移住者プロフィール
野尻野 尚仁さん
移住時期
2021年7⽉
利用した支援制度
就農者研修制度
前住所:鹿児島県枕崎市、現住所:鹿児島県南大隅町、職業:畜産業
移住後のお仕事について教えてください
野尻野 尚仁さん(以下、野尻野):朝8時、まずは⼦⽜哺育から1⽇が始まります。床(とこ)に敷いたノコクズの掃除など、切り返しを⾏います。次に親⽜の発情確認。
さらに、不妊⽜で⼈⼯授精の訓練。⼈⼯授精はここに来てからの初めての経験で、場⻑から教わりながら頭数を重ねているところです。午後は親⽜の餌(えさ)やり、分娩舎の餌やり、整理。そして、⼦⽜の餌やりと続きます。
ご実家が畜産農家ということは、見て学んだご経験がありましたか?
野尻野:⼩さい頃は⽜が好きじゃなかったです。特に親⽜が逃げ出すと怖かったです。とはいえ、⿅屋農業⾼校の畜産動物科に進みました。
⾼校で野球をしていた縁で、卒業後は枕崎市で「ブルペン」というお弁当屋さんに就職し約5年間働きました。その後、JA⿅児島県経済連知覧⾁⽤⽜繁殖センターで1年間勤務して、故郷に戻ったという経緯です。
移住のきっかけは何でしたか?
野尻野:いつかは親の後を継ぎたいと思っていました。⼦⽜の市場価格が上がっているうちがいいかなと。しかし、現況は新型コロナ禍の影響で市場価格が前より下がっているそうです。コロナの収束を願いつつ、研修が明ければ実家で、両親と⼀緒に働けることになります。
ご両親もお喜びですね
野尻野:現在は、両親が繁殖⽜23頭を飼育しています。親⽜の餌になる乾草⽤の畑も3ha(=サッカーコートなら4⾯半)ほどあります。親からは、⾃分が継ぐにはまだまだ⼼配だと⾔われます。
でも、研修するうちに⽜が好きになりました。⽣き物相⼿なので、なかなか休めないけれど、働いた分だけ規模拡⼤できます。これから親子三人で力を合わせて、⼦⽜50頭飼育を⽬指して頑張っていきたいですね。
出典: http://furusato-kagoshima.com/minamioosumi/syuunou/01.html