇する人が多い。そして、過疎化という現実を見ないようにしている気がします。
&nbsp;
<h2>山口に帰って来てよかった？なぜそう思いましたか？</h2>
土井：物価が安いのでいろいろ挑戦できますし、今のところ行きたい方向にいけています。東京目線で山口を見ているので何を作ったらいいかわかるし、意見を聞きながらやれる。山口はやりやすいと思います。帰って来てよかったです。
&nbsp;
<h2>今後の展望についてお聞かせください。</h2>
土井：「何かしようよ、未来に向けて」という思いを込めて社名を「ミライエファーム」と名づけたのですが、今後は加工も始めて、海外にも出て行きたい。自然薯を山口市の特産品にして、徳地を、山口を世界に発信していきたい。
自分の会社だけが儲けるのではなく、徳地全体を活性化し、盛り上げていきたいと考えています。
<img class="alignnone size-full wp-image-30492" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/01/0531cc61-09img_12.jpeg" alt="「ミライエfarm」で栽培する自然薯" width="300" height="200" />
<h2>移住を考えている人・移住してきた人にアドバイスをお願いします。</h2>
土井：スローライフを求めて来る人が多いと思いますが、それだけではないと思っています。挑戦する志というか、何かしようという思いを持って来てほしいですね。もちろん下調べは必要です。
出典: <a href="https://www.sumusumuyamaguchi.jp/voice/09/" target="_blank" rel="nofollow noopener">先輩移住者の声 土井志則さん</a>

山口県山口市出身の土井志則さんは金沢市の大学を卒業後、東京で約10年間サラリーマンをしていました。実家でご商売をしていたので、いずれは帰ろうと思っていたと話します。2012年春に東京から山口県山口市へ農業をするためにUターン移住しました。現在は自然薯の栽培と6次産業の取り組み、「ミライヘファーム」を創業。自然薯を山口の特産にして海外へも広めたいと奮闘中です。そんな土井さんに移住と可能性の広がる農業についてお話を伺いました。

山口市

山口県

出身地：山口県山口市、前住所：東京都、現住所：山口県山口市、職業：農家「ミライエfarm」代表

土井  志則

自然薯栽培を核とする、山口の農業の発展と地域の再生を考えます

<img class="alignnone wp-image-34431 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/4300d4f4-.zipウユニ塩湖②.jpg" alt="得田優さん・晴美さんご夫妻" width="1035" height="686" />
<h2>移住前はどのような生活でしたか？</h2>
得田優さん（以下、優）：出身は石川県で、大学時代からは大阪で暮らし、CM制作会社に勤務していました。
28歳のとき1年間休職し、世界をバックパックでまわりました。アジア、中東、アフリカ大陸、アフリカは南アフリカまで行きました。
<img class="alignnone wp-image-34428 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/04/4d827dc3-.jpg" alt="海外の子供達とバックパッカー時代の得田優さん" width="252" height="189" />
<h2>移住を考え始めたきっかけは？</h2>
優：29歳で帰国したとき、大阪で結婚し暮らし続けるという選択肢はなくなっていました。自分自身もそうでしたが、子どものことを考えても。
海外には昔の日本がありました。自然の中で暮らしている人には生きる知恵があります。大阪時代の自分はパソコンを使えても、自分では一から何もできないと感じていました。
そして、理想とする生活に一番近いのは田舎暮らしだと考え、移住先を検討していきました。
<h2>移住までの流れについて教えてください。</h2>
優：倉吉は妻の故郷で、以前に一度訪れたことがありました。
2010年秋、大阪で行われた移住定住相談会の倉吉市ブースで話を聞き、その後、倉吉を訪ね、当時の移住定住担当者に案内してもらいました。そのときは、大阪から1泊2日かけて自転車で行きました。
<h2>移住先を倉吉に決めた理由は？</h2>
優：倉吉にはゼロからやれる面白さがあります。自然、町、どちらも未開で手がつけられておらず、人口も少ない。
自分の想いを実行するには、少人数の町の方がいいと思っていたので、倉吉市関金町の山は変に開発されておらず、魅力的に映りました。関金町は気に入っています。
得田晴美さん（以下、晴美）：いつかは帰りたいという気持ちがありましたが、きっかけがなかったんですね。大阪に出たときから、住むなら田舎の方がいいと思っていましたが、仕事を辞めてひとりで帰ってくるタイミングがありませんでした。
夫が倉吉を気に入ってくれて、移住することになり嬉しいです。
<h2>移住後はどのような暮らしをされていますか？</h2>
得田：移住してからは、山の多い関金町で環境教育活動を行っています。移住時にはすでに関金町をフィールドにしようと決めていました。
都会の子どもたち向けに、自分でやりたいことを決めて実践する体験型の教育旅行を具体化する仕事に参加し、企画・提案などを行いました。
今後は、地元の人が「どういうことができるのか、したいのか」を聞き取り調査して、新しい型のプログラムをつくっていきたいと考えています。
<h2>倉吉での暮らしはいかがですか？</h2>
得田：時間の流れがゆったりしているし、気持ちに余裕ができますね。
海外で、会社に勤めていなくても家族と楽しく暮らしている人の姿を見て、毎日を充実した気持ちで暮らすことの方が大切だと気づきました。それが本来の人間らしい暮らしだと思います。
今は、満足感があります。農業のように、やったことは自分にすぐ返ってくるからわかりやすいし、やりがいがあり、足りないところも自分が気づいたら、自分のやり方で変えていくことで改善できます。
一つ一つの反応を楽しんでいます。
ここには、元々住んでいる人は気づいていない地元の良さがあります。例えば「おすそわけ」です。旬のものを旬の時期にいただける習慣は素晴らしいと思います。
また、町ごとにやっているお祭りも地域性が出ていて興味深いです。みんなが車を持っていることにも驚きました。
<h2>倉吉での暮らしで困ったこと、不便なことはありますか？</h2>
得田：言葉に戸惑いました。しかし、逆に興味もわきました。
言葉以外に苦労したと思えることはありませんね。不安なこと＝ヒント。不安なことが、次のチャンスにつながると思っています。
<h2>これからどんな暮らしをされていく予定ですか？</h2>
得田：2012年秋から関金町福原地区に家を借ります。家は自分で探しました。福原地区は別世界のように美しく感じました。
里山での暮らしで実験的なことをして、都会のマンションやアパートで暮らすのとは違う価値観を体験したいです。
水道は山から水が引いてあり、水道代はかかりません。家の裏に水路があり、水車を作ってみたいと思っています。風呂は薪で沸かせるお風呂なんですよ。
そういう暮らしをしていくことが、都会の方へのメッセージになると考えています。田舎暮らし＝スローライフではありません。
田舎には資源がたくさんあり、ゆくゆくは人がたくさん来ると思っています。自家発電の電気も作れることも広めたり、そんなメッセージ性のある暮らしをしたいですね。
出典: <a href="https://www.city.kurayoshi.lg.jp/iju/6/2/" target="_blank" rel="nofollow noopener">里山にがっこうを！</a>

得田優さん・晴美さんご夫妻は2011年3月に、大阪府から奥様の出身地である鳥取県倉吉市へ移住しました。世界中を旅した優さんは、日本の昔ながらの生活を送りたいと思うようになり、田舎への移住を考え始めたそうです。その後、移住定住相談会への参加をきっかけに倉吉へ移住。現在は子供達に環境教育活動を行っています。そんな得田さんご夫妻に、倉吉への移住についてお話を伺いました。

倉吉市

鳥取県

出身地：石川県、前住所：大阪府、現住所：鳥取県倉吉市、職業：環境教育活動

得田 優さん ・晴美

自然の中での暮らしで生きる知恵を育む。倉吉の里山に学校を！

<h2>働き方を見直すため、Uターン移住を決意</h2>
二人の姉の影響で、小さい頃から美容やファッションのことばかり考える「おませな女の子」だったという笛田さん。 
 
周りの子たちに比べて情報感度が高く、学校にファッション雑誌を持ち寄っては、友だちと休み時間に交換しながら読むのが何よりの楽しみだったと当時を懐古する。中学生になると、夏休みに越後湯沢から新幹線に乗り、原宿や渋谷まで足を伸ばすこともしばしばだった。 
 
「美容師になりたい」という夢を叶えるため、地元・新潟県の美容師専門学校を卒業後に上京。東京の美容サロンでアシスタント・スタイリストとして5年間働いた。
そんな笛田さんが、地元へのＵターン移住を決めたのは2011年。25歳のときだった。
「美容師って本当に朝から晩まで長時間働くので、体がきつくなって、体調があまり良くなくなってしまったんです。そうしたガツガツとした働き方を見直したくて、仕事を辞めたタイミングで、地元に戻ることにしました」 
 
それでもやはり、大好きな東京を離れる決断には「寂しさ」が伴った。生活をスローダウンさせるための移住だったものの、いざ戻ってみると、体に染み付いた東京との時間感覚の違いに戸惑いを覚えたという。 
 
「東京では、仕事が終わって夜の9時、10時に友だちと集合して飲みに行くのは当たり前でしたが、地元だとその時間にはみんな寝ています。もともとはそういう時間感覚の中で育ってきたはずなのに、ある意味で、カルチャーショックを受けましたね」
<img class="alignnone size-full wp-image-35039" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/7abec9e9--2023-05-10-16.10.03.png" alt="" width="1876" height="1392" />
<h2> 
コロナ禍を機に、美容サロンをオープン</h2>
Uターン後は、地元の美容サロンで4年間勤務。結婚・出産後も、ヘアメイクスタイリストとして7年間働いた。 
 
そんな笛田さんに転機が訪れたのは2020年。ちょうど第二子を出産したタイミングだった。コロナ禍が到来し、世の中が目まぐるしく変化し始め、未来を予測することは日に日に難しくなっていった。 
 
「コロナ禍を機にいろいろと考え方が変わりました。もともと住んでいた実家の離れが子どもが生まれて手狭になったこともあって、そろそろ自宅を建てようかという話を主人としていたんですが、『このタイミングでやりたいことをやらなかったら、この先も絶対にできないな』と思ったんです。本当にいつ死ぬかわからない人生だから、それならやっぱり自分で美容サロンを開きたいと。そこからすぐに動き始めました」 
 
実家が兼業米農家の笛田さんは、ご両親から田んぼの一部を譲り受け、そこに自宅と美容サロンを新築。2022年10月、美容サロンen.をオープンさせた。
<img class="alignnone size-full wp-image-35045" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/d1487056--2023-05-10-16.17.35.png" alt="" width="1164" height="1474" />
<h2>一対一のプライベートサロン。「女性の活力となる場所を作りたい」</h2>
en.という名前には、「縁」と「円」というふたつの意味が込められている。女性限定の美容サロンで、まつげパーマやハイドロスプラッシュ毛穴洗浄、ヘッドスパなどのメニューを提供している。
<div id="attachment-35004" class="wp-caption alignnone">
<img class="alignnone size-full wp-image-35044" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/9fd954f2--2023-05-10-16.16.17.png" alt="" width="1068" height="1422" />
en.店内の様子。グレーを基調とした空間は笛田さん自身がデザインした。店名の由来になった“円”形の鏡がお店のシンボル
</div>
「私が住んでいる地域は美容室はたくさんあるんですが、リラクゼーションサロンのような女性がリラックスできる空間はあまりなかったんです。だからこそ、お客様と一対一、完全なプライベートサロンで、隣の人を気にせずにリラックスできる空間を作りたいと思いました。敷居の高いエステサロンではなく、ふらっと立ち寄って、自分を少し綺麗にする。そんな女性の活力となるような場所を作りたいと思いました」
東京にはそうしたサロンはたくさんあるかもしれない。しかし、この町にはない。だからこそ、お店をスタートさせやすかったと話す笛田さん。オープンして半年ほどが経つが、楽しんで仕事ができているという。 
 
「毎日、全部予約で埋まっているというわけではないですが、リピートしてくださる方、毎月通ってくださる方が増えてきています。お客様は地元の方が多いですが、インスタを見て隣の市や遠くから足を運んでくださる方もいます。お客さんに子育てのこととか、毎日いろいろなことを教えていただいて、お喋りする時間も楽しいですね」
<h2><img class="alignnone size-full wp-image-35046" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/331dfc26--2023-05-10-16.18.23.png" alt="" width="1048" height="1460" /> 
認知度アップ、価格設定…課題はたくさん</h2>
とはいえ、経営に関しては今も試行錯誤の繰り返しだという。会社勤めをしている時とは違い、全てが自分次第。自分の思い通りにできる反面、すべての責任がのしかかる。一番大変なのはやはり集客。まだまだ認知度が足りていないと感じるという。
「お店は大きな道路沿いの比較的わかりやすい場所にあるんですが、迷って連絡されるお客さんもいるし、『あんなところにお店あったっけ？』と言われることもあります。まだまだ知られていないんだなと痛感しますね。
オープンした時に広告費をかけて、都会から来ている人が多く住んでいるリゾートマンションにチラシを入れてみたこともあるんですが、まったく手ごたえがありませんでした。今、若い人の心を掴むには、Instagramのほうがよっぽど効果的なんだなと実感しました。常に勉強勉強という感じですね」
価格設定にも頭を悩ませた。東京の半分ほどの価格設定にしているものの、南魚沼ではそれが「高い」「贅沢」と感じられてしまう。そうした感覚の違いをいかにクリアしていくかが今後の課題のようだ。
「それでもやっぱり、お店に入った瞬間に『素敵なお店だね』と言ってもらえたり、帰りがけに『また来たいです』と言ってもらえると、すごく嬉しいです。自分の技術やお店の雰囲気を褒めてもらえているということだと思うので、そうした言葉が生き甲斐になっています」
&nbsp;
<h2>大自然、旬の食材、人とのつながり。移住して実感した南魚沼の魅力</h2>
笛田さんが暮らす新潟県南魚沼市は、新潟県南部に位置し、日本有数の米どころとして知られる。古くから霊山として信仰を集めてきた八海山を筆頭に、豊かな自然に恵まれている。日本屈指の豪雪地帯でもあり、山の雪解け水を使って作られる日本酒「八海山」も有名だ。
笛田さん自身、東京から地元に戻ってきて、南魚沼の大自然の魅力を改めて実感したという。
「本当に空気が綺麗です。見渡す限り360度、山なので、景色がすごく良くて、春夏秋冬をしっかりと感じることができます。私は春がすごく好きです。桜の名所もたくさんあります。桜の並木道を歩いていると、本当に心がすっきりしますね。子どもにとっても、すごく良い環境。夏になると川遊び、冬はウィンタースポーツ、スキー場がいっぱいあるので雪遊びもできます」
実家の田んぼで作っているコシヒカリはもちろん、旬の食材が食べられるのも地元に戻ってきてよかったことのひとつ。食生活が変わり、健康的になったと感じている。さらには近所づきあいも変化した。
「近所で畑をやっている人が『採れすぎちゃったから』と野菜をお裾分けしてくれたりもします。採れたてのものが食べられるのは最高だし、人の温かさを感じますね。 
子どもが外に出ていると、『おはよう』と声をかけてくれたり、お菓子をくれたり……東京にいたときは、隣に誰が住んでいるかも分からなかったし、すれ違っても挨拶しなかったり、本当に小さい声でボソっと挨拶するくらい。それはそれですごく楽でしたけど、やっぱりどこかで寂しさは感じていたのかもしれませんね」
<h2>子育て支援も充実</h2>
現在、5歳と2歳の二児の母親でもある笛田さん。大自然や人の温かさに触れ、子育てのしやすさも感じているという。南魚沼には子育て支援センターもあり、保育士に子育てに関する悩みや気になることを相談できる。雨の日に屋外で遊べないときにも、気軽に立ち寄ることができるそうだ。
「幼稚園にも『ママカフェ』と呼ばれる集まりがあって、新しく引っ越してきた方や友だちを作りたいというお母さんたちが交流できる場もあります」
ベビーマッサージやエアロビ、お料理教室なども定期的に開催されているので、子どもと一緒に、あるいは子どもを預けてお母さんが楽しむ時間を持つこともできるそうだ。
<img class="alignnone size-full wp-image-35041" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/52ad234e--2023-05-10-16.12.42.png" alt="" width="1888" height="1404" />
<h2>“個”の時代。女性の起業家が増えている</h2>
子育てしやすい環境が整っていることも一因だろうか。近年、南魚沼には女性の起業家が増えているという。自宅でデザインの仕事をする人、ピラティスやヨガ教室、お料理教室を開く人……さまざまな職種の女性が活躍しているそうだ。そうした女性たちが集まって交流したり、情報交換をするイベントも開催されており、笛田さんも起業するにあたって参加したという。
「南魚沼は、本当に女性のパワーがすごい町だと思います。ある起業セミナーに来た人がほとんど女性だったということもあって、『そんな町、ほかにないよ』とびっくりされるくらいです。今は”個の時代”というか、やりたいことをやろうと一歩を踏み出す女性がすごく多い気がしますね。とにかくやってみよう、動いてみようというパワフルな女性が多いから、新しいお店もたくさん増えているんです」
セミナーで知り合った者同士で事業を一緒に立ち上げたり、個人的にランチをして情報交換するなど、継続的なつながりも生まれているという。
行政としても個人事業主の支援に力を入れており、市内で新たに起業する人に対する補助金制度（創業支援補助金）も整備されている。UIターンで起業した場合は、補助金額が加算されるなど、移住者が新しい一歩を踏み出しやすい環境が整っていると言えるかもしれない。
&nbsp;
<h2>大事なのは、自分に正直に動くこと。「ゆくゆくはもっとお店を広げたい」</h2>
美容サロンen.をオープンして約半年。現在は、笛田さん一人ですべてを切り盛りしているが、ゆくゆくは一緒に働いてくれる人を募りたいと考えている。
「もうちょっと先かなとは思うんですが、お店を少しずつ広げていけたらという夢ができました。自宅兼サロンなので少し狭かったなと思う部分もあるので、そういう意味でもお店を広げたいし、一緒に働いてくださる方がいるのであれば一緒にやりたいです」
移住してから、以前にも増してポジティブになったという笛田さん。考え方も変わり、自分に正直に動けるようになった。
「自分の気持ちのままに動くというか、自分と話し合う時間を作ることがすごく大事だと思います。 
子どもたちにもそういう姿を見せたいですね。好きなことをやってすごく楽しいってニコニコしている私を見て、子どもがどんな風に受け止めるかわからないですけど......自分が笑っていたら、みんな笑顔になれるかなと思うので、毎日、笑っていたいです」
子どもたちはわからないながらも、笛田さんの仕事のことを「お客さんが来て喜んで帰ってくれる場所」であると受け止めている様子。
「ママのお仕事はみんなを綺麗にしてあげるの？」「今日もお客さん来た？」などと、聞かれることもあるという。そんな子どもたちに笛田さんは、「（自分の好きなことを）何でもできるよ！」と、未来の可能性について話している。
&nbsp;
<h2>Uターン移住を考えている人へ。思い切って飛び込んでみよう</h2>
最後に、Uターン移住を考えている人に向けて、笛田さんからメッセージをいただいた。
「Uターン移住って、『田舎に行く』と捉えている方が多いのかなというイメージがあります。でも、すごく不便かと思いきや住めば都で、周りの人に相談すれば助けてくれるし、結構どうにでもなっちゃいます。閉塞的になるんじゃなくて、自分が思うままに動いて、自然を満喫して、美味しい空気を吸って……そういう感じで飛び込んでみるのが良いと思います！」
取材の最後、「（移住をして）人生が拓けた感覚がある」と、迷いなく応えてくれた笛田さん。自分の心に忠実に動き、生活も仕事も楽しみながら、日々を過ごしている様子がとてもよく伝わってきた。
笛田さんのように一歩を踏み出す女性たち一人ひとりのパワーは、地域の活力ともなっていく。笛田さんの明るい笑顔は、間違いなくこの町にとっての希望の光だろう。
<img class="alignnone size-full wp-image-35042" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2023/05/ea6e62bc--2023-05-10-16.14.36.png" alt="" width="1746" height="1242" />

住む場所が変わると生き方も変わる。

環境が変わると自身も変化し、人生までもが変わっていくーー。

都会の喧騒を離れて、地方で“自分らしい生き方”に憧れを抱く人は少なくないだろう。
しかし、いざ真剣に移住を考えると、移住に大きな期待を持つ反面、不安も計り知れない。


現実的に自分の思い描く理想の暮らしが実現できるのかーーー。


“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けする。


第41回目の先輩移住者は、新潟県南魚沼市出身の笛田季実子さん。
東京の美容サロンでスタイリストとして働いていた笛田さんは、25歳で地元・南魚沼市へのUターンを決意。結婚、出産を経て、念願だった自身のお店、美容サロンen.をオープンさせた。


「やりたいことを仕事にする」を実現し、毎日が楽しく充実しているという笛田さんに、地元でお店を開くに至った経緯や移住後の生活面の変化、南魚沼市の魅力について、詳しくお話を伺った。

南魚沼市

出身地：新潟県南魚沼市、前住所：東京都、現住所：新潟県南魚沼市、職業：美容サロン「en.」オーナー

笛田 季実子

地元で美容サロンを開業。南魚沼市は「女性が生き生きと活躍できる場所」

<h2>なぜご夫婦で農業に挑戦しようとされたのですか？</h2>
藤井夏実さん（以下、夏実）：もともとサラリーマン家庭だったこともあり、親と平日起きている間に顔を合わすことがほとんどなっかったんですね。休日も疲れていたのか一緒に遊んだ記憶がなかったので、自分たちは子どもたちとの時間を極力作れるようなライフスタイルにしたいなと思っていたのがきっかけでした。
祖父が県内で農業をしていたこと、夫の家庭が農業に近い職業をしていたこと、夫自身学生時代梨のバイトをしていたことで、もともと農業が身近な存在でもありました。独立就農を目指して、23歳の頃に地元徳島の県内各地を訪れ、自分たちで挑戦できる作物はないか、受け入れてくれる場所はないか探し回りました。
<img class="alignnone wp-image-29014 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/9756a9d9-_1.1.1.jpg" alt="藤井優希さんご夫妻が育てたれんこん" width="1365" height="768" /> <img class="alignnone wp-image-29015 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/148d5b63-_1.2.1.jpg" alt="奥様の藤井夏実さん" width="1366" height="762" />
&nbsp;
<h2>就農先を見つけてから移住だったと思いますが、スムーズにいきましたか？</h2>
夏実：実はかなり苦労しました（笑）。　各自治体や農家さんのタイミングもあったのかもしれませんが、自分が仕事をしながらということもあり、就農先になったれんこん農業の師匠にお世話になると決めるまで2年かかりました。
そこからはトントン拍子で就農先を決め、鳴門市に移住しました。本気で農業に取り組まなければいけないと思い、先に私が就農し、サラリーマンだった夫は引継ぎなどの関係で後から脱サラして就農しました。
そこでは、20町（ha）10人強の従業員の方と一緒に5年間学びながら働かせてもらいました。
農業は初めての挑戦ということもあり、体力面など苦労もありましたが、師匠がとても懐が広い方で、「地域を元気にするためには子どもたちの元気な姿が必要だ。よそからの若い力が必要だ。」と言ってくださり、縁もゆかりもない我々を快く受け入れてくださって、独立する際にも色々助けてもらいました。
今でも家族ぐるみの付き合いをしており、独立前には師匠の農場で働く中国からの留学生を家に招いたりもしていました。
<h2>率直に移住してみてよかったですか？</h2>
藤井優希さん（以下、優希）：仕事も生活も充実しすぎているというのが本音ですね（笑）。師匠との縁をはじめ、周りの農家さんに助けてもらいながら仕事も生活も安定してきました。
サラリーマン時代に比べるとリスクがある分収入面もよくなったので、生活にも余裕ができました。まだ気は早いですが子どもたちが良ければ農家を継いでもらいたいなと思っているので、楽しそうにする姿を見せるようにしています。
そうするとお小遣い欲しさもあってか手伝いをしてくれますし（笑）。大麻町のれんこんとしてたくさんの人の元に届けるために家族一丸となって取り組んでいければなと思います。
移住という面でいうと鳴門の良いところは何と言っても京阪神とのアクセスの良さ。2時間もあれば関西方面にも出られるのは徳島県に住むならダントツで一番ですね。
空港の距離も近いので都市部とのアクセスを気にする方にはおすすめの立地だと思います。県庁所在地の徳島市からも20分かからないくらいです。
住環境も基本的には文句なしです。 あえて言うなら私たちの住む大麻町エリアにはコンビニはありますが、スーパーマーケットがないことですかね。
市街地まで車で20分かけていくか隣町のスーパーに行かなければならないので、そこを不便に感じなければとても過ごしやすくていい場所だと思います。
<img class="alignnone wp-image-29016 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/a7356fec-_1.3.1.jpg" alt="移住について話す藤井優希さん" width="1365" height="768" /> <img class="alignnone wp-image-29017 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/4eabffe8-3..jpg" alt="家族で農作業をする藤井優希さんご一家" width="1365" height="768" />
&nbsp;
<h2>独立してからの生活はどんな感じでしょうか。</h2>
夏実：夏場だと朝5時から7時まで畑で作業して、途中家に帰り、子どもたちと朝ごはんを食べてお見送りします。そのあとまた11時まで畑で仕事をして、日が昇ってくるとお昼をとって15時くらいまで倉庫内作業をしています。
冬場は朝が暗いので倉庫内作業を先にして、日が出るころに収穫作業を行います。通常だと夕方から時間ができるので、子どもたちとの時間を過ごすようにしています。
あとは体が資本ということもあって週1回は温泉や整体に通っていますね。
年単位で見ると、3月下旬ごろに植え付けを行い、7月下旬ごろから翌年の6月まで畑を変えながら収穫作業に入ります。消毒作業や肥料やりなど畑の管理をしながらにはなりますが、6月から7月の間や、最盛期を翌月に控える11月は集中的に休みを取るようにしています。
独立しているので、休みは自分たちで決めていますが、まるまる1日休むとなると月1くらいかなという感じで、盆と正月くらいはゆっくりできますかね。御節需要が高まる最盛期の12月や収穫時期の終わりを迎える6月なんかは特段忙しく、夜中まで作業することも多く、3時から23時なんていうときもあります。
スローライフを求める人にとってはれんこん農家は向かないかもしれません（笑）。
<h2>逆にどういった人に向いていると思いますか？</h2>
優希：私たちは子どもたちとの時間をつくること、家族5人が食べていけることを意識して就農しました。農業で苦労をすることがあっても、参観日や運動会に応援に行ったり、クラブ活動の送り迎えができたりと子どもに合わせた生活が送れるのは独立農家ならではだと思います。
何か目的意識を持っていること、自分の力でどんどん大きくしていきたい、いい作物を育てるために努力したいという意欲がある方にはおすすめなんじゃないかなと思います。
<h2>藤井さんのれんこん美味しいですよね。こだわりがあったりしますか？</h2>
夏実：ありがとうございます（笑）。藤井ファームでは、食べた人も作っている人も笑顔でいられるようにという想いを込めて「わはは」というオリジナルブランドを作りました。
鳴門産れんこんは品質の良さから高級食材として取り扱われることも多く、主に奈良・大阪・京都の産直に出荷しています。鳴門市の中でもとくに大麻町は伝統工芸品の大谷焼にも使われる強い粘土質の土質で、土圧が強いので、味がきめ細やかで舌触りが格段に良いのが特徴です。
特に8月頃の若いれんこんは瑞々しさの中にしっかりした旨味があります。れんこんといったらきんぴらや煮物、天ぷらにされる人が多いかと思いますが、うちでは、レンジでチンして塩とマヨネーズをかけて食べてます。
出来立てだとトウモロコシのような匂いがして箸が止まらなくなりますよ（笑）。　
あとは、消費者の皆さまに安全・安心な農作物を購入してもらうために徳島県が農作物の生産・品質管理体制（農場）を検査・認定する制度「とくしま安2農産物（安2GAP）」の認定も受けており、「食品安全」に加え、「環境保全」や「労働安全」にも配慮した農業生産体制をとるようにしています。
<img class="alignnone size-full wp-image-29011" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/55793a19-_2.5.1.jpg" alt="" width="1365" height="768" /> <img class="alignnone size-full wp-image-29012" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/27d4e8db-_2.7.1.jpg" alt="" width="1365" height="768" />
<h2> 
将来の夢を教えてください。</h2>
夏実：藤井ファームでは、見た目にも良いモノを口にしてもらいたい気持ちがあり、厳選したれんこんを出荷しています。となると味は変わらなくても色が悪かったりするものは送り出すことができなくなり、廃棄につながってしまいます。
畑によりますが、多い時は8割廃棄しないといけないケースもある。丹精込めて作ったれんこんを少しでも食べてもらいたいという気持ちもあり、加工品にできないかと思いを巡らせているところです。
あとは、師匠や周りの農家の方々に助けられながらここまでこれたということもあるので、本気で農業に挑戦したいという人が困っていたら自分たちにしてくれたように助けてあげられるようになりたいですね。そのためにも高い品質を維持すること、人を雇い農場を大きくしていくことに取り組んでいきたいです。
<img class="alignnone wp-image-29013 size-full" src="https://storage.googleapis.com/uploads.warp.city/2022/12/0a2ff9ba-_2.15.2.jpg" alt="れんこん畑にて、藤井優希さんご家族" width="1365" height="768" />
&nbsp;
出典: <a href="https://naruto-3rd.com/interview/hujii/" target="_blank" rel="nofollow noopener">子どもたちと一緒に過ごすために選んだ農業の道</a>

子どもが起きていない頃に出社し、寝静まった頃に帰宅する。そんなサラリーマン家庭で育った藤井さん。子どもたちと同じ時間を過ごし、成長を感じながら子育てをしたいと、選んだ道は農業の世界でした。26歳で優希さんが脱サラし、家族5人で鳴門市へ移住。3人の子どもを抱えながらも夫婦2人でれんこん農家に飛び込みました。いまでは藤井ファームとして独立し、オリジナルブランド「わはは」も立ち上げた藤井さん。中学生になったお子さんも一緒に手伝いをすることもあるようで、農業と子育てを両立させた温かい家庭を鳴門でつくられていました。そんな藤井さんご夫妻にお話を聞きました。


鳴門市

徳島県

藤井優希さん、出身地：鳥取県、現住所：徳島県鳴門市、職業：れんこん農家、藤井夏実さん、出身地：徳島県徳島市、現住所：徳島県鳴門市、職業：れんこん農家


藤井　 優希・夏実

子どもとの時間を大切にしたい！鳴門市で始めた「れんこん農家」

住む場所が変わると生き方も変わる。
環境が変わると自身も変化し、人生までもが変わっていくーー。

都会の喧騒を離れて、地方で“自分らしい生き方”に憧れを抱く人は少なくないだろう。

しかし、いざ真剣に移住を考えると、移住に大きな期待を持つ反面、不安も計り知れない。

現実的に自分の思い描く理想の暮らしが実現できるのかーーー。

“ワープシティ地方移住体験談”では、地方移住を検討している方に向けて、先輩移住者から移住に至った経緯や体験談、移住先の仕事内容や生活などの生の声をお届けする。

第28回目の先輩移住者は、兵庫県出身でアメリカ人の父と日本人の母を持つ、モデルのディーン・ケスラーさん。

長年、ファッション雑誌などのモデルとして活躍しているほか、ロックバンドのボーカリスト、ヨガ講師など、多彩な顔を持ち合わせる。
世界が未曽有のパンデミックに襲われた2020年、家を出ることもままならない状況の中、 「楽しく生きられる場所」を求め、東京から鹿児島県南九州市へと移住した。

購入した古民家をDIYで改装しながら、妻と子どもの家族3人で自然豊かな田舎暮らしを満喫しているディーンさんに、移住までの流れや南九州市の魅力、移住先での暮らし方などについて、詳しくお話を伺った。

南九州市

鹿児島県

出身地：兵庫県、前住所：東京都、現住所：鹿児島県南九州市、職業：モデル、YouTuber

#スローな暮らし